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アンダー・ザ・ドーム
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【この小説が収録されている参考書籍】
アンダー・ザ・ドームの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.95pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全56件 21~40 2/3ページ
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Dlifeで先にdramaを見てしまったのですが、面白かったので本も購入。 全然違うんですよ!内容設定が。ドラマの方が当然「端的」。なのでキングワールドを堪能したい方は是非本を読まれた方がいいです! | ||||
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ドラマとは内容が全く異なり,原作は,ビックジムはより極悪で,ジュニアは完全に狂っていて,多くの人々はとても愚かです. 現実の世界も同じで,ほとんどの人々はとても愚かで考える能力が無いので,頭の良い人格異常者に騙されています. ドームの存在が人々の愚かさを明らかにさせたわけです. とてもリアリティな作品です. 現代社会では人間の進化が望めないので,この愚かな人々には積極的な対策が必要です. | ||||
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最初の方から色々と、誰がどうなったと忙しい 死んじゃう人とかも居て、心理描写、登場人物の描写も何もなく死んじゃう人が出てくる ベンツでおばあさん達が亡くなった所で一旦読むのを止めた。 ちょっと自分が誤解していたかなと思って、また読もうと思って居る。・ そういえば、あの人はナショジオを好きだったなとか思い出しながら。 | ||||
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TVが先行しましたが、さすがに本のほうも充実してます。実は私Sキング.フリークでたいてい読んでますが、これはまた新たな発想ですね。 まだ上巻の20%位した進んでません。よって四つ星。五つ星は時間の問題と思われます。 ps テレビもすこぶる面白いです。役者がいい。 !!すいません。上巻のコメントでした。 | ||||
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キング氏の翻訳さえた作品を全て読んで来たけど、ちょいガッカリ。 ストーリー自体はほぼ文句無しで面白かった。目に見えないドームだけど、 電波は透過し、空気もほんの僅かだけど透過する。ちょいご都合主義かと 思えるけど、ここもまぁいいか。 ただ、本作はアメリカ政府と軍が「善」と描かれていた事。「ザ・スタンド」 にしろ「霧」(映画名ミスト)にしろ、軍の秘密兵器、秘密実験が元で惨事 になっていた。軍の失敗を政府が隠蔽し、自国民さえ密殺してきていた。 本作では権力側が善になっているのがなんだかなぁ。ドーム内の悪役が前ブッシュ 大統領や共和党を指示している描写。 オバマ政権、民主党政権になったら権力側を「善」とするあたりで、なんか嫌な 政治色を感じてしまった。 | ||||
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前の方も書いておられますが、まずコアになる?の始まりは小松左京さんの 「物体O」、「首都消失」と同じと見て間違いありません。 しかしそこから展開するストーリーはキングならではの世界。アメリカの銃 社会を象徴とする「血と暴力」の歪んだ社会の寓話です。 現実の災害が起きても日本では人々の冷静で落ち着いた行動が話題になりま すが、ニュース映像で見る諸外国の様子からはパニックといった心理状況に 満ちた行動があふれていて恐怖を感じます。 それから個人的に面白いと思ったのは未知の壁の形状が小松氏の作品では巨 大な円柱型をしていますが、キング氏の作品ではドーム状をしていることで す。何かの自然現象としての処理を考えるならドームのほうがアリかなと思 います。でも小松氏の作品を知っているので空間的に上空だけでなく地下は どうするんだとツッコミを入れたくなります。 キングの描きたいのはそんなところじゃないというのは理解しているつもり ですので続きを楽しんで読んでいこうと思っています。 | ||||
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この作品、ストーリーだけ見ると小松左京氏の 「首都消失」に似ていなくはないか? 設定を内と外逆にしただけだと思うが・・・。 | ||||
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米国北東部の田舎町が、いきなりすっぽり人知の及ばない「なんらかのドーム」で蓋われて孤立してしまうのだが、そこは腐敗政治に冒された町で…という設定。さすがアメリカだけあって、村といってもいいくらいの狭い範囲なのに、拳銃をぶっ放す場面の多さに圧倒された。日本製品がいろいろと出てくるのも意外だった。もし、これがさまざまな問題をかかえた日本の田舎町だったら…と考えて、読後もあれこれと想像しながらずいぶんと楽しませてもらった。さしずめ、出てくる製品の9割は メイド・イン・チャイナで、ときおりヴェトナム製がはさまる、といったところか。 この「とある集団が周囲から完全に孤立してしまう」という設定は、S.キング氏が長年あたためてきた題材とのことで、期待して読んだ。しかし、期待にたがわぬどころか、期待以上の出来であった。あまりにも長いので中だるみがあるかと思ったのだが、編集者らのアドバイスのお陰だろう、中だるみを一切感じさせない長編SFとなっている。原著ではときおり、歌舞伎役者がミエを切るようにところどころでキングさんが「どうだっ!」と言わんばかりの「気の利いた言い回し」を織り交ぜてくれており、読んでいて楽しいことこの上ない。 知らないアメ車や米国の人気テレビ番組のキャラクターなどがちょくちょく出てくる。ひと昔まえだったら、いろんなところを調べまくって活字の説明をいくら読んでもラチが明かなかったりしたものだが、今はネットがあるお陰で視覚的にパッと理解できる。いい時代になったものだ。 ケネディ暗殺をテーマにした「11/22/63」も時間旅行という使い古された題材なのにすばらしい世界を作り出していたが、本作品も間違いなく多くの読者を楽しませてくれるはずだ。すごい作家です、キングさんというのは。 2013年の6月下旬からアメリカCBSでTVシリーズが始まり、相当な視聴率を記録したらしい。すでにシーズン1が終わったとのことだが、DVD化されて日本で見られるのは何時になるのだろう。オーイ、早くしてくれーィ! | ||||
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私はスティーヴンキングのファンであり、ほぼ全作網羅している。 が、最近の長編…セル、悪霊の島、リーシー(これはまだましだが昔のキングなら号泣させた内容だろう)…ダメだ、はまれない。なにかが違うのだ。いや、最近のではないかも。レギュレイターやダークハーフあたりも面白くはないしドリームキャッチャーはイットの劣化版だった。この作品も期待が高かったが… やはり、はまれなかった。アトランティス…(古い作品だが)やトムゴードン…が良かったくらいで 本当に長編が合わなくなっている。(暗黒の塔は素晴らしいが) だが、最近のキングの短編から中編は昔の短編とは比べ物にならないくらい面白く洗練されているのだ。なぜ、長編と短編でこんなに違うのだろうか? むしろ洗練されたことにより、何かを失ったのか。 本書はいつも通り長く、それでいて昔の作品のように感情移入できず。 キングはシャイニングの続編、暗黒の塔の続編(スピンオフか?)ケネディ関連の長編SF、短めの長編、等々精力的に執筆しているのでそれらにまた、期待をしようと思う。 | ||||
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スティーブン・キングの作品はかつて新潮社から文庫で出版されていた頃にむさぼるように読みまくっていたものだ。今回本当に久しぶりに著者の作品を拳に取った。感想としてはレビューのタイトルがすべてなのだが、本作の中核のアイディア「ドーム」によって生じる閉塞状況から派生するドラマがあまりに多すぎ、下巻まで読了した印象としてしっかり一つのモチーフに各要素が融合していない。〜それぞれのエピソードがぐっと盛り上がり面白くなってくると、ポンと違うモチーフに飛んでいくことによって、結果的に、作品全体を貫くテンポとスピード感が保たれていないのだ。 しかし、著者のワン・モチーフにまとまらない作風は今に始まったことではない。だが、前述した新潮文庫時代の作品であれば純文学に限りなく近い表現衝動が文体に緊張感と熱をはらみ、一貫したモチーフにまとまっていなくても読み手をぐんぐん引き込んでいく力があった。特に『クージョ』などはキングのそのパワーが溢れた大力作だ。 僕は『ダークハーフ』『トミーノッカーズ』あたりの完全なエンタテイメント小説としての完成度が高くなってきた頃から前述した「キングの熱さ」を感じなくなり、キングの小説から遠ざかってしまった。 今回の作品もけっしてつまらなくはなく、力作でありかなり面白いシーンも多々ある。だが初期作のような作風に立ち返るのならば、前述した時代のような「熱さ」と中核のアイディアから離れたサイドストーリーにも色濃い創造性を期待していたのだが、そういった部分も文字数の多さがテンポを落とす事につながっており、濃密な力や忘れられない創造性を生み出すまでに至っていない、というのが正直な感想だ。 | ||||
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スティーブンキングとはどういう作家なのか、興味があり購入しました。 映画化されているグリーンマイル、スタンドバイミーなどが代表作である。 ホラー作家と言われているが描写的にモダンホラータッチで描かれてはいるが全体的には普通の庶民や警察、政治家などの話をいれながら、ユーモアも交えて語られている。 この作品の評価は、、、 あなたが決めて下さい。 | ||||
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このアンダー・ザ・ドームは、S・キングが、よく書く「勧善懲悪」の物語ではありません。 この物語は、「観察する側」と「観察される側」の物語です。 「観察する側」が福数人集まると、ときに残忍、残酷になる。特に、「観察される側」に変わった動きがあると、それを歓喜し、さらにはワザと、そうなるように仕向けるようになる。最初は目的があった「観察」は、いつしか「残酷な娯楽」となってかわる。 そして、「観察する側」も違う面では観察されているという事実もある。当然、「観察される側」も何かを観察する、ときには、「観察する側」を観察することさえある。 この観察という行為は、命あるもの全てに共通する真理であり、地球外知的生命も例外ではないのだろうというのが、本作品のテーマだと思います。 なので、この物語は、「観察する側」、「観察される側」という終わりのない物語の一部でしかないのでしょう。 それゆえに、物足りなさや無駄な話が多い気がするという評価もあるんだと思います。 しかし、さすがにキングです。 この壮大なスケールを小さな町の小さな覇権争いを通して、見事に無駄なく表現しています。 一つ、一つの小さいエピソードも、このテーマから、ぶれていないのさすがです。 心に浮かぶ風景描写、ドキドキする心理描写を通し、ローギアからドンドンと加速する物語展開も絶妙です。 狂気というエッセンスを隠し味にした、本作品は、読んだ後も言葉では言い表せない余韻が残ります。 これから読もうと思われる方は、「観察」というテーマを意識すると、深みのある物語になると思います。 また、一度は読んだ方で、んー、イマイチと思われた方も、「観察する側」「観察される側」の図式を当てはめると、なるほどなぁ〜と思われるかもしれません。 ふー、初レビューなので、不手際がありましたら、ごめんなさい。 | ||||
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上下2巻,図書館で借りて読みました(買えよ!) 正直申し上げて,スタンド,セルを強くイメージしてしまいました。 個人的な印象ですが,セルあたりからややキング独特の筆力が落ちてきたのではないかと気になっています。 出た本は必ず読むのですが,脂の乗り切っていたころのITやスタンドに比べると,最近の作品はやや類型的(どこかで読んだような)に感じてしまいます。 ということでこれも個人の見解ですが,図書館や友人から借りて読む機会があればそれなりに楽しんで読むことはできますが,新刊を買って!ということであればあまりお勧めはしません。 趣味がBookOffでの100円本あさりなので,余計に対費用効果を考えてしまいます。 | ||||
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いやぁー面白かった! 二段組み印刷、上下巻合わせて1400頁になんなんとするボリュームの、まさに掛け値なしの大長編である。 物語は、米国のチェスターズミルという、人口2000人ほどの小さな町に、ある日突然、まったく目に見えない壁が出現するところから始まる。この透明の壁(これがドームと呼ばれる)は、町をすっぽり囲んでいて、高さは10kmを超え、地中の深さも測りしれない。たまたま壁周辺を飛行中の小型飛行機は墜落し、走行中のトラックは壁に激突し、大量の鳥がばたばたと落ちる。この冒頭部からぐいぐいと話に引きずりこまれてしまう。 電話とインターネットは外界と通じるものの、どうやら壁はごく微量の空気以外の物質は通さないようである。米軍は、ドームを破壊して町を解放すべくいろいろと試みるが、ミサイルですらはね返されてしまう始末で打つ手がない。この、外界から完全に遮断された状況下で、町政委員ビッグ・ジム・レニーは警察を取り込み、町を独裁支配すべく、着々と恐怖政治体制を敷いてゆく。一方、かつて米軍の大尉で、今は町のレストランでコックとして働いている、バービーことデイル・バーバラは、非常事態のもと大統領命において、大佐として米軍に復帰し、ドーム内部での治安責任者に任ぜられて、支援者たちとともにビッグ・ジム一派の圧政に立ち向かう。 ドームの出現と消失に関わる部分こそSF的な設定であるが、この物語の本筋は、弧絶した町における、ビッグ・ジム一派の弾圧勢力対バービーを中心とする解放勢力の、1週間にわたる激烈な争いである。両勢力の激突により、あるいはドームに起因する事故や超常現象などで、善人も悪人も次から次へばたばたと人が死んで行く。物語は疾風怒涛の展開を見せ、読む者は、ひたすらこの展開を追って、ストーリーに埋没して行くしかない。 それにしても、これだけの大長編を中だるみすることなく、最後まで引っ張って行ってしまう、スティーヴン・キングの筆力たるやまさに圧倒的であり、文字通りの剛腕ぶりである。随所に出てくるキング独特の、わいせつな場面の描写やジョークも香辛料のようにピリリと効いていて、思わずにんまりさせられたり、助平ごころを掻き立てられたりする。 これまで読んできたキング作品の中には正直言ってちょっとかったるいものもないではなかったが、本作は間違いなく極上のエンタテインメント超大作であり、久しぶりに物語にどっぷりつかる楽しさと興奮を満喫した。 あらためて言おう、“スティーヴン・キング恐るべし”。 本作が2012年度このミスベスト10にも入っておらず、週刊文春ミステリー海外部門に、辛うじて10位にランクされたのは、余りに長編過ぎて、選考委員が読むことを敬遠したか怠ったかのどちらかとしか思えない。 | ||||
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な、長い…。 読んでも読んでも残りのページがなかなか減らない…。 通勤電車で週に一冊以上のペースでいろんな小説を読んでるんですが、 この作品は、月曜日に読み始めて、金曜日の時点でまだ四分の一くらい が読みきれませんでした(もちろん上巻だけ)。 (あまりのペースの遅さに、火曜日からはいつも以上に力を入れて 読んだんですけどね。) どなたかも仰ってましたが、特に上巻は、ストーリ(内容)以上に文字 数を取り過ぎてるように思いました。 もちろん文字数の多さが減点対象になるわけではないですが、やはり ストーリーにのめりこむような作品に仕上げるためには、スピード感 も大事なように思います。 長編作品の好きな方はそうではないんでしょうね。ゆっくり紡ぎあげ ていくのを好まれる方もいるのでしょう。 ということで、星三つという少々辛口の点数を付けたのは上記のこと が理由ではありません。 キングファンの私としては、ただ単に「私の期待を大きく超えるよう な作品ではなかった」と感じたということに尽きます。 小説としての完成度はもちろん高いと思いますが、読んでいて鳥肌 が立つようなこともなく、すべてのプロットが予想の範囲内で終始 しているように思われます。 (というか、「オチ」についてはちょっとプアなんじゃない?と思 ったりもしますが。) ということで、ほんとは星四つの評価なんですが、あまりに他の方 のポイントが高かったので、敢えてここは星三つでお願いします。 | ||||
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上巻をレビューした通り、第1級のそれも極上のエンターテイメント小説であることは間違いない。 しかしながら、“読み終わった後に何かが残るか”と言えば、さほどのものは無く また、“もう一度読みたいか”と言われれば(その厚さ故ではなく)No Thank Youと応えてしまうだろう。 何故か? 確かに、人種差別や、独裁政治の危険性、はたまた独裁者を拍手で迎えてしまう民衆の愚かさ等問題提起は 為されている。 更には、もしかしたら“私たちはこの広大な宇宙の中で『蟻』なのではないか?”という (誰もが一度は考えたことがある?)恐怖や畏れを見事に小説世界の中で具現化している。 (不条理ともいえる3.11を経験した後では尚更である) だが、“エンターテイメントの枠を超えて、突き付けてくる『テーマ』が、あるいは『深み』が無い” と言ったら言い過ぎか? 多分、異論が多数あると思うが、(すなわち、エンタメ小説としての完成度の高さは比べ物にならないし、色々と欠点が あることは多数のレビューアーが指摘している通りだが) 『ジェノサイド』高野 和明の方がその“テーマの深度”において『上』と思うのだが… | ||||
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上下巻で1,300頁を超えるエンターテイメント超大作! ある日突然無色透明の“ドーム”が町を覆い、“わずかな空気と水と電波を通すのみ”という奇想天外な設定で 物語は始まる。(“わずかな空気を通す”という設定がまたうまい!) この導入部分が秀逸で、突然空間を断ち切られたことによって生じる惨事が極めてリアルに描写され 上下巻の本の分厚さにやや引き気味であった思いなどどこかに吹っ飛んでグイグイと引き込まれていく。 登場人物は膨大ながら一人一人のキャラクターが、見事に描きこまれており(たとえ登場場面が少ない人物であっても その存在感はリアルでキャラがきちんと立っている!)個々の会話(とてつもなく下品であったりするがまたこれがうまい)やエピソード、 また、次々とたたみかける様に発生するイベントも 決して破綻することなく、ラストに向かってジグソーパズルのピースが埋まるようにキッチリと収斂していく。 そして奇想天外な“ドーム”の謎も… 間違いなく第1級のそれも極上のエンターテイメント小説である。 だが…(以降 “下巻”のレビューへ) | ||||
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スティーブン・キングは「ザ・スタンド」しか読んだことがなかったのですが、やっぱりさすがベストセラーを連発してきただけはありますね。「アンダー・ザ・ドーム」を読了しました。70年代に最初に着想を得てその時には一度執筆を断念して撤退・・・最近になってキング自身いわく「アクセルを踏みっぱなしの長編を書く」という決意のもとに再度完成させたという、それぞれが600ページ以上に分厚く上下二巻に分かれた大長編大作です。それでも一気読みに近い面白さでした。突然謎の力場により形成された透明なドームによって閉鎖されてしまったメイン州の小さな街チェスターズミル・・・完全に孤立してしまった街の人々と日常があれよあれよという間に変貌していく。キングの描き方は、ちょうど人が何かの事故にあった瞬間のあらゆるものの動きを、まるでスローモーションで見たかのように克明に記憶している時の感覚と似て、物語のスピードを全く緩めず、その疾走感の中に一見どうでもいいような生身の人間の一瞬の視点を散りばめて詳細に語り、それがやけリアリティを帯びた説得力となって迫ってくるのです。ある意味単純で荒唐無稽なシチュエーションをここまで物語にしてしかも最後までまったく失速せずに詳細に描き尽くす・・・スティーブン・キング、この作品・・・まさに王者の風格です。この秋の夜長にはぴったりの一冊でしたよ。 | ||||
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S・キング大好きでほぼ全書読破してます。 ただこんな私がキングファンをやめようかと今回本気で思いました。 未読の方のために詳細控えますが、キーパーソンである悪役が死ぬ場面で 日本人が比喩的に使われています。 はっきり言っていい気持ちはしませんでした。 今回は日本だったため過剰に反応しましたが、そもそもこれまでのキング作品にも もしかしたらいろいろな地域や人種を差別する描写があったのかもしれません。。。 (それでも本作一気に読んでしまいましたが) | ||||
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面白っかた。ページ数の割には、あっという間によみおわった。ただ、これだけページ数が多いと本が重くて手首が痛い。 持ち運びも不便!早く文庫化か電子書籍化になって欲しい。 | ||||
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