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(短編集)
パラダイス・ロスト
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パラダイス・ロストの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全46件 1~20 1/3ページ
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スパイストーリーの迫力を楽しみました | ||||
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スパイを養成するD機関を描いた小説の3作目。 ・誤算 フランスで一時的に記憶喪失になった島野。頭を強く殴られたせいらしい。その頃、フランスはナチス・ドイツに占領されたところだった。実は、島野はD機関のスパイだった。記憶を失っているため、スパイとしては働けないが、「三つ子の魂百まで」のごとく、身に付けたスパイの技術や判断力は衰えていない。その力で、自分を助けてくれたフランス人のレジスタンスを救う。スパイの凄みがよく分かる短編になっている。 ・失楽園 米国軍人のキャンベルはシンガポールにいた。そこでジュリアという美人の女性と出会い、結婚することになっていたが、彼女はラッフルズ・ホテルに滞在していた英国人実業家を殺した罪で逮捕された。そして、ジュリアはその罪を認めたのだ。 その後、キャンベルの推理により英国のパーカー大尉が犯人として浮かび上がってくる。しかし、ラストは意外などんでん返しが……。スパイは怖い存在だ。 ・追跡 英国タイムズ紙の特派員、プライス。今は日本にいる。最近、スパイ養成学校のD機関とその元締め、結城中佐のうわさを聞いた。プライスは取材してみることにした。 しかし、取材は難航した。結城中佐に直接会った人物がいないのだ。さらに、陸軍幼年学校、士官学校にも結城という名前は一切出てこない。だが、プライスは結城中佐の本当の過去にたどり着く。その背後にある真相が分かると、さすがだと思わされる。 ・暗号名ケルベロス 朱鷺丸(ときまる)は世界最高水準の豪華客船だ。現在はハワイ近海にいる。そこにドイツ軍のUボート(潜水艦)がやって来た。Uボートは敵国、中立国の区別なく攻撃を加え、5300隻近くの貨客船を撃沈していた。だが、今回はクジラを見間違えただけだった。この船で、D機関のスパイ、内海が英国のスパイ、マクラウドの正体を暴いた。そこへやって来た、英国の軍艦。彼らの目的はドイツ軍人を連行することだった。 ドイツはその頃、第二次世界大戦を戦っており、エニグマという暗号システムによって電撃戦をすることが可能になっていた。一隻のUボートが連合国の輸送船団を発見すると、エニグマで仲間のUボートに連絡し、集中攻撃するのである。ドイツは目覚ましい戦果を挙げた。 そんな中で、内海の任務はマクラウドを日本に入れないことだった。しかし、目の前でマクラウドは殺されてしまう。内海はこの局面を収めることができるのか。真相を知った内海が取った責任とは……。 相変わらず面白い。フィクションとはいえ、スパイの能力には感嘆せずにはいられない。自分にもそんな能力の一つでもあったら、と思ってしまった。 | ||||
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ジョーカーゲーム3作目だか引き続き面白い。だんだんと個々のスパイの人間性の描写が出て来た。ただ、スパイの鉄則やテストの描写が単なる焼き回しになっている店が残念。 | ||||
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面白い、引き込まれる。スパイ物語が好きなら読むべき。 | ||||
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大東亜戦争前夜、帝国陸軍内で秘密裏に設立された諜報組織・D機関の物語は、オムニバスドラマへ。 全ての物語が一つの結末に集約されるのか否か、今後の展開から目が離せません。 | ||||
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D機関のフランスでの活動の一場面と、サンフランシスコからハワイ経由で横浜までの舟旅でのD機関とMI6の活動が描かれていました。人間心理を考察する上で、楽しい読み物でした。 | ||||
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D機関シリーズ3作目。戦時下、架空のD機関で訓練された超人的なスパイが世界各国を股にかけて活躍する、という大枠の舞台背景は共通だが、各編とも話の展開が実に多彩で、1話毎の長さもちょうどよく、すっかりお気に入りのシリーズになっている。 今回は、影の主人公結城中佐の過去と生い立ちがいよいよ明かされると見せかけて、結局は煙に巻かれる話が面白かった。 | ||||
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映像から原作読む、原作に忠実に作られてたね。 | ||||
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結城中佐の立場と能力上当たり前だと思いますが、平時の情報収集はもちろん、開戦を前提とした戦略・戦術的な策謀もこなせるのですね(失楽園より) | ||||
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紙媒体でジョーカーゲームのシリーズを持っていて、旅行を頻繁にするようになったので旅行用で電子媒体を購入しました。 スパイもの好きには刺さるんじゃないかな。 | ||||
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D機関のスパイがどれほどやり手なのかを楽しめる短編集。頭脳だけでなく心理学的なものまで駆使しながら、目的を達するD機関のスパイたち。追うものがいつの間にか追われる立場になり、追い詰められる。背筋が凍るほどD機関のスパイは容赦ない。けど、やり方はクールで紳士的。格好良すぎるだろ。「追跡」で魔王と呼ばれる結城中佐の生い立ちが語られる。しかしね、スパイの身元は嘘で塗り固められるので、その生い立ちでさえ、偽の経歴を作るためのようにも思える。何が真実なのか、すべてを疑いたくなる。 | ||||
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3作目は中だるみしやすいのに、このシリーズはそんなことありません。 今回も読み進めると止まらなくなります。 | ||||
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好みは分かれるかもですが、楽しめます。 | ||||
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大日本帝国陸軍内の諜報機関「D機関」のスパイの活躍を描いたシリーズ第三弾で、四話を収録している。これまでは短編のみを扱っていたが、初の中編作品が含まれている。今回の舞台は、パリ、シンガポール、東京、太平洋のハワイに近い船上である。「D機関」を一人で立ち上げた同機関の長である結城氏の生い立ちに英国人記者が迫る「追跡」の最後のどんでん返しは、作者らしい構成である。また、中編作品「暗号名ケルベロス」では、決して殺さず殺されず、を信条とするD機関員の前で英国人スパイが毒殺される。犯人は誰か。手に汗握る作品である。 本シリーズの作品は、舞台となる土地の戦前の様子を鮮やかに現代に蘇らせており、読んでいて非常にワクワクする作品が多い。 なお、本書の著者は、2016年4月30日付けの朝日新聞の「声」欄で、当時国会で審議していた「共謀罪」に反対を表明し、話題となった。「「共謀罪」は国民に必ず牙をむく」と題した「声」で、「共謀罪」と戦前の悪名高き治安維持法の類似点を指摘し、共謀罪は「早晩国民に牙をむく「悪法」になるのは火を見るより明らか」と断言し、共謀罪に強い反対意見を公にしている。戦前や戦中の事情をよく研究している作者の発言だけに、非常に重みを感じる。(2017/8/10) | ||||
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ジョーカーゲームシリーズ3作目。 通称D機関ことスパイを題材にした物語。 今までの作品同様、世界観が素晴らしく表現されている。 きちんと読み込まないと途中で登場人物を見失いかねないので、注意が必要。 世界観を受け入れられれば十分楽しめる作品。 今作では初めて中篇の小説も導入された。ただそこまで長くないので、別に気にならない。 前々作、前作を楽しめた人は今作も楽しめる作品なのではないだろうか。 | ||||
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アニメカバー版、いいですね。単行本を持っているけど買い直しました。本棚も圧迫するし。 品質は安定の文芸作品です。短編集なので、軽く読めねオススメかな。行き作品です | ||||
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別に得点がある訳では無いのですが、急に読みたくなり電子版も購入。ラストワルツも早く電子版にならないかな | ||||
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kindle版で購入しました。 アニメで放送された話も含まれているので、アニメカバー版の方がアニメを見た人にはとっつきやすいと思います。 続編『ラスト・ワルツ』だけがkindle版に無いのが残念ですね。 | ||||
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Kindleバージョンで全て買い直して読みなおしました。 このシリーズは全部面白いです。 アニメ化しましたが、小説の方が面白い。 | ||||
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「結城中佐」の過去を、登場人物と共にドキドキしながら"追跡"した結果に受ける落胆と安堵。3人のスパイが交錯する物語。中編も緊張感を失わず一気に読めた。 | ||||
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