薔薇十字叢書 神社姫の森
- 薔薇十字叢書 (6)
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私はこれ好きです。序盤少し流れが遅いけど、最後の展開は、笑ってしまいました。 | ||||
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シェアワールドという世界観ながら、しっかりと百鬼夜行シリーズを踏襲している。 | ||||
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話が進まずイライラします。 結末もがっかり。 薀蓄はいいから何を伝えたいか読者に分かるものを書いてください。 残念です。 | ||||
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京極夏彦の百鬼夜行シリーズのスピンアウト小説です。のっけから、京極堂と作家関口の薀蓄会話にうんざりした。なんで原子力発電所が現代の御霊神社なのか論理が飛躍しすぎててよくわかりませんでした。その後、久保竣皇という名前の作家を軸に話が展開されるのだが、この久保俊皇のデビュー作「神社姫の森」が、小説の中で紹介されていて、内容がループもので、呪いをかけられた少女を主人公の少年が何度も殺すといったもので、モチーフとしてはおもしろいところもなくはないのだが、なんだよ、またループものかよと少しうんざりした。途中、谷崎潤一郎が登場して、久保俊皇と会話するあたりはおもしろかったのですが、その後話があまりふくらまず、唐突に、京極堂が現れて、(憑き物落とし)=謎解きを始めます(p254~)。目次を見ると、序・波・宮となっていて、もちろんこれは、序破急のことなのでしょうが、起承転結の(転)が抜けているような構成に思えました。また、その謎解きが、はっきり言ってどうてもいい、人文科学系あるいはオカルトの薀蓄です。うんざりしました。ユングの集合的無意識だとか直接伝播説だとか、世界の神話がどうだだとか、母系社会、男性原理だとか、読んでて、恥ずかしくなりました。本家の百鬼夜行シリーズがあれほど分厚くて、薀蓄がいっぱいつまっているのに、あれほどヒットしたのは、ニューアカの影響がまだ残っているのとオウム事件が起きて、宗教だとかオカルトだとかに興味がいく人が多かったからなのでしょうかね? 冷静に考えて、なんで京極堂が話の後半で登場して、どうでもいいオカルト系薀蓄をだらだら話すだけで、犯人が自分の犯行を告白するのか理解不能。実際、そんなことをしたら、京極堂のわけのわからない話の途中で、みんな、あきれかえって帰るか、精神が錯乱した犯罪者なのだから、「うるせえ」と怒鳴って京極堂は殺されていてもおかしくないと思う。 | ||||
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京極堂シリーズは「塗仏」で見限っていたので作者買い メインのラノベの縛りがキツくていろいろ溜まっているのか、ノンシリーズや新シリーズだとそのあたりのフラストレーションが一気に噴出してしまうようで「やりたいことはわかりますけどもっと抑えて抑えて」とか「エビ天4つは多すぎます!ふたつで充分ですよ!わかってくださいよ」な感じになってしまうのがいろいろ残念なのですが、 今回はネタが借り物なせいか、はたまた元の京極堂シリーズの懐が想像以上に深かったせいか、両者の良いところが合わさった好コラボとなっております。 前半おっさんふたりが延々としゃべってるだけ、だとか。一人称の語り手のポエマーな自分語りが延々と続く、とか。ゆえに全編通して展開が異様にもっさりしてるとか。素人レベルでもわかる設定年代では絶対ありえない思考や用語が乱舞するアナクロニズムの極み、とかも元の京極堂シリーズ自体がそうなんだから無問題。むしろこうも歪な構造の小説群がベストセラーを乱発していたことが京極夏彦という作家の並々ならぬ才を示しているわけで。 それがわかるだけでもこの作品は大成功。問題なのは京極堂シリーズを知らない読者が読んでも楽しめるかどうか謎だということ (と、いうか多分、読了しても「私」が「彼」である所以がわからない) この本に手を出すのは京極堂ファンだけだろ、と思われる方もいらっしゃるでしょうが、前半のゴジラ論は東日本大震災以降の物としては出色の出来(怪獣文藝の続きが出るなら丸々再録すべきと思うぐらい)。おそらくは時間を見つけては調べまくったのであろう、後半の「憑き物落とし」用に用意された怒涛の薀蓄大奔流は一読の価値あり(詰め込みすぎて弁証法がなりたたなくなってしまったのが「憑き物落とし」としての不発に繋がってしまったのでしょうが)。「おっさん、年いくつや?」のツッコミ待ちなあたりも楽しいので何とか京極堂ファン以外にも読んで欲しいものです。と、いうかいい機会なのでこの機に本家の京極堂シリーズに手を出してもらいたいです。 んで 「京極堂 対 加藤保憲」 いいんじゃない、鬼太郎ともやりあったことあるしさ。なんですが、 版権云々以前に問題は、 ・加藤さんはベガにリスペクト(パクリともいいますが)されるだけあって基本肉体言語な人なので、鉄人28号でも持ち出さない限り超文系の京極堂ではかなり分が悪いということ(荒俣先生は一撃死。夢幻魔実也あたりでも太刀打ちできなかったわけですんで) ・このネタだったら御大の荒俣先生か京極先生ご自身が書きそうだ、ということ 七難八苦を乗り越えての実現を期待します。 | ||||
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