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葉桜の季節に君を想うということ
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葉桜の季節に君を想うということの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.16pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全574件 381~400 20/29ページ
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敵との対決場面で、この○○○、とネタばれの言葉が必ず出るはず。無理やり隠しているゆえ、全体的に不自然な印象を受ける。果たして、叙述トリックと言えるのか?そして最大の欠点はこのトリック?が全く意味ないこと(笑)。私の友人は途中でゴミ箱に、本を放り込んでしまった…。それにしても、このミスの選考者、全く当てにならず!一位にするかなァ、これを。どう甘く見ても、☆三つだ。尚、乾くるみの有名小説に似た類いの物あり。乾作品の方が不自然さは少ないが、やはりつまらない。共通点として、物語が面白くない他に…。巻末で弁解じみた補足説明をするものは、基本的に好きになれない。本文以外での種明かしなど不要と思うからだ。 | ||||
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有名な作品らしいです。『配達あかずきん』に書名が出てきたので、すっかり積ん読になってたのを掘り出して読了。文庫帯紙には、日本推理作家協会賞や、本格ミステリ大賞、2004年このミス1位などなど、タイトルが多数列挙されてます。 えー、なかなかばっちり騙されました。すっかりすれた読者のはずなのですが、えぇーっおぁーっと、ていう感じで。 た・だ・し、騙されたことに対する納得感が薄いです。文章の読み込みがたりんのかもしれませんが、これ分かるわけないです。複数平行して描かれている時間軸と人物軸がどう交差するのか・・・という期待感が、あっと驚くどんでん返しで全部クリアーになる、という流れはとても良いのですが、真相を知った時点で、おーあの時の矛盾ぽく見えたのは実はそういうことだったのかぁー、くそぉ気づかなかったー、みたいなところが全然ない(ような気がする)。 なので、内容的には本格ミステリというよりは探偵小説ですね。 | ||||
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・ミステリーが読みたい人 ・どんでん返しが好きな人 ・他の人にオチを言わない人 ・軽いエロに耐えられる人 ・軽いグロに耐えられる人 ・人恋しくなりたい人 ・愛を知りたい人 ・人生への活力がほしい人 | ||||
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いろんな書評で高評価をしているのに、ここのレビューでは結構辛辣な意見も多い。迷った末に読み出した。途中までは楽しく読めたが、最後のトリック? で一気に力が抜けた。。。確かに忘れられないオチだが、そりゃあないだろう! あこぎというか、ちょっと違うんじゃない? という感じでした。でも、こう書くと、未読の人は逆に読みたくなるんだろけど。 | ||||
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事件の謎解きよりも、設定にしてやられた感がある。 最後の三章で、登場人物たちの印象が、本当にがらりと変ってしまったからだ。 現在と過去など、複数の筋が同時に進行しているが、読みやすい文章でテンポもよく、さくさくと読み進めることができる。 最初は無関係に見えていたものが、きちんと寄りあわされており、無駄な伏線は一つもない。 無駄はないんであるが、そのあたりに作者の筆力も感じるし、賞を取っているのもわかるんだけど。わかるんだけど、なんか悔しい。 最後まで苦手だった主人公がこれなら納得だと思えたものの、それまで積み上げたイメージががらがらと崩れたことが、やっぱり悔しい。 私に偏見があると指摘されているみたいで悔しいのかもしれない。 ネタばれしては面白くなくなってしまうので、ここで止めておく。タイトルは素敵なんだけどなぁ。 | ||||
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元私立探偵である主人公はある依頼により悪質な霊感商法の調査を行う。 年齢を重ねる中で確立されてきた物はある瞬間に崩れていくものなのかもしれません。「生」への限りない執着心によってのみ長い時を経る事が可能なのでしょう。 「どうして俺が特別であってはいけないんだ。誰が決めた。特別か特別ではないかは生きてみないとわからないじゃないか。優秀な人間を見て、自分は適わないと思ったら、その時点でもう負けだ。自分の可能性を信じる人間だけが、その可能性を現実化できる資格をもつ」 | ||||
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読者の先入観や思い込みを誘導して驚かせるという意味では これほどの叙述トリックはなかなかない. 好き嫌いの分かれるハードボイルド調の文体さえもトリックの一部なのだから 計算しつくされた演出というべきだろう. 真相を知ったあとで思い返せば不自然な会話や描写に思い当たる. あえて触れなくてもよいようなヒントを出しているわけで これはいわば作者のフェアプレーなのである. その点も評価したいと思う. とはいえ,終盤に人生訓めいたものを語らせるのは蛇足のように思う. この種のミステリーは仕掛けが命で,それがばれたあとは読者の興味は半減する. 余計なことは語らず,すっきり終わらせた方が潔くてよい. | ||||
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正直騙されました。そして、著者の読者へ向けたメッセージもよかったと思います。が、読んだこと全てを書き換えられた気がしてなんだかしょんぼりしました。自分はあまりポジティブに受け取れませんでした。文書でしかできない仕掛けとして考えれば好きな人は好きかもです。 | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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見事にやられました。 推理小説として見た場合、肝心の殺人のトリックが弱すぎなのが難だが、作者の用意した大仕掛けにはあっと言うはず。作品の趣向としては、泡坂妻夫の「しあわせの書」に通じるものであろう。ラストでどんでん返しを喰らった時に、思わず前を読み返して、自分の錯誤を確認してしまった(く……くやしい!)。 はっきり言ってペテンのような内容だが、作者の丁寧なミスディレクションには素直に脱帽するしかない。自分も途中まで違和感を感じていたのだが、キヨシと愛子のミスディレクションが強烈で、最後まで騙されぱなしでだったのが悔しい。 人によってはペテンという向きもあろうが、ある事象を伏せた上で事実だけを書き読者が勝手に誤解しているだけであって、ぎりぎりセーフと言ったところだろう。 ある事象に気づかない限り、ラスト近くでの保険証書を見ても、混乱するだけでさっぱり把握できないはずだ。 最大の難は、前にも書いたとおり、殺人のトリックも犯人も弱い事。多分大抵の読者は瞬殺レベルのものだろうが、この作品の真のトリックは別の処にあるのだから仕方がないという処か。 一番笑ったのは「破局、そして復縁」の章。まさか、あれが伏線になっていたとは……(笑)。 全体的にある人々を馬鹿にする言動がある。だが、作者の意図がそんなところには無く、全く正反対であることは誰でも分かるだろう。 主人公達の情熱と青春に共感し、じんわりとした幸せを感じさせるラストもグッド。 | ||||
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本作では、元私立探偵の「俺」こと成瀬将虎が、知人の依頼で悪徳商法 を行う会社〈蓬莱倶楽部〉の調査をする一人称の「現在」パートと、将虎が 探偵事務所で働いていた頃に担当した、覚醒剤にまつわるヤクザの殺人 事件が描かれている一人称の「過去」パートが交互に展開されていきます。 さらに、それらに加え、「現在」の別パートとして、蓬莱倶楽部に莫大な借金をしたため、 悪事の片棒を担がされている古谷節子を視点人物とした三人称パートが同時進行する という構成になっています(あと、時折“墓を掘り返す男”という回想場面も挿入される)。 以上のように、語りの人称と視点を切り替えることによって、読者の中に様々な誤認を 生じせしめ、メイントリックのサプライズを最大限に高めているのが、まずもってお見事 (蓬莱倶楽部の手口の一つである保険金詐欺と将虎を狙う「犯人」との関連づけも巧妙)。 また、脇筋である「過去」パートも、一人称の語りに、三人称記述が挿入されるという 私立探偵小説のコードからの違反が随所に見受けられますが、覚醒剤窃盗の大胆な 手口や、若かりし頃の将虎の名探偵ぶりなど、なかなか楽しませてくれます。 本作はともすると、叙述トリックの一発ネタと看做されがちですが、それを成立させる ために、巧緻な騙りのテクニックが駆使されていることは、忘れてはならないでしょう (あと、フェアな伏線技巧も特筆すべきポイントだと思います)。 | ||||
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思い込みはいけません。 「日本に桜の木がどれだけある。 どれだけ見て、どれだけ誉め称えた。 なのに花が散ったら、完全に無視だ。」 この一文に出会うために、 すべてを読んでください。 | ||||
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図書館でこの本を借りてどうしてもまた読みたくなって購入しました。 最近ミステリーは読まない私が本当に面白かった。ラストでいい意味で読者を裏切ってくれて、読んだ後は明るく前向きな気持ちになれる本です。 | ||||
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着想も大胆ながら、描写の自然さが凄いね。よくやったと感嘆する構成力。読者が構築したヴィジョンを、想起したイメージを根底から覆す 恍惚感がたまらない。伏線回収にもいちいちなぶられる様な独特の快感があって好い。。ただ、素直に受け取るかは人を選ぶ。 歌野は懐古的でありながら斬新な二面性を持つ作家だと思うが、本書でみせた独特の回帰願望と先見の明はすごい。特に後者が顕著で、諸所の 社会問題を鋭く示唆していて、単に謎解きだけじゃない奥行きと真実味があり心打たれる。 桜満開だけが醍醐味じゃない、読後あなたはきっと葉桜に魅せられるだろう。 | ||||
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ずっと読んでて退屈。文章がどうも肌に合わないと感じながらも,「このミス1位(2004)」だしなぁ・・・と読み進めていくと,確かに騙され感はすごくある。でも,こんな騙され方はしたくないなぁと。 著者は女性かと思ってました。男性だったんですね。タイトルは素敵。 | ||||
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以前女王様と私を読んで肩透かしを食らったので 歌野作品のなかで傑作といわれるこの本を買って読み進めたのですが やはり女王様と私と同じような感じでした。 こちらのほうが驚きは少なく、読んでいて不快感もないのですが途中で気になることが多すぎて 勘のいい人なら最初からわかってしまうのではないでしょうか? 特に、巻末の説明ページ「携帯電話」欄がもう違和感の塊。 わからない人に向けた説明かとおもいきや、ほとんどネタバレとなってしまいます。ご注意を | ||||
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他のレビューにもあったが、本当に「読まなきゃよかった」と思った。 時間とお金を無駄にしました。 話に無理があるし、「びっくり」するはずがただただ「がっかり」した。 登場人物の心理面やキャラクターがもっと描かれていればよかったのにと思う。 | ||||
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ロマンティックなタイトルに惹かれ、買いました。 でもラストのどんでん返しで、一気に萎えた。。。 それまでイメージしてた登場人物像が、 一瞬で壊れました。ほんっとガッカリです。 読まなければよかった、と後悔した一冊。 素直な人なら、単純にどんでん返しが楽しめるかも。 | ||||
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自分は面白いと感じました。 推理好き、ミステリ好きのコアなファンには物足りない感じで、若者には少しスピード感のない展開で読み手を選ぶ作品ではありますが、 読書が趣味の人なら充分楽しめると思います。 読後に現実に戻される感覚は妙ですが、日テレの土9のドラマなんかに向いているんじゃないかな?という感じです。 | ||||
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文章面では特徴のある主人公の1人称でとても読みやすく、グイグイ読み進めてしまいます。 主人公にまつわる過去や恋愛模様、話の軸になる詐欺集団などの描写は読む者を惹きつけ、凄く面白いと思います。 しかし、最後にどんなトリックがあるのだろうと期待していたら・・・・。 このトリックは先入観に囚われると騙される・・・ということなんでしょうが、正直「やられた!」とは思いません。確かにビックリはしたし、2度読み返しましたが、他の方も言っている様に言動に無理があります。現実の私達の周りにある日常として通常はほぼ有り得ないことを、さも「してやったり」で表現しているのが違和感を感じます。(最後の解説なども。) 話自体は面白いと思いましたが、「どんでん返し本」として期待して読まない方がいいと思います。 | ||||
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