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(短編集)
光の帝国 常野物語
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光の帝国 常野物語の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.12pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全105件 81~100 5/6ページ
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常野一族という、さまざまな不思議な力を持つ人々の話。 表題作でもある、「光の帝国」含む全10編からなる。 それぞれ違う力を持ち、その力を他人に知られぬよう、 その場所場所に馴染むように暮らしている、一族たち。 どこか、切なさがいっぱい詰まった感じがする。恩田さん自ら、「手持ちのカードを全部見せる総力戦」と言ったように、 どれも短編ではなく長編やシリーズとして成り立ちそうなくらい、奥の深い作品ばかり。 そして短編だけど、ひとつひとつが孤立しているわけではなく、全体にリンクしている。 それも読んでいて楽しいところ。常野の一族の輪のようなものを感じます。 手紙のやり取りだけの話があったりと、読んでいて飽きない作品じゃないかな、と。ぜひ何らかの形で続編というか、光紀や亜希子、光の帝国のみんなのその後がぜひ読みたい、 そう感じてしまう作品。 | ||||
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薦められて読んでみた本だったけど これは凄く良い本だった。不思議な能力を持つ人々の話と言うことで 最初は少しだけメルヘンチックであったり 現実離れしてるんじゃないかと思ったけど 読んでみると本の世界に引き込まれてしまい 恩田さんだから書ける不思議で魅力ある世界があった。本のタイトルになっている「光の帝国」では思わず泣いてしまった。 読んでみようか迷ってる人がいるなら 読むことをお勧めします。 | ||||
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タイトルから受ける印象というものは大きいですよね。 解説の久美沙織さんも書いていましたが、「光の帝国」と聞くといかにも「帝国軍と反乱軍の戦いのようなものを描いた小説か??」と思いがち。 そして副題の「常野物語」もどうしても「遠野物語」を連想させます。 けど、この作品はそのどっちのタイプでもありませんでした。 いい意味で裏切られる作品です。特殊な能力を持つ「常野」と呼ばれる一族を描く短編集と思いきや、後半へ進むにつれて一つ一つがリンクしていることに気づきます。 まさに「つかず離れず」という言葉がぴったりな絶妙なリンク。 これによって長編とも短編集とも取れちゃうから不思議・・・。読んでいくうちに心が温まってくるような不思議な優しさもあるけど、どこか奥底に冷たいものの存在も感じずにはいられなかった。 常野の人々の生き方にも共通するような感覚を感じました。この一冊では常野の存在の意味がまだわからない。 きっと彼らは何かをやろうとしている。 それが知りたいですね。 続編が書かれることを期待してます。 | ||||
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この話は、「常野」という、不思議な能力を持った人に関する、短編小説がたくさん入った物語です。 一つ一つの話は、不思議なのですが、引き込まれるといった内容になっています。とっても、心温まるものや、読んだ後に、とっても、考えさせられるものなど、いろいろな種類の話が、盛りだくさんです。 ぜひこれを読んで不思議な世界の魅力を体験してみてください☆★ | ||||
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不思議な力を持つ常野一族について綴る短編集。 しかし、ただの短編集ではなく一つ一つの短編が段々とリンクしていき、最後には全てがつながるという不思議な構成。 興味をそそられてしまうファンタジー。 続編が強く望まれます。 ソレデハ… | ||||
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常野という、不思議な能力を持った人々をめぐる短編集です。読んでいると、時には息をのんだり、優しい気持ちになったり、 また涙を流したり…一遍一遍が独特の味を持っていると思います。昔から伝わる不思議な話という雰囲気と、 常野(とこの)という音が似ているという点から、 私は柳田国夫の『遠野物語』を連想します。短編集ですが、いくつかの話に共通の登場人物が出ており、 読者はそのつながりを深読みできるという楽しみもあります。 | ||||
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「光の帝国」から受ける威圧的なイメージとは違って 「常野」(とこの)出身という様々な能力をもった人々の物語。 書物を次々に暗記していく力、未来を読む力、遠くを見る「遠見」など。 彼らは理由あって点在し、ひっそりと暮らしているのだが。一話目の小4で古典をすべて『しまった』(暗記した)光紀とその家族の物語『大きな引き出し』を読むだけで、たちまちその不思議な力と特異さに ひかれてしまうことでしょう。人知れず暮らしているのに、周りの人をひきつけてやまない 『常野』の人々の生きざま。懐かしく、じわじわ胸に迫る心地よい恐怖。後半はやや淡々としていますが、十分に楽しめる作品です。春田一家のその他のエピソードや『オセロ・ゲーム』のその後など、続編を期待しています。 | ||||
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数ある恩田作品の中でも「常野物語」はかなり良い作品だと思います。 短編のまとまりなのですが、それら全てに常野という 不思議な力を持つ人々が関係してきます。最後の話のハッとさせられるような展開は、 とても感動的です。 それぞれの話が微妙にリンクしているのも、 魅力ではないかと思います。 | ||||
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不思議な能力を持つ常野の人々を描いた話。 とりとめのない、つかみどころのない、だけどどこか温かい短編集である。正直なところ、いわゆる読み物としては「さあ、これから何かが動き始めるぞ!」というところで終わっているので、消化不良の感は否めない。 ただ、それを補って余りある魅力がこの本にはあると思う。ゆっくりとした時間のうねり、ありふれた日常、そしてちょっとしたズレ。この物語を読んでいると、自分が夢を見ているような錯覚に陥る。 鳥の目になって、夢の中の登場人物たちを見守るような不思議な感覚が味わえるのは、なかなか楽しい。 個人的には、ツル先生と子供たちの話が一番印象に残った。自分の時間を止めてみたい時に読みたい一冊。 | ||||
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常野という場所、そこで生まれた不思議な能力をもつ人々を主人公にした短編10編からなります。時代は、ほとんどの物語が現代のものです。能力を隠しながら、ひっそり生活する人々。しかし、状況下能力を使わざるをえない、また、自分の能力に目覚めていく物語などです。いずれも、「抒情あふれる」物語で、静かな、落ち着いた気分になれる話です。それがクセになって、どんどん読み進めてしまいました。能力自体も、なにか「古くからある言い伝え」に出てきそうなもので、それが、話のムードを作ってました。 | ||||
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常野という発想はすばらしく、ひとつひとつの短編の出来はいいと思うのだが、短編間のつながりが「常野」という一点のみで、発展性が感じられず、最後の章もイマイチまとめ切れなかった感じがする。恩田陸はもともと謎は全て明かさないで味をだすタイプの作家だが、コレに関してはただの消化不良になってしまいっている。おそらく作者自身もモチーフが大きすぎて消化不良に陥ってしまったのだと思う。正直あんまりオススメはできない。 | ||||
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それぞれに不思議な力を持って生まれた「常野」の人びと。 力を持って生まれたがために歩む事になる運命。力に関わることで動き始める運命。 一見、その力によって構成される物語のように思えますが、登場人物の個性やそれぞれの想い、人生がこの作品をより深いものにしています。 | ||||
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数ある恩田作品の中でも一番好きなお話です。 不思議な力を持つ「常野」一族の悲しい歴史や長い戦いが 描かれています。 とても壮大なスケールのお話ですが続編は出ないのでしょうか? 心待ちしてるのですが・・。 | ||||
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短い話がたくさんなのだけれど、すべて常野のお話。不思議な話でした。人がたくさん出てきて、しかもあとから同じ人が出てきたりするので覚えてられなくてあれれ??というところもあったけれど、雰囲気はよかった。 静かに楽しめました。 | ||||
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もっと続きを読みたくなる、そんな気持ちにさせる連作短編集。「常野」の人たちの不思議さが断片的に語られるため、その全貌はわからないけれど、心の中がしんとなってくる。 | ||||
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短編集なのだが、それぞれが本当に面白い。 何処か神秘的で壮大で「常野」の世界にどっぷりはまってしまいます。 「光の帝国」は泣けちゃいます。 ただ、短編なのが惜しいところ。 これだけ常野の世界が広がっているのだがから、長編で読んでみたい! | ||||
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ちょっぴり不思議な力を持つヒト達の物語です。 それぞれが序章、みたいなストーリーなので、ヒトによっては欲求不満を感じるかもしれません。続きを待つのが苦痛ではなく、自分で色々と想像するのが好きなヒトにはオススメです。 また、作者の個性が一番つまった作品だと思いますので、恩田作品の入門書として読むのも良いかもしれません。 | ||||
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恩田陸の感性が私にぴったりハマるのがわかってきた。 好きな話の方向性というものが似ているのだ。光の帝国というタイトルは未来を案じさせるが常野物語というサブタイトルは過去を感じさせる。 「常野」から来たという彼らは何かしらの不思議な力を持っている。 穏やかで知的で、権力への志向を持たず、ふつうの人々の中に埋もれてひっそりと暮す人々。常野一族を巡る連作短編集。 能力者でありながら、ひっそりと暮しているという部分に好感が持てる。 SFのようなのに物静かなのだ。 ファンタジーにも取れるのに現実にほど近い。 読み終わった後の清清しいこと。数年前にNHKでドラマ化されていましたが、そんな短時間ではこの小説のよさはわからないだろうと悲しくなりました。 | ||||
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常野の人々の壮大(そう)な物語だが、伏線だけを引かれたままでそのあとがないといった感じ。はっきりいって、欲求不満に陥ってしまう。正直なところ。 | ||||
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