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葉桜の季節に君を想うということ
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葉桜の季節に君を想うということの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.16pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全574件 461~480 24/29ページ
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好きなんです、こういうだまされ方。まさに、これこそが小説の楽しみといえるでしょう。どういう風に読者をだますのかなあと思いながら読み進めていましたが、出てくるエピソードがどうにもつながらない。どうやってこれらの話をつなげつつ、最後に”だます”のだろうかと、楽しみながら読みました。 主人公の成瀬将虎はちんぴらなのか探偵なのかやくざなのか・・・どうにもジャンル分けできない人物ですが、不思議と嫌悪感は抱かせない、男気あふれる魅力的なキャラクター。だけど、普通のフィクションのように腕っぷしがやたらと強い似非ヒーローではなく、相手の脅しに膝が震えてしまうような普通の人間らしさも持ち合わせているので親近感がわきます。 途中では、人が殺されることもあるし、胸が悪くなるような人間たちも出て来るし、全体を通して明るい話が書いてあるわけでもないのに、なぜかさわやかな読後感。 ラストの長々とした台詞は、私もなんだか元気をもらいました。人生をあきらめない、自称「なんでもやってやろう屋」の成瀬将虎はなんとバイタリティにあふれた人間なのか。そうだな、たしかに人生に制限なんてない、なにをするのも自分次第、そんな風に思わせてくれる、あったかい作品でした。推理小説に元気をもらうというのも不思議ですね。読んだ後は清々しく、また、タイトルの意味もわかると心が洗われるような気分でした。 この作者の、他の作品もぜひ読んでみたい、そう思いました。 | ||||
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トリックがあるよ、という帯でゆっていた重要事項を途中で忘れていた。語り口調や、スタイリッシュかつ現代の下層も描く作者の手腕には、ミステリー作家らしさが盛り込まれている。若さが噛み締める苦味や、快活が湿らずに語られるのもほどよい。そしてラストのどんでん返し。しょうじき、えーっ?と叫んだ。けれど、わたしは相当満足した。相当泣いた。ミステリーとは謎を解くのではなく人間を解き明かすものなのだった。 | ||||
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ハードボイルドはあまり好きではないのですが、 これはハードボイルド系でも比較的軽いし、 ラストは素直に騙されました(笑)。 タイトルと内容もぴったりです。 最後の用語解説、必要ですかねぇ? あれも作品の一部だとは思いますけどね。 蛇足気味な気がしたので、星4つ。 | ||||
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ストーリーも去ることながら、主人公の生き方に元気付けられる。特に真相が明らかになった時。そこだけのために読んでも損は無い。もちろんストーリーもまずまず。 | ||||
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主要ミステリーランキングで高評価を得たことで、発表当時かなり話題になった1冊。読んでみると、確かにミステリーとしての出来はかなり良い。小説だからこそ表現できるアイディアに、私も見事にひっかかってしまったクチだ。伏線の張り方が巧みである。しかしながら、ミステリーとして良ければ作品が面白いかというと、それはまた別問題。 私は主人公がどうにも好きになれなかった。言動を見ると中途半端に賢く、そしてバカ。彼のことをハードボイルドと見る読者もいるようだが、どうも賛成しかねる。また、他のキャラクターにもさほど魅力を感じなかった。文章は読みやすいが、特別文章力があるわけではない。構成も微妙である。そういったところに若干イライラさせられた。ただタイトルの響きがカッコいいと思うし、そこにちゃんと意味の隠されているところは巧み。総合的にはまぁまぁの出来か。 | ||||
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まさしくやられた!って一言に尽きます。 是非皆さんもやられてみて下さい。 ただ、それ以外は特に何と言う事も無かったかも。 | ||||
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「あまりに詳しくはストーリーを紹介できない作品です」 「とにかく読んで騙されてください」 帯にこう書いてあったので、ミステリファンとしてはトリックの 手法はなんとなく想像できたのですが、もし想像どおりなら、 ある意味結構使い古された手法をどう料理するのだろうと、 期待と興味を胸に手に取った本でした。 その手法をどういう設定で前後の矛盾なくどこにどう着地させるのか、 それを飽きさせず読ませることができるのか。 それが作者の手腕・力量というもので、それが知りたいし、“読まされ”たい。 そう思って読み始めましたが、結果としては一気読みでき、 まんまと読まされました。 これからも楽しみな作家さんですね。 | ||||
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いやぁ、とてもトリッキーな本です。物語がでは無く、表現が・・・。起承転結の「転」のところでだんだんとオチが見えてくると、伏線にほころびが無いかどうか前のページにもどって読み返してしまいました。もちろん矛盾など無く、ナルホドナルホドという事になっていてプロっぽさが感じられます。勢いで一気に読むべし! | ||||
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犯人をあててやろうとかトリックを暴こうとか、 そういう思いでミステリを読んではいないので、素直に驚かされました。 でも、この作品の読みどころはトリックだけではないですよね。 ラストで、タイトルに込められた意味を知り更にそう思いました。 非常にロマンティックな話なんですよね実は。 結局、人間って先入観と偏見で出来ているのかなあ。 それとも、読者は葉桜の季節にはまだまだ遠い人が多いのでしょうか。 葉桜の季節、素敵じゃないですか。 | ||||
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「このミス」一位なんで買ってみました。一位だけあって、とんでもないどんでん返しがあるのだろうと期待しつつ、どんどん読み進めていきました。そのラストの場面にあたったときは、すんなりと受け入れられず「あれ?アレ?」と何度も読み戻し、「おおーっ」と気づくのに時間がかかりました。主人公とさくらとの恋愛に感情移入してた自分には、ラストを知るや否や「おえーっ」と気分が悪くなりました。楽しく読ませてもらいましたが、趣味が悪いです。でも、厚さの割にはさらっと読めました。 | ||||
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いわゆる3大ミスベスで1位・2位・1位と2冠を達成し、 日本推理作家協会賞と本格ミステリ大賞をダブル受賞した本作。 世間では当然のごとく?トリックに関して賛否両論があるようで、 自ずとそのトリックに注目がいきがちなんですが、 暴力団に潜入して殺人事件の調査をしたり霊感商法&保険金詐欺団体を相手に孤軍奮闘したりと、 僕としてはそのトリックがもし無かったとしても十分に楽しめただろうと思います。 既存のカテゴリーでいうと「本格ミステリ+ハードボイルド」といった感じなんでしょうが、 惜しむらくは、接着剤が少しばかり弱かった、というところでしょうか。 また、ハードボイルド系の主人公には気障ったらしさに辟易することも多い僕なんですが、 この主人公に対してはそういったこともなく個人的に好感が持てました。 | ||||
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うひゃぁい、と叫んでしまう種明かし。 なるほど確かにあの語り口調なら騙される。 映像化したらヒットするのではないでしょうか。 | ||||
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友達に言われていたとおり、 「えっーーー!!」って感じで見事に騙されました。 それから、僕は最後の部分で涙しました。 | ||||
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これはかなり異色のミステリーで、叙述上のしかけと謎解きがストレートに連携していない感じがあり、そういう意味ではラストのオチにちょっと唐突感が否めずミステリーとしての味わいは今ひとつですが、でもやっぱりこの叙述トリックは見事でありラストではそれまでのいろいろなエピソードの意味(あと題名の意味)が全く変わって感じられ、主人公たちの「成長」に涙してしまいました、、 一発芸マジック、お見事です。 | ||||
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久々に読んだミステリー本だった。 宣伝通り、いわゆる「徹夜本」であり読み始めたら 最後までページを捲る手が止まらなかったが、オチが弱かったので☆4つ。 | ||||
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ミステリー賞を総なめしたという本作は、確かに文章がうまく、読み始めるとぐいぐい引っ張られる読み応えのあるエンターテイメントであり、人間の先入観を覆すような小説です。 アマゾンのレビューで言われているように、最後の最後に明らかにされる小説のトリックはかなり驚かされるものですが、個人的には「あーそう来たかーやられたなー」という感じの壮快なエンディングではなく、「えーそれはないでしょー」と残念に思う類のものでした(個人的な感想なので)。 小説を効果的にするためのトリックというより、トリックを活かすための小説という皮肉な構造になっている感じがして、多少残念です。面白い小説であることには変わりないんですが。 | ||||
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意外と辛口な批評が多いですね。 僕は結構楽しめました。 物語の白眉となるトリックは、多くの皆さんと同じように当初「それはないんじゃないか」と感じましたが、後からむしろ読み手の先入観あるいは固定観念に問題があるのではないかと思うに至りました。 そういう意味では、読者を挑発するようなミステリー小説だと思います。 物語の運び方は本当にうまいですね。 一気読みしました。 | ||||
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著者もベテラン作家になり、話の進め方や文章の盛り上げ方もうまく、 最後までのめりこむことができました。 この仕掛けに気づく人は、これだけ話題になっていても、そう多くは ないと思います。 でもこの仕掛け(トリックやミステリーではありません)、どなたかも 書かれていましたが、「だから何?」です。 ミステリーとも関係なく、 この仕掛けの必要性がまったくわかりません。 この作品は上記の通り、面白く読めるのですが、賞を受賞したり、ベスト1 に選ばれると言うのは、日本のミステリー界の底の浅さでしょうか。 アマゾン読者の辛口評を読んで、皆さんの見識の高さがうかがわれます。 | ||||
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うまいです。文書もぐいぐい読者を引き込む力があります。トリックにしてもまんまと騙されてしまいました。でもただそれだけでした、私には。なぜこれほど絶賛されていたのかチョット不明です。しかしながら徹夜本であることに違いはありません。それは作者の筆力の成せる技であります。それとこのタイトル。一読して思わせぶりなんですが、そのトリックとタイトルの二重奏で作品を盛り上げています。葉桜の季節に僕は何をおもうのだろうか。 | ||||
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ミステリーの枠を覆すような重層感があるエンターテイメント小説というところでしょうか。 残念なのは、読者を納得させるかのように主人公が真相を次々と語って最後を締めくくるようにして終わったのでそっけない印象でした。 | ||||
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