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ソロモンの偽証
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【この小説が収録されている参考書籍】
ソロモンの偽証の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.91pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全509件 1~20 1/26ページ
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続きを楽しみ | ||||
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時代は変わっても、人の心の叫びや関わり合いは変わらないな、とつくづく感じました。超長編なので読み終えた時は、正直ホットしましたが、宮部みゆきさんの人物描写の秀逸さを経験出来、達成感でいっぱいです。 | ||||
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当時超田舎の学生だった私は小説を買うお金すら憚られる日々でしたが、ソロモンの偽証の第1巻が面白すぎて、母親に頼んで車で本屋まで連れて行ってもらい1巻ずつちょっとずつ買っていた日々を懐かしく思います… 買ったあとは1日でその巻を読み終えてしまい、早く続きが見たい…と思いつつ我慢していた思い出も込みで最高に好きな小説です。 明らかに嘘をついている、真実なはずでない!と思っているのに、どこかでその子を信じてあげたい、本当はこの子が本当のことを言っているのでは…? 良い子そうに見えるこの子が実は…?と自分自身すら信じられなくなるほど惹き込まれました。 | ||||
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6巻まで読了しました。 1、2巻では気分が悪くなるほど残酷な話に見えました。 しかし、3、4、5と落ち着いてきて、 笑いも出ました。 そして、6巻では号泣しました。 6巻のおまけのようなお話もいいと思いました。 ありがたいことです | ||||
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2巻の段階でIntroに相当するであろう事件の概要部分がとても冗長で、かつ主人公一家(?)に魅力が皆無であるという感想を持っていました。 その後最後まで読みましたが、4巻、5巻が比較的面白かったかなと思いましたが、6巻はもう蛇足の印象で、大体上下2巻か3巻で良かったんじゃないかという印象です。 どうしてこのように冗長なのかと考えると 1.会話が多い リアリティのない10代の若者の会話が延々収録されている。 2.無駄な登場人物が多い。 無駄と言ったら失礼ですが、9名もいる陪審員が休廷日に何をしていたのかとか、興味がありません。 長い作品を書くのが目的でお湯を水で薄めているように感じました。 3.繰り返しが多い 読み手としては「もうわかっている」ことが書かれている。 同じことを何回も描いている。何回も汗臭い描写をしたり、何回も登場人物の美醜を書いたり、同じ伏線を何回もちらつかせる。 4.オチが早くわかる上に、特にカタルシスもない この作品は途中から裁判になって行くわけですが、早くにオチは割れています。 もしかしてゆっくり1週間くらいかけて読めば最初の方を忘れることはあるかもしれませんが、自分は2日で読んだので冒頭の伏線も覚えています。 こういうことなのだろうなというのもわかるし、女子生徒の行動はまだしも男子生徒の行動が賢いという設定の割には意味不明です。 その意味不明さを「10代の子供の狂気」みたいなことで強制的に納得させようとしているのかなと思いますが全然納得できませんでした。 結局、裁判に対して冷ややかな大人たちと同じ気持ちです。 「こんな延々と時間使って子供芝居やったの何だったの?」という感じです。 その他にも語り手がするする変わっていくことなんかも気になりました。特にまあまあのスピードで読んでたので「あれ?今語り手誰になってる?」と混乱しました。 6巻には中編のおまけが付いていますが、これこそいらない後日譚、蛇足中の蛇足だなーと思いました。 Xが実はYと密かに過去に関係があった・・・なんでいつもこのパターンなんだろうという気持ち。それに主人公が気づく過程のご都合主義。長編の登場人物のその後も知らないほうが面白かったんじゃないのかなーと。 自分は元々海外ミステリの方が好きなので、和製ミステリはあまり読みません。 いつも同じ話に感じるからです。特に学校を舞台にした作品には似た印象を受けます。 おそらくはミステリというよりは戯曲的な味わいのある青春文学だったのかなと思います。 青春文学は苦手なので、元々合わないカテゴリの本を5-6千円かけてポンと買ったのが間違いだったという事かもしれません。 (鍵を忘れて家に入れず、近所の小さな本屋で何か買って暇を潰すしかなく間に合せで選びました) 作者はさすがの大家ですので、そういう意味では心理や細部の描写に「なるほど」「面白いな」と思うところはたくさんありました。 パーツでみれば面白い登場人物、面白い展開もたくさんありました。 ただ、全体で見たときに、本当に些末な会話と繰り返しが多くて冗長なのと、「やっぱりそういうオチですよね・・・」という展開に感じる読後の徒労感が評価を下げました。 宮部みゆきさんの作品を多分1作しかこれまで読んだことないので(初期の作品)曖昧ですが、短編の方が得意な方なのかなと感じます。(その割にはおまけ中編もつまらなかったけど) | ||||
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2巻までの段階でレビューを書くのもどうかと思ったのですが、そもそも1巻、2巻とレビューが存在するということはそういうことなのかなと思って書いています。 前情報無しに、どうしても時間を潰さなければいけなかったときに小さな書店で購入しました。 1巻の感想は「冗長だな」です。 会話がとにかく長い。そこまで説明して貰わなきゃいけないかなってくらい長い。 書いている方は楽しいのかなという感じがして我慢して読む。何かヒントがあるのかもしれないけど、描写されているのがまた中学生の心理で、読んでいて大分面映ゆいというのか…「大人が描いた中学生」って感じでなんだか恥ずかしい。 逆に大人の描写についてはしっくり来るところもあるのですが、主人公一家らしき一家が、がっかりするくらいつまらない人たちで、全然好きになれない。こんなに魅力のない人たちも珍しい。 いや、一般的にはこういう何の変哲もない優等生的な一家が魅力があるのかなぁ? 6巻まであるということは面白いのかなとマンガを選ぶような感じで選んだのが間違いだったかもしれません。 とはいえ一応最後まで読みます。最後まで読んだら星5になるのでしょうか。 そもそも日本の推理小説ってあまりピンとこないので、単にそういう事かもしれませんが表紙すらろくに見ずに買ったのですが(映画の予告編すら見たくない方なので)学校の閉鎖された空間で事件が・・・っていうのも使い古されてるなぁと感じています。 | ||||
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筆の力でぐいぐい読ませるものの、いかんせん結末がお粗末すぎる 謎解きが為された後で被告人扱いされた不良少年が「バカバカしいんですけど」という場面があるが、まさにこの一言に集約されている。読むのに費やした時間を返して欲しいと思うのは私だけだろうか? | ||||
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圧倒的な緊張感と巧みなストーリーテリングで読者を引き込む傑作です。複雑な人間関係と事件の謎が絡み合い、読者を予測不能な展開へと導きます。登場人物たちの心の葛藤や秘密が描かれ、真実と偽りの狭間で揺れ動く姿に共感を覚えます。宮部みゆきの緻密な描写力と情景設定は、読者を物語の世界へと没入させます。また、犯罪心理や法廷の舞台裏も巧みに描かれており、読み終えた後も考えさせられる一冊です。『ソロモンの偽証』はサスペンス好きには必読の作品であり、宮部みゆきの才能を存分に味わえる一冊です。 | ||||
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証人達の供述が皆興味深くて裁判の終わりまで飽きることなく読めました。 例えば、美術の丹野教諭の証言の中の「ブリューゲルの絵画『絞首台の上のカササギ』の解釈」、今野努弁護士の証言の中の「大出家の放火事件での『未必の故意による殺意』の説明」等です。丹野教諭の証言からは、自殺した柏木卓也の特異な性格がよく解りました。今野弁護士が説明している「未必の故意による殺意」は弁護人神原和彦に繋がるのです | ||||
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世間体を気にして事態の収束だけを目指す大人を敵に回して立ち上がった藤野涼子の意思の強さには感動させられます。前巻で野田健一が死体を発見した場所で会った他校の少年・神原和彦が現れて自分の出自を話したので、彼が「対岸を見てきたような目をしている」理由はわかりました。しかし、彼が涼子達の裁判に参加しようとする理由が「殺害の容疑がかけられている大出俊次が可哀想だから」というだけなのは?? 他に何かあるのでは?? 後日、健一も和彦は何か隠している事があると感じ始める。飛ばし読みして次巻・法廷へ | ||||
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この小説を読み進めていて、登場人物ひとりひとりに物語りがあることを改めて感じました。柏木卓也の死体の第一発見者の野田健一が、後日その場所で柏木の友人だという少年に会った時の文章が特に心に残りました。「少年が正面から真っ直ぐに、健一の瞳を見た。ありがとうと囁いて行ってしまった。一人に戻った健一は、自分の鼓動を聞いていた。どきん、どきん、どきん、なかなか鎮まらない。何にショックを受けてるんだろう? あいつの目だ。あの目。『対岸を見てきたような目をしていた』」 少年にどんな物語りがあるのか、とても気になります | ||||
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公衆電話ボックスで泣きそうな顔で受話器を持っていた少年がボックスから出てきた時、小林修造は「何か困ってるのかい」と声をかけた。少年は「大丈夫です」と言い、小雪のなかを帰る時、一度振り返った。「彼の歩いた跡を目でたどると、振り向いたところで、ちょっとだけ足が『よれて』いた。それは、そこで彼の心が一瞬だけ『よれた』ことを、ありありと顕していた。あの子は何か言いたかったのではないかと、にわかに不安な気持ちになった」 この文章が印象的で、ある生徒の死が自殺か他殺か不可解なこの物語りに引き込まれました | ||||
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10年前に読みました。 映画にもなった長編作品です! この小説は長いのですよね。 生徒が検事側と弁護士側に分かれて学級裁判をする経緯はとても興味深いのですが、長編を読み終わったカルタシスがありません。 宮部先生の長編としては残念でした。 真面目な小説ですが学級裁判も荒唐無稽で長編としては途中で飽きてしまいます。 学級裁判だと傑作ゲーム『ダンガンロンパ』の印象が強いですね。 この作品のメッセージは素晴らしいと思いますが長編としては残念でした。 レビューを読んで頂きありがとうございました。 | ||||
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これは宮部みゆきさんの大作ですね。 人の心に潜む悪、を描き出したといって 良いのかな。登場人物も多くてそれぞれが 交差して織りなす壮大なストーリーだと思いました。 深夜の遊園地で迷い込んだミラーハウスのあたりは 心理的な怖さを存分に感じさせてくれました。 最後に1点、浅井松子さんは本当にただの 交通事故だったのかが疑問として残りました。 でもそこを描いたら、終わりませんものね。 | ||||
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この膨大多彩な登場人物の中で 誰に最も共感し感情移入して読んだかは人それぞれだろうが 私は優等生でも不良でもない普通平凡・・ だけど心に闇を抱えてもいる野田君です 柏木君の遺体の第一発見者でもあるこの子が 家庭の事情から道を踏み外しそうになるが 周囲の人の気づきから思いとどまり立ち直っていくエピソードが 一番印象的でわかりやすくもあり怖さもあった。 野田君は完全に柏木君を食っている。 ミステリーとして一番のサプライズは「探偵が〇〇」だが かなり前の方でわかってしまうので 大長編のミソがこれだけ?と物足りなさはある 柏木君の死に至る心理や動機も、 わかったようなわからないような・・釈然としない 最終章は柏木君の告白で〆てほしかった 終始一貫して風変わりで理解しにくい柏木君という子が そうか、わかった!と理解されるような 鮮やかなサプライズがあったら引き締まっただろうなあ | ||||
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Ⅰ.Ⅱ.ⅢのうちのⅡです。厚くて長いのですが、とてもおもしろいのでこの厚みがむしろまだまだ楽しめるんだという安心感になります。 | ||||
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新品を注文したはずなんだけどなぁ | ||||
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新品を注文したはずが古本でした。 | ||||
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読者によっては「あり得ない展開」と感想を持つこともあるだろう。 しかし、ほぼすべてが前もって与えられている日本社会に身を置く立場として、このように「自発的・自然発生的に人間社会にとって大切な要素(この小説においては「裁判」)が生まれる過程」をフィクションを通してとは言え俯瞰する機会を得ることができたのは、個人的にも本当に感動的だった。 大長編だが、登場人物個々の事情が開示される過程そのものが面白いという面では非常に「映画的」であるし、情報量の圧倒的な多さという面では極めて「小説的」だともいえる、不思議な魅力を持つ作品だ。 | ||||
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新品に近い綺麗本が、安く購入出来ました。 | ||||
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