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神様のメモ帳



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【この小説が収録されている参考書籍】
神様のメモ帳 (電撃文庫)

神様のメモ帳の評価: 3.64/5点 レビュー 70件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.64pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全70件 41~60 3/4ページ
No.30:
(5pt)

青春ミステリの最高傑作

成長の痛み、喪失と再生を描ききった、ライトノベルとしては希有な作品であることは他の方々のレビューの通りなので、ここではミステリとしての評価をしてみます。(ネタバレはしないつもりですが、一切前情報を仕入れたくないという人は読まないでください)



本作において、「麻薬」と主人公の周辺とを結びつけるラインは中盤で明かされます。あきらかに作者はこれを隠すつもりがほとんどなく、実際にこの真相は探偵であるアリスの手を借りずに明るみに出てしまいます。これを受けて、「なぜ事件が起きたのか途中でわかってしまった」という感想を書く人が時折見受けられるのですが、見事に目くらましに引っかかっていると言えるでしょう。探偵アリスがたびたび口にしているように、この作品の謎の核は別の場所にあります。他に謎は一つもない、とまで彼女は言い切っています。つまりこの作品は(森博嗣がよくやるような)「謎の中核を事件の焦点からずらす」タイプの作品だといえます。
その鮮やかな解明はラストシーンの映像的な美しさともあいまって、この作品をミステリとしても非常に上質なものに仕上げています。
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No.29:
(5pt)

こういう舞台設定が好き

こういう舞台設定やシリアスなストーリーは個人的に好みなので、すぐ引き込まれました。今回はドラッグを扱った事件ですが、これから先の巻でも色々な事件に巻き込まれて、ニート探偵とそれを手助けするニートたちが活躍して解決していくのだろうと思います。
分類としてはミステリーものに入るのだと思いますが、難しいところはなく、文章もすらすら読めます。東京を舞台にして色々な事件が起こるところが、池袋ウエストゲートパークっぽい感じがすると思いました。

 イラストがとても綺麗で、この作品をとてもよく表していると思います。ライトノベルであんまりバトルモノやラブコメ系が好きじゃない人は、こういう現実に少し非現実を加えたような作品が合うんじゃないかなーと思います。

 そして、この作品を読んでいて感じたのは、心理描写がよく描かれていると思いました。よくストーリーはいいのに心理描写が少なく、登場人物に共感ができないことが原因で評価が下がってしまうと言うことがあると思いますが、この作品では主人公ナルミくんの気持ちがよくわかりますし、他の人物の心情も読み取りやすいです。ナルミくんと彩夏の関係や二人のやりとり、相手を思う気持ちがなんだか切なくてたまらなかったです。

心を閉ざした感じの主人公がアリスたちとの出会いでどう変わっていくかも気になりますし、これから先も読み続けたいと思います。
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No.28:
(1pt)

アニメ化されると聞いて読んだけど・・・

半分くらい読んでやめましたね。自分はつまらなかったなぁ・・・
文章も90年代の作家みたいで、ラノベ離れしてる、というより古いだけと思いました。
心理描写も全然でしたね。園芸部の子でしたっけ?何をそんなに思い悩む必要があるのかまったく伝わってきませんでした。

自分には合わなかった、というより普通に駄作に思えたんですけど高評価なんですよね・・・
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No.27:
(2pt)

4巻以降に期待?

つまらなくはないけど、とってつけたような所もあって、著者は物語よりキーワードやメッセージ性というか、
言いたい言葉が先にあるのかな、と思いました。

それを言い尽くして話すことが無くなった頃から面白くなりそうな気もするけど、
このまま続けて2巻を読むかというと一旦他の話を挟みたいなと思っちゃう。
内容は詰め込んでて派手なんだけど、単巻で面白いかというとちょっときびしい。

一番腑に落ちないのは主人公とアリスの関係。人生に興味を失った人が、
かまってくれるからって好意も興味もない人とあんな風に一緒に居ようと思うかな?
人の居るところへ戻ろうとか思うだろうか。傷ついた人にとって居心地のいい場所なんて本当はないと思う。
人の居る場所、いない場所、どっちも怖いものです。

そんな感じで二人の行動原理が私にはうまく読み取れませんでした。
熱かったり醒めてたり、それが二面性ですらなく支離滅裂な気がして。

各キャラの個性もまだ「この人はこんな特殊能力があるんです。」という説明だけの域を出てません。
次は機会を作って、高評価のついてる4巻くらいまで一気に読んでみたいと思います。
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No.26:
(5pt)

探偵たちの魅力溢れる傑作!


ライトノベルにはほとんど触れたことがありませんでしたが、これほどの良作に巡り会えて嬉しいと同時に、後悔しています。
なんでもっと早くこの作品に出会えなかったのか、と。。

ニートという言葉の偏見?を打ち破り、見事なまでのストーリー展開と、キャラクタ-の生き生きとした魅力に引き込まれます!

この1巻の終盤、アリスとナルミの屋上でのシーンで、スキマスイッチの『アカツキの詩』を聴きながら読んでいたら、自然と涙が…
勝手にテーマ曲に決めましたが、よく合ってると思います、ご一緒にどうぞ(笑)

とにもかくにも、事前知識なしに読んでもらいたい素敵な作品です◎


ちなみに今では、ドクターペッパーを愛飲しています←



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No.25:
(5pt)

神様のメモ帳

岸田メルさんがイラスト担当なら…と思い購入しました。

きっかけはメルさんでしたが、内容もとても良かったです。
魅力的なキャラクターに高い文章力が目を引きます。
ただの美少女モノではありません。
おすすめです。
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4840236917
No.24:
(5pt)

読み終えた瞬間にもう一度読みたいと思えた作品

すでに全巻読みましたが、やっぱり1巻が一番好きですね。
こんな仲間に出会いたいなぁとww
内容としては一人一人のキャラが濃くストーリーもしっかりしていて、ラノベだからと敬遠するのはもったいないくらい。
あと、ギャグとシリアス両方バランスよくブレンドされている気がします(シリーズ通して)。
ギャグのところでは名言(迷言?)が結構出てきてそれも面白いです。
今年のこのライトノベルがすごいでは10位でしたが、巻が出るにつれてもっと上がるのではとひそかに期待してます。

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No.23:
(5pt)

神様のメモ帳

自分の中で今イチオシの作品です。なんか自分がこの立場ならどうなるんだろうとか考えてしまいます。是非皆にも読んでもらいたいな!!かなり心に響きますよ
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No.22:
(5pt)

自分にニートとして生きる勇気を与えた名作です

タイトルが全てを物語っている

自分の存在価値を教えて貰った作品

ニートと、自称ニート探偵達が繰り広げる
何とも形容し難い
味の有る、ほろ苦い青春ストーリー

ニートとは? 絶対悪なのか?

否、そんな事は決してない!

皆それぞれ、ニートになった理由が有って
成ろうと思ってなれる物でもなければ
なろうとも、思わないだろう

この物語

メインは二人だが
主人公は、登場人物全員だと思う
普段は、特に何をする訳でもなく
ラーメン屋の軒先で下らない話に花を咲かせ

いざ、事が起きれば結束して問題解決に当たる
自分を犠牲にしてまでも、仲間の為に努力する姿勢

その仲間達を束ねる自称ニート探偵

ニートとは、只怠慢に日常を過している
者を指す言葉ではない

信念が強過ぎるが故に世間とは、ずれてしまった者
或いは、退屈な日常を放棄した者

人は、常に平等であり
働いていようが、居まいが
その人の価値は変わらない筈

良い大学を出て
良い会社に入り
安定した収入を得る

間違っては居ない

だが、それだけが人生ではない!

この作品が語っている
本当に伝えたい事は『命の大切さ』
そして、人生とは

『ニート』

読み終える頃には
ニートに対する考え方も変わって来るかも知れない
自分がそうで有った様に

ニート探偵は今日も眠らない。
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No.21:
(3pt)

スーパーニート物語

amazonレビューで高評価でしたので購読してみました。
一人称が僕の少女ニート探偵が登場し、ニート探偵のそのフレーズ
にいろんな期待を胸に読み進めましたが、たいしていんぱくともなく、
事件が発生するも、とくにとんちを効かせて解決するわけでもなく、
私はいまいち面白くなかったです。

いいところ
半分以上(8割?)が会話で構成されています。
300ページ以上ありますがいっきに読めます。
小ネタや小ギャグが面白い。

あとがきでも述べられてますが、
「Neet」を雇用されておらず、学生でなく、就活中でないと表し、
文中でもこの言葉遊びのシーンがありますがそれだと定義が広すぎて
ニートのよさが失われてしまってます。
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No.20:
(3pt)

ニートの仲間達!登場……と美少女探偵も登場の巻

ストリート系小説の重箱に青春小説の弁当を詰めて、美少女探偵でフタをかぶせた人気シリーズの第一作。

 己の有り様から世間から乖離してしまう存在を『ニート』とネーミングして、その中の一人である主人公の葛藤を、ニート仲間達という水平コミュニティを通じて自立・再生していくという根幹自体は、古典的なアウト・ロー小説と変わりません。
 ただそこに、推理小説的なガジェットを持ち込んだり、少ない学園生活もきちんと描き、美少女やそれを上回る魅力的な男性キャラクターの面々を用意して、最後にはラノベ的な救いまで提供するとなると、その構成力の高さには驚きを感じます。いわゆる「てんこ盛り!」というやつなのですが、それがきっちりと配分されているところが好感触です。

 ただ、この巻は最初だけに全体にトーンが暗めで、キャラで転がっていく要素が増える続刊よりは重たいものを感じるかも知れません。通巻を通して描かれる「失われたもの」「失われなかったもの」というシリーズテーマの象徴的な出来事も、この巻だけでは完結しない(続刊で意味合いが変わる)点もあり、単巻で読むとややハードな印象。そこは先を見据えてクリアしていくとより楽しいのかなと思います。
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No.19:
(5pt)

ニートとは何だろう

前から読もうと思っていたんですが、最近になりやっと購入して読みました。感想は、面白かった。他の皆さんが言うように間違いなく良作だと思いました。
なんでもっと早く読まなかったんだ自分...
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4840236917
No.18:
(4pt)

一気に読み切りました

東京都の某所にあるラーメンはなまるには,
個性豊かなニート達が集まる場になっていた。
自称「ニート」と言っているが,
この本で言うニートは収入面よりも,
どことなく世の中に馴染めない事による
『虚脱感』や『疎外感』を表現しているのかも知れない。
その様なニート達がある事件を発端として,
主人公であるナルミの依頼により
「事件を解決する」
という一つの目的の為に結束して立ち上げる。

ダークな部分やシリアスな表現も多いが,
読み始めるとのめり込んで一気に読み切れた。
続編も読み進めて行きたい。


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4840236917
No.17:
(5pt)

ニートを外しても成立しそうなお話

他の方のレビューを見て購入に踏み切った作品です。

個性的かつ存在感あるニートたちが活躍しますが、
軸になるキャラはしっかりと決まっています。
共感する相手に迷うこと無く、読み進められます。

所々に出てくる「ニートの矜持」のようなものには、
全く共感出来なかったのですが、
それでも気持ちよく終わりまで読めました。

軽快な文章ですが内容はシリアスです。
ニート探偵さんは、使いようによっては萌え要素満載な感じですが
そちら方面にはあまりタッチしません。

読み終えて静かな感動に浸れました。
正直、商品の説明の所の内容説明で少し損をしている感じです。

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4840236917
No.16:
(5pt)

意外にブラック・・・。

ここ最近、久しぶりに面白いと感じたライトノベルです。
内容は、簡潔に言うとNEET探偵が事件を解決するという話です。

このライトノベルは、少し哲学が入っている感じで自分的にはとても面白く感じました。
最後にはきっちりした理由がわかり、とても面白かった。

軽いサスペンス系が好きな方にお勧めです。
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No.15:
(5pt)

The Only Neet Thing to Do

メルヘンな装丁とタイトルのため、セグメンテーションされた客層からはややずれた所に着地している感は否めません。なので日常系をご所望の方はあらかじめご留意ください。他のレビューアーさんがご指摘の通り装丁の印象と読み味が大分異なってくるので、先んじて強調させていただきました。
そうでなければ。杉井光「神様のメモ帳」は十二分に読む価値のある傑作であるということも強調しておきましょう。

まず目を引くのは作者の圧倒的な構成力。そして精緻な心情描写。痛みを抱える十代の描き方としてはこれ以上ない、というのは言い過ぎにせよ。かなりハイレベルのものを見せてくれてます。
(※ストーリーが冗漫という声が聞こえますが、ラノベ界隈の略述された文章に慣れた方の声ではないかと思います。確かに作品の中盤には心理描写が中心となる部分がありますが、それはこの作品の強みなのです)

なお作中に登場する「The Only Neet Thing to Do(たったひとつの冴えたやりかた)」という言葉。neat(研ぎ澄まされた)とNeet(働く意欲のない若者)をかけたダジャレですが。
こういう小道具一つにしても、なかなかしゃれてるんだよなあ…。寡聞にして杉井氏の作品は初見だったのですが、これは著者買いしても痛い目を見ることはなさそうです。
とてもいい読書をさせていただきました!
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4840236917
No.14:
(4pt)

良作

最近のライトノベルにありがちな表面をなぞるだけの作品ではなく
深いところまで入った内容です

それぞれのキャラが立ち
そしてその個性がからみ合って問題を解決して行く

自分も仲間に入れて欲しいと思いました
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No.13:
(5pt)

うまくいかない事もある

内容については他のみなさんが書かれているように、ほのぼの学園探偵ものを想わせるような表紙とは打って変わって意外にシリアスです。でも、時々間に挟むコメディな展開や特徴的なキャラクターがいるお陰で、それほど鬱な印象はありませんでした。


読む時に注意していただきたいのは、あまりニートという単語を意識して読まないということです。ニートという単語は何度も作中に出てきて、実際この作品のテーマの一つとなっていますが、世間一般の解釈とは別の角度からニートという言葉を扱っているようなので、ニートが良い悪いの考えは持ち込まずに、純粋にライトノベルとして読めば本来のこの本の面白さが増すと思います。

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4840236917
No.12:
(4pt)

探偵ものノベル

まずパッと見で思うこととしては、「なるほど表紙のこの女の子が"神様"で、あったかいほのぼの系のお話なんだろう」ってことですが、内容説明には「ニート探偵だ」とある。んん? いまいちイメージが掴めんな?

種明かしとしてみれば、表紙の女子が『ニート探偵のアリス(日本人)』で、「神様を主題にしたフワっとしたお話」とは全然違う。主人公とアリスと「5人の個性豊かなニートメンバー達」が、自分たちの街で起こった事件をどうにかしようとする話。全体的には割とシリアスな世界。

ただ「ニート探偵」っていう設定が目を惹くだけで、全体的にはそれほど新しい話でもないような気が……。その設定ですらぶっちゃけ「言葉だけ」みたいな感じもある。わざわざニートにしている意味があまりないよーな。
細かいことを言えば、話がちょっとブツ切り的で、同じワードを何回も繰り返しているのが気になる人は気になるかも。何回「ニート」とか「ドクターペッパー」とか言うんすか。

良かったですよ。なにより女キャラより男キャラの方が多いっていう硬派な感じがいいですね。黒髪ロングが好きなら。
神様のメモ帳 (電撃文庫)Amazon書評・レビュー:神様のメモ帳 (電撃文庫)より
4840236917
No.11:
(5pt)

アリスさん、パンツ見えてません?

あ、それパジャマですか。なんかスパッツみたいなのですか?
でもいいんです。僕の脳内ではパンツに変換して見てます。
そんな掴みはバッチリな扉絵の美少女が、ニート探偵のアリス。
gossickとの類似点は両方読んだ人には片手では足りないくらい思いつくだろうけど、
はっきり言ってそんなことはこの作品においてはどうでもいいことだ。
なぜかって。それはこの作品が、gossickの遥か上を行ってしまっているからだ。
 
この作中においてニートという言葉が繰り返し用いられるが、現在僕たちが考えているものと意味は少し違って、
どちらかというと「アウトサイダー」に近い形で捕らえたほうが良いかと思う。
世間の決めたレールから外れ、自分の一芸に人生を賭けているような、頭のぶっ飛んだ連中だ。
ただの無気力な普通の高校生である主人公のナルミは、学校では疎外感を、ニート連中の間では無力感を感じている。
自分には何もない。こんな役立たずの自分が、ここにいてもいいのか?
苦しみ続けるナルミの心情は、多くの読者に共感を与えるだろう。
 
神様のメモ帳というメルヘンなタイトルからは想像できないシリアスな内容だが、
所々に杉井氏らしいコミカルな表現やテンポの良い会話が挿入され、スラスラと読めてしまう。
さよならピアノソナタとは180度違う青春群像として、紛れもない良作。

神様のメモ帳 (電撃文庫)Amazon書評・レビュー:神様のメモ帳 (電撃文庫)より
4840236917

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