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葉桜の季節に君を想うということ
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葉桜の季節に君を想うということの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.15pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全617件 521~540 27/31ページ
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| 著者もベテラン作家になり、話の進め方や文章の盛り上げ方もうまく、 最後までのめりこむことができました。 この仕掛けに気づく人は、これだけ話題になっていても、そう多くは ないと思います。 でもこの仕掛け(トリックやミステリーではありません)、どなたかも 書かれていましたが、「だから何?」です。 ミステリーとも関係なく、 この仕掛けの必要性がまったくわかりません。 この作品は上記の通り、面白く読めるのですが、賞を受賞したり、ベスト1 に選ばれると言うのは、日本のミステリー界の底の浅さでしょうか。 アマゾン読者の辛口評を読んで、皆さんの見識の高さがうかがわれます。 | ||||
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| うまいです。文書もぐいぐい読者を引き込む力があります。トリックにしてもまんまと騙されてしまいました。でもただそれだけでした、私には。なぜこれほど絶賛されていたのかチョット不明です。しかしながら徹夜本であることに違いはありません。それは作者の筆力の成せる技であります。それとこのタイトル。一読して思わせぶりなんですが、そのトリックとタイトルの二重奏で作品を盛り上げています。葉桜の季節に僕は何をおもうのだろうか。 | ||||
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| ミステリーの枠を覆すような重層感があるエンターテイメント小説というところでしょうか。 残念なのは、読者を納得させるかのように主人公が真相を次々と語って最後を締めくくるようにして終わったのでそっけない印象でした。 | ||||
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| う〜ん、ミステリー本としてこのラストはどうなんでしょう?? 作品の最後にどんでん返しで読者を驚かせる手法は数あれど、 「そうきたか!参りましたー」という爽快感のある裏切られ方と、 「えっ、それはないんじゃない??」という裏切られ方、 どちらと言えば後者かなぁと・・・。 そうはいってもラストに至るまでの物語の流れやテンポ、登場人物の設定、 会話の掛け合いなど、それなりに楽しめる作品だとは思います。 ただ、それだけに非常に残念に思いました。 | ||||
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| 何で売れてるのか、全く分からない。 このストーリーの落ちで、ミステリーと呼ばないでほしい。 今まで本を読んでがっかりした経験ってあんまり無いのですが、 今後、この作者の本には手をつけることは無いと思います。 | ||||
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| 本書は,半ば社会派のテーマを持ったハードボイルド仕立てになっている。 老人を食い物にする犯罪者集団・蓬莱倶楽部(カバー背には「霊感商法」と書いていたが,少し違うのでは?)。成瀬がその正体を暴いてく過程は,エキサイティングだった。まだ探偵見習いをしていた成瀬が暴力団に潜入し,殺人事件の謎を探っていく過程も,同様だった。グイグイと読まされて,結局半日で読み終えてしまった。 そして衝撃のラスト。確かに予想外の結末で,「やられた」という新鮮な驚きはあった。が,本書は,そうした仕掛けがなくてもハードボイルドとして十分に成立しうる作品である。そうしてみると,最後の仕掛けは蛇足のような気がする。 | ||||
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| 自称「何でもやってやろう屋」の男が、友人の依頼によって悪徳商法の組織について調べ始める。 殺人も辞さない狂気の組織の実態を、明るみに出すことはできるのか。 麻宮さくらは何者なのか。 時折挿入される、本編となんら関わりのないようなエピソードは何なのか。 物語は錯綜しながら進み、やがてばらばらだった断片がひとつへ収束する。 作者の思うツボに、完璧にはまりました。ていうか、はまらないやつっているのか! 360ページくらいから、口がポカンと開いてたと思う。は?なに?意味がわからん、どういうこと?え?え?あーっ!!そういうことだったの!! この仕掛けを「うまい!」と思うか「むかつく!」と思うかが、評価の分かれ目だろう。 小説だからこそ、構築できる世界。文字を読み、意味を理解するという、普通に享受している能力の盲点について考えさせられた。 叙述トリックの妙だけではなく、構成の素晴らしさも作品を際立たせていると思う。 | ||||
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| 。。。。。この一言に尽きますね。 どんだけ〜〜〜!?(笑 正直無理ありすぎ(笑 はっきり言って虚無感が残ります。 ミステリーっていえるのかなこれ? 屁理屈でおちょくられた感じしかしませんでした。 | ||||
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| 元私立探偵の成瀬将虎は、フィットネスクラブ仲間の愛子から調査を依頼される。「うちのおじいさんの交通事故死は、高額商品を売りつける悪徳商業集団の仕業かもしれない」と話す愛子。その謎を追って奔走する成瀬…。 開巻一番、「射精したあとは動きたくない」という鋭く突き刺さすような文章が待っています。主人公・成瀬は悪びれることなくセックスにあけくれる日々を描きながら、人生を大いに楽しみつくすという意気込みをもって毎日を生きている、まさにバイタリティ溢れる男です。 そんな彼が一人称で語るお話の筆致はやんちゃで猪突猛進的。その勢いにぐいぐい牽引されるようにページを繰ってしまいました。読み進める間一度として飽きることなく時間を過ごすことのできた書です。 そして物語の最後に待ち受けていた、あっと驚く真相を前に、私は言葉を失いました。 良く似た展開に乾くるみの『イニシエーション・ラブ』(原書房)がありますが、あれに比すれば本書「葉桜の季節に…」のほうが私自身の思い込みや偏見といったものをものの見事に突きつけられた気がします。頭をかきながら自らの不明を恥じる思いをしました。 そしてまたタイトルにある「葉桜」の意味するところ---読んでいる最中には特段気に留めることもなく、せいぜい気取った書名だなという程度にしか思いが至らなかったのです---が最後に明かされて、書を閉じた後に自身の来し方と行く末に思いを馳せずにはいられません。 私はどんな「葉桜」の季節を迎えるのだろうか。 書の中に自身の今の姿や今後の人生における指針を見出したとき、読書の楽しみはこの上もなく高まるものです。本書はまさにそんな喜びをいっとき与えてくれた愉快な書といえる一冊です。 | ||||
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| 読んでいて話の中の事件にぐいぐい入り込んでしまえて すごく読みやすかった作品でした。 私はミステリと知らずに読んでいたので最後のトリックにはものすごく『ビックリ』はしました。 ただその『ビックリ』は、なるほど!というものではなく、うそつけコノヤロー!!というものでした。 最後に主人公がつじつまあわせかのように誰も聞いていない設定を急にべらべらとしゃべりだすわ 巻末には補遺なるもので読者を納得させようとしてる感じですごい不自然。 すぐにもう一回読み直しましたが、確かに間違ってはいない。 間違ってはいないんだけど納得はできないという消化不良になってしまいました。 確かにこの発想は思いつかなくて面白いけど説得力が欠けていると思いました。 あと作品内の事件解決はすごくどきどきしながら読めたのですが 最後はトリックのタネ明かしで終わってしまっていてその後は結局どうなったのか分からずに 私の中ではこれもまた消化不良でした。 | ||||
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| 最後のオチを読んでそれまでの物語が気持ち悪いものに思えて、一気に興ざめしてしまいました。 将虎の冒頭のセックスや援助交際のくだりや、さくらが借金返済のために売春をしていたことなど、なんだかな〜・・・って感じです。 | ||||
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| どんな風に騙されるのか、どんな謎があるのか、読む前から非常に楽しみにしていた作品でした。いろいろな展開の話が今度どう関わっていくのかなあ…と一気に読み進め、最後の展開には本当に驚かされました。ただし、少し強引すぎて理解しづらい部分もあり、この作品が賛否両論あるのがわかる気がします。私はそれなりに楽しめました。 | ||||
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| なんと言えばよいのか,かなり好みがわかれる作品だと思います. やや厚さはありますが,一人称の語り口調はテンポがよく, ラストにある大きな『事実』におどろかされるのはほぼ確実. ただし,おどろいてそれでおわり,これだけのためのそれまで. 確かに,トリックはそのとおりで否定はできないのですが, どうしても無理を感じ,なんとも言えない嫌悪感が残ります. 巻末にこれらをフォローするための説明が載っているのですが, これも正しいのですが,あとづけのようでスッキリとできません. 何度も読み返したくなるような煽り文句がありましたし, ミステリランキングでも上位に入った作品らしいのですが, 奇抜なトリックだけが目立っていて,そこまでの作品には…? | ||||
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| スポーツジムに通う主人公が同じジムの女性からある依頼を受けて、調査をし始める。それと並行してある女性が霊感商法にはまっていく物語が語られる。そして間に挟まる主人公の過去。さらに・・・。いくつかの物語が少しずつ断片的に進んでいき、最後に一本の線に繋がる様は見事。 だが、本作の最大のからくりは・・・。もうこれ以上は書けません。後はご自身で推理しながら読んでみてください。そして気持ちよく騙されましょう。 | ||||
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| この手のトリックものが好きな人には、おそらく絶賛されるかも。 僕も、よく書けていると思います。 随所に配された伏線、そしてタイトル。 なるほどね、と膝を打つ感覚は確かにある。 たぶん、多くの読者が、作者の思惑通りに騙されると思う。 でも、読者を驚かせるトリックを成立させるために作られた世界が、 個人的にはとても気持ち悪く、好きにはなれない。 読み心地が悪いし、何だか奇妙な文章だなあと感じ続けた。 それも、作者の策略ではあるのだけど。 | ||||
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| 作品らしいとおもう。ミステリー だが、そのなかにはるかかなたにあった詩歌を 感ずることもできた。殺伐としたものはなく 美しささえ感じることができた。 良いか悪いかで作品を見るとき。 好きか嫌いかより読者は成長する。 自分の感覚だけで読むとどれも青春どれも妖艶、 歌野さんとしては何かにチャレンジしたのかなともおもえる。 一読推薦!! | ||||
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| 最後の結末には確かにビックリだが、自分的には蓬莱倶楽部をもっと ガツン、とやりったかったところなので最後は「あれ?そんなんでいいの? ちょっとヌルクないか?」というのが素直な感想。 分厚い割には結構アッサリと読めたのもびっくり。 | ||||
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| 著者の作品は初めて。2004年版このミス1位をはじめ、数々の受賞実績にひかれ買ってみました。 何この劇画タッチは・・・主人公の青臭い一人称語りは・・・登場人物のファッションセンスは・・・・内容にそぐわない妙にロマンチックな題名は・・・などなど心の中で毒づきつつ、これら全部、仕掛けや騙しなんだろうなあ、と我慢して読んだ。果たして・・・なるほど、読み終えてもう一度読み返したくなる作品ではありました。三度目はないですけどね(笑) でもそれでいいと思う。 本格好きのかたは別として、一般の読者のかたは、仕掛けを暴こうと力まずにすいすい読んで騙された方が、楽しめて、下世話な言い方ですが「元がとれる」と思いますね。 | ||||
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| 個人的感想としては、許せる。 歌野晶午作品は、これまで何冊か読んで、一度も感心したことが無かった。 世評に高かった本作だが、文庫化されるまで手を出す気には、なれなかった。 今回ようやく読んでみたが、歌野作品では一番良く出来ているという印象。 主人公の語り口じたいが一種のトリックだと、すぐに見当が付くし、 実際まぁ、その通りだったのだが、読んでいる最中には 「まさかそんなはずがなぁ…」と思ってしまう。 そう思わせる理由が、読者の側の先入観にあり、 その先入観が、社会的な背景と結びついている点で、 安孫子武丸の『殺戮にいたる病』を思い出す。 一番大きなトリックの印象が強いので、それだけの作品と思われがちだが、 多重的な仕掛けであり、乾くるみの『イニシエーション・ラヴ』などよりは、 出来が上と感じた。 | ||||
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| なんと美しいタイトルだろう。とともになんという出だしか。最初の数ページを読んだだけで、普通の男なら買わずにいられない本だろう。主人公の一挙手一投足にうんうん俺でもそうする、と共感し、身の程を超えた冒険にエールを送る。じっくり読み込むつもりなのに、知らず知らず指が勝手に次のページをめくろうとする。ハードボイルド(風?)でテンポのいい冒険劇に“歴史”がいい具合のスパイスになっているのも歌野晶午氏らしい。 | ||||
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