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信長の棺



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【この小説が収録されている参考書籍】
信長の棺
信長の棺〈上〉 (文春文庫)
信長の棺〈下〉 (文春文庫)

信長の棺の評価: 3.52/5点 レビュー 115件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.52pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全115件 81~100 5/6ページ
No.35:
(4pt)

面白かったです。でも、最後が急ぎすぎたような

面白かったです。久しぶりの時代物ということもあり、読み応えがありました。
史書作者を主人公にするという設定も楽しめましたし、構想も面白く感じました。
また、物語としても読みやすく、読んでいる時間も楽しめました。
ただ、こういった物語、特に今回の場合、歴史ミステリーということもあり、どこまで史実で、どこからが作者の推理なのかが読み取りにくい気がして、そこがすごく気になってしまいました。
また、この物語の主人公のように諸説あって、その真偽を見極めにくいそんな資料もあるのではと思いますと、推理も何を元にした推理なのか、この物語をそのまま味わっていいものかと、気になってしまいます。
物語としてはとても楽しめました。そのあたり、史実、資料と作者の物語それの境が少し見えるといいなあと感じました。でも、面白かったです。
信長の棺Amazon書評・レビュー:信長の棺より
4532170672
No.34:
(4pt)

視点の妙

本書は「信長公記」を著した太田牛一が主人公となり、本能寺の変で遺体が見つからなかった織田信長の死を推理していく歴史モノである。
 太田牛一を主役にする着眼点は良し。というところであろうか。
 ところどころのエロスは中高年読者の希望を満たしているものだと考える。
 ラストシーンもまずまずである。
 中高年向けの読み物としては、一読しても悪くないと分析する。
信長の棺Amazon書評・レビュー:信長の棺より
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No.33:
(3pt)

私はそれなりに

私は本の題が気になっていたし、
期待しないで呼んでみました。
イロイロな説や話の流れ等
私はなかなか楽しめましたよ。
中高年に評判が良いのは何となく
解る気がしました。
信長の棺Amazon書評・レビュー:信長の棺より
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No.32:
(2pt)

歴史ミステリーだそうで

太田牛一を主人公にしたところなど着想やプロットはよいとは思うが、
いかんせん小説としてのデキはイマイチ。読んでいて流れが切れてしま
う部分が何箇所かあった点など減点材料。正直、次作「秀吉の枷」への
イントロのような位置づけにあるのでこの作品単体で評価するべきでは
ないのかも。また、読んでると文体が1000円ぐらいのビジネス書・
企業小説+オフィス情事ものに近い気がする。
正直、「信長」歴が長い人にはつらいものがあるかと。
信長の棺Amazon書評・レビュー:信長の棺より
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No.31:
(2pt)

老人のエロはキモイ。

なんか巷のおっさん連中が激賞していますが、それほどでも。

 特に70を超える爺さんが若い娘に惚れられて(!)セックス三昧の日々をすごしたり、買った女をガッツンガッツン突いて、勝利の雄叫びとか、もうどうしようもなく、キモイ。

 作者が主人公に自分を投影しているとしか思えず、こういった老人の妄想が予想以上にグロテスクなことがわかって、嫌悪感が沸々とわいてくる・・・。女性にはお勧めしない。

 オタク文化なんか批判できんな。ご都合主義的な恋愛がこの世代でも評価されてるんだから。日本人の男の恋愛べた・未成熟さが、ここでも爆発。

 しまいには主人公の老人との間に子供が出来たことを女が祖父(90過ぎの大老人)に泣きながら告白すると、大爆笑の名台詞「でかした!」と来て、脱力感絶好調!

 もうね、妄想炸裂ですよ。

 信長の棺ったって、ぜんぜん出てこないんだもの、肝心の主題が。

 
 こんなのが評価されているうちは日本は斜陽だね。


信長の棺Amazon書評・レビュー:信長の棺より
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No.30:
(1pt)

信長を理解しているのだろうか?

著者は信長を全くと言っていいほど理解していない。著者は信長は過大評価されていると主張するが、信長の業績を理解していない著者は過小評価しているのでわないか? 楽市楽座や兵農分離、そして関所の撤廃は全て特権階級と化した宗教勢力の牙を抜くために行われたことである。この時代の宗教勢力がいかに滅茶苦茶で、全く政教分離が出来ずに力を貪っていたのかは、応仁の乱以上の被害をもたらした天文法華の乱を知れば理解できる。つまり、戦国時代は現在で言うパレスチナ状態であったのだ。
そうした宗教勢力の牙を抜き、世界で最も宗教戦争が無い平和な国を作りあげたことは、立派に誇れることである。
過大評価を説いて、過小評価をせずに信長の業績を理解してほしい。
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No.29:
(2pt)

40代以降の方のほうが楽しめる確率高し・・・?

小泉総理の愛読書として取り上げられ、父(50代後半)も面白かったと言っていたので、
かなり期待して読んだのですが、
他の方も仰っている通り、最近のミステリ(「新本格」以降あたりの作家群)が好きな方には、
文章、話の運び方、謎の散りばめ方、どれを取ってもイマイチなのではないかと思います。

「史書の作り手」が主人公という見せ方は面白いのですが、
およそ4分の3から5分の4を占める『信長公記』に関するエピソードが一段落して
謎解きが始まるまでは至極退屈でしたし、
会話の流れが不自然に見える話の脱線の仕方も気になりました。
秀吉の出自に絡めた話などは良かったのですが、謀略説自体は昔から知っていましたし、
目から鱗というわけにもいかず。

個人的には、なぜこれがこんなに人気があるのか分かりませんが、
信長の最期に関して、光秀が首謀者で・という話しか御存知ない方なら十分面白いと思いますし、
どちらかというと年輩の方に評判が良いのかも知れないと思いました。

ただ、量と評判の割にはイマイチと思ったものの、
変前後の当時の本能寺周辺の様子を書いた辺りだとか、
市中の様子は、あまり目にしたことがなかったので、興味深く読めましたし、
牛一が辿り着いた信長最期のシーンには、首の後ろがザワザワときたので。
薦めはしませんが、面白く読めるところはある。という感想です。
信長の棺Amazon書評・レビュー:信長の棺より
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No.28:
(2pt)

期待して読んだんだけど

小泉さんの愛読書だというので期待して読んだんだけど、
最初は良かったけど、中盤からだれ気味。面白い説を散りばめてあるけど
上手く使い切れてない感じです。
信長の棺Amazon書評・レビュー:信長の棺より
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No.27:
(2pt)

私だけ・・・?

皆さん評価が高いので、なんだか気がひけるんですけど・・・
私にはそれほど面白いとは思えませんでした。

テンポがなく、読み進むのに忍耐が必要です。
しのびとの恋もありえね〜〜〜って感じでしたし・・・・

いまどきのミステリーが好きな人には
ちょっと向かないんじゃないかな。
信長の棺Amazon書評・レビュー:信長の棺より
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No.26:
(3pt)

人間くささ

本能寺の変についての時代ミステリー。「歴史に名を残すのは良い人物ばかりだとは限らない。信長も秀吉もそうだ。」と牛一に語る若い同僚の言葉にどきっとさせられる。史実として伝えられていることが実は勝者の都合のいいようになっている面が確かにあるのだ。にもかかわらず、牛一は”信長さま”に対して強い執着を見せるところが、彼もまた一人の人間であるという感じがした。
 作者は75歳の新人。主人公自身も高齢であるにもかかわらず、信長の遺骸をめぐって真相を究明する姿勢から人生まだまだという気迫が感じられました。
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No.25:
(4pt)

時代私小説でしょうか?

全体の調子は
映画 市民ケーン または 薔薇の名前

女忍者の登場は
剣客商売風に

阿弥陀寺を絡ませたのは
これは 参考文献にもある 網野サンの本より

丹波者は
これは イコール サンカ

本能寺の変に
秀吉が関係していて 前野一族が関係していたと設定しているのは
土岐信吉 反逆

秀吉が意外に 信長を悪く描かせるように仕向けたのは
これは 八切止夫 信長殺しは 光秀ではない 

信長の人物造形は
参考文献にもある 明石散人氏の本から

ネタとしては こんなところでしょうか?

建築関係に こった設定が見られるのは 著者のオリジナルのようです。

ミステリーとしては いまいちなような気がしますし 経歴をみれば
小説をだせたのも もっともな気がしますが 

引き出しはいろいろありそうな方ですし 主人公に コンサルタントとしての
著者の姿を垣間見れる 珍しい時代私小説です。
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No.24:
(3pt)

読後物足りなさが残りました

後半になればなるほど面白くなくなってしまいました。謎解きの

ところから話が急ぎ過ぎの感がありました。5千枚を無理して縮

めたからでしょうか。
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No.23:
(4pt)

可能性への挑戦

作者の加藤廣氏は75歳の新人です。朝日新聞のbeに特集してあったので思わず本屋で手に取りました。信長については津本陽氏の下天は夢かを始めとして数多くの著書がありますがこれは一風変わったミステリーに仕上がっています。前半はやや冗長な感じもしましたが、後半に進むにつれて本能寺の変前後の動乱に作者独自の新たな視点を折込み、信長、光秀、秀吉といった歴史上の人物を今までの解釈とは違った人間として蘇らせています。本能寺から信長の遺体が消えてしまった件のトリックは圧巻でした。後半は一気に読みきってしまう面白さがあります。女忍者の登場はやや奇異な感じがして全体の物語のテンポを少し落としているのが残念です。(作者の願望もあるのでしょうか?)ここは一つ徹底的に男っぽく信長を書ききってもらえれば良かったと思います。年齢的な限界はない、成せば成るを示してくれた75歳の新人に喝采です。
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No.22:
(4pt)

斬新で大胆な見方

この物語は本格歴史ミステリーといっていいと思うが、過去何回もモチーフにされてきた「本能寺の変」における織田信長の遺骸未発見の謎がメインテーマである。

信長唯一の伝記「信長公記」の作者であり、かつて信長と秀吉に仕えた元武士の著述家、太田牛一が主人公となり、この謎に迫る。

著者は牛一の視点を通して、すでに何人もの作家や歴史家が挑んでおり、いささか手垢がついた感のある「本能寺の変」の謎の真相ばかりでなく、「織田信長」その人の人物評価をはじめ、「桶狭間の戦い」の真相や「太閤秀吉」の出自にいたるまで、客観的・論理的に新しい解釈をしている。本書がベストセラーとなっている所以だろうが、私も「こんな斬新で大胆な見方もあったんだ」と興味深く読んだ。

著者はもともと経済・経営の専門家として、その著述・講演活動や企業の経営指導が高い評価を受けており、この作品が75才にして初めて発表した小説とのことだが、とても作家第1作とは思えない筆力に圧倒された。
信長の棺Amazon書評・レビュー:信長の棺より
4532170672
No.21:
(3pt)

思わず手に取るタイトルだけれど・・・

残念ながら、いつ本能寺の核心に迫るのかという期待感で読み進むうちに、いつのまにか終わってしまったという感じだ。このタイトルは絶妙で「信長の棺」−新説本能寺の変− というだけで期待感が高まっただけにギャップを感じる人が多いのではないか。

桶狭間の合戦や秀吉の中国大返しへの斬新な解釈は非常に面白く、そういう点も随所に見られるだけに、戦国ミステリーとしては惜しい気がする。
信長の棺Amazon書評・レビュー:信長の棺より
4532170672
No.20:
(3pt)

秀吉、おまえもか…

物語は本能寺の変が起こった後からスタート。信長から蜜命を受けていた主人公が、いきなり拉致されてしまい、やきもきします。歴史小説に推理的要素が加わり、感情移入しやすいですね。信長の死因の解釈については、ネタバレになるので言及しませんが、信長より秀吉が印象に残る一冊でした。
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No.19:
(2pt)

・・・2時間ドラマ?

太田牛一といえば「信長公記」の筆者。その牛一が本能寺で消えた信長の遺体の謎を追う!
ということなので、わくわくして読み始めたのですが、前半がけっこう面白かっただけに後半にがっかり。ご都合主義とは言わないまでも、牛一の持った疑問がある人物によってほぼ語られ、さらに肝心の信長の遺体については一人の人物がすべてを語る・・・
2時間ドラマの「犯人の告白」ではないですか!?
正直、期待はずれです。
さらに言うなら、中盤以降に登場する女性のしのびとの関係は必要なのでしょうか?(老人(牛一)にしのびの女性が恋をするんですよ)著者の願望では?しのびというのはもっとドライなものであると思います。
ミステリーとはこういうものではないと思います。
信長の棺Amazon書評・レビュー:信長の棺より
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No.18:
(4pt)

着眼点に感服。

信長の遺骨は何故、本能寺から消えたのかという素朴な議題が光る好著。大田牛一という信長の伝記作家であり、遺骨解明の捜索者である彼を中心に描かれる物語は、今までの信長を題材とする作品にはなかった視点から、十分説得力がある作品であろう。
個人的には遺骨の事件より、当時の信長を取り巻く背景の数々が興味つつであった。
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No.17:
(2pt)

これはちょっと期待はずれ

大田牛一は信長の右筆ではないというのが資料で明らかになっている。『信長公記』は命令されて書いたのではなく、牛一が個人的に書きつづったものだということになる。
 各所に誤った記述などが見られ、これしか残っていないから一級の資料となったと言わざるを得ない。 『信長公記』はこれくらいにして本書。近衛前久主犯説は安倍龍太郎氏が『信長燃ゆ』ですでに発表してしまっている。
 光秀の不可解だった行動と言うのも考え付きそうだ。 題名に惹かれたが、どうも資料探しに時間を取られて時代遅れの作品と見受けてしまう。目新しさなど全くない。
 日々歴史の本に目を通している方は購入するのは勧められない。
 あまり歴史の本を読んだことのない方なら読んでもいいかもしれないが、本書の秀吉はちょっとやりすぎだ。いくら生い立ちが鮮明でないとはいえ付け焼刃が過ぎる。 資料の少ない本能寺の変について苦労したことに★2つつけた。
 一度読めば十分だろう。

信長の棺Amazon書評・レビュー:信長の棺より
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No.16:
(5pt)

興奮のミステリー! よく設計されているな、という印象。

久しぶりに戦国物の大作を読み終えて、満足感に
浸っているところ。 若いころから司馬史観にどっぷり浸かってしまって
いる者にとっては、頭の中を引っかき回された感じ。言われてみれば、信長の「桶狭間の勝利」や、秀吉の
「中国大返し」が、「奇跡」で片づけられてしまって
いるのは、いささか無邪気に過ぎるか?それに、緻密なはずの光秀が、本能寺後、なぜあれほど
モタモタしていたのか、ずっと気になっていたところ。
みずから天下を取る意思は端からなく、誰かの登場を
待っていた、という説を支持したい。それにしても、秀吉が丹波の出身者で、先祖は貴族、
という設定は奇想天外。 確かに、主君の近親者を
殺害したり、側室にしたり、と、常人には考えられ
ない行動をとっているが、事実、元・貴族なら可能か?
つぎは小説でなく、学者の研究書を読みたくなった。してみると、「知らぬ顔の半兵衛」の岐阜城一時占拠
も、主君を諫めるのが目的ではなく、光秀同様に、
(信長以外の) 誰かを待っていた、のか?
窓越しに岐阜城を眺めながら、新たな疑問がもたげて
きた。歴史ファンには一読をお勧めします。p.s. 作品中、牛一が大坂・天満で若い女性と暮らし
始めるあたりは、不器用なお色気シーンも現れて
、少々、だらけてしまって残念!
信長の棺Amazon書評・レビュー:信長の棺より
4532170672

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