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下町ロケット
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下町ロケットの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.52pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全611件 481~500 25/31ページ
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特許問題など、知的財産権を学んでいるところでした。 授業だと、丸暗記以上の意味がなかったのですが。 社長さんと一緒に、悩むうちに、生きた意味がわかりました。 ストーリーは他の方が書いているので、省きますが。 社会人だけでなく、学生にお勧めしたいイチオシです♪ | ||||
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仕事柄、同じ技術者の一人として、 また知的財産管理に関係していることから、 非常に興味深く拝見し、感動し一気に読ませていただきました。 信念が実を結んだ結果、反対していた社員をも奮い立たせ オンリー1企業として乗り切った内容が実にリアルでおもしろかった。 久しぶりに心を揺さぶられた作品でした。 知的財産管理の点から言えば、もっと突っ込んだ訴訟対決シーンも あればより最高だなぁと感じました。 | ||||
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『会社とは何か、何のために働いているのか、誰のために生きているのか』 ものすごい基本的で大切なことだけど、 企業に属し、忙しさや圧力に飲まれると忘れて(失って)しまうもの。 ここを間違わないでまっすぐ進むことで、評価してくれる人が必ず現れる。 他企業のものであっても、いいものをちゃんと見極めて、認めることができるって 自分が向上するために絶対に必要なことだものね。 技術職のプライドと中小企業の底力ってすごい! こういう気持ちがこれからの日本を作る原動力になるんだろうな〜って胸が熱くなりました。 私もがんばろう・・・誰もがそんな気持ちになれる作品です。 | ||||
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非常に楽しめました。 作品紹介から読み取れるのは、 知財(特許)をめぐる中小企業vs大手企業というような感じですが、 中身は、中小企業とかに関係ないプライドの戦いであり、働くとはどういうことなのか?を改めて考えさせられ、熱いものを感じました。 特にR&D(研究開発)の人に読んでほしいなぁ内容だと。 特許の部分については、実際にはほかの手段もあるのかなぁと。 「うちの特許を侵害しているから賠償金を払え」と行く前に、 同業者であれば、お互いがそれなりの特許を保有しているケースが多いと思うので、 余程、特許の質の差がなければ、和解金払って終わりではなくクロスライセンス契約なども視野に入ってこないのかなぁと感じました。 | ||||
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*特許は経営に生かせて初めて意味を持つ *トップはリーダーとして社員と夢を共有せよ *経営の透明さが社内を明るくする *紛争はトップ自らが解決せよ *会社のビジョンとミッションを明確に示すのはトップの役割 *10年先の会社のあるべき姿を描き、社員と話し合うとやりがいが出る 以上のどれとして佃はできていなかったが、そこに気づいたとき佃製作所は生き返った | ||||
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すごく多忙なときに現実逃避的な感じで手に取ったら、あまりに面白くて手放せなくなってしまった。 本当に睡眠時間を削って読むしかなく、「なんでこんなに面白いんだ」と本気で恨んでしまった。 経済モノにありがちな、銀行の非情な態度というのが出てきて、 「良くも悪くもそういう仕事をするところなんだよ、あそこは」 と多少悲しく思いながら読みつつ、でもそういうところを踏まえた上で書いてるなーと著者略歴を見てみたら銀行出身の方だった。 どうりで…。 銀行のことに限らず、経済の、組織の、人間の良いところ悪いところをすべて踏まえた上でひとつの物語を紡ぎだしているのがこの本の最大の魅力だろう。 | ||||
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とても久しぶりに面白い小説に出会った。 技術を武器とする中小企業が、超大手企業との特許紛争を経て、着実に成長していくという内容。 超大企業が中小企業の持つ目障りな特許を封じ込めようとあれやこれやの手を打ってくるというのはうわさには聞いていたが、実際のところ、こんなふうにやりとりされているのかな、と思った。 話は痛快で、一気に読めた。 私は、浮世離れした小説になじめなくて、リアリティを感じる小説を渇望していた。この小説はまさに、それだった。 人物描写などやや単純すぎるきらいもなくはないが、それ以上に、待望していた小説が現れたという気がして、とても嬉しい気持ちになた。著者はあと何冊も書いているから、他の本を読むのが楽しみだ。 | ||||
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最後の100ページはテンポも良く面白いが、特に最初の150ページがつらい。各キャラクターも薄っぺらい感じで、感情移入できない。特に悪役(?)が薄っぺらい。最後は、それなりに面白いが、これもある意味、よくあるストーリー。全体としては、前半に知的財産(特許)を絡めて来たのが新しいのかもしれないが、ある程度、こういう話し(知財紛争)を他で読んだりして知ってると、新味が薄い。全体としては、軽い感じで、さっと読むにはいいかも。でもそれなら文庫にして欲しいと思ってしまう。 | ||||
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前半部分は池井戸氏の代表作『空飛ぶタイヤ』と同様に、大企業の理不尽な横暴に苦労する 中小企業の姿が描かれ、二番煎じ的な内容なのかと思いきや、いやいやそんな筈はありませ んでした。 火の粉を振り払うや、中盤からはロケットに搭載するバルブシステムを自ら作製・搭載する という夢に向かって進んでいきます。 しかし、ここからが一苦労。納品先の帝国重工からの圧力だけでなく、自身の夢を追い求め る主人公の社長へ「それより給料を」との社内からの反発ありで、ノンストップでハラハラ ドキドキ。このあたりのクスグリ方は正に池井戸流で、当代並ぶ者なしの面白さです。 反発しあっていた社員たちが一致団結していくところなんかは、本当にベタな展開なのです 胸が熱くなります。 東大阪の中小企業が作った人工衛星「まいど1号」にインスパイアされて書いた作品だと 思いますが、ドラマチックな展開で『空飛ぶタイヤ』同様に見事なまでの大衆小説に仕上げ ています。この人の作品を読むようになってから、「ベタ」でも作者の力量さえ高ければ、 結末が見えていても面白いものだということが良く分かりました。 | ||||
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話が丁寧に作られています。小さな町工場が舞台です。 いきなり逆風がやってきます。訴訟問題です。それを乗り越えるとまた一難現れます。 それが終わるとまた一難がやってきます。 しかしながら並行してチームワークが仕上がってきます。 ラストはあっさりしすぎるようにも感じましたが、400ページを超えていますので、それも仕方ないかな?と思います。 面白いです。読んでみる価値はあります。 | ||||
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大変面白い。ただ読んでおかねばならない資料が大量にあるビジネスマンが読むとすると、小説スタイルはつらいのが本音。しかも導入が想定通りのよくあるパターンで読み始めがつらかった。いいから早く本題に入れ、という感じ。そうはいっても内容は素晴らしいのは間違いない。 | ||||
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まさかこれほどつまらないとは 思いもしませんでした。 文章はつたないし、ストーリーも 単調すぎる。 ありきたりすぎて、本当に辟易しました。 面白みがないので、読書の楽しみを まったく味わえませんでした。 いいお話なのは分かります。 でもただそれだけです。 お金を出してまで読む本ではないと思いました。 | ||||
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私は、とある技術系の部活動の部長で、いろいろな雑誌(大人の人たちとかが載っているやつ)に掲載させていただいています。なので、一応自分はそれなりに自分の技術に自信があります。 そんな自分にドカッと当てはまったのがこの小説です、下町ロケット。 社長は職人気質で、でもここは会社。部下の中には利益が会社にとっては重要だという人もたくさんいます。たしかにそのひとたちの主張は理にかなっていますでも、 「夢はあるか?」 その社長の言葉に自分は少し考えさせられました。 技術向上のことばかり考えていて、そんな自分に改めて「物づくりの楽しさ」「物づくりの達成感」など物づくりの「根本」を思い出させてくれる、そのような本でした。 ただ、個人的には上下巻に分けてもいいからいろいろな伏線回収をしてほしかったです。その意味で☆を一つ減らし☆4つ。 | ||||
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止まらずに1日で読んでしまうほど、とにかく面白い。いつの間にか自分も佃の社員になっている。大企業の横柄な態度にプライドをズタズタにされた社員たちが巻き返す場面は、「言ってやれ、言ってやれ」とこちらも高ぶってしまった。 池井戸さん自身が文系の方で、小説の中でキーとなる部品がなんなのかよく分かっていないという(「ラジオ版学問ノススメ」Podcastより)から、エンジニアでなくても十分楽しめると思う。これは人間ドラマだ。 もちろん、ロケットを飛ばすというのがいかに大事業であるかや、自社の技術の企業戦略というものも感じ取ることができる。エンジニアも経理も法務も営業も研究開発も、あらゆる企業人が魂を揺さぶられるエンタテインメント小説。 | ||||
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ロケット打ち上げ失敗の責任をとって研究所をやめたエンジニアが、実家の工場を継いで、ロケットエンジンの開発に取り組むというお話です。 大企業との特許の問題、開発費の捻出、従業員への給料の工面など、小さな町工場ならではの苦難がたくさんあり、実家の父を思い出し、しみじみと、それでも「がんばれぇ〜」と応援しながら読みました。 下町の小さな工場がロケット開発に挑戦するという壮大な夢が素晴らしい。 エンジニアを支える弁護士も元銀行員も素晴らしい。 資源の少ない日本だからこそ、「ものづくり」って素晴らしいですね。 頑張らなくっちゃ、と勇気をもらえる小説です。 | ||||
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追い詰められた中小企業が大企業の鼻を明かす。 同じ様なモチーフですが、『空飛ぶタイヤ』の方が 追い詰められ方がはるかにシリアスで 従って、大逆転するエンディングのカタルシスもはるかに大きい。 またどちらも実話に題材をとっていますが、その題材を小説のテーマとした 社会的意義は天と地ほども違う。 中小企業の技術力あるいは底力を示す実話を題材とした本書と 大企業の犯罪的な体制あるいはエゴを暴いた『空飛ぶタイヤ』とは。 更には作者の作品への思い入れも… | ||||
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第145回直木賞受賞作品。 国産ロケットの打ち上げに研究者として関わりながらも、失敗の責任を取らされてクビに。 実家に戻って工場の社長となった主人公。研究者としては一流でも経営者としては四苦八苦の毎日だった。 それでも持ち前の技術を活かしていくつかの特許を取得。何とか会社経営をしてきた。 だが、ライバル会社が自社の特許を侵害であるとして裁判に訴えてきた。 相手は大企業。こちらは中小企業。言いがかりにも等しかったが、世間はそうは見てくれない。 メインバンクから融資を断られ、運転資金にも窮するようになる。 裁判では相手のやり手弁護士に手玉に取られ、長期化の様相を呈してきた。 このままでは体力のない自社は潰れる。 プライドを捨てて別れた妻に紹介してもらった敏腕弁護士に裁判を任せ、幹部社員と共に金策に走り回る。 だが、なかなか融資をしてくれるという先は見付からなかった・・・・・・・。 研究者から経営者に転身しても尚、自身の抱く夢を追い求める主人公。 その夢を会社の私物化であるとして対立する社員たち。 だが、会社が取得していたある特許が社の運命すらも変えることに! 大企業の下請け中小企業に対する圧力・イジメを跳ね除けて成功を収めていく物語は 「痛快」の極みである。大企業は常に「上から目線」で話を進めようとし、自社に協力して当然であるかのように 下請けを恫喝していた。だが、「特許」という武器を得たことで立場は逆転。 大企業の幹部でさえも水戸黄門の印籠には弱かった(笑) 巨大企業のワンマン社長が「自社の技術しか認めない」方針を 最後の最後でアッサリ覆すくだりはやや都合がいいのではと思うが・・・・ それでも水戸黄門以来続く、巨悪を倒す少数勢力を見る快感に酔えないわけはないだろう! つまりはそういう作品である。 | ||||
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ロケットエンジンの研究者が、父親の中小企業のあとを継いで、大企業の嫌がらせ、社員の造反にめげずに奮闘する物語。 ビジネス小説としても読めるけれども、物語としてとにかく面白い。読み終えてスカッとするいい小説だ。 テーマの1つは「仕事」と「夢」のバランス。著者は主人公に、「仕事というものは二階建ての家のようなものだ」と語らせる。 「一階部分は、飯を食うためだ。必要な金を稼ぎ、生活していくために働く。だけど、それだけじゃあ窮屈だ。だから、仕事には夢がなきゃならないと思う。それが二階部分だ。夢だけ追っかけても飯は食っていけないし、飯だけ食えても夢がなきゃつまらない」 そうだと思う。実現は容易ではないけれども、そうだと思う。 頑張ろう、ビジネスマン&ウーマン! | ||||
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自分が作ったエンジンでロケットを宇宙に飛ばしたい。 何て純粋で単純な夢だろう。 本作はそんな夢を追い続けた男と彼を取り巻く人間たちの感動のストーリーだ。 女性の登場人物は主人公の家族3人だけであとは全て男。 愛だ恋だのウェットな話は入る余地もなく、男たちの夢とロマンがピュアに描き出されている。 様々な問題が主人公の夢の実現を阻もうとする。 彼が社長を務める中小企業の苦しい資金繰りや不意に巻き込まれる特許訴訟、それに傲慢な大企業による妨害工作など。 一時大手銀行に勤められた経験を持つ著者ならではの筆致がそれらを最高に面白いドラマに組み上げている。 眼前の現実問題を直視するよりもひたすら夢の実現を追い求めようとする主人公は周囲から孤立しかける。 しかしやがて彼の熱い想いが周囲に伝搬し男たちがその同じ夢に向かって一丸となっていく様は実に爽快だ。 そしてクライマックス、衆目が固唾をのんで見守るなか大爆音と共にまさにこれから打ち上げられる宇宙ロケット。 男たちの夢が果たして結実するかどうかを見せる場面としてこれほどドラマティックで興奮するものが他にあろうか。 「終の住処」や「告白」に幻滅して以来、本の帯に「何とか賞受賞作」と謳われている物は避けて通るようになった。 本作を読んだのはたまたま知人から贈られたからであって直木賞につられたわけでは決してない。 第三者が勝手に選んだ受賞作に自分がこれほど夢中になれたのは記憶にある限り本作が初めてではなかったか。 本の面白さと有難味を久々に堪能させてくれた紛れもない傑作だ。 とにかく題材が良い、筋書が良い、テンポが良い、台詞が良い、おまけに装丁の絵まで良い。 「下町ロケット」というそれ以外には考えられない絶妙な題名を選んだ著者のセンスにも拍手。 | ||||
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特に目新しい仕掛けはない。人物の深みもない。あるのはただカタルシス。 弱きものが強きものの圧制にじっと耐え、耐えに耐えて、最後に痛快な逆転劇。いわば現代版時代劇。やはり最高のカタルシスをもたらすのは古来より伝わるこのパターンなのか。 作中を通して、この逆転劇という古典的な主題が、恥ずかしげもなく繰り返される。その徹底した反復がいつしか交響曲のような興奮と感動をもたらした。 | ||||
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