■スポンサードリンク
(短編集)
検事の本懐
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
検事の本懐の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.25pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全80件 1~20 1/4ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
すごく面白かった。放火、窃盗、恐喝、疑獄、横領。佐方貞人の5つの事件への対応から、佐方貞人の「人となり」を知ることができた。印象に残ったのは【借りを返せば、恩が返せるわけじゃない】【その人間が持つ懐の深さは、生きてきた時間の長さではなく、そのなかで培われた価値観や倫理観によるものだと思う。若くても懐が深く底が見えないやつもいれば、歳をくっていても底が透けて見えるやつもいる。】というくだり。それにしても、『約束を守る』というのは簡単ではない。読んで良かった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
SNS隆盛の昨今。人の心をを平気で踏みにじり、深く傷付け、時には命を立たせてしまう。そんな人命軽視の世に怒りを感じ、誠実に生きることにエールを送る著者の秀逸な作品です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
これで2回目。年寄りなのでまた間違える可能性があるので、二度とアマゾンでは本は買わない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
うっかり、「最後の証人」を読まずに「検事の本懐」から読み始めた者です。 本作「検事の本懐」は、連作短編5編で構成されています。 1編目を読んだ時点では、最近のミステリと比べてしまうと事件の構造がありふれていると思いましたし、登場人物にもあまり興味が持てませんでした。 でも、2編目も同じだったら途中で読むのをやめようと思いながら読み進めたところ、2編目、3編目とだんだん面白くなり、4編目と5編目は、ぐいぐいと引き込まれて読みました。面白かったです。 ひとりひとりの人間にきちんと向き合うことの大切さや、まっとうに生きることの難しさ・美しさについて、作者の強い想いを受け取ったように思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
正義のひと佐方検事の活躍を5つの短編に著した作品で粒ぞろい。柚木さんの作品の中で佐方検事のものがいちばん好きです。派手に動き回ることがなく地味な存在に見えるが深い洞察と真摯に生きる存在にこころ洗われる感じがします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「人間性 に 年齢 は 関係 ない。 その 人間 が 持つ 懐 の 深 さは、 生き て き た 時間 の 長 さでは なく、 その なか で 培わ れ た 価値観 や 倫理 観 による もの だ と 思う。 若く ても 懐 が 深く 底 が 見え ない やつ も いれ ば、 歳 を くっ て い ても 底 が 透け て 見える やつ も いる。」 柚月裕子. 検事の本懐 「佐方貞人」シリーズ (角川文庫) (p.121). KADOKAWA / 角川書店. Kindle 版. ※※※ 以下ネタバレ含む ※※※ 会長と陽世の本懐に背く事など亮子には微塵もない 二人とも命を懸けた自分も命を懸ける 簡単なことだ その思いは記者にも届いた この結末を読むだけの価値はある | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
不覚にも、というほどのことでもないが、「第三話 恩を返す」を読んで落涙してし まった。まさか、まさかミステリーを読んで泣くなんて・・・。とりあえず、泣かせ るだけの力が著者にあるのだ、と自分を納得させた。 しかし、面白い、感動する、心が震える。 これはただのミステリーではないです。 もちろん、社会正義に対する著者の矜持が根底にはあるのだけれど、それにもまして 人間であれば、多かれ少なかれ誰もが持っている”純粋なもの”に対する慈しみのよう なものを感じる。これを大事にしなければ、何を大事にするのだ。まさに、ハードボ イルドの名言「やさしくなければ生きる資格がない」を思い起こさせる作品だ。「第 三話」を読んで感じたのだけれど、著者には青春小説を書いて欲しいなぁ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
全シリーズ読みたくなります。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
検事も1人の人間として、様々な心の動きがあるだろうけれど、主人公の佐方さんは決してブレない。そこがとてもカッコイイ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一般的な検事は、警察官から上がってきた調書から犯罪を裁くのが普通ですが、主人は、隠された真実を追求して行くので読んで時間を忘れて読んで行きます。 是非佐方検事のあっと驚く解決に注目してください | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
大変丁寧で受け取った商品にも満足しています | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
目頭が熱くなります。5話の本懐を知る、では、貞人さんの「自分は親父から、形がないものをもらいました」。ここ、泣かせます。このシリーズも広島設定なんですね。次はシリーズ3読みます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
佐方貞人シリーズ初作は、柚月裕子氏の洞察力、ディテールに対するあくなき探究心を感じられる一冊。短編集のようで実は佐方貞人を形として形成するための連続性。柚月裕子氏は、きっと佐方貞人に自身の価値観を憑依させてるんだろうなぁ。 柚月裕子作品、もっと読みたいとおもえる一冊でした。 名著だと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
内容もそれぞれの主題ごとに興味深く読むことができた。この作者の本をまた購入したくなりました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一人の検事の生き方を通して、人とは、人生とはを考えさせられる作品です。高校生や若い世代の人たちにも、読んでもらいたい作品です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
高評価だったので4冊まとめて買うと割引なので買ってみました。これまでに3週間で3冊読み終わりました。結論から言うと、良かったと思います。この種の本は今までに100冊以上読んでいると思いますが、その中でも出色だと思います。検察官や弁護士経験者が書いている小説もたくさん読みましたが、そうではない著者の才能と努力に敬意を表します。2点だけ、上から目線を承知で意見を申し上げます。佐方検事が20代と言うのはおかしい。40代でないと、これほどのパフォーマンスは無理ではないか。佐方検事は天才なのか。非現実的な優秀さである。もう一つは、シャーロックホームズとワトソン君。増田事務官と佐方検事の関係。佐方検事はもったいぶり過ぎ。それに寝癖のクシャクシャの髪と喫煙癖は時代錯誤だと思います。感覚としては昭和。何を考えているのかいつも言わない、わからない。いい加減にしてください、と3冊読んで何10回思ったか。私も忙しいのでこれ以上お付き合いできません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「佐方貞人」シリーズ第二弾。約80~110頁程度の全5編の短編集。 検事として事件の真相を見抜くものから、佐方検事の学生時代や父親のことに関わるものまで、いずれも濃い人間ドラマが展開される。 佐方を主人公に据えず、警察署署長や検察事務官、ライターなどの視点から佐方貞人の人間性を炙り出す手法もこのシリーズに合っている。 ミステリー的な謎解きと事件の背景にあるものとが見事に融合した「樹を見る」「罪を押す」が、特に素晴らしかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
柚月裕子は男の生きざま、信念が書ける女性作家だと改めて感じた。酒やたばこの使い方もうまい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
柚木裕子さんの作品に惹かれて順番に読んでます。登場人物の何処かに善をいつも感じてます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一見冴えないが緻密で情に篤い検察官・佐方貞人の20代を描く中編を5編収録。 キャリア警察官の出世競争で捜査の方針を見誤りそうになるところで佐方に助けられる「樹を見る」、佐方が同級生の女子に高校生のとき借りた借りを大人になってから返す「恩を返す」、自分の見立てにはあえて目をつぶって組織の人間として捜査の方針に粛々と従う佐方を描く「拳を握る」、弁護士だった父が横領の罪を背負ったのはなぜか思わぬ過去が明かされる「本懐を知る」に余韻。佐方貞人はシリーズ化されているとのこと。読書する楽しみが増えました。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!