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ソロモンの偽証
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【この小説が収録されている参考書籍】
ソロモンの偽証の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.91pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全509件 201~220 11/26ページ
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映画が公開されるということで一気に読みました。文庫本にして6巻と続くので非常に読み応えがありますが、宮部みゆきさんの文体が読みやすいので、それほど苦痛なく読める。 ソロモンの偽証というタイトルは、ソロモンと呼ばれる旧約聖書に登場するイスラエルの王からとっています。彼は神からなんでも願いを叶えようと言われたとき、公平な判断をできる心が欲しいと言った人物でした。この本の中にある、真実を見つけ出すための裁判をする中学生達の姿を言い表しています。また、偽証というのは、偽って出された証拠という意味です。一人の生徒の死に対して、自殺ではなく、実は他殺であったという封書が届けられますが、それは偽証だったのです。つまり、この本では、真実を見つけ出そうとすることと、偽った証拠との戦いということになります。 ただ、それだけではなく、生徒それぞれの抱く、生きていくこと、何を大事に生きていかなければならないのかを見つめ直すための戦いを描いています。 中学生とは思えないほどの知的でパワフルな展開なので、読んでいて中学生と忘れるほどです。読んでいる間はもちろん、彼ら中学生の視点で読むことが多くなります。 それとは対照的に醜い大人も多く出ていきますが、大人の自分としても、身につまされる部分はあります。しかし、大人も人間であり、失敗もするのです。大事なのは、そういう時にどう対応していくか、ということです。この小説では、そういう部分での大人の登場人物の強さも描かれているのだと思います。 全体を通して描かれるのはミステリーあるような真実ではありません。生きることの意味、生きていこうとする意思についての物語です。そして生と死について描かれています。中学生という時期にはきっと「何のために人間は生きているのだろう」「生きるとはどういうことなんだろう」と思うことはあるかと思います。生と死に対する抽象的であるんだけど、でも実はものすごい身近に有るはずのテーマ。僕ら大人が忘れてしまっていることを、純粋に問える時期なのが中学生という時期なのではないでしょうか。この小説が中学生という設定をしたのはこのようなテーマです。裁判をする知的水準からいえば、高校生レベルと思いますが、中学生であるということが重要な設定なのです。彼らは、事件の真実以上に、そうした生きることへの真実を自分たちなりに見つけていくのです。一読の価値有り。 I部 事件編: 柏木卓也 がある日雪にうもれて発見される。彼は自殺したと結論づけられるが、一つの封書が事態を一変させる。メディアにも大きく取り上げられ、藤野涼子をはじめとして生徒たちは身も心もズタズタになる。しかし、このままでは卒業はできない。藤野涼子は事件の真実を暴くため、自らによる裁判をすることを決意する。 II部 決意編: 裁判に向けた準備が始まる。同じクラスの生徒たちと先生の協力もあり、準備は整う。検事となった藤野涼子、そして弁護士となった神原和彦は協力しつつも、独自に証拠を集めるのだった。 III部 法定編: 裁判が始まる。柏木卓也 とはなにものであったのか。承認に立つ幾人もの人々が自分の本当の気持ちを洗いざらい話していく。様々な人がこことを傷つけながらも真実を追い求めていく。そして、ついに彼らは真実にたどり着く。 | ||||
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高校生ならまだしも、中学生にここまでできるかな??? という違和感をずっと感じながらも、それなりに作品の世界に入り込み、3部作、全6巻を一気に読んでしまいました。宮部さんの発想のすごさと、文章力の成せる技だったのだと思います。 読後の感想は、面白かったけど、もう少しすっきり短く出来たんじゃないか、 ということです。 個人的には、宮部作品は時代物(江戸物)の短編集の方がずっと好きです。 | ||||
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久しぶりの宮部みゆき。最近時代物が多い気がして遠ざかっていたが、やっぱり引き込まれる。殺人事件とスクールカーストの中でもがく中学生が宮部さんならではの優しい目線で描かれている。時代はバブル期で、この頃のスクールカーストって今よりも緩い気がした。ネット社会前だからだろうか。つづきを早く買いに行かなければ。 | ||||
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小説は中身より先に、文字の状態が大切なんよ。ペラ、ペラっと捲って 読みやすい文字かどうか..が 幸い本書の文字は読みやすい。 | ||||
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文庫本なのだが、表紙の 背の赤色が ケバ ケバ 感じが する。安っぽい小説って.. | ||||
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ハードカバーには載っていない後日談が書かれており、購入。 文庫一冊900円以上って高くないですか。 6巻全部そろえるとハードカバーと変わらない値段になります。ちょっと高すぎると思います。 | ||||
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登場人物の年代からすると、 映画は『告白』っぽくなるのでしょうか。 『八日目の蝉』の成島出さんが監督をされるので、そこに期待してます。 | ||||
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あまりにも長いのに最後まで読みました。 ミステリーはどんでん返しや最後の詰めで思いもよらない展開があると期待して・・・ でも、でも、中盤位から予想していたとおりの展開、えっそれで終わりという終わり方。 あのくだくだ長いのは何?ところであの結末では 裏門は開けっ放し、校舎の出入り口も 開けっ放しになってたはずでは?でなければ彼がいちど全部閉めてから飛び降りた? 主事さんが閉めたなら発見はもっと早かったはずだし。屋上の鍵もいろいろ考察されていたのに 最後はなにも触れられてない。真相は?どうのようにして開けたのかもう少し説明があってもいいのでは。 どうかどなたか教えてください、裏門の戸締りのことだけでも。なんか読み飛ばしたのでしょうか? 中学生が裁判するなかの言動にいくら小説だからと言って現実離れしていて、すごく違和感あって 気持ち悪かったのに、最後どんな展開になるのかと期待して読み続けた。その努力がばからしいものにならないためにも。 | ||||
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テスト終了後に、兄より先に取れたら読むつもりでします。 なので期待を込めて星4つで! | ||||
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テスト終了後に読むつもりです。 期待を込めて星4つでお願いします | ||||
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テスト終了後に読むつもりです。 なので、期待を込めて星4つで! | ||||
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テスト終了後に読むつもりです。 なので、期待を込めて星4つで! | ||||
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テスト終了後に読むつもりです。 今から楽しみなので、期待を込めて星4つで | ||||
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テスト終了後に読むつもりです。 なので、期待を込めて星4つで! | ||||
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そもそもタイトルに惹かれてどんな作品なのかと買ったんですけど。 読み終えてイライラした。 え?結局何も始まってないじゃないって思った。 イタズラに何冊も本を買わせようって手法ですねって思った。 | ||||
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ようやく話が動き出した感じでしたね。 普通にミステリーを読むように読めたけど、2部だけは。 | ||||
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いかにも大作、秀作に見せかけたろくでもない作品。 こんな内容になんで結構な厚さの文庫本3冊も買わされなければいけなのでしょうか? こんな薄っぺらい内容で、上、中、下巻も必要ないと思う。 大体1部なんて何も始まってないし。 どこが何が「ソロモンの偽証」なんでしょうか? あの意地の悪い嫌われ者の女子が「ソロモン」? この作家って大げさなタイトル付けるのが好きなのかしりませんが、冒してる気がします。 | ||||
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そう、上中下とあって、それぞれに上げがあって、6冊も買わされたんでした。 そんな内容の作品ではない。 どこが、何が、ソロモンの偽証?! | ||||
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1巻から一気に読んだ疲れも倦みもなく、「まだ終わらないの?」と 作者の息切れを疑いそうになると、グッとくる台詞を思いがけない人物に言われ、 夜中寝床で枕を濡らしながら本編は読み終えました。 動物に泣かされるのはよくあるが、人間は珍しい。 結局‘被害者’はいったいどんな人間だったのか? 何人もの登場人物が語るエピソードや証言から 組み立てようとしても、私の中ではキメラのままで整合性のある人物像には至らない気持ち悪さ。 それも宮部さんの目論みどおりなのだろう。 神原和彦の養父母。ずっと影が薄かったのだが、最後の最後にその意図が分かる。 生きる意欲を育てるために必須なものは何か?が、この二人の人物像に投影され、 神崎の致命的だったかもしれない心の傷がどんな風に癒されたかが腑に落ちた。 「やっぱりね」の真相に早くに辿りつきながら、 ≪思春期特有の高慢で滑稽な厭世≫対≪自明の生き残り欲求≫が残酷な結末を招く経緯と 神原の痛みの丹念な描写は、ページを繰る手を止めさせなかった。 人間が抱える厄介がひき起こす悲惨な出来事を、温・冷両方の目線で編んでいく巧みさと洞察力を 本作でも再確認すると同時に、人によって物事を見る目や考える力・品性は随分な差があって、 優れた者が劣る者に代って力を尽くし補てんしているように見える世の中に「なんだかなー」と モヤモヤする私に、せめて自分は真摯に傍聴するぐらいの人間でいようと心に誓わせてくれた作品。 ただ、巻末のオマケ作品は感心できないので辛目に☆−2。 せめてヒロインのお相手はそっちじゃなくあのコにしてくれた方がホンワカしたのに。 | ||||
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自分が思い出したくない時代は?問われたら、「中学生だった頃」の気がする。 地方の公立中学では、この本のような大事件はなかったけれど、 いろんなことが面倒くさくて「早く同じような人だけの世界に行けたらなあ」なんて 傲慢に思っていた自分が恥ずかしい。 宮部さんはこの作品でも人間の中の毒を描き、時には寅さんの世界のような善人をも登場させ、 その両方で私を慰めてくれる。 導入部でもう≪当たり≫を感じた。宮部さんが得意な≪少年≫が出てきたから。 「あの子はどの子なのか?」を探しながら読み進み、 次から次へと登場する多くの人物に「私はどれだ?」、おとなたちのふるまいに 「私ならどうする?」を考え、いちばん浸かったのは「中学生の私はどの子だ?」だった。 事件だったのか、犯人は誰なのかは問題でないことは早くに分かる。 でも、何が起こったのか?というだけでも引力は強烈で、何をするのも後回しにして 読んでいたい気持ちになり、すぐに2巻以降全巻買い求めました。 | ||||
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