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(短編集)
光の帝国 常野物語
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光の帝国 常野物語の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.12pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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思わず寝れなくなってしまうほど読むのに夢中になってしまうけれど、読んだ後に特に何も残らないエンターテインメント小説だった。 面白かったけど、続編は読まなくてもいいかな、と思った。 なぜならば、やはり、なんでもできる天才とか特殊能力という設定が簡単すぎて、面白みを感じなかった。 (こういう小説を読んで勘違いした人が、自分には才能がないと思ってしまうのではと思う。才能の影には理由があるのです。) 最後の話の、音楽の描写がとても生き生きとしていて素晴らしく、蜂蜜と遠雷に続くものを感じた。 あとはまぁ、面白いけど、テレビドラマと一緒かな。 恩田さんの、音楽の小説をもっと読んでみたいなと思った。 | ||||
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膨大な書物を暗記するちから、遠くの出来事を知るちから、近い将来を見通すちから―「常野」から来たといわれる彼らには、みなそれぞれ不思議な能力があった。穏やかで知的で、権力への思向を持たず、ふつうの人々の中に埋もれてひっそりと暮らす人々。彼らは何のために存在し、どこへ帰っていこうとしているのか?不思議な優しさと淡い哀しみに満ちた、常野一族をめぐる連作短編集。優しさに満ちた壮大なファンタジーの序章。 | ||||
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説定やキャラが面白いなと思ったのですが中盤頃にあるエピソードを読んで女性が書いてる感がすごく出てたのが少し不快でした。 男性をそこまで下げる必要性が感じられなかったので… | ||||
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私は恩田陸さんはホラーものじゃないものがいいと思うのですが…夜のピクニックは最高でしたがやはり思わぬ人物が現れたり…あの人物が出なくてもいい作品なのにと… | ||||
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常野の人たちがなんなのか最後まで読んでもわからなかった。ただその世界観には面白さを感じたしもっと知りたいと思った。とりあえず続編も読んでみます。 | ||||
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自分の周りに起こることがあまりにもつながりすぎているとき、 これは偶然じゃなく、必然なのではないかと思うことがある。 知らないうちに何か大きな力によって動かされているのかもしれない。 | ||||
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人の情とはまた違う、常野村の人々が持つ温かさ― 短編で収めるには大き過ぎる世界観を、一つに凝縮し切れていない感じがする。 もう少し中編〜長編で纏めたオムニバス辺り構成とか使い、一話か二話辺りの話をもっと広げた方が面白そうだと思ってしまった。 しかしながら、世界観とストーリーの高さには肝を抜かれた。 超能力が活躍するでも人情を説くでもないのに、何故こんなにも温かさを感じられるのだろう? 暫くは、涙が止まらなかった。 もしかしたら、長編や中編を書いて初めて゛生きる゛作家なのかもしれない。 あったら探して読みたいと思う。 | ||||
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遠くの音を明瞭に聞く能力、物凄い早さで走る能力、念じただけで人すら燃やせる能力、素晴らしい音楽を生み出す能力、抜群の記憶力に加え、他人の人生までも読みとり、そのまま誰かに見せることのできる能力などなど、いろんな超能力を持った人々の物語を綴る短篇集です。 怖い話や不思議な話、感動する話など盛り沢山なんですが、ぼんやりとした、なんとも不思議な読後感です。 短篇ですが、少しずつ繋がっています。 実在の人物や建物も出てくるので、なんだかリアルです。 『あのさ、僕の尊敬するチェリストが言ってたんだけどね。 音楽にすれば全てが美しいって。 憎しみも嫉妬も軽蔑も、どんなに醜いおぞましい感情でも、それを音楽で表現すればそれは芸術だからって。 だから音楽はどんな時でも味方なんだって。 武器なんだって。心変わりしない。浮気もしない。いなくなったり死んだりしない。 そのへんの男よりかよっぽど頼りになる。』BY国道を降りて… 川添律 | ||||
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特殊な能力を、決して人に知られてはいけない。普通の人間として暮らすための絶対条件だ。私たち一般人からすればうらやましいと思うが、その特別な力は、時にはその人自身を滅ぼす結果にもなってしまう。力を持つことが幸せなことなのか不幸なことなのか、それは一概には言えない。しかし、彼らにしか出来ないこともある。ある意味、彼らは選ばれた人間なのかもしれない。これから常野の人たちはどうなっていくのだろう。作者への期待が大きく膨らむ。 | ||||
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タイトルから受ける印象というものは大きいですよね。 解説の久美沙織さんも書いていましたが、「光の帝国」と聞くといかにも「帝国軍と反乱軍の戦いのようなものを描いた小説か??」と思いがち。 そして副題の「常野物語」もどうしても「遠野物語」を連想させます。 けど、この作品はそのどっちのタイプでもありませんでした。 いい意味で裏切られる作品です。特殊な能力を持つ「常野」と呼ばれる一族を描く短編集と思いきや、後半へ進むにつれて一つ一つがリンクしていることに気づきます。 まさに「つかず離れず」という言葉がぴったりな絶妙なリンク。 これによって長編とも短編集とも取れちゃうから不思議・・・。読んでいくうちに心が温まってくるような不思議な優しさもあるけど、どこか奥底に冷たいものの存在も感じずにはいられなかった。 常野の人々の生き方にも共通するような感覚を感じました。この一冊では常野の存在の意味がまだわからない。 きっと彼らは何かをやろうとしている。 それが知りたいですね。 続編が書かれることを期待してます。 | ||||
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常野という発想はすばらしく、ひとつひとつの短編の出来はいいと思うのだが、短編間のつながりが「常野」という一点のみで、発展性が感じられず、最後の章もイマイチまとめ切れなかった感じがする。恩田陸はもともと謎は全て明かさないで味をだすタイプの作家だが、コレに関してはただの消化不良になってしまいっている。おそらく作者自身もモチーフが大きすぎて消化不良に陥ってしまったのだと思う。正直あんまりオススメはできない。 | ||||
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それぞれに不思議な力を持って生まれた「常野」の人びと。 力を持って生まれたがために歩む事になる運命。力に関わることで動き始める運命。 一見、その力によって構成される物語のように思えますが、登場人物の個性やそれぞれの想い、人生がこの作品をより深いものにしています。 | ||||
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