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葉桜の季節に君を想うということ
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葉桜の季節に君を想うということの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.16pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全574件 401~420 21/29ページ
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なかなか評価が分かれていますが、正直、面白かったな。 評価の悪い皆さんにとっては、きっと、その何というか、素直にだまされたんだと思います。 かくいう私も、素直にだまされたんだけど、正直潔く、参った、と言う気分ですよ。 きちんきちんと読んでいく人は、つじつまの合わないところで止まる、戸惑う、のかしら。 僕は、どちらか言うときちんと読まないし、少々わからないところも、ま、何とかなるさ、と先に行っちゃうもんだから。。。最後まで行って、おっとととととと、とたたらを踏んだ。 この感じは、今までなかった感じで、結構(そうやって小説読んでたたら踏んでる自分が)おかしかった。 だから、もう一度読まなくっちゃ、ってなるんだよね。そかそか、なるほど、って。どこで自分が気づくべきだったのか、って反省(?)しながら。 何というかな。とてもよくできた作品だと思います。 そんな酷評するようなものではない、と思いますが。 | ||||
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やられた〜といった爽快感は皆無。 自分は最初から主人公や周囲の人間の年齢が気になってしかたなかった。 登場人物の言葉遣い、服装描写、経歴、価値観どれをとっても今時の若者の感覚ではない。 途中、主人公の年齢が書かれてないか何回も確認したし、時代設定、出版された年も何回も確認した。 自分が若かったり、若者文化に詳しければ必ず冒頭から違和感がある。 自分などはあまりの不可思議さに作者のセンスを疑ったし、うんざりして何回もやめようと思った。 で、あのオチ・・・。 何に騙されたかって、店頭の仰々しい宣伝だ。 | ||||
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高卒で家出したのにえらい金遣いがあらいなとは思っていたけど、まんまと騙されました。読者を騙す作品はままあるけど、その中でもレベルは高い。テクニックは完璧といってもいい。 しかし、人生観を語るには中途半端。蛇足だ。そもそも、読者に人生観を考えさえるような材料に乏しい。また、結語の人生観にも共感できない。 本書では人生を桜に例えている。このご時勢、葉桜の人生のもつ意味合いは大きいことは十二分に認めるが、このケースでは、葉桜としての自分の生き方を考える前に、散らしてしまった桜の重みを真剣に考えたら、前向きになんかこれっぽちもなれないはずだ。それも散らしたのは桜ではなく葉桜なのだからなおさらだ。 | ||||
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読んでいる時からよくわからない違和感がずっとありましたが、 読み終わると「なるほどそういうことだったのか。」と合点はいきました。 そして、タイトルの意味もわかります。 ただ、ストーリーにはそのタイトルのような奥深いものは感じられませんでした。 単純に、よく出来ている、と思います。 | ||||
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どんでん返し系の作品は多々あれど、 この作品の結末の結び方、悪くない。 いいのかよそれで! って突っ込みを入れつつも、 最後に絶望じゃなくて希望が残るミステリーは心地よい。 ストーリーはものすごく、残酷だったりやるせなかったりするのに、最後はなんだかんだ、 まぁそれでいいか、って思わせる、 作者の楽観的というかポジティブさが感じられて好ましい。 | ||||
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ちょっとオーバーかな? 同じテーマ(ネタ)の作品も過去にあるようだし。 けど、ネタばらしの意外さと同時に、登場人物の 会話や人間性に、主人公と同世代の俺は、共感と 癒しと勇気を確実にもらった。 “ダイ・ハード”のブルース・ウィリスみたいに、 主人公はハードボイルド未満で、カッコ良いと言う よりは自虐的で、実際に言ったら恥ずかしくなるよ うな自己中で小洒落たセリフを連発する。 登場人物のコミカルで小洒落たセリフと行動が、悲 惨で救いの無いはずの物語に救いを与えてくれる。 (これってオムニバス?)って思える展開や、(どこ に着地させるの?)っていう疑問を見事に解決させ ていると思う。 小説を読んでいて『えっ?!』って声を出したのは 生まれて初めてだったので、それまでの展開や少々 の不満はどうでも良くなりました。 星五つ!付けさせて頂きます。 | ||||
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このトリックがすごい!なんてどこかで絶賛されてて、題名も悪くないと書店で流し読みをしたんです。あ、こういう男のひとわたし嫌だ。文章も素人っぽいし 絶対"耳に残るは君の歌声"みたいに名前負けなんだろうな。とか勝手に決めつけながらも購入。疑り深く文章を読み進め、終盤に差し掛かり ハハハン やっぱりね。私にはそんなトリックお見通しだ!とか思い上がり、もっと終わりに近づいてやっぱり騙されてたことに気がついて。最初のページから思い込みを作り上げる土台だったと考えるとすごい。でも…なんか苦手。文体とミステリーの為のミステリーなとこが。このトリックを使いたくて書いたんだなって感じ。読み終わっても満足感が全然ない。騙そうとしすぎて本来大事なことがどっかにいっちゃってる感がある…というか。同じジャンルでいえば慟哭、アヒルと鴨の方がはるかに上。(←ネタバレにはあたらないと思います)好き嫌いのわかれる本だと思う。最初の数ページに嫌悪感を感じるひとは読まないで正解。トリックありきで文章を後付けで無理やりねじ込んだんかなぁと嫌でも推測しちゃう。私はミステリーには騙されないんだぞ!って方には是非お薦めしたい本。 | ||||
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どんでん返し本が好きなので、期待して読みました。確かに、ラストびっくりしました。だけど・・・、ちょっと無理が・・・。現実的に。 そして、このどんでん返しが本筋とはほとんど関係がなくて、ラスト驚いて終わり、で、本筋は???どんでん返しのトリック作りばかりに力を入れすぎて、本筋のほうがおろそかになってしまったような読後感でした。 とにかく、作者の思惑に引っかかってだまされましたので、星二つ。 | ||||
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ページの一番最初からセックスの話・・・。 一体、どんな風にこの物語は展開されるのやら?と思ったけれど、この部分は最後の方から始まるトリックにおいて、かなり重要な部分になるのかもね。 主人公、成瀬将虎の性格や人物像を読者に植えつけるには、ちょうどよい始まり方だったかも。 でも。 後半「そうだったの?」「そうだったのか・・」って思うのだけれど、なぜが読み終わった後には、それ程の充実感は残りません。 最後にトリックがわかって「おもしろかった!」って思うよりも、催眠商法の悪事を暴こうとする所や探偵だった頃の話。 そういった部分の方が、おもしろかったかも。 どうせなら、トリックに走るよりも、最後まで催眠商法の会社を追求して、勝利した所までいって欲しかったな。 そんなわけで、星の数は3つ。 | ||||
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まぁ、ミステリではないですね。みなさん(レビュアー)仰るように、落ちだけのためにかかれた作品です。それもタイトルからは明らかですね。賞を総ナメ(ってほどではないかもしれませんが…)にしたのは、落ちというか、落ち=この小説、なので、この物語が現代社会の抱える問題をこのような形で表現したのが評価されたんでしょう。だから、特にミステリ好きでない、一般の読書愛好家が読む分には(総ページの分量に目をつぶれば)、充分なのではないでしょうか?ですけど、ミステリ作家=歌野晶午を読みたい読者については、手は出さないでいい作品、とだけ言います。歌野晶午は、良いミステリをかける人だけに、この作品が代表作に、つまり名刺代わりになってしまうとすれば残念。 | ||||
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タイトルに惹かれ購入しました。ネタバレになるのであまり詳しくは書けないのですが、 最初から確かに先入観はありました。 結末付近で僕は重大な読み間違いに気付きました。(読み間違いというか筆者が意図的にそのように読めるように書いているわけですが。) 確かに2回目を読めば「なるほど」と思えるのですが、どうにも釈然としないです。 結末は見なかったことにして自分なりにこの小説を消化したいと思います。 | ||||
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読み終わった後、鳥肌がたちました。どんなに頭の良い人でもこのオチを見破るのは不可能なんじゃないんでしょうか? 最後に一言。この作品を実写化する勇気のある監督はいない。 | ||||
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たぶん、タイトルに引かれて買った人が多いのだと思うが…。 タイトル買いした人のことはともかく、ミステリ史上に残る傑作であることは間違いない。これほど騙された作品は、しばらくなかった。トリックといい、テーマといい、こんなんありかよ、と叫びたくなってしまう。 ともかく、先入観なしに読んで欲しい一冊だ。 | ||||
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ミステリー章を総なめと触れ込まれてますし,確かに,どんでん返しがあって 驚きましたが。そういう意味では、良く作りこまれた話です。 しかし、内容に面白みを感じなかった。正直小説としては致命的な欠点です。 それに、読み終わった後よくよく考えてみると,結構無理のある話だということにも気づきます。 | ||||
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ミステリーとしての骨格はおもしろいが、登場人物達の設定が露骨過ぎて違和感が残る。結果としてストーリーに入り込めずに終わってしまった。 題名にもう少し奥行きのあるイメージを持ってしまったので、腑に落ちなかったのかもしれない。 | ||||
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先入観で騙された。ただ先入観を持たすために本の文体などを、そういった風に書いて読み手に思い込ませてるだけ。なにがトリックかというと作者の文章が、まさにそれで読後は私の場合、なんとも納得のいかないものでした。 | ||||
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私は、このタイトルの方がしっくりくるかなぁ…。「葉桜の季節に君を想っ」て、というよりかは、紅葉の季節に桜を想って、生きてるんじゃないですかね?トラちゃんは。 タイトル見たとき、今流行りの携帯小説的な、純情恋愛ものっぽいな、と思って(すみません、賞とか知りませんでした)、しかも出だしが結構キツいので、微妙だったんですけど、最初の5ページ我慢したらあとはすいすい。軽く読めるエンターテイメント小説ですね。 ミステリーと言っても、殺人の犯人探しではない(いや、ある意味そうだけど、でも)のですが…宮部みゆきの「火車」を思い出しましたね。あれも、カードで自己破産したり取り立てられたりっていう人たちがたくさん出てきますよね。「葉桜〜」は、主にお年寄りを騙していい加減なものを高く売りつけられる(売りつける方も)人がいっぱい出てきます。 そして、そうですね、最後のどんでん返しはすごいですね。人が、いかに先入観に頼っている、というよりかは、いかに一を聞いて十を想像してしまい、それを信じ込んでいるかってことですね。事実と考察の切り離しができていないんですね。 私は、最後の10ページが感動でした。全体も面白かったけど、私もすごくネガティブに考える癖があるので、最後の10ページで元気出ました。 | ||||
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こういう騙され方をした事がない。やっぱりそこが面白いと思いました。 ドラマを映像で鑑賞する機会の多い現代人の一人として、これを映像で表現しようとする場合、どうすれば良いのだろう?と、思わず考えてしまいました。とかく映画やテレビドラマの方がお手軽に楽しめて繁栄する一方で、小説というメディアは衰退して行く一途の様にも思えるのですが、うん、こういった小説にしか表現出来ないストーリーというものが有り得るのか、と、考えさせられます。そういう意味で、思考実験的な面白さがあるのではないかと思います。 同時に、もしこれを映像化できたら、きっとすごくファンタジックで素敵なものになりそう。そう感じられるのも、この小説のキモである最後のシーンに到るまでの運びが、なかなかお洒落でカッコいいからだと思います。そして、人の心というものは幾つになっても変わらないのだ、本当のカッコよさは内面にこそあるのだ、という、作者の人間に対する温かい視点があるからだと思いました。 | ||||
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この本を読んだのは数年前になりますが、今ふと見てみると、予想以上に★の数が少ないのでレビューを書いてます。 途中までは大笑いしながら読みました。 ですが、ラストの件は絶品です。通常の日々において、いかに私たちが先入観を基に物事を捉えているかが明白になり、己の浅はかさを再確認いたしました。 とにかく元気が貰える素晴らしいご本です。 この本の登場人物たちのように生きて行ければいいな〜って思いました。 | ||||
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タイトルのイメージと実際の内容にかなりの違和感を感じつつ読み進み・・・ 読了後は騙されたというより、勘違いさせられてた感がありました。 最後に話がつながった時は素直に「おぉ!」と思った。 けっこう伏線もあったけど、あんまりしつこくなかったかな。 時系列もテンポよく読めてよかったと思います。 そしてタイトルがなぜ“葉桜”の季節なのか・・・ 理解できました☆ 2004年版このミステリーがすごい! 2004本格ミステリベスト10 第57回日本推理作家協会賞受賞 第4回本格ミステリ大賞受賞 | ||||
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