■スポンサードリンク
スチームオペラ (蒸気都市探偵譚)
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
スチームオペラ (蒸気都市探偵譚)の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
レビュータイトル以上でも以下でもない駄作。かつて作者が読んだであろう子供向け小説を再現したかったのかもしれないが、それ以外の作品を期待した購入者が愚かだった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
表紙で何の萌え狙いなんだか…と嫌な予感がしたのが当たってしまいました。 電気ではなく蒸気機関の発達した世界、なのですが序盤にあまりにも設定や世界観をこれでもかと並べることにこだわりすぎ、なかなか話が進んでくれません。 それを我慢して読んで行くとようやく負けん気の強い少女が探偵活動をするというジュヴナイルっぽい展開になっていくのですが、「天空の城ラピュタ」だと思っていたら「土曜ワイド劇場」にすり替わってしまったような強引なラストに脱力感を覚えてしまいました。 あれほど並べ立てた世界観を自らぶっ壊すとは…、蛇足としかいいようがありません。 また、東日本大震災以降の社会に対しての作者の意見が反映されているようですが、言葉の選び方が少し子供っぽいような気がします。 アレが絶対悪で、人類は悪くないとでもいいたいのでしょうか? もうちょっとマシな表現があると思うのですが… | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
蒸気都市の光景はいかにもスチームパンク風で、ベタだが雰囲気が出ている。 ただこれまでの作品にも言えることだが、新聞記者出身のせいか、特に終盤に力説される社会派臭が好みに合わない。浮世を離れた本格ミステリーの世界に浸りたいのに、見たくもない醜い現実を熱く見せつけられては興ざめである。 謎解きについては悪くないと思う。詳しくは言えないが、世界を用いたトリックはおもしろかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
…後悔する事が目に見えてます。 最初の内は世界観やヒロインの心情などの描写から ジブリ作品なんかでありそうな導入部だなという印象を受けました。 そこまでさっと立ち読みして、偶にはこんなハードカバーもイイかと購入したのが運のツキ。 出会った不思議な少年と、憧れの名探偵の助手になり そして事件が起きて、物語はいよいよ動き出します。 …ところがどっこい。 名探偵は、なんでも「プラズマだ」と言う様な、どこぞの教授かとも思える迷推理で、 ヒロインもろとも読み手を突き放します。 不思議な少年も、不思議な部分はほったらかしで、手前勝手に動き回ります。 良く判らないけど蚊帳の外なヒロインの心境が良く判るくらい、読んでるこちらもイライラし 最後までは…と半ば意地になって読み進めると、ヒロインもなんだか意地になって真相を追ってくれます。 この、あんまり嬉しくない感情移入?共感?は、作者の仕掛けなのでしょうか。 迎えるクライマックスシーンは、どうでもいい人が活躍し、 そして種明かしの数々は…「はぁ?」の一言。 一つ明かされる毎に「馬鹿にしてんのか?」と思わざる得ません。 また、そんな作者のあとかぎも格別なものでした。 あんた、スチームパンク、推理もの、SFの内、どれか一つでも読んだことあるのか? いや、全く…自分にとっては数年振りの大失敗な一冊でした。 読み終わった後、魔が差して読書家な友人に貸してみましたが 翌日の返却に言われた一言が印象的でした。 「どや顔で書いてるのが良く伝わってくるな」 …ああ、ほんと出来心なんだ、許しておくれ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
『ミステリーズ!』vol.43-51に掲載の作品で,『蒸気都市』は言い換えれば『空想科学都市』. 冒頭で描かれる街並みや人々,そして登場するアイテムは,まるでSFマンガで見る未来のようで, かと思えば,産業革命期にも似た古めかしさであったり,誰もが知る実在する人物も出てくるなど, 活気に満ちた様子と科学の『ごちゃ混ぜ』の世界観は,あっという間にこちらを引き込んでいきます. また,『探偵譚』とミステリ要素もありますが,その独特の世界観からトリックはどれも奇抜で, 一応,伏線らしきものもありはするものの,正直なところストレートに解ける代物ではありません. 終盤,こちらも強引ではありながら,この『消化不良』感をひっくり返す展開が用意されていますが, どちらかと言えば謎解きは脇役的,広い世界の下で出会う少女と少年,ガールミーツボーイの物語です. そんな中,どんどんとスケールを広げる科学空想らしい流れは,驚きもあって楽しめるのですが, 最後の最後で明かされる,登場人物をはじめとする『真相』は,好き嫌いが分かれてしまいそうで, 直後にズラズラ並ぶ『説明』も,「やられた」という思いより,モヤモヤしたものの方が先に来ます. ほかでも,アイテムは漢字表記ながら,どれもカタカナで英語読みでの『ルビ』が振られており, 特に序盤は,その数の多さから紙面がかなり『うるさく』感じ,目がチカチカしてしまうことも…. 少女と少年の関わりにしても,思ったほどの広がりは見られず,こちらもいささか拍子抜けの印象で, 始まりの雰囲気が楽しげだっただけに,世界も展開も,もう少し『小さい』とよかったように思います. | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!