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下町ロケット
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下町ロケットの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.52pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全611件 441~460 23/31ページ
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この本の面白さは、何といっても様々な要素をぶち込んでいるところにあると思います。 1冊にこんなに凝縮してしまって、この先の作品のネタは大丈夫なの?と心配するほどに展開がバンバンと進む進む。 特許に関する法廷争い・中小企業が大手に対して挑戦するワクワク感・夢を追い続ける社長と現実主義な社員たちのすれ違い 法廷争いの方はかなーり御都合主義過ぎる設定じゃないか?と思ったものの、娯楽本でしたらこの程度も許せるかと。 かなりあっさり終わってしまうので、この作品に入れる必要すらなかったかもしれません。 勘所は、やはり中小企業の挑戦でしょうか。 この作品内での成功譚はほとんどが社長の功績な気もしますが……まぁ、それも話の都合上の設定で許せる範囲。 大手企業の汚いやり口や、企業内での社員同士の役員ポストを巡っての蹴落としあい。 メインとなる会社だけでなく、大手会社の方の描写もしっかり書いてあり、ストーリーの厚みには全く文句がありません。 多少なりとも技術的な語り口も出てきますが、知識ゼロでもサックリ読める程度に薄まっているので心配は要りません。 最終的には登場人物のほとんどが救われる超救済エンドで終わります。 後味の綺麗さで誰しもが好感を持てる内容に纏っており、星5つ付けても全く文句のない出来。 分野は違えど私のような理系大学生がこの作品を読むと、中小企業もいいかもーなどと、儚い夢を持ってしまいました。 そういう意味では、理系学生は心して読むべきです。現実はこんなに甘くないでしょう。勘違いしないように御注意を(笑 | ||||
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結末が分かるタイプの話なので、どうやってロケットが上がるのか?という展開に興味がありましたが、直木賞受賞作という世間の評価がある一方、現場のエンジニアから見ると甘さが目立つ内容ではないかと思うところが散見されます。 たとえば、前半の特許紛争のくだり。広い請求範囲をカバーするという基本原則への対応が、国研の研究員であった社長にしては甘く、これでは全国の弁理士が不満を持つでしょう。この問題の解決のさせ方も深堀せずに唐突で、「えっそれでいいの?」という思いがぬぐえません。 ディテールに問題があるは言え、忘れ去られかけているものづくりへの情熱は確かに伝わってきます。ステレオタイプな町工場のオヤジではなく、先端技術を取り込んだ工場を描いている点も、新鮮に受け止められるのではないでしょうか。 | ||||
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面白かった。この一作品だけで筆者のファンになるには十分過ぎでした。 大企業のシステム化された製造工程と、中小企業の手作業の対比が面白い。 必ずしも合理主義に基づくプロセスが正しいとは限らないのではないだろうか。 中小企業と大企業の戦いを描く一方で、仕事とは何か、何のために仕事をするのか改めて考えさせられました。 小さな企業の大きな夢は、様々な障壁にぶつかるが、人情味溢れる登場人物が協力してその壁を壊していく。 感動しました。お勧めです。 | ||||
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課題に出されて、読んでみると難なくスラスラと読めました。この下町の中小企業の物語は久しぶりにスカッとして感動を与えてくれるイイ作品でした。 | ||||
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この著者の文章は、非常に読みやすく、ひっかかることなくすぐに物語の世界に飛び込みことができる。特許申請などに関する難解な技術用語もすんなりと頭に入り、理系が苦手な人間でも、まったく問題なく読みこなせる作品だ。 夢を叶えるための努力は必ず報われる、というやや単純なストーリーではあるが、やはり現在の日本においては、訴え続けなければならない重要な価値観であろうと思う。きっとその点、著者は、経営コンサルタントとしての実体験の中、この物語と似たような問題に日常的に直面していたのだろう。だからこそ一場面一場面の描写が、受け売りではない、非常にリアルなものになっている。 とにかく読後感が爽やかで、上を向いて生きていこうという勇気も与えられた。ただし、ストーリーのことをいえば、もうひと捻り欲しいような気もする。 | ||||
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とても読みやすく面白い。 日本を支えている中小企業の技術、品質、プライド。 決して大手企業に負けないだけでの製品を作る多くの 中小企業が存在し、今の日本を支えているのは確かだ。 この本にも書かれているが、大手企業側が会社を大きく する名目で何でもありに近い事をする社会の風潮。 これから益々人件費の安い海外へ、高い技術力を持った 中小企業の技術者が流れていくと思うと、これからの日本 の将来が不安になる。 本書はとても面白く、読みやすい書籍だが、ただ面白い だけではなく、これからの日本の中小企業に対する あり方に一石を投じる素晴らしい内容となっている。 | ||||
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とにかく一言、面白かった。 登場する様々な立場の人たちの描写も、ありそう、いそう、という設定ばかりで、製造業の世界の縮図を見ているような気になった。 描かれているストーリーは上手くいきすぎているように見えるが、実際に技術の世界で成功も失敗も紙一重。 現実世界でも成功したプロジェクトには後から見るとどこかで奇跡のようなきわどいタイミングがあって、それが必然だったかのように語られるのであるから、事実よりも奇でないストーリーとも言える。 | ||||
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実に痛快な小説である。特に製造業の経営者であれば勇気が湧いてくること間違いなし。 この主人公である佃航平のように知的財産権やノウハウを大手企業に略奪、侵害された 経験を持つ経営者は多いはず。私もその一人であるが、この小説を読むことで改めて 堂々顧客に対峙することができた。御陰で顧客の側にも我々を支援する方々が・・・。 ものづくり中小企業経営者は絶対読むべし! | ||||
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最後のフィナーレでは涙がポロリ。 展開が読める予定調和的なストーリー、どこかで聞いたことのあるキーフレーズ。 それはわかっているんだけど、なぜこんなにも胸に響くのか、感動させられるのか。 大企業vs中小企業(弱いものが強いものを見返す構図)、 ダメか?と思わせてからの若手の頑張り、 一端は諦めた夢の実現、 切れかけていた親子の絆の復活 憎らしいキャラがコテンパンにされる展開。。 現実世界では必ずしもこのストーリー通りにはいかないなんて、これを読んだ読者には思って欲しくないし、 そう思わせないだけの力がこの本にはあると思います。 読後に思った点をもうひとつ。 こういった分野、日本企業にぴったりだと思います。 日本人の特性にも合うし、性能改善の余地は満載だし、材料技術も必要だし。 コモディティ化した製品はもういいから、こういう夢がある分野に挑戦してください。(どっかの社長さん) 有機ELのTVとか絶対にいらないし、ナノイーつき液晶テレビとか作ってる暇があるなら、 目の前にクリアすべき課題が沢山ある技術分野を選択して、そこに果敢に経営資源を集中させましょうよ。 失敗しても技術蓄積は進むし、オタク的日本人技術者ならなんとかなると思いますよ。 もう性能十分じゃんっていう分野の製品の性能をさらにあげろ、コストは今の半分で!と命じられている 技術者の思いでした。(日本人がやるべき得意な所はそこじゃないですよね) | ||||
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町工場の大変さは、経験した人にしかわかりません。たぶん、作者さんは、間接的であつても,自体験で分かっているのでこのような、説得ある文章が書けるのだと深く感じました。また、ロケットに賭ける夢ー家族の思い、スタップみんなの様々な願い、誇り、諸々の複雑な感情をも的確に書き分けています。いかに夢を持つことが大切か、この作品は教えてくれます、大変面白く、とても感動しました。 | ||||
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ロケット技術の研究者を退職して下町の町工場、佃製作所の社長となった佃航平。 彼は小さいながらも、技術力のある会社をとても誇りに思っています。 そんな中小企業の技術を狙って、裁判や買収を仕掛ける大企業。 それらとの闘いの過程で、会社・社員は成長していくのでした。 直木賞を受賞した池井戸潤さんの企業小説です。 町工場と大企業の闘いを、痛快な筆致で描いています。 特許をめぐる裁判、技術力を測るテストと見せ場はたくさんありますが、 何より心を動かされるのは社長と社員たちの自らの技術に対する誇りです。 自社の技術を信じ、大企業に立ち向かう姿は 今の時代忘れられた日本の技術力を思い起こさせてくれます。 400ページほどありますが、一気に読むことができました。 企業や組織に関する小説、痛快な人間ドラマを描いた小説を読みたい方におすすめです。 | ||||
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かつてはエンジン開発の研究者で、いまは中小企業の社長である主人公が会社経営で奮闘する姿を描いた小説。 資金繰り悪化、特許侵害訴訟などの困難が次々と押し寄せ、働いている読者、特にメーカー勤務の読者にとっては、目が離せないストーリーである。そんな数々の困難なイベントを、主人公や社員の夢や熱意と絡めてさわやかな小説に昇華させている。かたすぎず、抽象的すぎず、非常にバランスのとれた文体で一気に読めてしまう。 直木賞受賞作と知らずに読んだが、受賞してしかるべしと思った。 | ||||
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下町の工場の社長の悲哀と生き様を描いた作品。 ラストの爽快感は秀逸。 | ||||
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たくさんのレビューのとおり、ほんっとに面白い。 読後感も最高でした。一気読みでした。 | ||||
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読みだしたら止まらなくなり、あっという間に読んでしまいました。 読後感最高!スカッとしました。 なぜこんなにスカッと爽快なのかなと考えると、やっぱり下町の町工場が大企業をぎゃふんと言わせる、みたいなとこがいいのかな。 理不尽さに誠実さで勝負して勝つ!みたいな。 富山率いる帝国重工が、佃製作所に検査に来た場面では、なんて嫌な奴らなんだぁと、わたしも本当に腹が立ちました。 その時は、完全にわたしも佃製作所の一員になってましたね(笑)。 なので殿村さんが啖呵を切った時は、本当に爽快!万歳したい気分だったな。 作者の池井戸さんが望んだとおり、素直に「ああ面白かった」と本を閉じられる作品でした。 | ||||
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中小企業がその技術力で大企業に真っ向から対抗し、最終的にはロケットの基幹部品の納入を実現する。 大企業の論理に屈しそうになりながらも、技術に対するプライドで立ち向かう姿は勇気が出ます。 大企業に翻弄されるニュースが飛び交うこんな時代だからこそ、本書はとてもおもしろく 一気に読めました。 特許の手続き(国内優先提案に絡む箇所)はちょっと違うかなという気もしましたが、 最終的にはそんなことどうでもよくなってしまいました。 | ||||
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ものすごく面白い!そして、すごく心を揺さぶられる本だ。素晴らしいの一言に尽きる。知財をめぐる大企業と中小企業の戦い。小さいけど、キラリと光る個性を持ってる会社が大きい会社をグサッとやり込めていく、そこがすごく痛快だ。大企業にあってもそれに奢らず、人を正しく評価しようとする人、そうできずに権力闘争に明け暮れる人、人間て面白い。最後には不覚にも涙が出そうになってしまった。こんな会社で働いてみたい!! | ||||
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技術的な話も多いですが、平易な文章で書かれているため、 すんなり読み進めることができました。 「仕事とは何なのか」考えさせられましたが、 夢を追いかけるって素敵だなっと思いました。 | ||||
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最初からグイグイ引き寄せられる。 テンポも展開もいい。 いい意味で、マンガのようにサクサク読める。 読後感も爽快。 登場人物が単純な気もするが、 それも本書を分かりやすく読み進めていくことに役立っている。 この読みやすさにして、仕事の意味、働くことの意味を 読者に問いかける良作。 | ||||
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池井戸作品は、2冊目でしたが銀行と中小企業のやり取り、特許訴訟など ハラハラドキドキ一気に最終頁まで繰りました。 読後感は非常に爽快でした。 | ||||
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