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葉桜の季節に君を想うということ
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葉桜の季節に君を想うということの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.15pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全617件 461~480 24/31ページ
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| こういう騙され方をした事がない。やっぱりそこが面白いと思いました。 ドラマを映像で鑑賞する機会の多い現代人の一人として、これを映像で表現しようとする場合、どうすれば良いのだろう?と、思わず考えてしまいました。とかく映画やテレビドラマの方がお手軽に楽しめて繁栄する一方で、小説というメディアは衰退して行く一途の様にも思えるのですが、うん、こういった小説にしか表現出来ないストーリーというものが有り得るのか、と、考えさせられます。そういう意味で、思考実験的な面白さがあるのではないかと思います。 同時に、もしこれを映像化できたら、きっとすごくファンタジックで素敵なものになりそう。そう感じられるのも、この小説のキモである最後のシーンに到るまでの運びが、なかなかお洒落でカッコいいからだと思います。そして、人の心というものは幾つになっても変わらないのだ、本当のカッコよさは内面にこそあるのだ、という、作者の人間に対する温かい視点があるからだと思いました。 | ||||
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| この本を読んだのは数年前になりますが、今ふと見てみると、予想以上に★の数が少ないのでレビューを書いてます。 途中までは大笑いしながら読みました。 ですが、ラストの件は絶品です。通常の日々において、いかに私たちが先入観を基に物事を捉えているかが明白になり、己の浅はかさを再確認いたしました。 とにかく元気が貰える素晴らしいご本です。 この本の登場人物たちのように生きて行ければいいな〜って思いました。 | ||||
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| タイトルのイメージと実際の内容にかなりの違和感を感じつつ読み進み・・・ 読了後は騙されたというより、勘違いさせられてた感がありました。 最後に話がつながった時は素直に「おぉ!」と思った。 けっこう伏線もあったけど、あんまりしつこくなかったかな。 時系列もテンポよく読めてよかったと思います。 そしてタイトルがなぜ“葉桜”の季節なのか・・・ 理解できました☆ 2004年版このミステリーがすごい! 2004本格ミステリベスト10 第57回日本推理作家協会賞受賞 第4回本格ミステリ大賞受賞 | ||||
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| 本質的に叙述系トリックである今作。 同じく叙述系トリックである他作品、例えば綾辻行人「十角館の殺人(本格叙述トリックとは違うが)」や 我孫子武丸「殺戮に至る病」、殊能将之「ハサミ男」等、最近は多い形態のトリックであるが、この作品は 上に挙げた作品などと比べると、やはりミスリードの仕方がやや強引な印象を受けた。 「やられた」とは思うのだが、どうにも後味が悪い。この辺の感じ方は人それぞれだとは思うが。 主人公の恋心等もとってつけたような感じだし、幾つかの話を伏線的に繋いでいくのだが、そのチョイスも結構微妙。 各パートを分解して切り貼りしてるだけのような印象を受けてしまい、前へ進むのが億劫だった。 ただ、まあこういうのもありかな、とは思うし、ドンデン返し系が好きな人はある程度楽しめると思う。 | ||||
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| 本屋で何気なく見ていると、この本が平積みされていました。 帯には、 「2004年版このミステリーがすごい!」 「2003本格ミステリベスト10」 「第57回日本推理作家協会賞受賞」 「第4回本格ミステリ対象受賞」 と輝かしい謳い文句につられ、購入♪ 最初、読んでいたときは何がミステリーなんだろう?と思いながら、淡々と読んでいました。 文章自体、特に難しくもなく読みやすかったので、まぁまぁ面白いくらいな本かなぁと後半まで読んでいましたが、ある時を境にびっくりな事柄が… まぁ、すっかり騙されたましたよw 多くの人がそうだと思いますが、小説を読むときは自分の頭の中で情景を浮かべながら読み進めると思います。 当然ですが小説内の会話や説明的な情報の「言葉」から、思い浮かべます。 この小説は、そんな「言葉」のあやふやさをうまく利用して書かれていました。 ネタ晴らしされた後は、あっという間でしたね〜 「言葉」の使い方を学ばされる小説ですね! | ||||
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| 好みが分かれるでしょうね、これは・・ 個人的には×です。このトリック。 トリックというより、汚い騙しに近いです、ここまで来ると。 「このミステリーがすごい!」の04年1位だったので、 期待して読みましたががっかりです。これで1位はあり得ない! 選者の質も落ちましたね・・ | ||||
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| 賛否が分かれるようですね。でも私は、好意的に感じた組です。 語りのミステリーに気持ちよく騙されたいという読み手にはフェアもフェアでしょうし物語としてもジーンときます。サイドストーリーと思えたものが後でぴったりとハマる快感です。 私はむしろこのメインのトリックと同種の仕掛けを、ある戦争ものの作家の某短編で読んだ覚えがあるので、余計に好意的なのかもしれませんが。東野圭吾の長編『ある閉ざされた〜山荘〜』のトリックがOKな方にはこちらも面白く読めるでしょう(その逆も真なり)。 昔、30年以上も前の話ですが、『アクロイド殺人事件』の某文庫の裏表紙に、犯人の名前がほとんど書いてあるようなものだというクラスメイトの批判があって、なるほどと思って聞いたことがあります。同じように、本書の末尾の資料も、カンがいい人と思われる方は読まないほうが無難かと思いました。 | ||||
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| トリックが話題となった作品ですが、それ以外の展開や描写も良質。 読み終わったときに得られる満足は高かったです(賛否両論あるようですが)。 主人公の成瀬みたいに生きたいと思いました。 | ||||
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| これが本作を読んだ直後の私の感想です。 「そんな馬鹿なー」とか「ええっ?」とかではなく、後ろから膝をカックンされたような意外な一本。 ひょっとして、ストーリーが熱い(はず)な割りに物語にどこか落ち着きがあったのは、この為か? すべてがこの意外性に結びついていたら、これは本当にすごい作品です! 帯に『やられた!の一言につきます。とにかく読んで騙されてください。』とあったんですが、これはまさしくそのとおり! 決して不快な騙され方ではありません! みなさんもぜひぜひやられてみて下さい。 物語は(おそらくムキムキをイメージするような)主人公のもとに、後輩の知人から探偵の依頼が来たところから始まります。 『父は保険金殺人で殺されたんです』 そこには「宝来クラブ」という謎めいた団体を暴かなければなりません。 そこにもうひとつのストーリー。 宝来クラブによって人生を狂わされたある年配の女性の暗鬱な人生が展開されます。 ひょっこりと出会う素人探偵ものと暗いストーリー。 ラストで「ええっ?」と脱力するような仕掛けが待っています。 いやー、人間ってこんなに思い込みやすい生き物なんですね。わはは。 | ||||
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| 勘のいい人なら、文章や構成の不自然さから、 途中で大トリックに気づいてしまうでしょう。 でも、真相のすべてを完全に推理できる人は少ないんじゃないか? それだけでも読む価値はあります。 あと、最後の主人公の主張は、素敵だとは思うけれど、 ちょっと鼻につくかなぁって感じます。# 文体の所為か?価値観?の違いか 評価としては、「やくざ探偵」「千絵ちゃん」の 小ネタトリックが好きなので星3つです。 | ||||
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| 話題作にもかかわらず、なかなか手を出さなかった作品だった。 出だしの文章に本格推理らしからぬ違和感を感じていたのがその最大の理由だが、 日本推理作家協会賞受賞だから『いつかは読まざるを得ないだろうなぁ』と思っていた。 小気味良いリズム感を刻む文体、 偽りのないロジック、 読者にこびない姿勢などが新鮮で、 とにかく驚きの連続だった。 そして、私が読み控えていた出だしの一文の意味を悟ったのである。 | ||||
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| 冒頭から、主人公に全く魅力を感じませんでした。 しかし読み進めるうちに、物語は突然主人公の過去を語りだす。 この過去パートの見せ方が非常に上手い。 そして、なるほど、こういう男になっても不思議ではないな。 と、ひとり納得したりして主人公に愛着というか魅力を感じ出しました。 ここから先は一気に読めました。 現代パートでは、まるで火曜の例のドラマを見ているような展開もありますが これは著者の悪ふざけ? そしてラストのやられた!感は、近年記憶にないほどのやられた!でした。 僕は小説にほぼエンターテイメント性しか求めていないので この作品は僕にとって非常に記憶にのこる作品になりました。 | ||||
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| どんでんがえしが好きな人には楽しめるだろう。 ただし、これ一点勝負という感じ。 文章一文一文に惹き込まれるものがなかったし、 キャラクターにも惹かれなかった。 | ||||
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| 女好きで勝手気ままに生きる「俺」こと成瀬将虎は、後輩の頼みで、悪質商法が絡む 保険金殺人疑惑を調査する羽目に。 悪戦苦闘する傍ら、地下鉄自殺を図ろうとしているところを救った女、 麻宮さくらに徐々に引かれていく…。 種明かしには驚愕。そして、タイトルの意味にようやく気づかされることに…。 時折挟み込まれる不気味なエピソード、主人公の過去の追憶、第三者のサブストーリーと、 いかにもな展開であったことから、それなりに気をつけていたつもりだったし、 ところどころ引っかかる点もあったにもかかわらず、見事に騙された。 しかし、誰かのレビューにもあったが、それが何?という気もしないではない。 つまり、それなりに壮大、とういか大掛かりなトリックなのだが、 メインストーリーの保険金殺人や、悪質商法、あるいはサブストーリー中の 殺人事件(の解決)とは、何ら直接の関係がないのである。 しかも、かなり強引なミスリードというかミスディレクションには、 あざとさを感じてしまって、個人的にはあまり好感は持てない。 相当な力技であることは間違いないが…。 タイトルから、感動的なストーリーを期待してしまった反動もあるかも。 キャラクターはそれなりにユニークなので、主人公を中心にした悪漢小説か、 コンゲーム風にした方がむしろ共感できたかなという感じ。 | ||||
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| いや、あと少しで終わりかけという時にとんでもないことがわかるのだが、これを言ってしまうと大なしなので言わない。読んでみてください。 読み終わってようやくちょっと奇妙な題に納得がいく。 好き嫌い分かれるようだが、好き嫌いではなく仕掛けの意外性、珍しさは特筆できるのではないか。 肩透かしを食った、という人もいるが、読み手の○○によるかもしれない。これを書くとネタがばれてしまうのであえて伏字。 ともかくも一度読んでみると面白い。 こういうのもありなのだ。 ものを書く人にはいい勉強になるだろう。 | ||||
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| 実は購入時、皆さんのおっしゃっている‘帯’がついてなかったので夜中の2時にあのトリックに気付かされ、明け方まで興奮して眠れませんでした。 朝、その驚きを家族に報告すると「それはきたないやりかただな!」とバッサリ。 でも楽しかった。 たまにこういうのも良いのじゃないかな。 | ||||
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| 途中から感じていた違和感が最後にすっきり。 確かに、この感覚は今まで読んだことのない種類のもの。 謎解きというより「落ち」ですねこれは。 本格的なミステリー好きも、これを読めば感心すること間違いなし。 肩もこらず、さらっと楽しく読めます。 | ||||
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| 最後のオチには、驚いたがそれまでの前置きがかなり長い。 ただ内容は、最近の社会問題も色々と含んでいるのでそれなりに楽しめた。 | ||||
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| 最初の数ページで読むのをやめようと思いました。 自分勝手な上にそれを屁理屈で正当化して、人に毒づく主人公。 主人公の女性観がものすごく不快。 でも折角買ったんだから、と読みましたが、最後の1〜2ページは読む気しませんでした。 確かに、びっくりした。衝撃は大きかった。 見事に騙されたし、自分の先入観には反省したし、トリック自体は個人的にはアリです。 でもトリックの衝撃以上に、登場人物と世界観が嫌い。 他人のコーヒー奪って授業料だなんていう男と、それを受け入れちゃう女。 全く共感できない人に説教される最後の数ページは苦痛でした。 語ってる内容はよいのに、この主人公に言われると言い訳にしか聞こえませんでした。 別の作品で別の人物に語ってほしかったです。 | ||||
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| 「このミステリーがすごい!」第1位 「本格ミステリ・ベスト10」第1位 「週刊文春ミステリーベスト10」第2位 この帯を見て非常に興味を惹かれ、読んでみたこの本。 全体的に文章は読みやすく、すらすらと吸い込まれるように読んでいきました。 そして、最後のどんでん返しとはちょっと違うような、「え、そういうこと!?」という驚きに何度もページを戻ってはまた読むのを繰り返しました。 何よりも主人公の生き方・生き様がとても格好良い!! 「葉桜の季節に君を想うということ」ぴったりな題名だと思いました。 でも、ひっぱった割には最後があっさりし過ぎかな、とも。 私は、あと数文でもいいからその後を知りたかったです。 | ||||
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