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クラインの壷
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クラインの壷の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.35pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全126件 1~20 1/7ページ
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エンディングの残響が長くいつまでも響く。 忘れられない作品となりました。 男言葉を主力に乱射する女性が出現する前は、こんなにも静かだったのかと懐かしくも驚かされました。 | ||||
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楽しめました | ||||
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発売してまもなく文庫本で読んで、そしてKindleでまた購入して計4回ほど読みました。随分と前に書かれた小説なのにこのVRの世界観はいまでも斬新です。次に何が起こるのだろうかと期待と恐怖でいつも一気に読んでしまいます。後半で梨紗が金色のピアスをしているのを見つけた時の衝撃、そして主人公と読者を同時に現実かバーチャルかの混乱の渦に巻き込んでしまうその見事なストーリーに感服します。 | ||||
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一気に読めました。小説の面白さを、あらためて思い出しました。 | ||||
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変な夢を見て目覚めたとき、 「自分は現実の世界に戻ってきたのだろうか」 「夢の中が現実で、今が夢の世界だったらどうしよう」 と思うことがありますが、まさにその心理を突いた、 面白い作品だと思います。好きな小説のひとつです。 | ||||
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もう30年近く前のことだろうか、NHKのジュニアドラマシリーズとして、夕方に全10回にわたり放送れ、大変魅了された。 それがこの小説との初めての出会いだった。 後に原作を読んで、ドラマは原作をいろいろと改編されていたことを知ったが、基本的なコンセプトは変わっていない。 ドラマはCGをふんだんに用い大道具も立派で、ロケ地にオーストリアまで行ったり多額の製作費をかけ、このミステリーが持つ独特な雰囲気を見事に演出していた。 私は先にテレビを観てから小説を読んだので、良くも悪くもドラマの印象が重なってしまう。しかし、私自身はテレビを先に観て良かった気がする。 小説では様々な装置や人物のキャラクターなどを言葉で詳細に描いているが、とくに装置にかんしてはなかなかイメージが掴みにくい。 賛否両論あると思うが、ドラマを先に観るか後で観るかによって、原作の持つムードがだいぶ変わってくる作品だと思う。 | ||||
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小説内で、PCの記憶容量が1MBだと言われたときには、そんな時代に現代で通用する設定の小説が書かれたことに大いに驚いた。 発表当時は相当鮮烈な作品だったのだろうと思う。 しかし、現在はSAOをはじめ、VR等のゲーム内に入り込む小説が溢れているので、本作の驚きは少ない(もちろん、こちらが元祖だとはわかっているが。) また、タイトルからしてネタバレなので、オチで驚くということはない。 本作の現代的意味は、ラストの恐怖が、現実味を帯びていることに気付かされる点にあると感じた。 | ||||
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バーチャルリアリティを題材にした作品ですが、作中で描かれているゲーム内の描写が臨場感にあふれ、私自身、別の本でも読んでいるかのような錯覚をしました。 題材が題材なだけに、ゲームの見せ方によっては陳腐な作品になるところ、見事に描かれているあたりが非常に良かったです。 ちなみに携帯電話が登場しないので出版年を調べたら、30年以上も前の作品なんですね! 令和の時代でも古臭さを感じず、バーチャルリアリティがより身近になった現代でも、ほとんど違和感なく楽しめることに驚きました。 ラストはカタルシスもなくスッキリしないままなので、少々物足りなさも感じましたが、「クラインの壺」というタイトルが示す通り、この作品の本質はそれらを得るものではないのでしょう。 バーチャルとリアルの境界が曖昧になり、不安定で不気味な感覚を味わえるのがこの作品の醍醐味だと思います。 最後まで読むと「クラインの壺」というタイトルが実に秀逸であることがわかります。 | ||||
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アニメ界隈でログホライズンとかが、SAOのパクりの作品だなぁ(笑) いや、クリスクロスが先だ!! みたいな言い合いがあった頃に知った作品 これが読みたくて市内の古本屋を駆け回ったけど見つからなかった。 あれから10年近くたって電子書籍で読めて感動しました。 ゲーム世界が現実で現実がゲーム世界で... あれ?みたいな作品の代表作です。 VRゴーグルが開発された今なら より一層この作品の世界観に没頭出来るはずです! | ||||
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以前から文庫で持っていましたが、断捨離にあわせて、こちらを購入。 よく岡嶋二人三部作という代表作に入る作品ですし、現代での話題にも十分に通用する素材を使ったミステリーです。 細かい部分で突っ込みたくなるミステリマニアの方も多くいると思いますが、大枠では楽しめる作品なので、ぜひ一読されると良いと思います。 読みにくさもないので、サクサク進むと思います。 | ||||
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昔一度読んだものをもう一度読みたくなりました。何度読んでも素晴らしい! | ||||
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VRをテーマにしていると聞いて購入。 ゲームブック作家の主人公が原作者として新作デジタルゲームのデバッガーになったところ、そのゲームは全身の知覚を刺激してあたかも別世界を体験するもので、やがて現実と別世界が入り混じり……というSFサスペンス。 発売当時読んでいてたら遠い未来の夢物語に感じたかもしれない。けれどVRデバイスが市販されるほど身近になった現在では、身近な将来に起こり得ることのように思えて恐ろしい。作者の先見の明にも恐れ入る。 作品内のゲームは架空の小国を舞台にした、スパイアクションも無双プレイもできるオープンワールドゲーム。メタルギアソリッドⅤのようなゲームだろうか、とイメージできてしまうのは良いのか悪いのか。3Dゲームがまだまだ未発達だった1989年当時なら、未来的なゲーム描写にもワクワクしたかもしれない。 | ||||
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現実を完全にシュミレートできるゲーム機が物語の鍵となります。現実と虚構世界(ゲーム世界)が入り混じっていく様子が非常に上手く描かれており恐怖を感じさせます。昨日あった事は果たして現実の事なのか、ゲーム機について調べるという行為はゲームを攻略しているに過ぎないのか。謎は深まって行きます。最後に主人公は... という内容です。 | ||||
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1つは、出版された当初に読みたかったという事。当時読んでいたなら、ありえない未来のミステリーとしてドキドキワクワクしながらよめたかも。 もう1つは、今読んだことで感じる少し、恐怖に似たもの。出版当初は「ありえない」ものだったものが近未来では「本当にありえそう」と思えるところです。十差に昔は画面をみてコントローラー操作だったのが、今は、3Dのバーチャル世界でゲームできるところまできているし。 【ネタバレ↓】 最終的に、後半は全てクラインの世界だったっていう事をクラインの外ので明かされましたが、七美の言った様に「高額な投資をして作成するわりには、割合があわない」的な発言からするに、それこそ確信をついている気がして、結局主人公はクラインの壷にとじこめられたって方が合理的な気がします。 | ||||
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「岡嶋二人?」なんか面白い名前の著者だなぁ、と思っていましたが、今更ながら調べてみたところ、なんと!と言うか、やっぱり!と言うか、井上泉さんと徳山諄一さんというコンビのペンネームでした。 お二人は、残念ながら、1989年に本作「クラインの壺」を最後にコンビを解消、それぞれの道にお進みになったようです。 井上さんは井上夢人と名前を変え、そのまま推理小説を中心とする作家に、徳山さんは田奈純一と言う名前でテレビ界でしばらくはご活躍していたようなのですが、最近は音沙汰が無く、消息不明のようです。 主人公はゲームブックのシナリオ大賞に応募。大作を書き上げるも、400字詰用紙200枚のところ実に4倍の800枚と容量を遥かに超過した為に失格に・・・。ただし、その作品に目をとめたヴァーチャルリアリティを扱うゲーム会社から原作を使わせて欲しいと依頼を受け、200万円で契約。有頂天になる主人公。 遅々として、ゲームの開発は進まず、暫く先方からの連絡も無かったが、ある時、原作者として完成したゲームのモニターをやって欲しいとの連絡が入ります。 いそいそと出かける主人公。そこで出会ったもう一人の美人モニター。二人で代わる代わるヴァーチャルリアリティの世界に入って行くことに。徐々に好意を持ち始める二人。そんな時に起きた彼女の突然の失踪。 どうしても納得できない主人公は、やはり失踪に疑問を持つ、彼女の友人と調査を開始します。しかしながら、調査の途中もモニターを続けた為に、徐々に現実とヴァーチャルの世界の区別がつかなくなって行きます。 果たして、彼がいる世界はどちらの世界なのか?どうして彼女は失踪したのか? 驚愕!且つ曖昧な事実があなたを待っています。 「クラインの壺」という名付けは、まさに本作にピッタリのこれ以上ない題名だと思いました。本作は今でも、内容的に全く色褪せていないので、刊行当時(1989年)は、相当に画期的な先品だったと思われます。SFミステリーがお好きな方には是非お勧めしたい一冊です。 | ||||
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以前ネットサーフィンをしていて読書好きならこれを読んどけというまとめがあったのでリストにクラインのツボが挙がっていました。書き込み者の方々が本に詳しい人達だったので調べもせずにAmazonでポチり、読んだところ面白過ぎました。ネタバレになるので避けますが読んで時間の無駄になりません。むしろ脳をリセットしてもう一度始めから読みたいです | ||||
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伏線がわかりやすいので、察しのいい読者であれば、途中でオチが見えてしまうことから、 ミステリーとしての出来映えはいまひとつと感じなくもないのですが、本作の魅力はそこではないでしょう。 認知科学や脳科学が進み、一般的にも注目度が高まってきている現在であれば、 バーチャルとリアルの境界が実は曖昧であると語られても驚くほどでもないでしょう。 しかし、バーチャル・リアリティという言葉が使われ始めた程度であったはずの1989年に書かれたものとしては、 そのリアルな描写は現在においても大きな違和感がないことに驚かされます。 上杉も梨沙も七実も携帯電話を持っていない設定には(当時なら普通なのですが)時代を感じますし、 読者をもクラインの壺の中に引きずり込むようなラストは古典的ではありますが、 バーチャル・リアリティがより身近になってきた現在だからこそ読みやすく、SFエンタメとして充分に楽しめます。 | ||||
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平成最後に読む作品として、 平成元年に発売された今作品は、 令和の時代を描くことに成功している。 | ||||
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文章がとても読みやすく、すらすら読めました。 途中でタネがわかったとしても(わからなかった方が楽しめるかもしれませんが)、この小説の肝はそれだけではないように思いました。 現実とVR(現実でないもの)について、多くの人が考えたことのある事柄やおそれと混沌を、物語を通して、伝えているようです。 考えたことのない方でも、本作を読むことで、考えるきっかけになるかもしれません。 「不思議の国のアリス」の言葉なども出てきて、興味深く読みました。 | ||||
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面白そうで最後まで引っ張られたが、読者までクラインの壷状態。あっさりせんわー。このパターンだといくらでも長編が出来そう。作者が最後をまとめられず感が強い。 | ||||
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