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クラインの壷
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クラインの壷の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.35pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全126件 41~60 3/7ページ
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ずーっと読んでたい作品でした!一気読みでした!私が産まれた頃の作品なのに古さを全く感じませんでした。秀逸な作品です。 | ||||
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現代に負けず劣らずの元祖バーチャルリアリティを扱った驚愕トリック on-the-road.co/?p=1264 | ||||
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k2と言われる、バーチャルリアリティゲームの話です。始めはエンターテイメントとして読み進めていきました。展開が早く、飽きることがありません。そして、あっという間にラストまで辿り着き、真相が明かされます。真相を知ったその時、私の中に抱いていた、この本に対するイメージががらりと変わりました。ただのエンターテイメントじゃなかった。説明をすればネタバレになることが、もどかしくて仕方ないです。とにかく、ぜひ読んでみてください! 岡島二人さんの作品は、リーダビリティが高いです。ミステリーファンじゃなくてもおすすめですね。 | ||||
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「エンダーのゲーム」のラストよろしく、バーチャル空間と信じて人殺したら、本当に人が死んでいたみたいな 仮想と現実が錯綜する作品なのかと予測してました。 冒頭は、”それで逃げてる”のかと思ったら・・・。 十何ページか読んで、なんか盛り上がらなさそう・・・と思ったら、本当に淡々と進んでしまった。 舞台装置は面白いのに、余り活かしきれてないような・・・。 結局のところ、ある種の夢オチですね。それで主人公が壊れてしまうのが何とも・・・ですが。 それにしても、新井素子の解説(?)が酷いですね。なんだこれ。 | ||||
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いやはやすごい。 序盤から取っ付き易く、スピード感溢れるテンポの良さによく練られたプロット、 先が気になって仕方ない展開のうまさ。 岡嶋二人の最高傑作と言っても過言ではないのだろうか? 本作は井上さん一人で書いたということだが、巻末の初版年でさらにびっくり! なんと89年。作品のテーマ的には最新技術を投入したゲームの話だが、 この時代コンピュータなんて家庭に無いし、最新ゲーム機だってファミコンの時代だ。 井上さんがコンピュータに詳しいのは他の作品でも感じたが、 そんな時代にこれだけのアイデアを思いつくとは天賦の才としか言い様がない。 古臭い感じなどゼロで、今読んでも斬新。 コンピュータやゲームに詳しくなくても全く問題無し。 これぞ「傑作」です。 | ||||
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壺の内なのか外なのか、最後には分からなくなりました… ゲームも程々にということです | ||||
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かなり前に書かれた小説ですが、現代を予想したような、バーチャルリアリティの話を織り込んだストーリーはすごいです。 テンポよく話が進み、分厚い小説なのですが、一気に読んでしまいました。 ラストはちょっと受け入れがたかったけれど、いろいろ考えさせられる小説でした。 オススメです。 | ||||
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この小説は、どんなジャンルと形容していいのかわかりません。 サスペンス、ミステリ―、SF、エンターテイメントの要素が絶妙に組み合わさっていて、しかもどのジャンルのファンも唸らせる、そんな作品のように思いました。 今から25年ちかく前の1989年に、これほどリアルな「仮想現実」を描ききった著者の才能に恐れ入ります。 当時、仮想現実や体験型ゲームがどの程度周知されていたかは、現在20代中盤の私にはわかりません。 ただ、まちがいなく、今よりはずっと低い認知度だったはずです。 なにしろ、「パプリカ」や「マトリックス」が世に出る前の作品ですからね。 にもかかわらず。この名作が現代まで変わらず評価され続け、復刊も経て残っていることは幸運でした。 それくらい楽しめる作品です。 むしろゲームで育った世代だからこそ、という面もあるかも。 今後、仮想現実の技術が向上し、実際に「クラインの壺」のような機械が出現したら、メディアはこぞってこの本を取り上げるかもしれません。そして、何万部も売れて、その年のベストセラーになるような、そんな予感さえします。 | ||||
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岡嶋二人名義としては実質最終作品です。とはいえほぼ井上氏一人で書き上げた作品なだけに、明らかに作風は違いますし、それがまた悲しさを倍増させます。 十数年ぶりに岡嶋二人を読み返すにあたって、これだけなかなか読む気が起きんかったんですが、ようやく読むに至ってやっぱ「名作」としか言えません。 作品の完成度はもちろんですが、これが、携帯電話はおろか家電でさえ留守電付きのがまだまだ珍しい(ヒロインにいたっては電話すら持ってない)時代に書かれたというのが、井上氏の先見性、知識量、物語の構築力を示してると思います。かつ、相変わらずキャラクターもみんな立ってて魅力的やし。 でも、ここまで褒めちぎっておきながら「井上夢人」名義の作品ってまだ読んだ事ないんですよね(・_・;) それほどに当時解散が哀しい出来事やったって事で(^_^;) | ||||
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「完全なる首長竜の日」のレビューに、クラインの壷の劣化版というものが幾つかあったので、興味を持ち読んでみました。 感想としては、首長〜に比べれば合理的で整合性はあるものの、やはり納得のいかない部分もあります。 最後に現実か仮想現実かが曖昧になる事自体は構わないのですが、一応最後に笹森が真実として語る部分は今ひとつでした。 主人公がイプシロンに疑問を持った理由の一つに、ある人物から言われたK2の採算性の問題があります。笹森は最後にそれを解決する技術の示唆をしていますが、同時に取りあえずのオチを説明する為に、あるものの修正についても触れています。 当初の設定から、K2は開発最終段階に入っており余計な修正をする暇はないはずです。だって、修正に要するデータは、下手をすると本来のデータよりも多くなってしまう代物なわけですからね。思いつきで追加出来る内容ではないと思います。 また仮に笹森たちが主人公にした事が、あらかじめ予定されていた事だとしても、これはK2を一般娯楽製品と考えた場合、新たな採算性の問題が出てきてしまうと考えます。 主人公が体験した事を客にも体験させる為には、個人の身体以外の色々な個別のデータが必要と思われるからです。これはコストがかかるというよりも、不特定多数の客を前提とした場合、不可能に近いと思われます。 物語の中で、主人公はかなり合理的に物事を考え行動します。その彼がこの笹森の説明に納得したとは思えませんし、彼女が明らかに疑問を抱かれる説明をするとも思えません。 笹森の説明自体がK2内での出来事だとしても、その説明の内容は笹森が指示もしくは承認したものでしょうから、やはりそういう不自然な説明があるのは合理性にかけます。 つまり最後の笹森の解説場面が現実であろうと仮想現実であろうと、どの道おかしな感じになってしまいます。 もしこの事に納得できる合理的説明があり、その上で最後の最後にアレがあってそのままエンドならば、「え?」となり、いい意味での浮遊感となったのですがね……。 物語の趣旨的には幻想的な雰囲気を楽しむものではないと思うので、明確な示唆無しに「どっちかわからない」的な終わりはどうかと感じました。 極端な話、100パーセント現実だと言い切れるのは、主人公が一番初めにK2に入る直前までなわけですから、最初にK2に入ってからラストまで実は全部K2の中の出来事という可能性だってありえます。 それを前提とした上で、全ての謎が一分の隙もなく合理的に解決されてた場合、初めてそこが現実の世界である可能性が出てくると思います。しかしこの話にはそれがない。立ち位置自体があやふやなので、どんでん返しのしようがないわけです。 それに主人公が聞いた謎の声。主人公はその声の主に途中から思い当たりますが、「何故、その人物なのか」の示唆や説明がありません。これは声を聞いたのが事実であっても仕組まれたものであっても、どちらにしろ何らかの解説があって然るべきだと思いました。 笹森の最後の説明までは、非常に面白く読めたので本当に残念です。 あと最後に……。商品説明の所に488ページ(講談社版)とありますが、活字が大きめなので割と早く読めてしまいます。 あぁ、それからこの手の小説は紙の本に限ると思いました。何故ならオチの解説があったような時、もしくは読者が途中で何かに気がついた時、前のページに戻って確認する作業が容易だからです。電子書籍の場合、あらかじめ少しでも伏線と思われるところ全てにシオリ機能を使ってマークしておかないと、前に戻って探すのに大変苦労しますからね。優れた小説ほど、伏線を伏線と思わせない作りになっていますから尚更です。 | ||||
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バーチャルの世界に翻弄される 主人公の心理が良く分かる。 ラストは少し物足りなかったが、 この手の本としては まあ楽しめた。 | ||||
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ミステリー好き、サスペンス好きの人にはおススメ。 キンドルでネット購入した中では最も満足。 | ||||
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思ったより読みやすくて面白かったです。 現実か夢かの境界があまりにも曖昧になったら、何を信じたらいいのか分かりませんね。 これを読んだ後、インセプションが観たくなりましたw | ||||
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面白さはもちろん、全く古さを感じさせない これがもの凄いと思う。 携帯電話もパソコンも普及している今と公衆電話が当たり前のこの時代背景を 違和感なく書くという凄さに圧倒された。 そしてこれをこの新刊として読めた二十数年前の人達は、進化していく日本とともに もしかするとこんな事が有りうるかもしれないという希望とドキドキがあったのかなぁ そう思うと少し羨ましいです。 | ||||
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主人公は、ゲームのシナリオライター。 自分が書いたシナリオが、体感型のゲームになったので、モニターを頼まれる。 そのゲームは、完全にゲームの世界を体感できる全く新しいタイプのものだった。 ヒロインの失踪⇒ヒロインの女友達の出現⇒二人でゲーム作成会社のウソを暴いていく、といった王道のストーリー。 後半は、まさに映画さながらの展開。 徐々に、敵の陰謀が明らかになっていく。 最後に、主人公が、単独で敵の研究所に潜り込み決定的な証拠を見つける。 と思いきや、敵に気付かれて窮地に陥ってしまう。 最終的には、ヒロインが居ない世界が現実なのか、ゲームなのかが分からなくなってしまう。 そこで、主人公がとった行動とは・・・? 内容は、映画の「マトリックス」を彷彿とさせた。 本に、引き込まれるように楽しめた。 | ||||
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なんとなく録画したBS番組で西澤保彦の七回死んだ男 (講談社文庫)が紹介されていて、そこからアマゾンリンクで見つけて購入。初出が平成元年とかなり前の作品、想定されるハードディスクの容量は小さく、携帯電話もなくややノスタルジックな雰囲気を感じます。バーチャルリアリティと現実が交差する設定は、フィリップ・K・ディックのトータル・リコール (ディック短篇傑作選)よりは後になりますが、マトリックス [Blu-ray]公開の10年前、今読むとさすがに斬新とは言い辛いものの予想以上に面白かったです。やや含みを持たせたラストは当時の流行だったのでしょうか、時代を感じさせます。 今本書を読むことができたのはまさにロングテールの恩恵と言えましょう。本書を読んだ後新刊書店に行ってみましたが在庫してある書店は多くありませんでした。某有名中古本店には在庫してありましたが、情報がなければ手に取ることはありません。文芸古典でもない限り20年読み継がれる作品は全体の何%でしょう。作品自体は優れていてもエンターテイメントは時代を反映しているため時間が経つと、どうしても古さを感じさせてしまいます。 エンターテイメントと時代の普遍性を両立することは難易度が高いとは思いますがその点を織り込めば隠れた名作はまだあるように思います。少し芋ずる式にリサーチしてみたいと思います。 | ||||
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80年代後半に発表された作品だが、そのアイデアの先見性にまず驚かされる。当時の読者にこの設定はどう写ったのか。21世紀の今読んだ方がよりその設定や世界観を身近なものとして実感できるのではないだろうか。 プロット自体はあのPバーホーベンの「トータルリコール」を彷彿とさせるが、重要なことだが、本作の方がトータルリコールより数年も以前に書かれているのである。しかも記憶ではなく仮想現実装置をモチーフにしているのでこれはもうマトリックスの世界観も先取りしていたと言っても大袈裟ではない。この種の仮想現実ものとしては本作でのプロット以上の展開は思い付かないだろう。なので、今から読むとこの種のテーマのSF映画を沢山見ている人にはひょっとしてありがちなオチだなあと思ってしまう人もいるかもしれないが、これが元祖なのである。本作の時点で完璧なプロットが考案されたので、その後の同種の作品がその展開をなぞるを得なくなっているのである。その点を踏まえて読んで頂きたい。 | ||||
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謎の解明に繋がる伏線がかなりわかり易く引かれているので、途中で全容は見えてしまいますが、それでも面白いと思える一冊です。但し、ラストに向け不条理さが拡大していくので、読み終わってもすっきりしません。 | ||||
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子供の頃、単行本で読みました。 当時はワクワクしながら最後まで読みましたが、 今読んでみたらどうなんだろう?と再読。 当時とは印象が違うものの、やはり面白い。 一気に読ませる小説です。 | ||||
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井上夢人を読んで、岡嶋二人を読む。 順番が逆だけど、私が初めて読んだ・岡嶋二人作品です。 井上夢人より読みやすかった。 というか井上さんの作品は長編なので、読む前はちょっと気合が必要だけど、 このくらいの短さの方が好きだな。気軽に読めて。 読んでいるうちにいつからかわたし自身も壷にハマってました。 ハマることを知っていながらいつハマってしまったのか、そしていつ抜け出したのか まだ抜け出せていないのか、どっちなんだろう。。。 死を持って手に入れたのは壷の外だったのか、そうじゃないとしたら恐ろしすぎます。。。 いや、壷の外だったらもっと恐ろしい。 たとえ壷の外を手に入れたとしても、今以上恐ろしい世界が待っているに違いないから。 クラインの壷が発明されたとしてもあたしは絶対入らないぞ!! どんなに注意して読んでも必ず壷にハマってしまう作品です。 | ||||
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