銀の犬
- ファンタジーミステリ (54)
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続きを早く読みたい | ||||
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迷う魂や妖精、荒れ狂った自然などを音楽でなだめすかし在るべき姿へともどすバルド。人の世界と妖魔の世界が混在する場所で彼らはあるときは悲しい物語を、またあるときは優しい物語を音楽に込めていく。そして普段は知り得なかった真実を明らかにしながら旅を続けるのだ。祓いのバルドであっるオシアンは声を失っている。けれどその巧みな竪琴で魂の行き場を示してやる。そして人は絡まった想いの糸をほどいて歩いていく。 ファンタジーです。とても優しかった。私は好きですね。想いを残した人の魂をあるべきところへと導いてやる。すごく優しくていいな。もちろん荒々しいときもあったけれど、全体として優しい。不思議な世界だったとも思います。いろんなファンタジーの物語がそこかしこに顔をだしている。あれ?この設定ってあれとおんなじ。とか(笑)。そういうところを感じながら読むのも楽しいかも。 | ||||
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2006年に出た単行本の文庫化。 ケルト神話を題材としたファンタジー小説。 舞台はアイルランド。オシアンという名の吟遊詩人を主人公とした短篇が5本、収められている。死者の魂を竪琴の演奏で鎮めるという人物で、なかなか格好良い。 5本とも、死者の妄執を解き明かし、成仏させるという物語である。そこに恋が絡んできたり、意外な秘密が明らかになったり。良く練られたプロット、魅力的な登場人物たち、甘くて切ないストーリー。良く出来た物語だと思う。 ただ、最後まで違和感が残ったのも事実。なんだかつくりものめいていて、物語に没入できなかった。上手くできているけど失敗作というか。 | ||||
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いにしえの物語?ファンタジー?作者の描く世界は不思議な雰囲気を持っている。5編どの 話にも登場する祓いの楽人オシアンと連れのブランは、竪琴を奏で、さまざまな思いを残し 地上にさまよう魂を解き放つ。人の心は強くもあり脆くもあり・・・。そして時には、疑い、 憎しみ、ねたみでゆがむこともある。どの話も悲しく切なかったが、ラストには救いが あった。オシアンとブランの物語はこれからも続くという。オシアンがなぜ声を失ったのか? その謎も解き明かされるときがきっと来るだろう。その時を楽しみに待っていたい。 | ||||
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人と妖精とが共に暮らすケルト。そんなケルトを舞台にしたこの話には、人や妖精ばかりでなく、妖魔も、しかるべきところへ行き損ねてさ迷う、人の魂も出てきます。迷っている魂は、時に妖魔にとりつかれ、邪悪な存在ともなっていきます。そんな迷っている魂を、音楽を奏でることによってしかるべきところへ送りとどけることを業とする「祓い(はらい)の祭人(バルド)」を主人公に繰り広げられる5つの物語。魂が迷うには、それぞれ事情があり、その話は切ないですが、バルドの奏でる竪琴の音色に助けられて、最後はしっとりと心に余韻を残す結末を迎えます。ちょっと神秘的で、素敵なファンタジー。ケルトの世界に包み込まれて、素敵な時間を過ごせました。オススメです。 | ||||
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