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夜宵
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夜宵の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.74pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全16件 1~16 1/1ページ
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表現が怖いところがあり、 グロい表現が苦手な人は注意。 時間系列、主役が色々と移り変わる作品。 これはここに繋がっているのねという事があり。 キャラが魅力的です。 私はサザが好き、カッコイイ! 全てが手に入る妖しくも美しい細蟹市に 怖いけども行ってみたい!もちろん顔は隠して。 | ||||
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柴村仁ってこんなに気持ち悪くなるような文章書いてたっけ?と思うような登場人物がいろいろでてきて、一時はうんざりしながら読んでました。 プシュケの涙 のシリーズが大好きだったから、なんかショックだった。 一話目はまるで歪アリだ。女もそこで笑うところじゃない、何が面白いんだよお前は。と言いたくなるような一話目でした。 | ||||
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電子書籍版ですが、表紙の雰囲気に惹かれサンプルを読み、「あっ多分これ私絶対好きなやつだわ」と感じて購入。 めちゃくちゃツボにハマりました、世界観も登場人物も設定も文体も表現も台詞なども全部大好きです。 ほんとに全部大好きです(※大事なことなので2回言いました)(このネタ古いな…笑)。 全3巻全て持ってます。 恒川光太郎先生の『夜市』の偽物とかパクリとかえらい失礼なこと言ってる方々がいますが、反応してるところぶっちゃけ『夜市』だけでは?と読んでて逆にびっくりします。 私は先にこちらを読んでから、どんなだろうなーとそちらの作品も読んでみました。 確かに『人外入り乱れた文字通り何でも売ってる夜市』ってとこは同じテーマですけども、こちらの作品も『夜宵』も、話をちゃんと読んでたらテーマが共通してるだけで世界観も設定も物語も人物も全然違うものだって普通に分かることですし、その共通するテーマも「唯一無二!他に誰も考えつかない!一目で丸パクリだと解るもの!」みたいなものでもなく…ホラーや伝奇物や幻想文学や、そういった系統の作品を読んでいたら普通に出会うテーマだと思います。 何かの作品に触れて「すごい面白くて感動した!」って気持ちや思い出ってずっと特別ですし大事なのはとてもとても分かるんです、私もそういうものがたくさんあります。全部今でも大切です。 ただそれが行き過ぎると、誰も幸せにならない。 『夜市』も『夜宵』も、共通のテーマでありながらそれぞれ独自の世界観を魅せてくれて、とても素晴らしいものだと思います。 どちらが好みとかは勿論あると思いますが、どちらも良いものであることは間違いないでしょう。 好きだ!!と心底思った作品が謂れのない酷評受けて(好意的な感想言ってくれてる方もいっぱいいますが!すごい嬉しい)ウワーーッ!!ってなったのでめっちゃ書いてしまった めんどくさいファンになってしまってるな……すみませんそれくらい大好きなんです 冷静になってきたけどこのままレビュー投稿させて頂きます こういう系統好きな方はぜひ読んでほしい……ッ 文体とかセリフとかもすごい好き(淡々と事実を書き、リズム良く読めるなと…逆にそれが雰囲気に合ってるなと個人的に思う)ですが、好みがあるからそこはなんとも……私はすごい好きです…… | ||||
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高校生の頃に、初めてこの作品を読みました。それまでも多くの書籍を読んできましたが、好きな本だったり人にオススメしたい本は何かと聞かれたら真っ先に思い浮かぶのがこの『夜宵』です。 あれから月日が経ち、社会人になりました。 本を読む機会がぐっと減り、ふと久しぶりにこの作品を読み返したいなぁ…と思い、購入いたしました。 やはり、数年ぶりに読んでも、何度読んでも素晴らしい作品でありました。 夜にだけ開かれる普通ではない市、不思議ではない人たち、普通ではない仕来り、普通ではない話。 ダークな語りにざわりと胸を撫でられて、焦燥感を覚えたり。ヒロインである少女の雪のような声、という表現は、一体実際にどのようなものかと思いを巡らせてみたり。 色々な意見がありますね。私はこの作品が、別作品のパクリであると叩かれていたことを初めて知りました。レビューは全て拝見し、悲しくなってしまいましたが、それでもしっかりと作品を愛してくださっている方がいることに安堵を覚えました。 ですので私もこうしてレビューを書くことで、少しでもこの作品を読もうと思ってくださる方への後押しになればと思います。そして私と同じように、この作品を好きになった方が悲しまなくても済むように。 『夜宵』、本当に素敵な作品です。 比較するために両作品を読む必要はないでしょう。あなたが読んで、好きだと感じたならそれで十分だと思うのです。 どうかこの作品がまた誰かの元へ渡り、その人にとって良い出会いとなりますように。 | ||||
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私は恒川光太郎の大ファンで氏の作品はすべて読了済み。で、「恒川光太郎」で検索していたら本作がヒットし、てっきり氏が書いた夜市ワールドの続編だと勘違いして深く考えずKindle購入ボタンをクリック。読み始めて「なんか文体が違うな。。。」と違和感を覚え、ようやく「作者が違うじゃん!」と気付いた私は粗忽者(笑) 冒頭を読んでいる間は「夜市の劣化コピーかよこれ」とかなりテンションが下がったのだが、せっかく買ったしという思いで我慢して読み進めてみると。。。なかなかどうして、これはこれで面白い。「夜市の模倣品」という批判的レビューもあり、私も最初はそうした色眼鏡で読んでいたのだが、似たような題材ながらも恒川光太郎とはかなり違うアプローチの作品で、この種の「日常世界から半歩踏み出したところに横たわる異世界」系が大好きな私はいつの間にか世界観に引き込まれ、あっという間に読了してしまった。 というわけで、「恒川光太郎の劣化コピー」という色眼鏡を外して独立した単体の作品として読めば、これこれで十分に良作だと感じるし、夜市のような世界観が好きなのであれば、先入観でこの作品をディスったりスルーしたりするのはもったいないと思う。 結果的には間違って買ったおかげで思わぬ良作に出会えて良かった。もちろん続編も買う。 | ||||
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静かで暗い、切ない感じの世界観が好きです。現実とファンタジーのギリギリ間のような話が不気味で面白いです。 | ||||
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息子が中学生の時に「読みたい」と言って買ったのですが、「面白いよ、この人の他の作品も読みたい」と言う感想を聞いてアマゾンで探したところ、あまりにもひどいレビューが書かれていたために、逆に興味を持ちました。 読む前に「夜市」を購入し先に読みましたが、なるほど洗練された文章で惹かれました。その後、こちらを拝読致しましたが、他の方が何を持ってここまで酷評を書き込むのか疑問に思えました。ちゃんと最後まで読まれたのでしょうか。書籍の批評というのは作品に向けてされるべきで作者に向けての暴言にもとれることは慎むべきではないでしょうか。個人の好き嫌いは勝手ですが。 世界観をコピーというのなら、猫が擬人化されて一人称で話し始めるものは「吾輩は~」のパクりだし、自衛隊が他の世界へ、とか、突然女の子と男の子の中身が入れ替わったりとかそんなもの数え上げればきりが無い。 人の考えるものは無限でもあるがまた限界もあるということです。 問題はそれが面白いか、面白くないか。興味があるか、無いか。好きか、嫌いか。 世界観は似ているけれども「パクりだ」と眉をしかめることも無く、面白く読ませて頂きました。その世界で生きてる人は何を感じ、どうやって暮らしているのか、彼らはなんなのかを深く掘り下げたいのだと読みながら感じました。少々難解な表現はありましたが読書を妨げられるほどでも無く、ほろりとくる部分もありどきっとする場面もありじわりとした恐怖の部分もあり、読み終えて「うん、面白かった」と素直に思いました。 文章的にはあまり好みではありませんでしたが、お話はとても面白かったです。サザが拾った子ども(カンナ)の存在する意味、チョコレートスープの本当の姿、細蟹の正体など「なるほど」と思いながら読み終えました。短編8話で構成されており、その全てが繋がっています。中盤から最後までに「あ、これはここに」と納得しながら読了しました。 私は面白かったです。 | ||||
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サザとカンナの関係性や会話がすごく好きでした。カンナとまことの切ない感じの恋愛パートもいいし、雪客衆視点で始まるクライマックスも何とも言えないような気持ちになりました。章の順番も凝っていて、そこに気づいた時に二回目を読み、ところどころの伏線やヒントを見つけてさらに感動しました。それから雪客衆の蘊蓄が面白くて好き。キャラクター一人一人に手を抜いてない感があるからこの本が好きです。 | ||||
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この作家の作品は初めて読みましたが、程よいダークファンタジーであり、大変楽しめました。 それだけに、夜市の盗作であるという感想には深い悲しみと呆れを感じざるを得ません。 ゴブリンマーケットという世界観 (ガジェット) はそれほど有名でないことは確かですが、 夜市の最後の評において荒俣先生も明記しており、 水木先生や諸星先生にも描かれている、歴とした伝統的なジャンルです。 (最近でしたら「千と千尋の神隠し」ですね) また、本書を読了後に懐かしくなり蔵書の夜市を改めて読みましたが、 同じ世界観を下敷きにしている以上の明確な類似性は感じられませんでした。 知らないことは罪ではないとは言えども、これを盗作と書いてしまう人々は 余りに浅薄かつ短絡的と言えます。 極端な例ですが、タイムトラベルをテーマとした最近の作品に対して、 「ドラえもんのパクリだ」と言うのと一緒です。 もし夜市が夜宵よりも後に出ていたとしたら、彼らは間違いなく「夜市が盗作した」と評したでしょう。 (とは言っても、夜市の方が比較的メジャーレーベルですので、結果は一緒だったかもしれませんが) 「酷似している」という割にはその具体例達を誰も明記しないという点も不可解です。 なんでもすぐに調べられる昨今ですから、 公共の場で恥をかく前にまずは自分で検索をすることをお勧めします。 | ||||
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柴村さんの小説は由良シリーズしか読んだ事なかったので、ダークファンタジーな世界観に新鮮みを感じましたが、読了後込み上げてくる気持ちが、「ああ、やっぱり柴村さんの作品だ」と感じさせられて、もう脱帽するしかなかったです。 途中はほっこりする場面もあれば、鬱々しい描写もあり、謎を深めながら進んでいきましたが、最後、謎が段々明らかになっていくにつれて、涙を止められなくなりました。サザの優しさは特に胸に刺さります........。 シリーズになっているそうなので、次も買いたいのですが、とりあえずは文庫になるまで待とうと思います。 | ||||
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この作者の書いている本はとても好きで今回も期待どうりでした。市での様々な人の思いや悲しみがとても伝わってきました。 夜市は存じあげないのですが世界観が少し似ているというだけで悪く言うのはどうかと思います。見てて不快になりました。 | ||||
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夜市と似ているという声もあるようですね。私は夜市も夜宵も好きです。確かに世界観は似ているでしょう、仄暗い妖しい感じも。でも内容は全然違うと思います。パクリと思えばパクリなものなんて、こんなにたくさんの本が出版されている中でいくらでもあるんじゃないでしょうか?どちらも好きです。 内容ですが、本当に切ない。しかもただ切ないだけでなく、心の汚いところや隠したいところをえぐりだすような怖さも持っているような。読み進めるにつれてどんどん苦しくなり、ラストで少し力が抜けます。それでもかすかに残る「哀」が美しいです。この本は私が今まで以上に本を読みたいと思うきっかけになったものなので、パクリ、パクリと言われるのはひどく悲しいです。本当はこういうコメントはしないのですが、でもあまりにもパクリだという人がいて悲しいやら腹がたつやらでつい書き込みました。 パクリだ!なんて見つける以前に、世界観を楽しむべきでしょ… | ||||
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まず、妖しげな雰囲気がとても素敵です。 そして、その市でしか買えないものはないお話は魅力的ですね。 長々と同じ話を最初から最後までしているのではなく、1話完結の話が数話入っていて、どの年代でもとても読みやすいです。 | ||||
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『雛鳥トートロジィ』が面白かったので、こっちも読んでみた。 扱っているモチーフがえげつなくて、ラノベで書けなかったものを書いてきたんだという感じ。 文体も重たくて、アジアの夜の屋台のような雑多な市場の雰囲気に引き込まれた。 トリックに最後まで気がつかなかったので、驚いた。 読み終わって目次を見て、縦糸と横糸だったのかと、得心がいった。 | ||||
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星4か5で迷いました。後半にちょっとラノベ的なバトルっぽい部分もあり、そのあたりだけなんか違うなーと感じましたが、じゃあ他にどう終わらせれば良かったかと考えてもやはり思いつかないために仕方がなかったとも思います。 カンナとサザの一連のお話も良いですが、独特の素敵な世界観があり、双子などの魅力的な登場人物もいて、全体を通して情景が無理なく浮かんできて読み易く、知らない町にいるような空気を感じられとても良かったです。 レビューの中に恒川さんと比較されてる方がおりますが、私も夜市含め恒川さんの本は全て所持しておりますが、別に似ていないと思います。 夜市はどこに発生するかもわからなければ存在する世界も曖昧という設定ですが、柴村さんの夜宵は現実世界の決まった場所に存在し訪れる者も顔を隠した人間で普通の町からやって来ているという設定です。何か買わないと出られなくなるなんてこともなく、訪れることのできる回数が決まっているわけでもなければ、見えないものやよその世界のものまで売っているわけでもないでしょう。夜宵の場合市の場所は決まっていて、人が管理し運営しています。 確かに先に発表されている夜市を読みインスピレーションを受けたとかいう可能性は否定できませんししませんが、パクリでは全くないと私は思います。 ストーリーも全く異なるものですし、表現したい部分も被っていないと思います。 両者は比べるものでないと私は思っています、夜宵という作品は新たに発表するに申し分ない出来でしょう。 個人的には二十代など年齢の若い方にならおそらく気に入っていただけるのではないかと思います。 | ||||
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法の及ばない商品を売りさばく魑魅魍魎のごとき商売人と、それを追い求める餓鬼のような客人が描き出す この世のものとも思えない不気味で魅惑的で幻想的な「市」がこの作品の主役と言えましょう 街の法の外にある「細蟹の市」と市のルールに従って治安を守り、何も知らずに市に迷い込んだ人間を保護する 赤腹衆のサザと、サザに拾われた記憶喪失の少年カンナという一応の主役もいますし、彼らの出会いから別れが 話の筋となっております が、しかしあくまで主役は「市」なのです。サザもカンナも「細蟹の市」があっての存在であり「市」の一部なのです 石骨地区の秋祭りから大晦日までの日の入りから日の出まで開かれる人の欲望で塗り固められたような市が醸し出す空気 椎名誠氏が繰り返し描いてきた「戦後」を舞台にしたSF諸作品にも似た、あるいは宮崎駿氏が「千と千尋の神隠し」で描いて見せた 魑魅魍魎の集まる不思議な温泉街の空気を漂わす醜悪でありながら惹きつけられる、グロテスクでありながら幻想的な世界は ある種のサイバーパンク的な雰囲気に満ちています この「市」の空気を味わうだけでも一読の価値がある作品です | ||||
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