■スポンサードリンク


信長の棺



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
信長の棺
信長の棺〈上〉 (文春文庫)
信長の棺〈下〉 (文春文庫)

信長の棺の評価: 3.52/5点 レビュー 115件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.52pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全115件 101~115 6/6ページ
No.15:
(5pt)

虚構の真実

時代小説はいかに虚構を真実として読ませるかにかかっていると思う。
信長の棺はどうなったのか?昔から言われてきた謎への一つの回答がここにある。そしてそれをじっくり読ませる筆力がある。
読めば読むほど、作者が考察した跡が伺える。
この小説は、信長の最期に新たな光を差し込ませた。
信長の棺Amazon書評・レビュー:信長の棺より
4532170672
No.14:
(4pt)

もやっと・・

よく練り上げられた小説ではあるが、不満の残る内容であった。
大いに期待していただけに残念としか言いようがない。
 先ず、淡々とした展開で進み、すこし我慢が必要である。
途中で急転、テンポが速くなる。我慢のし甲斐があった、
いよいよこれからだと期待したが、中身に目新しさを感じることができなかった。
結末もなんだかすっきりせず欲求不満になりそう。
次回作に期待。
信長の棺Amazon書評・レビュー:信長の棺より
4532170672
No.13:
(4pt)

庶民の視点と牛一のシブい役回りがポイント

本書の主人公は信長でも太田牛一でもない。歴史の大事件が実は私たちの知る英雄でなくそれを影で支えた人々によって成し遂げられたという視点が本書の根底にある。前野氏(長康)、丹波、清玉上人、切支丹といったキーワードをもとに歴史の数々の謎を結び付け、最後に英雄信長の最期と当時死んでいった庶民が意外なところで出会う。舞台回しである太田牛一の役回りは2つ。一つは、当時のもの書きとしてのさまざまな葛藤に携わった生き証人としての役割。信長の伝記を記した者が次の時代の覇者秀吉に対してプライドを賭して対決するくだりなどは、独特の味わいがある。本書を書くに当たって様々な史書に当たらねばならなかった筆者自身の葛藤が生み出した世界とも言えよう。いま一つは、個人的に信長を知り愛していた者が、信長に家族を殺されたものや信長を暗殺しようとした人々など、時代に蹂躙された庶民たちに対面する役割。様々な感情が交錯する中での会話から信長像を立ち上げていく。最後に、信長と当時の日本の状況を「コンフェイト」と「暦」の2つを巡るエピソードから描写する。現代にも通ずる日本の閉塞感というのが浮き彫りにされ、単純な叙述ながらうまいと思ってしまった。
信長の棺Amazon書評・レビュー:信長の棺より
4532170672
No.12:
(3pt)

期待ほどでは・・・。

信長、秀吉に対する新解釈は面白いけどそれがどうしたのというぐらいで響いてこなかった。好きな人はいるでしょうけど。小説だから筆者の想像力は買います。ねたばれなので書けないけど、個人的には衝撃的な新解釈ではなかった。あと、後半から出てくる若い女は筆者の願望?70過ぎの爺さんがそんなにもてる?このころから牛一の人物像がふにゃけてくる。
屈強な老人?たちの夢物語かも。
信長の棺Amazon書評・レビュー:信長の棺より
4532170672
No.11:
(4pt)

戦国の世を駆け抜けた一陣の風、信長を検証する好著!

遅い夏休みの纏め読み・読書三昧のうちの一冊でした。
アマゾンでベストセラーランキングになるだけのことはある内容です。
信長の不思議は、戦国自衛隊の「オチ」から、もっと真面目なものまで
数々あるようですが、世間一般の知識しかない私の分際で語ることは
失礼なので控えます。この本に書かれた謎解きがどの程度のものなのか、
関心はあるのですが、レビュアーの皆さんはあまり明確には仰っていない
ところが却って気になります。
 それはさておき、太田牛一なる側近の人物による信長評と、冷酷無比な
暴君と断ずる人びととの論争を交えながら、ストーリーを進める作りは
なかなか、楽しく読ませてくれます。
 著者は、信長の行方について著者なりの謎解きをしてくれているのですが、
読む方としては著者自身、それを信じているのかどうかが疑わしく感じます。
 突如、天下に名を馳せ、あまりにあっけなく消えていった信長の今なお
残る奇しき謎の数々が、逆に私は読後に余韻として残りました。
『そういうことにしとこうよ。』と最後に著者に言われているような気が
してならないのです。
信長の棺Amazon書評・レビュー:信長の棺より
4532170672
No.10:
(4pt)

高齢者の希望

この小説には三つのテーマがある。一つは本能寺の変をめぐる謎解きであり、もう一つは織田信長をどう評価するかだ。本能寺のめぐる謎のほうは、それにからむ登場人物というと、明智光秀と、その背後にいる徳川家康、豊臣秀吉など。これらの人物がからむことは、ほかの小説などで、すでに考案されており、さして珍しくはない。それを立体的に推理構成したところに新しさがあるともいえるが…。改革の英雄か、残酷な独裁者かという信長の二面性の指摘も、また、新しいことではない。新しいことといえば、それはこの小説の三つ目のテーマ、主人公に信長伝の作者・太田牛一をすえ、彼の歩みに、著者が感情移入、乗り移って、信長の謎解きをしていることである。著者は75歳、牛一も老年。この一身同体の二人の、高齢者の元気な営みこそが、この小説の読みどころである(牛一の若い女との恋も、なかなか読み応えがある)。これは、10月2日付けの朝日新聞の書評が指摘するところだ。
信長の棺Amazon書評・レビュー:信長の棺より
4532170672
No.9:
(2pt)

面白くはあるが....

確かに最後まで読ませる程度の内容ではあるが,
絶賛されるまでのものではないと思う。
少なくとも このような扱いで出版されるレベルからは
遠いのではないか。
正直,全くの新人作家がこの小説を書いて発表しようと
した時に,このままの形で出版できるのだろうか?
違和感を覚える設定,表現が散見され 興を削いだ。著者の経歴と出版社名を見て,嘆息した。
信長の棺Amazon書評・レビュー:信長の棺より
4532170672
No.8:
(5pt)

歴史の新しい解釈も・・・

本書は信長の遺体がどこにあるのか、と言う謎解きの
部分が面白いのは当然ながら、今までにない諸説の
新しい解釈が多く含まれていたことが興味深い所。秀吉の出生、桶狭間、弟(信行)との確執、信秀の葬儀
など、自分が知らなかっただけかも知れませんが、その
解釈には、納得できる部分が多くありました。
「信長公記」の現代訳文も読んでみたくなりました。
信長の棺Amazon書評・レビュー:信長の棺より
4532170672
No.7:
(4pt)

信長は何処に

400ページを越す長編ながら一気に読ませる面白さは書き手の力量はもちろんのこと、しっかりとした資料調査に裏打ちされた想像と、なによりも太田牛一に仮託された作家の信長への熱情が読む者に伝わってくるからだろう。
 信長のみならず、太田牛一、近衛前久などなど謎を持つ多くの人物にも興味を持ってしまう。
信長の棺Amazon書評・レビュー:信長の棺より
4532170672
No.6:
(5pt)

信長の死を新視点からとらえた作品。

信長の死には多くの謎がある。無防備なまでに少人数で行動した理由はあるのか。それを知った明智光秀が謀反をおこしたのはなぜか。炎上したとはいえ、遺骸が出てこないのはどうしてか。彼の死後の秀吉の行動の速さはどれだけの情報を元にしてのものだったのか。これら数々の謎について立ち向かうのは信長の伝記を書いた男である。謎を解き明かしていくとそこには、新しい信長像が浮かび上がってくるのだった。読者が謎を解くというより、主人公によって明快な解答が次々に与えられていくさまは、非常に爽快である。
信長の棺Amazon書評・レビュー:信長の棺より
4532170672
No.5:
(5pt)

これは面白い!!!!!

早速読んで見た。
実に面白い。筆者は実によく史実というか歴史考証を行っているなと
つくづく感心し、また内容にも実に説得力があった。
信長の遺体は結局発見されていないという話であったが、本書は
いろいろな連想をさせてくれる、熱い書だ。
信長の棺Amazon書評・レビュー:信長の棺より
4532170672
No.4:
(5pt)

新しい視点の時代小説

本能寺の変は日本の歴史をを変えたおおきなエポック・メーキングであるにもかかわらず、多くのなぞが残されておりその真相を知りたいと思う人は少なくないであろう。
・猜疑心が強く慎重な信長がわずかな手勢を引き連れただけで何故本能寺に宿泊したのか。
・信長の遺骸は何故みつからなかったのか。
・明智光秀が謀反を起したのは何故か。
・秀吉の中国おお返しはどうして迅速におこなわれたのか。
この疑問を記録係であった人物の思いをとうして解き明かしてくれる。
非常に面白い歴史小説である。
信長の棺Amazon書評・レビュー:信長の棺より
4532170672
No.3:
(5pt)

手を抜かない歴史ミステリー


新聞広告で興味を持って早速購入。
結構な厚みがあるのに24時間かからず読了してしまった。
それぐらい飽きさせずに読ませてくれる。本書の内容は他の方のレビューに譲るとして、
著者に好感をもったのはその姿勢。
全く手抜きをしない。主人公が大坂から伊丹を抜けて有馬温泉に逗留し、
そこから北へ間道を抜けて三田に入り、
立杭焼の里を訪れる話など、
地元の私には光景が目に浮かぶような優れた描写だった。
手を抜かずよく調べているのがわかる。安土桃山時代の再勉強にもなり、
買って損なしと自信をもってお薦めできる一冊です。

信長の棺Amazon書評・レビュー:信長の棺より
4532170672
No.2:
(5pt)

第一級の歴史ミステリー

本能寺における信長の最期についてはこれまでいろいろな説がありましたが、この本の解釈は非常に説得力があると思います。ストーリー展開も速く楽しみながら一気に読めますが、役立たずの既成秩序を破壊する行革のリーダーとしての信長に対する作者の思い入れもひしひしと伝わってきます。
信長の棺Amazon書評・レビュー:信長の棺より
4532170672
No.1:
(4pt)

信長のミステリー

数多の歴史ドラマの見過ぎからか、織田信長といえば燃え盛る本能寺で自害、明智光秀の3日天下、実際はもう少し長かった・・・くらいの認識しかなかったので、何故、どうして「信長の棺」なのか、題名からして気になった。
 その思いを主人公と共有しながら、最後の最後までいきいきとした人物描写に魅了され、一気に読了してしまいました。
 読後、孤高の信長にますます興味津々、本当の悪は誰だろうと余韻を楽しんでいます。

信長の棺Amazon書評・レビュー:信長の棺より
4532170672

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!