■スポンサードリンク
下町ロケット
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
下町ロケットの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.52pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全611件 501~520 26/31ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ワクワクして読みました。 ロケット打ち上げ失敗したエンジン研究者、町工場の社長になっても、エンジンの心臓部、燃料供給バブルに打ちこむ。 大手の納入会社が製品の自社生産に切り替え、営業が窮地に追い込まれる。競争会社による乗っ取りを絡めた訴訟が追い打ち。 技術、品質で勝負してきた町工場に危機が迫る。 なにが企業の将来に最も大切か?アメリカの企業戦略M and Aなどが行き着くところ。金儲けだけでは成り立たない何かがある。自らの技術を生かし新しいものに挑戦する主人公の生き方は、今の日本の巨大企業にも必要なものを示唆していると思われる。 技術系のかたは必読の書ではないか? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この本、一般的には「がんばる中小企業vs横暴な大企業」という構図で宣伝されがちですが、本質的なテーマはズバリ「プライド」じゃないでしょうか。 特許技術を巡る駆け引きの中で、主人公の会社は幾度も危機に立たされるのですが、その窮地を救うのはすべて、己のプライドにかけ、誠意を持って仕事をする人々。 それは時に弁護士であったり、自社の社員であったり、敵方の人物だったりするのですが、確固たるプライドをもち、信念を曲げずに大きな相手に立ち向かって行く彼らを見ていると、清々しさで胸がいっぱいになります。 あと、この本のもうひとつのテーマは、「仕事と夢」。本の途中、夢ばかり追い続ける主人公に、ある社員が歯向かうシーンがあるのですが、そこで主人公はこんなことを言います。 仕事というのは2階建ての家のようなもの。1階は、言うなれば食べるために必要な仕事で、2階は仕事を通じて実現したい夢。2階は1階がなければ成立しないが、1階だけでは窮屈でやりきれない。 これは別に、仕事に限ったことじゃないですよね。人がいきいきと生きていくためには、何かしら2階にあたる部分がなきゃダメなんじゃないかと思います。 主人公自身、社員の生活と自分の夢の狭間で板挟みになって苦しみますが、最後まで夢をあきらめません。そしてその結果は…。ラストはとても晴れやかな気持ちに包まれると思いますよ。 自分の家の2階もメンテナンスしたくなる本です(笑) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
賞を取る作品ってつまらないけど(笑)、これは良かったな。 地上波でドラマ化してほしい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
面白くないわけではない.しかし,そんなに高揚感も,人物像に共感ももてない.出てくる人物像が,画一的で深みがない.先も読め,意外性も感じない.前半と後半は乖離している印象を受けるし,悪役の描き方も表層的で短絡的.文庫本でもいいかな ここまで5がでるほどのものではない.なにより主人公の子供らしさに,感情移入は出来ないし,ついて行けない.これは夢を追っている男の話ではないと思う.マスターキートンは移入できるんだけど(夢おい夫とわかれた優秀な妻,そして娘) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
夢、何かにかける思いが結実するストーリーにはいつも泣ける。この物語も最後さわやかに泣けた。 主人公が中小企業の経営を通してさまざまな場面に遭遇し、最初は躓きながらも良き協力者を得て経営者として 越えねばならないハードルを一つ一つ越えていく姿が小気味良い。 場面・人物の設定は、判官贔屓気質に訴えるシンプルな設定、知財闘争や資本調達、ものづくりの技術といった 重要な要素も大胆に圧縮されて描かれており、リアリティは損なわれている反面、誰にでもテンポよく一気に読 めるエンターテイメントとして見事にまとまっていると思う。 また、主人公を支える人物の言動に、作者自身の思いが込められているように感じられた点も心に触れた。 この作者はもっと描けるのでは、という期待を込めて☆三つ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ものづくりの原点「こだわり」。これでもかこれでもか、良いものを作るために忘れてならない言葉。久々に読みながら感動を覚えました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
なにげなく知人に貸してもらって読みました。主人公は宇宙開発機構にいた元研究者で今は中小企業の社長、彼が率いるのは技術はあるけど金はない町工場。夢とプライドのために大企業を相手に奮闘する物語です。 これは凄く面白くって二日で読み終えてしまいました。何が面白いかといえば、「町工場なんぞ」という大企業の固定観念の前で世界トップクラスの技術を持つ町工場という設定。弱いと思われてたイジメられっこが実は凄く強かったー、というような痛快さがあります。ナメられてた立場の人達が一矢報いるどころか相手をコテンパンにやっつけるところですね。それを成し遂げたのはやっぱり人材ってことです。 職場で漫然と過ごしている人や仕事の本来の目的を忘れている人に読んで欲しいですね。ポッと読みで久々に★5つの内容です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
中小企業を経営するというだけでも大変なことなのに、そこから夢を追いかけていく姿に感動しました。 初めの知的財産訴訟は大企業の弱いものいじめのようで腹立たしく感じましたが、それに打ち勝った時はなんとも爽快でした。 裁判終結後も大企業とのやりとりは続きますが数々の困難を乗り越えロケットのうち上げを実現させた時は爽快感というより安堵感が強かった気がします。 社会には様々なしがらみがありますが、それでも頑張ろうと思えてくるような本でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
先にドラマを見ていましたが、小説のほうが、やはり断然面白い。 風景描写、人物描写も秀逸で、何よりストーリーも面白く、 久々にヒットした本でした。 とても楽しませていただきました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
佃航平はかつて宇宙ロケット開発の失敗で詰め腹を切らされた過去を持つ。今は亡父の立ちあげた町工場の社長だ。 景気の悪化で発注元からの注文がなくなり、銀行からは融資を渋られる。大手企業からは特許侵害で訴えられて法廷闘争に巻き込まれる。さらには日本を代表する大手重工業からは手前勝手な特許買い取りの打診を受けるなど、中小企業ならではの悲哀を味わう日々だ。 それでも佃は、自社の持つ技術を使って再度宇宙に挑戦しようとするのだが…。 すこぶるつきの面白さとはこのことです。 一級のビジネス・エンターテインメント小説です。 おそらく多くの読者は佃とその従業員たちの町工場組が、物量戦では本来かなうはずもない上場企業と真っ向勝負をいどんで互角の戦いを繰り広げる姿に、大いに共感をおぼえることでしょう。勝ち目の薄そうなダビデが巨人ゴリアテをまさかの大逆転でくみふせる。しかもそれは金銭的な欲得ではなく、職業人としてのプライドをかけた闘いです。そんな痛快な物語がここにあります。 頁を繰るのがもどかしい、先を読み急がないではいられない愉快な読者でした。 ですが、一方で私は、卑劣な手段を使ってまで佃製作所をねじ伏せようとする大手企業側の中間管理職にもどこか心通じる思いがしていたのです。 私自身が、一部上場こそしていないものの、一定の従業員規模を持つ組織で長年宮仕えの身にあるからでしょうか、上司の顔色を一切見ないで仕事をする自由があると強弁するつもりはありません。さすがに卑しい手段を使ってまで上司のご機嫌取りをしているとは思いませんが、上司の不同意をものともせずに己の信じるところだけを押し通す、など出来ているとはいえません。そんな怯懦な自分を見いだすことが幾度とあります。 ですから大手重工業の社員たちが社長の意向を斟酌するあまり、歪んだ形で佃製作所の特許技術を自分たちのものにしようと狂奔するさまを、「滑稽」とか「浅ましい」といった否定的な言葉で一刀両断する気分にはならないのです。それは天を仰いで唾(つばき)する行ないでしょう。 彼らの姿に自分を重ねて読むことが、不快半分、苦笑半分といった思いだったのです。 主人公たちの姿に大いに胸のすく思いをしつつ、ヒール陣にも奇妙に心が動く。 そんな具合に一粒で二度おいしい小説だったと私は感じるのです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
中小企業は波乱万丈だ。 現実の厳しさを描きつつも、娯楽小説に徹しているのが素晴らしい。 熱意と夢と希望に満ち溢れ、現実にはありえないほど情に厚い。 これこれ!俺が読みたいのは現実の厳しさなんかじゃなくて、こういうのなんだよ!! 文句なしです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
さすがは直木賞、いい本です。 大企業に挑む下町中小企業のプライド、見せていただきました!! こんな夢を持てる仕事がしたい!! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
普段小説はまったく読まないのですが、仕事の関係で読みました。 仕事観や人間関係、お金や夢・プライド、それらのあるべき姿が下町で働く人々の姿を通して描かれています。 今の日本社会、そして一人ひとりに、どのように生きて行けば良いか示唆を与えてくれる、そんな作品です。 報道写真誌「DAYS JAPAN」の10月号には、「下町ロケット」の裏話(池井戸さんの実体験)が池井戸さんの書き下ろしエッセイという形で下町で働く人々の写真とともに掲載されています。 「下町ロケット」の307頁に関連することが書かれているので必見です。 DAYS JAPAN (デイズ ジャパン) 2011年 10月号 [雑誌] | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
噂通りに最高におもしろい秀作でした。 まずはロケット発射、 失敗というダイナミックなところから始まる。 その中心にいた研究員の佃は、 その後、父の町工場を継ぐことにする。 物語は、 その町工場を中心に進んでいく。 佃が社長となり、 小さな町工場は、優良で、 高度な開発技術を生かして、 中堅以上の中小企業として成長していた。 そんな折、 大手企業から、 著作権侵害を訴えられ、 窮地に追い込まれる。 前半は、 この知財トラブルを軸に動いていく。 大企業の論理、 拝金主義に巻き込まれていく。 しかしこの物語の軸と思えるエピソードが、 大きな前フリとなっているという大胆な構図。 後半の下町の工場の不可能を可能にしようとする、 挑戦の物語がメインとなっている。 正直ラストは、 泣きました。 ディテールにこだわり、 そこにいる人物を、 立体的に書き込んであるので、 時に、腹が立つほど憎たらしく、 時に、圧倒的に愛おしい。 あまり書くとネタばれになるので、 書きたくない。 めちゃおもしろいので、 めちゃ、読んでくださいませ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
下町ロケット読み終わりました。読み終わった時の興奮が半端ではなかったです。友達に勧められて読んだのですが最高の一言に尽きます。場の雰囲気に入ってしまって気づいたらスイスイ進んでしまってあっというまに読み終えました。これから買おうかと考えている人は是非購入してみてください。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一気に読み終えました。 町工場の佃製作所、元ロケット開発者の経営する中小企業が 種々困難な状況下、特許訴訟、銀行の融資、従業員の離反 大企業の横暴等、種々の課題に立ち向かう姿を描いています。 技術のよりどころ、知財を戦略的に用い、夢を具現化させた 佃社長および関係者の真摯な取り組み、人間性を描いています。 根幹には、技術・製造のスキルが格段に優れた集団、且つ 統括する経理部門、的確な能力のある特許事務所の選択等から 導かれた結果とは思います。 佃製作所の技術、製造、販売等の概略環境(全体像) が判れば更に良かったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読んでいて、久しぶりに本を持つ手に力が入る作品でした。 「ロケット」という夢を追い求める佃社長もさることながら、銀行から出向してきた経理担当者のトノ、帝国重工の財前部長がとても魅力的な人物です。 こうした人々が佃製作所の経営姿勢に動かされていくさまに「いい会社だなぁ」と共感させられました。 そして、知らず知らずのうちに自分自身も佃製作所の一員になった気分で、途中で何度もうれし涙が出てしまいました。逆境にめげずに頑張る姿って、やはり感動的なものです。 日本のモノ作りは多数の名もない中小企業が基盤となっている、とはよく聞く話であるが、つくづく「ガンバレ、中小企業!」と感じました。足元の円高で多くの中小企業が廃業を余儀なくされていると聞きますが、踏ん張って欲しいと思うとともに、政府にもきちんとした手を打って欲しいものだと思います。 この本は読後感がよく、仕事を頑張ろう!という気持ちにさせてくれるでしょう。 WOWOWでドラマ化されており、第一回は無料放送でみましたが、DVDかBDになったら映像でも見てみたいと思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
素晴らしいです! 久しぶりにこのジャンルを読んだのですが、本当に読んでよかったと思います。感動でいっぱいです。 誰かにおすすめしたくなりました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
祝、直木賞。 ロケットは、重力に逆らって、まっすぐ宇宙を目指す。 これは、 下町の中小企業の、とある経営者とその社員たちの挑戦の物語である。 世の中の常識やしがらみや大企業の抵抗なんかをものともせず、 重苦しい重力を打ち破って、ただ宇宙を目指す。 爽快だ。 特許侵害で訴えられ、危機的な状況に陥る佃製作所。 世界最先端技術を誇る小さな会社は、 経営で苦しんでいた。 そんな中で、夢を追うか、目の前の安定のために金を追うか、 社長である佃は揺れる。 なんのために働いているのか、 シンプルながら深い問いを、 さわやかに描ききっている。 “財前は議場を見回した。「佃はそのことを知り尽くした男です。このバルブシステムは、ロケット部品の最高傑作といっていいでしょう。これを超えるバルブは、いまこの世の中には存在しません。最高のバルブシステムです」” | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「その部品が無ければ、ロケットは飛ばないー。」 この言葉が、読了後さらに私の気持ちを熱く痺れさせました たくさんの登場人物の様々な想いを乗せ、そのロケットは飛ぶ事が出来るのか・・・ 幼い頃の自分、また今の少年達の憧れの象徴であろう宇宙、そしてロケット 大人に成った少年の夢がそこには描かれています 佃社長の様な方が居るとすれば、当たり前のように羨ましくも憧れます 夢を追い、叶える素晴らしさを知らない私にも小さな希望を与えてくれました 文庫化を待つ時間が勿体ないとのレビューを拝見し、正にその通りだと思います 男のロマンを感じずにはいられません 夢を成す為、現実と理想の狭間で真正面から困難に向き合い乗り越えて行く とにかく熱い男達の物語です | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!