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死が最後にやってくる
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【この小説が収録されている参考書籍】
死が最後にやってくるの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.32pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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古代エジプトの墓所守の家族内で起こる連続殺人事件。ポアロやマープルといったシリーズ探偵が登場しない歴史ミステリーで、作者としては異色の作品。 家長である父親、その子供の長男夫婦、次男夫婦、三男、夫を亡くして出戻りの長女、家長の年老いた母、雇われの管理人の男、古参の召使の女が主な登場人物。登場人物それぞれが個性的で、性格の違いによる書き分けが巧い。特に、家長の母親エサの慧眼ぶりと召使のへネットの嫌味な性格が印象的。 家業の墓所守や農地経営等で一族の生計を立ててきたが、父親が出張先から妾を連れて戻ってきたことで、微妙なバランスを保っていた家族内の関係に波乱が生じ、連続殺人へとつながっていく。 お互いの微妙な心理関係を織り込みながら進行していくストーリーは、なかなか読ませる。ヒロイン役の長女レニセンブがホリとカメニのどちらを選ぶのかというラブロマンスとしての興味もある。 犯人は1つだけトリックを使っているが、たいしたものではないし、読者が推理する要素はほとんどないので、ミステリーとしては平凡。 | ||||
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人間関係の紐解きに徹底的に焦点を当てた一作。 設定自体は推理モノとしてはかなり変わった物だが人間描写を多く描くアガサの作風としては最もシンプルな作品と言ってもいいかも。 つまり元々アガサの描く登場人物のセリフ回しなどが好きでないとちょっとクドすぎる感想を受けると思う。 古代エジプトが舞台という事で脚色するモノがかなり少なく、性格を描くという好みのわかれやすい部分が如実。 推理小説全般のファンにはあまり向かない作品かも。 そこそこ抑揚のある展開のハズなのに宗教性など時代の雑学的な部分で埋めてる面も多くキツめの中弛みに感じてしまった。 誰が該当者になるのか紐解いていく過程とかも悪くはないんだが明らかに絞り込める場面があるし・・・ | ||||
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