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悪童 エリカ&パトリック事件簿
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悪童 エリカ&パトリック事件簿の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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到底信じられないし、ましてや理由などに思い当たりもしない。 後書きには<等身大の人間小説&ご近所関係の小ネタ満載>が受けるとあり、「ミレニアム」みたいな政府の陰謀が絡んだ話とかは、 高福祉社会スエーデンでは、感情移入出来る話ではないのか、と納得するしかない。 それにしても本筋と関係ない育児話とか(この辺のエピソードと言うか小ネタが親しまれれ、受ける原因か?)、 もうちょっと全体的に絞ってくれると、私の様なミステリー好きもウトウトせずに済んだのだが... 犯人にしても意外といえば意外だが、もともと<皆顔見知りの町>での犯罪であり、どんでん返し的なものを用意しようと すると、<やぱりここか>と言う感じで、<やられた>という衝撃は薄かった。 むしろ作者の意図としては、<過去の話>が生み出す因果関係で読者への衝撃を意図したと思うのだが、これも 全てが明らかになった後に思うのだが、<ここまで長々と読ましておいて、この程度のことか>というのが私の 感想だが、これは人に拠って感想の分かれる所でしょう。 | ||||
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本編と同時進行する過去の物語にすっかりひきこまれ、事件との関わりを考えては首をひねり、至福の時間を過ごしました。 理屈ではなく感性で楽しむタイプの方にお勧めしたいミステリです。 ゴシックロマン『屋根裏部屋の花たち』(V・C・アンドリュース)がお好きな方ならもうツボでしょう! 原作からのタイトル変更は、事件の根源にスポットライトをあてようとした訳者の試みでしょうか? 個人的には分かりやすくて好き(笑)。もちろん原題のままでも。 後から考えると不要と思われるかもしれないサイドストーリーにも「伏線か?」と引き回されますが、楽しい苦労でした。 強いて言えば育児のグチはもう勘弁して…次作ではエリカの妹アンナの顛末が語られる筈、待ち遠しい限りですが、 「もう少しハードボイルドな北欧ミステリの最新作は?」という向きには『黄昏に眠る秋 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)』(ヨハン・テオリン著)などいかがでしょう。 退屈な作品が横行する昨今、貴重なストーリーテラーである作者に期待しています。 | ||||
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