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アンダー・ザ・ドーム
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【この小説が収録されている参考書籍】
アンダー・ザ・ドームの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.95pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全37件 1~20 1/2ページ
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ドラマを観て、なんだかなぁって思って読んでなかったんですが、時間が出来たんで読んでみました。 全く違う! ドラマとの共通点はドームとビッグジムの存在のみって言って良いかも。 とにかくスケールが大きくて映画を観るように映像が浮かぶ小説です。 ただ、キングらしく登場人物は異常に多くて誰が誰だか分からなくなることがしばしばあります。 ただ、無意味な人物やエピソードがあまりないため読んでて嫌になることはありません。 主役はやっぱりビッグジムですね。 最悪の人物像を描いていくのが良い意味で胸糞悪くなります。 閉じ込められた状況の人間心理がリアルに感じられますし、絶望から微かな希望に向かう人たちを凄く上手く書かれていて私は気に入りました。 ドラマの改変は何一つ良いところがないと思わせる原作の完璧さです。 この物語のオチを納得できれば、傑作だと思いますが、賛否は分かれそうですね。 | ||||
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大変綺麗なものをありがとうございました。 | ||||
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1〜4まで夢中で読んでしまいました。さすがキング。 通勤時間に読んでいたのですが毎日の行き帰りが楽しみでした。 | ||||
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キングの長編といえば、長い。登場人物の書き込みが無駄に細かい。 それは、もういつものこと。 でも、やっぱり私はキングが大好きだ。 本作、特に4巻の疾走感は凄い。1から3までは、1冊を一週間かけてちょっとづつ読む感じだったけれど、4巻は手が止められず、寝不足になるとはわかっていながら一晩で読破。 脇役であるアル中サムや、農場息子オリー、スクールバスの中で燃え尽きたヘンリー・モリスンなど、一人一人に感情移入させるその手腕は見事としかいいようがない。 キングお得意中編「霧」のような閉塞集団パニックと、ラストはランゴリアーズに似た爽快感があり、個人的にはとてもよかったと思う。 ただ、ホラー色は少し弱く、背筋が凍るような、夜トイレに行けなくなるようなそんな恐怖感はあまりない。キングにホラーを求めている人には少し物足りないかもしれない。ドラマ化もされているが、細かい心理描写まで表わせられない映像にすると非常に陳腐になるのではないかという気もする。 | ||||
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説明通りで、配達もちゃんと予定通りに来ました。 良かったですよ。 | ||||
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3巻だけ手に入らず困っている時に見つけ、即購入しました。 本も綺麗で満足です。 | ||||
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ドラマのファーストシーズンを見てから読みました。 ラストは小説と違っていて、キングはじめ3人位しか知らないという記事を読んで ドラマを見た後だけど大丈夫だろうと思って読み始めました。 チェスターズ・ミルがドームに覆われるという基本設定以外色々なところが違っているので ラストどころか最初から別の話として楽しめます。 ドームの設定自体はSFですが、無人島や交通が遮断された閉鎖空間をつくるためのもので、 実際は人間ドラマを描いた物語なので面白く読みました。 | ||||
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稀代のストーリーテラー、スティーヴン・キング。 夜寝る前に『不眠症』を読んだら、あまりの面白さ故、読書 に没頭して、不眠と共に寝不足になってしまう・・・恐ろしい。 本書は文庫本で4分冊、約2,000ページに及ぶ巨編だが、キング ならではの精緻で圧倒的な筆力により、読み手を物語にグイグイ と引き込んでいく。まさに読み出すと止まらなくなる本。 ストーリーは、突如として現れたドームにより町が隔離され、 破滅に向かって行く内容だが、多彩な登場人物(犬もいる!) の喜怒哀楽を巧みに織り交ぜ、スリリングで残酷、時に悲しく 切ない感動の物語が展開されていく。 最後の最後までどうなるか分からない壮大なキングワールドが 堪能できる書。 | ||||
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「11/22/63」を先に詠みました。 そして、その前にS・キング氏の書いた小説は??ということで 「アンダー・ザ・ドーム」を読み始めました。 ある日突然、透明な壁につつまれてしまった、小さな町。 それはみごとに町の境界線にそって発生している。 原因は不明。 テロなのか?何かの実験の失敗なのか?? しかし今現在の人間の文明では壁の正体がわからず 強力な酸(化学的)でもミサイル(物理的)でも破壊することができなかった。 そうやって外部から遮断された世界で起こることとは・・ 実権を握ろうとする醜い欲望。 その結果引き起こされる事件(殺人を含む)の数々 いわゆる合衆国で「レッド・ネック」と呼ばれるような 地方の小物・オヤジが ヨソモノすべての罪をなすりつけようとする。。。 数すくない良識ある人々がそれに対抗しようとするが 警察権力を握った小物・独裁政権オヤジは、どう対抗するか?!? ラスト、おもわず、おおきく深呼吸してしまいました。 独裁政権ってこうやって成立していくんだ・・と想像できました。 そして、秘密保持法の成立や 憲法解釈変更によって自衛隊を海外派兵しようとしている現政府が このオヤジに見えてしかたありません。 | ||||
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おもしろい! その一言です。ドームはなぜできたのか?どうすれば壊せるのか、脱出できるのか?登場人物の所業に関係しているのか?鍵は誰が握っているのか?謎解きをリストアップしていくと箇条書きが何行にもなっていきます。最終巻にむけて巨匠キングがどういう矢を放つのか?どんな華麗な仕掛けをみせてくれるのか?もうドキドキです。 | ||||
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Dlifeで先にdramaを見てしまったのですが、面白かったので本も購入。 全然違うんですよ!内容設定が。ドラマの方が当然「端的」。なのでキングワールドを堪能したい方は是非本を読まれた方がいいです! | ||||
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ドラマとは内容が全く異なり,原作は,ビックジムはより極悪で,ジュニアは完全に狂っていて,多くの人々はとても愚かです. 現実の世界も同じで,ほとんどの人々はとても愚かで考える能力が無いので,頭の良い人格異常者に騙されています. ドームの存在が人々の愚かさを明らかにさせたわけです. とてもリアリティな作品です. 現代社会では人間の進化が望めないので,この愚かな人々には積極的な対策が必要です. | ||||
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最初の方から色々と、誰がどうなったと忙しい 死んじゃう人とかも居て、心理描写、登場人物の描写も何もなく死んじゃう人が出てくる ベンツでおばあさん達が亡くなった所で一旦読むのを止めた。 ちょっと自分が誤解していたかなと思って、また読もうと思って居る。・ そういえば、あの人はナショジオを好きだったなとか思い出しながら。 | ||||
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TVが先行しましたが、さすがに本のほうも充実してます。実は私Sキング.フリークでたいてい読んでますが、これはまた新たな発想ですね。 まだ上巻の20%位した進んでません。よって四つ星。五つ星は時間の問題と思われます。 ps テレビもすこぶる面白いです。役者がいい。 !!すいません。上巻のコメントでした。 | ||||
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前の方も書いておられますが、まずコアになる?の始まりは小松左京さんの 「物体O」、「首都消失」と同じと見て間違いありません。 しかしそこから展開するストーリーはキングならではの世界。アメリカの銃 社会を象徴とする「血と暴力」の歪んだ社会の寓話です。 現実の災害が起きても日本では人々の冷静で落ち着いた行動が話題になりま すが、ニュース映像で見る諸外国の様子からはパニックといった心理状況に 満ちた行動があふれていて恐怖を感じます。 それから個人的に面白いと思ったのは未知の壁の形状が小松氏の作品では巨 大な円柱型をしていますが、キング氏の作品ではドーム状をしていることで す。何かの自然現象としての処理を考えるならドームのほうがアリかなと思 います。でも小松氏の作品を知っているので空間的に上空だけでなく地下は どうするんだとツッコミを入れたくなります。 キングの描きたいのはそんなところじゃないというのは理解しているつもり ですので続きを楽しんで読んでいこうと思っています。 | ||||
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米国北東部の田舎町が、いきなりすっぽり人知の及ばない「なんらかのドーム」で蓋われて孤立してしまうのだが、そこは腐敗政治に冒された町で…という設定。さすがアメリカだけあって、村といってもいいくらいの狭い範囲なのに、拳銃をぶっ放す場面の多さに圧倒された。日本製品がいろいろと出てくるのも意外だった。もし、これがさまざまな問題をかかえた日本の田舎町だったら…と考えて、読後もあれこれと想像しながらずいぶんと楽しませてもらった。さしずめ、出てくる製品の9割は メイド・イン・チャイナで、ときおりヴェトナム製がはさまる、といったところか。 この「とある集団が周囲から完全に孤立してしまう」という設定は、S.キング氏が長年あたためてきた題材とのことで、期待して読んだ。しかし、期待にたがわぬどころか、期待以上の出来であった。あまりにも長いので中だるみがあるかと思ったのだが、編集者らのアドバイスのお陰だろう、中だるみを一切感じさせない長編SFとなっている。原著ではときおり、歌舞伎役者がミエを切るようにところどころでキングさんが「どうだっ!」と言わんばかりの「気の利いた言い回し」を織り交ぜてくれており、読んでいて楽しいことこの上ない。 知らないアメ車や米国の人気テレビ番組のキャラクターなどがちょくちょく出てくる。ひと昔まえだったら、いろんなところを調べまくって活字の説明をいくら読んでもラチが明かなかったりしたものだが、今はネットがあるお陰で視覚的にパッと理解できる。いい時代になったものだ。 ケネディ暗殺をテーマにした「11/22/63」も時間旅行という使い古された題材なのにすばらしい世界を作り出していたが、本作品も間違いなく多くの読者を楽しませてくれるはずだ。すごい作家です、キングさんというのは。 2013年の6月下旬からアメリカCBSでTVシリーズが始まり、相当な視聴率を記録したらしい。すでにシーズン1が終わったとのことだが、DVD化されて日本で見られるのは何時になるのだろう。オーイ、早くしてくれーィ! | ||||
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このアンダー・ザ・ドームは、S・キングが、よく書く「勧善懲悪」の物語ではありません。 この物語は、「観察する側」と「観察される側」の物語です。 「観察する側」が福数人集まると、ときに残忍、残酷になる。特に、「観察される側」に変わった動きがあると、それを歓喜し、さらにはワザと、そうなるように仕向けるようになる。最初は目的があった「観察」は、いつしか「残酷な娯楽」となってかわる。 そして、「観察する側」も違う面では観察されているという事実もある。当然、「観察される側」も何かを観察する、ときには、「観察する側」を観察することさえある。 この観察という行為は、命あるもの全てに共通する真理であり、地球外知的生命も例外ではないのだろうというのが、本作品のテーマだと思います。 なので、この物語は、「観察する側」、「観察される側」という終わりのない物語の一部でしかないのでしょう。 それゆえに、物足りなさや無駄な話が多い気がするという評価もあるんだと思います。 しかし、さすがにキングです。 この壮大なスケールを小さな町の小さな覇権争いを通して、見事に無駄なく表現しています。 一つ、一つの小さいエピソードも、このテーマから、ぶれていないのさすがです。 心に浮かぶ風景描写、ドキドキする心理描写を通し、ローギアからドンドンと加速する物語展開も絶妙です。 狂気というエッセンスを隠し味にした、本作品は、読んだ後も言葉では言い表せない余韻が残ります。 これから読もうと思われる方は、「観察」というテーマを意識すると、深みのある物語になると思います。 また、一度は読んだ方で、んー、イマイチと思われた方も、「観察する側」「観察される側」の図式を当てはめると、なるほどなぁ〜と思われるかもしれません。 ふー、初レビューなので、不手際がありましたら、ごめんなさい。 | ||||
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いやぁー面白かった! 二段組み印刷、上下巻合わせて1400頁になんなんとするボリュームの、まさに掛け値なしの大長編である。 物語は、米国のチェスターズミルという、人口2000人ほどの小さな町に、ある日突然、まったく目に見えない壁が出現するところから始まる。この透明の壁(これがドームと呼ばれる)は、町をすっぽり囲んでいて、高さは10kmを超え、地中の深さも測りしれない。たまたま壁周辺を飛行中の小型飛行機は墜落し、走行中のトラックは壁に激突し、大量の鳥がばたばたと落ちる。この冒頭部からぐいぐいと話に引きずりこまれてしまう。 電話とインターネットは外界と通じるものの、どうやら壁はごく微量の空気以外の物質は通さないようである。米軍は、ドームを破壊して町を解放すべくいろいろと試みるが、ミサイルですらはね返されてしまう始末で打つ手がない。この、外界から完全に遮断された状況下で、町政委員ビッグ・ジム・レニーは警察を取り込み、町を独裁支配すべく、着々と恐怖政治体制を敷いてゆく。一方、かつて米軍の大尉で、今は町のレストランでコックとして働いている、バービーことデイル・バーバラは、非常事態のもと大統領命において、大佐として米軍に復帰し、ドーム内部での治安責任者に任ぜられて、支援者たちとともにビッグ・ジム一派の圧政に立ち向かう。 ドームの出現と消失に関わる部分こそSF的な設定であるが、この物語の本筋は、弧絶した町における、ビッグ・ジム一派の弾圧勢力対バービーを中心とする解放勢力の、1週間にわたる激烈な争いである。両勢力の激突により、あるいはドームに起因する事故や超常現象などで、善人も悪人も次から次へばたばたと人が死んで行く。物語は疾風怒涛の展開を見せ、読む者は、ひたすらこの展開を追って、ストーリーに埋没して行くしかない。 それにしても、これだけの大長編を中だるみすることなく、最後まで引っ張って行ってしまう、スティーヴン・キングの筆力たるやまさに圧倒的であり、文字通りの剛腕ぶりである。随所に出てくるキング独特の、わいせつな場面の描写やジョークも香辛料のようにピリリと効いていて、思わずにんまりさせられたり、助平ごころを掻き立てられたりする。 これまで読んできたキング作品の中には正直言ってちょっとかったるいものもないではなかったが、本作は間違いなく極上のエンタテインメント超大作であり、久しぶりに物語にどっぷりつかる楽しさと興奮を満喫した。 あらためて言おう、“スティーヴン・キング恐るべし”。 本作が2012年度このミスベスト10にも入っておらず、週刊文春ミステリー海外部門に、辛うじて10位にランクされたのは、余りに長編過ぎて、選考委員が読むことを敬遠したか怠ったかのどちらかとしか思えない。 | ||||
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上巻をレビューした通り、第1級のそれも極上のエンターテイメント小説であることは間違いない。 しかしながら、“読み終わった後に何かが残るか”と言えば、さほどのものは無く また、“もう一度読みたいか”と言われれば(その厚さ故ではなく)No Thank Youと応えてしまうだろう。 何故か? 確かに、人種差別や、独裁政治の危険性、はたまた独裁者を拍手で迎えてしまう民衆の愚かさ等問題提起は 為されている。 更には、もしかしたら“私たちはこの広大な宇宙の中で『蟻』なのではないか?”という (誰もが一度は考えたことがある?)恐怖や畏れを見事に小説世界の中で具現化している。 (不条理ともいえる3.11を経験した後では尚更である) だが、“エンターテイメントの枠を超えて、突き付けてくる『テーマ』が、あるいは『深み』が無い” と言ったら言い過ぎか? 多分、異論が多数あると思うが、(すなわち、エンタメ小説としての完成度の高さは比べ物にならないし、色々と欠点が あることは多数のレビューアーが指摘している通りだが) 『ジェノサイド』高野 和明の方がその“テーマの深度”において『上』と思うのだが… | ||||
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上下巻で1,300頁を超えるエンターテイメント超大作! ある日突然無色透明の“ドーム”が町を覆い、“わずかな空気と水と電波を通すのみ”という奇想天外な設定で 物語は始まる。(“わずかな空気を通す”という設定がまたうまい!) この導入部分が秀逸で、突然空間を断ち切られたことによって生じる惨事が極めてリアルに描写され 上下巻の本の分厚さにやや引き気味であった思いなどどこかに吹っ飛んでグイグイと引き込まれていく。 登場人物は膨大ながら一人一人のキャラクターが、見事に描きこまれており(たとえ登場場面が少ない人物であっても その存在感はリアルでキャラがきちんと立っている!)個々の会話(とてつもなく下品であったりするがまたこれがうまい)やエピソード、 また、次々とたたみかける様に発生するイベントも 決して破綻することなく、ラストに向かってジグソーパズルのピースが埋まるようにキッチリと収斂していく。 そして奇想天外な“ドーム”の謎も… 間違いなく第1級のそれも極上のエンターテイメント小説である。 だが…(以降 “下巻”のレビューへ) | ||||
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