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みんなのふこう 葉崎は今夜も眠れない
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みんなのふこう 葉崎は今夜も眠れないの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.75pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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2013年1月に同社のポプラ文庫ピュアフルレーベルから出された同名作の新装版である。 ミステリー本関係でよくあることだが、その旨をハッキリと告知してはどうだろうか。 私のように作者の本を新刊が出るたび(題名をよく確かめもしないで)買うような人間は騙された気分になるし、 逆に題名をキチンと確かめてから買う方の中には、旧版の内容の後ろに描き下ろしが追加されていることに気づかず、 ファンなのに買いそびれてしまう人もいるのではないだろうか。 | ||||
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はまるとバカみたいに読み続けます。 | ||||
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葉崎シリーズ、一応女子高生もの。葉崎FMが出てきたので「古書店アゼリア」の千秋さんが出てくるかと思ったが、出てこず。角田先生登場。 ラジオへの投稿から始まる厄災続きの少女ココロちゃんと女子高生のペンペン草ちゃん他彼女を見守る人達の心温まる悲喜劇…というかほぼコメディ。でも、ちょっと笑えない。 若竹さんは本当こういうキャラが好きだなあ。登場人物への歪んだ愛? いや、トラブルに負けずがんばれ!というエールと受け取ろう。 | ||||
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ストーリーは面白かったのですが、ヒロインの不幸が笑える範囲内ではなく、私にはなんか、残酷に感じたので、星3つ。 | ||||
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ラジオに投稿される少女ココロちゃんの不幸話。 その不幸っぷりのすごさにびっくりです。 本人が気にしてなさそうなのがまたびっくり。 幸せな人? ココロちゃんに悪いことした人が同時に不幸になってるんですね。 本当にいたらたしかに近づきたくないかも。 | ||||
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安定の若竹葉崎ワールドです。 読み始めるとそのリズムにどんどん流され、オチがなんとなく読めてもニヤリとしてしまう。 登場する人物達はココロちゃんは他の追随を許さないのはもちろんだけど、皆どことなく明るく楽しげでノンビリした空気なのに、誰もが逃れられない運命、正に「みんなのふこう」。 若竹さんの連作形式はどことなくサザエさんを彷彿とさせます。しかもサザエさんの見てはイケない部分を覗き見てしまったような……… 他の作品に例えるのは失礼かもしれないですが、葉崎ワールドは他の物語とも繋がっていて時間が停滞してるかのような印象を受けてしまいます。 勿論良い意味で。 若竹さんのお得意の連作形式、葉崎で起こる全てのことが壮大な連作なんだとしたら、いつかまたココロちゃんのその後がどこかで顔を覗かせてるかもしれない。 葉崎の他のシリーズを知らなくても勿論楽しめる、傑作ではないけれど、和みと微かな苦みをほんのり味わえる良作です。 | ||||
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17歳ココロちゃんに纏わる不幸な話が、第三者であるはずのFMのパーソナリティー町井瞳子等を中心に事件が絡み合う一大騒動。例にもれなく葉崎シリーズで面白く一気読みをしてしまいました。FMの番組「みんなの不幸」とその後ニュースで、やり取りが行われる前半のスタイルが大変面白かったのですが、さすがにそれでは話の展開が苦しかったのか、いろんな人の視点から物語が語られることになったのは残念でした。最初から最後まで、「みんなの不幸」とその後ニュースで物語を完結してほしかったです。でもって、最終的にココロちゃんが引き寄せる不幸っていうのは、悪意がある人に対してでなく、関わった人、万人に降りかかるわけ?ってところの解釈がなんだかイマイチと感じてしまいました。が、大変面白い作品でした。個人的な満足度は100点満点中72点ってところです。(^ー^) | ||||
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10年11月の単行本を改題の上で文庫化.加筆・訂正も行われているとのことです.(巻末より) 物語はわずか1ページの『文月』に始まり,1年後の同じく『文月』までを描く全13話の連作短篇. ローカルFM局で放送されるラジオ番組,そこに寄せられる投稿コーナーのスタイルで進められます. そのちょっとした珍しさや,「あるある」と思わせられる姉御肌のディスクジョッキーのトーク, そこにて紹介される,とある少女を続けざまに襲うトラブルと,それに連鎖していく物騒な事件は, ある程度パターン化している流れとオチで,「ないない」とフィクションゆえの気軽さで楽しめます. ただ,中盤を過ぎ,ラジオ番組のスタイルではなくなり,話の雰囲気も徐々に変わり出した頃, それ自体は,飽きが出てきたタイミングでもあり,うまい変化,方向転換だったと思うのですが, 同時に,話を回すための話運び,演出が目立つなど,引っ掛かる部分が見られたのは残念なところ. とはいえ,結末.オチこそコミカルなものですが,実はユーモラスでも切なくでもなんでもない, 合間合間に挟まれるいくつかのやり取りも含めて,救われない,何とも言いがたい感情に見舞われ, 語られる少女のトボけた様子や,序盤の雰囲気に油断させられた分,結構な反動と余韻が残されます. | ||||
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後半に変化もあるけれど、ある程度パターンとしては同じ展開で進んで行くので、章ごとのオチの予想がつく。 しかし予想がつくという安心感があってか、ココロちゃんは実に不幸な事態になるのだが、何故か「あぁ、やっぱり」と頬が緩んでくる。 その、展開の繰り返しが生み出す「不幸な状況」ながら「微笑ましい」というココロちゃんのキャラクターがまた愛おしい。 もちろん、若竹七海作品であるからクライマックスでは「実は…」となる場面も完備。 | ||||
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書店で新刊として平積みになっている本書を、手に取ってみて・・。 若竹七海ファンの皆様、ゴメンナサイ。私は加門七海さんとすっかり 混同しており、「へ〜、毛色の変わった小説も書くんだ〜」と思いつつ 購入。「葉崎市」という架空の町は、若竹作品の中ではお馴染みの舞台 であること、当Amazonにてレビューを読んで、ようやく知りました。m(__)m 通勤途中の電車の車内で開かせて頂いたのですが、ページを繰るたびに ニヤニヤ・・・。ふと気がついて、咳払いひとつして、表情を元に戻そう としたり。 不幸が次から次へと押し寄せる、まさにノンストップ・ストーリー。 ネタとして笑うべきでない箇所も、ついニヤニヤしてしまい、ふ〜ん、 これが若竹七海氏の作品か・・・・。他の作品も読んでみたくなりました。 ココロちゃんとぺんぺん草ちゃんの未来に、栄あれ。 “魔法のラジオ”が壊れてしまったのは、残念。 伊豆大島でも、役にたったのかな? | ||||
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待ちに待った新作、一気に読了しました。 メインストーリーの面白さはもちろん、小さなエピソードも裏から見れば…?な部分が楽しく(といっても、立派な不幸なのですが)、また、おなじみ葉崎メンバーズもあちこちに登場! いままでの葉崎シリーズファンなら絶対お勧めです。 | ||||
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若竹七海、満を持しての新作。待った甲斐はあった。悪意と善意が渦をまき、唸りをたてるような一気呵成の面白さである。 おなじみ架空の地方都市・葉崎のコミュニティFMに同僚バイト女子高生の投書として寄せられる、同じ17歳のフリーター「ココロちゃん」の物語。お客に頭をさげた拍子に商品をぶちまけるようなドジが絶えない天然ボケの彼女は、天涯孤独のうえに、笑ってしまうぐらい不幸な半生を送っていた・・・。 ギャグタッチなのに痛切、ほのぼの感あふれながらもガンガン死傷者が転がる。セリフの楽しさといい、前半は投書読み上げで通し、中盤は多視点へと切り替えていくハンドリングのうまさといい、ただただ驚嘆しているうちに240ページが終わってしまった。善も悪もほとんど女性の登場人物ばかりというところも面白い。大笑いの後にちょっと神聖な気分にもさせられるあたり、井上ひさしを連想させるものもある。人によっては1時間で読んでしまうだろうが、大傑作である。 | ||||
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