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(短編集)
検事の本懐
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検事の本懐の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.25pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全95件 21~40 2/5ページ
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「佐方貞人」シリーズ第二弾。約80~110頁程度の全5編の短編集。 検事として事件の真相を見抜くものから、佐方検事の学生時代や父親のことに関わるものまで、いずれも濃い人間ドラマが展開される。 佐方を主人公に据えず、警察署署長や検察事務官、ライターなどの視点から佐方貞人の人間性を炙り出す手法もこのシリーズに合っている。 ミステリー的な謎解きと事件の背景にあるものとが見事に融合した「樹を見る」「罪を押す」が、特に素晴らしかった。 | ||||
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柚月裕子は男の生きざま、信念が書ける女性作家だと改めて感じた。酒やたばこの使い方もうまい。 | ||||
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柚木裕子さんの作品に惹かれて順番に読んでます。登場人物の何処かに善をいつも感じてます。 | ||||
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■ 検事の本懐 柚月 裕子 初めての 柚月 裕子 本 裏表紙に「・・・追い込まれた人間たちの本性を描いた慟哭のミステリー、全5話。第15回大藪春彦賞受作。」とある。 しかし、第1話「樹を見る」で手は止まり引き続き読もうという気は今のところ起きない。 ストーリーが凡庸でかつ登場人物の姿が立体的に浮かび上がってこない。大して興味の湧かない事件の「調書」がナレーションの形で淡々と流れ、それを背景にしてまるで作者が一人一人の仮面を手に場面場面に応じて一人芝居をしている・・・そんなイメージ。 どんな食事をするのか ? 何が好みか ? タバコは何を吸うのか、その理由は ? ごくごく当たり前のディテールがないがしろにされて結果的に血の通った人間を描くことが放棄されている。 勿論、短編という制約はあるにせよ それを踏まえた葛藤らしきものの気配もない。 初めての作家だから短編でアタリをつけようとまずこの本を手に取ったことが誤りなのか ? 。 短編小説、それもただ一篇で作家を評価する危険( ※ ) は重々承知の上で、しかし、後を読み続けるのはイレギュラーな外圧・要因でもないと難しい。 ※ 例えば、村上 春樹 を短編だけで評価すると多分 大怪我することになる | ||||
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一見冴えないが緻密で情に篤い検察官・佐方貞人の20代を描く中編を5編収録。 キャリア警察官の出世競争で捜査の方針を見誤りそうになるところで佐方に助けられる「樹を見る」、佐方が同級生の女子に高校生のとき借りた借りを大人になってから返す「恩を返す」、自分の見立てにはあえて目をつぶって組織の人間として捜査の方針に粛々と従う佐方を描く「拳を握る」、弁護士だった父が横領の罪を背負ったのはなぜか思わぬ過去が明かされる「本懐を知る」に余韻。佐方貞人はシリーズ化されているとのこと。読書する楽しみが増えました。 | ||||
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第一話・・・つまらない。第二話・・・刑務所の方がラクだからとわざわざ空き巣を繰り返す!刑務所に何度も入っている!爆笑!第三話・・・最低な警察官!第四話・・・つまらない。第五話・・・つまらない。なので★は2つ。 | ||||
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このシリーズはTVドラマでの上川氏の演技も素晴らしいですが、読む方がもっと楽しめます。柚月さんの作品は何十年かぶりにミステリーをと、H氏、K氏の流れで反社組織ものから入り、検事坂田シリーズものを何作品か読み終えたところで、並の教育では得られない、その素晴らしさはどこからくるのだろうかと考え始めました。 本作品では主人公のルーツも明かされます。 著者は事件の裏にあるもの特に動機を重要視していると別のところで述べており現行の法体系や体勢には触れずソフトランディングしていますが、少なくとも日本には西洋の正義とは異なる正義(人の道?)があることをこれまでの作品で気付かせていただきました。 もっと言えば、今話題の日本学術会議と同様に戦後GHQ統治下に設立された日弁連の問題(これをテーマに本も書かれているK弁護士によれば全員加入義務がありながら特定の政党に偏っている?非民主的活動?)が背景にはあると個人的には考えます。 何十年も前から各家庭で言われ続けてきた「他人に迷惑をかけるな。お天道様に恥じないように等々!」が現代でも息づいていることに安堵感を覚えます。 | ||||
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小さな疑問点から本質を見抜き、人間を見つめ、その本質をえぐる検事のすごさが胸を打つ。こんな検事ばかりがいればよいと思う。 | ||||
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ミステリー物が好きで、レビューをみて、面白そうだったので、読んでみたら、面白くて感動もできて、とてもよかったです。佐方さんの話がもっとよみたくて、「検事の死命」も買いました。「最後の証人」も読みます。 | ||||
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単行本は2011年発行。 佐方貞人が検事になって間もない頃という設定。 第四話「拳を握る」は、以下の文から1997年の時期設定とわかる。 「テレビをつけた。ニュース番組では経済学者が、消費税が三パーセントから五パーセントに上がったことで、社会経済がどのような影響を受けるかという話を延々と語っている」 第三話「恩を返す」では佐方の高校時代の元同級生の話が出てくる。 「明るめの店内では最近売り出し中の、SMAPの曲が流れていた。…中略…佐方には、いまだにメンバーの区別がつかない」 という背景描写で90年代前半であることをうまく表している。この作品の書かれた2011年頃といえば紅白でトリを務めるなどSMAPの全盛期だったろう。そのSMAPが解散してからも5年近くなる、時間のたつのは早いものだ。 第五話「本懐を知る」は、ちょっと出来過ぎというか、登場人物全員いい人過ぎて、ここまで全員が自分を犠牲にして恩に報いて生き通せるかしらと。あとメインキャラが順々に不治の病というご都合主義もちょっと。 全体としては、短編なので、ひねった2重のどんでん返しなどはないが、佐方がどこに目をつけるのかなど、伏線というかヒントは読者にわかりやすく配置されていて「フェア」なストーリーとなっている。 自分は第四話「拳を握る」が読み応えあった。法曹界ではないが、自分も監査業務をしていて、監査対象の恨みがましい嫌味とか記憶にあるし、逆に仕事である以上、相手に嫌われようが法令にのっとって、あるいは上位者の指示どおり業務を進めなくてはならないわけで、人情と実務との兼ね合いや、いかに監査に協力してもらうか苦労した覚えがあるからだ。 作者はドイル(ホームズ)好きであり、横山秀夫のファンだそうだが、なるほど作風に似たところがある。 全体として、人物描写が丁寧でストーリー設定も緻密だなと感じた。 | ||||
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面白いです。 | ||||
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素晴らしいでーす。柚木さん。心を立て直してくれそう。 | ||||
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ありがとうございました | ||||
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佐方貞人シリーズ 一気に読みました 最高です | ||||
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2作目から読み始めてしまいましたが、見落としや違和感がないかという感じの地味な展開。 悪くは無いのですが。主人公の背景や父親の話がどちらかというと衒っている。 残りの2冊も読んでみたいと思います。 | ||||
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どうしてこれほど評価が高いのか?ミステリーをあまり読んだことがない人が感動するのか? 先の読める展開に、予定調和のラスト。 テレビドラマの原作にはぴったりでしょうね。 主人公に感情移入もできないし、魅力も感じない。 私の個人的な好みには残念ながら合いませんでした。 | ||||
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柚月裕子の作品は、検事の時も弁護士の時も、事件の背後にある因果関係を些細なことでも疎かにせず、弱者を救うところが一貫しているのが素晴らしいと思う。 | ||||
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期待を裏切らない作品ばかり。どんどん柚月裕子の作品にのめりこんでしまいます。全冊読破を目指しています! | ||||
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物語はありふれたもので、途中で結末が予想できるが、感動する。 | ||||
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面白かった、佐方シリーズいい! | ||||
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