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クラインの壷
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クラインの壷の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.35pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全126件 101~120 6/7ページ
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SFミステリーと呼ぶのが相応しい作品でした。この手の作品は時代の流れ とともに古臭くなるものが多いのですが、「クラインの壷」に関しては 全くその心配は無用です。但し、もし私が当時この作品を読んでいたら 今以上の衝撃を受けたことは間違いないです。 ドラマとか映画とかの題材にしても十分すぎるほどのクオリティを持った 作品です。「世にも奇妙な物語」とかに使って欲しいほどです。 ストーリーはとても素晴らしいのですが、キャラクターの設定があまり に普通過ぎたような気がします。それが★−1の理由です。 ミステリー好き、SF好きの人にはオススメの作品です。是非♪ | ||||
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題材は斬新で面白いと思いました。 現実か否か、自分の体験が信じられなくなる怖さが ひしひしと伝わってきます。 ただ… 話を広げるだけ広げてその終わり方!?というのは 感じました。 最後を読んだ時は一瞬えっ、という驚きはあるものの、 すぐに、いろいろな話がなんだか未消化なままで、 宙ぶらりんに終わったような気がしてしまうのです。 この終わり方にしてしまえば、いろいろなエピソードも 一応解決はするのですが… 人によるのかもしれませんが、私自身は「結局どうだった んだろう?」と想像を働かせる楽しさよりも、何も分から なかったストレスの方が勝ってしまいました…(笑) | ||||
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ヴァーチャルリアリティの恐怖を描いたSFモノの傑作。最初は自らが書いた作品がゲーム化されると聞き、喜び勇んでテストモニターになったのだが、そのあまりにもリアルなヴァーチャルの世界に引き込まれ、いつしか現実と虚構の境がつかなくなる。スピード感あふれるストーリーに引き込まれると同時に、ラストの展開に恐怖を感じずにはいられない。 | ||||
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何冊か推理小説を読んでいると、「展開が途中で読めて面白くなかった」小説というのもたまに、あります。 この小説も、同じようにラストというか展開が途中で分かってくる方も多いのではないかと思います。でも、最高傑作というのはそれでも面白い。まず、設定がずば抜けて面白い、伏線の張り方および回収の仕方、最高です。20年近く前の作品ですが、ミステリ好きなら読むべき一冊だと思いました。 | ||||
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現実と仮想現実の世界。その境はいったいどこにあるのか?読んでいて 分からなくなってしまった。あたかも実際に触れたように、見たように、 食べたように・・・。仮想世界で体験したことを、実際に体験したように 錯覚する。ゲームの世界なら、それはとても魅力ある世界を体験できる ことになる。だが、それを別の目的で使ったとしたら?人が人を操作する ことも可能だ。また、人間の人格を破壊することも可能だ。これは、恐ろしい 兵器となってしまう。彰彦はいったいどの世界にいるのか?その謎が読み 手を作品にのめり込ませる。この作品は1989年に刊行された。だが発想は、 まったく古さを感じさせない。むしろ現代に通じるものがある。ラストは、まだ その先を読みたいと思わせるものだった。気になってしょうがないのだが・・・。 | ||||
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井上泉さんと徳山諄一さんのコンビはいいですね。現実と虚構の錯綜をテーマにしたものは読み物であれ映像であれかなりあると思いますが、さすが岡嶋二人!ほんとテンポよく読めました。こういう作品は私のような本が結構苦手な人であってもとても楽しめると思いますよ。 岡嶋 二人、復活してくれないかなー | ||||
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もう10年以上前に読んだ本だが、佐藤藍子主演(TVデビュー作ではなかったか)でドラマ化されたせいもあり、細部まで良く覚えている本である。 読後感はただ一言「怖い」だった。当時ダビスタにはまり、週末金曜に帰宅してから日曜に寝るまでダビスタをし、平日は仕事をサボっては読書という生活をしていたこともあり、本当に怖かった。 私にとってはホラーとも言える作品である。 | ||||
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一言で言うと、気持ち悪さが面白い!踏み込んだが最後!読んでるこっちまで巻き込まれる現実と空想の世界。主人公は駆け出しのゲーム作家。ストーリーが採用されたのは、「クライン2」という未知のゲーム機だった。モニターを引き受ける主人公だが、これが逃げ場のない究極のゲーム中毒の始まりだった…現実と架空の世界というお題を、わかりやすいんだけど複雑に描いた作品。岡嶋二人ワールド炸裂です。 | ||||
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話は面白いし,読みやすいのだけど.ラストがどうしても気に入らない.「SFだから」と言われてしまえばそれまでだが,あんまりだ.あんな終わり方では納得できない. きちんとした結末を提示できないというのは著者の罪ではないのだろうか? | ||||
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夢(ヴァーチャル)と現実との境界線が判らなくなる小説、映画は、過去にも沢山あり、またこの手の奴かと思いつつ読んだのですが、読みやすくて面白いです。ただ、ラストは、やっぱりこうなってしまうのが残念です。 | ||||
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岡嶋二人さんの作品で初めて読んだ本がこの本でした。人に薦められて読み始めたのですがとってもおもしろく買ってきたその日に読み終えてしまいました。その後岡嶋二人さんの作品や井上夢人さんの作品をいろいろ読んできましたが、一番面白かったといってもいいぐらいです。 お薦め作品です。 | ||||
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裏か表か、表か裏か。メビウスの帯を3次元化ともいえるクラインの壷に例えられるバーチャルゲームに迷い込み、主人公が夢の中にいるのか、それとも現実なのか混乱させられました。あっと言う間に読み終えてしまいました。ピンクレディーも期限付きで復活したので、岡嶋二人も復活してほしい。 | ||||
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私が小学生の時にドラマ化もされていました、確か94年くらいで、まだインターネットもごく一部の人間しか知らないような時代にこの作品は衝撃的でした。作品自体は89年と言う事で非常に先見性の有る作品です。この作品のドラマ版は青春ドラマシリーズと言う事で設定が少し違いますがそのふわふわした恐怖感に引き込まれると思います。 | ||||
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触覚、嗅覚、味覚まで実際に体験できるヴァーチャルリアリティ・システム『クライン2』の製作に関わることになった彰彦。テストプレイヤーとして参加していくが…。あまり作品のネタバレはしたくないのだが、内容としては崩れ行く自我、自己が描かれている。岡嶋二人名義ではあるが、実質的には(現PN)井上夢人が一人で書いていたらしいが、確かにこのテーマ自体は、『メドゥサ、鏡をごらん』であるとか、『プラスティック』であるとかに通ずるものがある。既に、井上夢人の作風というものが出来上がっていた、ということをこの作品を読むと感じることができる。この作品が書かれたのが89年。「ゲームブック」という単語であるとかに時代を感じる部分がないわけではないのだが、文章自体に古臭さを感じることはない。むしろ、まだファミコンソフトが最新のゲーム機であったようなこの時代に、実体験できるゲーム機、というアイデアで作品が描かれた先見性に脱帽せざるを得ない。現在でも十分に楽しめる作品だと思う。 | ||||
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話の内容は深く書かない方が良いと思うので簡単に言うと、コンピューターゲームの話。1989年に書かれたものにも関わらず、今見てもとても新しい印象を受ける。作者は岡嶋二人という二人組だが実際書いていたのはそのうちの一人の井上夢人という方の様だ(この作品を最後に二人は独立される)。その後の井上氏の本に共通するモダンなSFの世界、ひしひしと恐怖を味あわせる書き方はここから始まっているように思われる。誰が読んでも引き込まれると思う。 | ||||
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古い作品ですが、ほとんどそれを感じさせません。 夢物語ではなく、いつか本当に実現しそうなところに怖さがあります。 確かに先は読めてしまいますが、それでも飽きさせないのはさすがです。 読み易さは抜群で、ミステリー初心者や普段本を読まない方でも気軽に 楽しめる良い作品です。 | ||||
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虚構と現実が入れ替わり、混交するというのは好きなテーマなので本作を選んだのですが、私的にはもうひとつでした。現実そっくりの体験ができるゲーム“クライン2”のモニターとして原作者の“僕”が巻き込まれる事件。こういう設定は『トータル・リコール』を始め、よく見るものですよね…。出てくるいろいろな要素、展開にしてもどこかで読んだようなものばかりで、ラストにしても「これだけ?」という感じがしました。ワン・アイデアものです。逆に言うと、このテーマがこれ以降にどれだけ進化しているのか、という証明でもあります。なにしろ15年前の作品ですから。非常に読みやすいのは確かで、このジャンルのミステリーを読み慣れていなければ間違いなく面白いとは思います。 | ||||
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この本は、ミステリというよりは、サスペンスと呼んだほうが合うかもしれません。たしかにミステリの要素はありますが、犯人が誰かを見つけ出すという物ではありません。ですが、ジャンル分けなんてどうでもいいことなのでしょう。決して短くはない量を、苦もなく読ませてくれる作者の文章力。綿密に調べられた情報を元に、練り上げられた構想。そして、SFという特殊な設定にもかかわらず、完璧なまでの整合性もって驚愕のラストに読者を導いてくれます。文句なしに、おすすめできる一冊です。コンビを解消してしまったことが、本当に悔やまれます。 | ||||
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ラストが後を引く怖さ。似たような話は他にもあるがやはりこれはその深みにおいて他とは一線を画している。この本を見つけたときドラマ化されたという帯がついていた。多分小説より良い出来でないことは確かだと思うがそれでも観てみたい気がした。 | ||||
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少し前、本書に似た設定の映画がハリウッドやフランス等で流行っていた。しかし本書はそのどの映画より面白かった。舞台が日本だと安っぽくなりがちに思えるが、本書はそんなことがない。そこが本書の凄いところ。展開の面白さで読み出したら止まらない系。そしてラストの読了感。余韻が濃厚で濃密で哀切。記憶に長く残るだろう希有な作品の一つ。 | ||||
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