■スポンサードリンク
(短編集)
黒猫の遊歩あるいは美学講義
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
黒猫の遊歩あるいは美学講義の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.94pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
現代文の高度な評論にミステリの要素を入れた感じで、面白い。続編も読もうと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本の表紙に描かれている若き大学教授とその助手が、日常の謎を、人文系の知識を使って解き明かすというもの。確かに知識や蘊蓄のひけらかしのようでもあるが、まー、文学研究とか文芸評論が好きな人ならば、すらすら読める本です。謎を解くときの論理展開(ロジック)もそんなに飛躍しているところはないです(良い意味で)。 | ||||
| ||||
|
| ||||
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
---|---|---|---|---|
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
内容は少々難しいと感じますが、読んでいて惹きこまれました。 知らない知識がいっぱいでてきました。 ゆっくりじっくり読みたい作品です。 また主人公の二人の絶妙な距離感も注目です。 離れすぎず近すぎない関係が爽やかで素敵ですよ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
悪くなかったです。文章は読ませるチカラがあるし、キャラも非常にたっていました。 知識の置いてけぼり感が逆に心地良くもありましたし、最低限の説明もしてくれているので迷子になる程ではなかったです。 ただ、推理小説というジャンル分けは良くないですね。 推理小説の体裁はとっていますが、推理小説ではないです。 自分は推理小説と知らずに手に取ったので素直に楽しめました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
耽美派・ポー好きにお勧め。文学作品の成立の背景とミステリを絡める手腕は高評価されてしかるべき。 助手&語り手の女の子が地味かわいい。 文系版 ”ガリレオ(東野圭吾)”とも呼びたくなるこの作品の知的な静謐感は、腐女子のみが味わうにはもったいない。 何かと理系に劣等感を抱きがちな私を励ましてくれた作品です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
黒猫シリーズが面白すぎます! 黒猫と付き人が遭遇する謎、ポオをはじめ作中に出てくる物語や美意識についての黒猫や付き人の解釈、いくつもの疑問や謎が鮮やかに解き明かされて行く様が最高です! そしてもうひとつの見所は、なかなか進まない二人の恋愛模様。よほどのミステリー好きじゃないかぎりミステリーや解釈だけだと、なにもおこらない勉強一辺倒の大学生活みたいに飽きてしまうけれど、この二人の恋愛模様が入ると、ミステリーのワクワク+恋愛のドキドキで格段に面白くなってるのです! 続きが待ち切れませんー! ドキドキ、ワクワク、時々キュンなこのお話し、 ぜったいオススメです! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ひさしぶりに当たりを引いた感じ。 とてもきれいな短編集。こういった作品を賞に選定する辺りは、選ぶ側にセンスがあったということだろう。ただ、今の時代にどこまで受け入れられるかは未知数。読んでわかる人には非常に気に入るだろうし、合わない人には多分徹底的に合わない。自分が合う人間で良かったと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
赤と黒が鮮烈な印象の表紙と、クリスティー賞受賞作、 ということでジャケ買い。 帯をとったところも含めて、全部きれいな本。 内容はエドガー・アラン・ポーの作品を題材にした、 6つの短篇が収録された、連作短編集のミステリでした。 「黒猫」というあだ名の若い大学教授と、 その「付き人」をする大学院生(研究対象はポー、ちょっとドジ) という同級生コンビが主人公です。 大人の恋、幼いころの恋、叶わない恋、歪んだ恋などなど、 ポオ作品と、ミステリと、恋愛要素が絡んで、 軽やかな文章のなかに読み応えがある印象。 いくつかのレビューにあったネタバレに関しては、特に気になりませんでした。 作品解説のところにちゃんと言及もされていましたし、 ルールは守っているのではないでしょうか? むしろポーの作品に深く触れているからこそ、 こういうミステリが書けるんだと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
無知なワタシは、推理小説に対してこんな哲学的な分析や学術的な研究があるんだな…と驚きました。 それが読みやすい文章で書いてあるので、そういう意味では新鮮な本でした。 推理小説としては、うーん、もったいない感じ。 今後が楽しみな作家さんです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
若くして大学教授になった「黒猫」と、年相応に大学院生で、エドガー・アラン・ポオの研究をしている「付き人」が、 日常の中で出会った謎をといていく連作短編集。 館があって、密室があって、連続殺人があって、 重厚感がある「どーん」っていうミステリが好きな人には物足りないのかもしれないけど、 かろやかな文章と美学の知識、そして謎解きが絡まって、新しい感覚のミステリとして心地よい読後感。 なにより天才肌でかっこいいけど天の邪鬼な「黒猫」と、不器用だけど素直にがんばる「付き人」の関係性がよくて、 ふたりの今後が知りたくなります。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本屋さんで新刊平積みだったのを手に取りました。 正直にいえば『賞を取った作品』のジャケ買いでした(苦笑)。 誰かが殺され、血が流れ、悲鳴がこだまする様な内容ではなく 日常のちょっとした謎解きです。(それだって日常的にあるものではないと思うけど) 誰かの『恋物語』(『恋愛』という単語よりもこちらが合うよ思う)を縦糸にミステリーが絡み、 それを黒猫と助手の二人が紐解いていく、短編の連作です。 どちらかというと、キャラ2人の性格もあり、淡々とお話は進みます。 そこに横糸として、主人公2人のじれったさが絡むのですが、 私はこういう淡々としたお話と、2人のキャラが好きなので文句無く★は5つ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
エドガー・アラン・ポオの作品が使われてるとのことで、 難しいかなと思っていましたが、いい意味で意外性のある作品でした。 ポオの作品に関する解釈と、いろいろな芸術学の知識が、 若くして大学教授になった「黒猫」の講義を通じて、 謎の解明につながっていきます。 「黒猫」は「助手」であるポオの研究者(の卵?)に向けて、 謎の解釈を丁寧におこなうので、ミステリに詳しくなくても大丈夫でした。 あと、6つの短編で描かれるいろいろな形の恋愛が、 ひとつひとつのお話を読んだ後に余韻をもたせてくれます。 ミステリと恋愛小説的なたのしみ方、 どちらで読んでも楽しかったです。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!