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悪童 エリカ&パトリック事件簿
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悪童 エリカ&パトリック事件簿の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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けっこうページ数は多いけど、事件に関係ない話が多い。 そして具体的な物事よりも登場人物たちの心情描写が多いのだけど、その肝心の心情にリアリティが感じられなかった。 たとえば、被害者の友達が事件のカギとなる話を知っているのだが、それを大人に話すと死んだ被害者がよみがえって自分にいじわるをするかもしれないので、その話を秘密にしておこうとする。それがいかにも大人が考えた純粋な子供と言う感じで安っぽかった。 犯人が人格に異常をきたす過程も、やはり現実味がなく、漫画みたいな書き方だと思った。 ただ、女性陣の姑や育児に対する不満はリアルだった。 それから、美女アグネスが男を翻弄しながらどんなことを考えていたか、というところの描写も筆が乗っていると思った。(読んでて嫌になるところばかりだけど。) 著者が意図したかどうかは別として、女性向けなのだと思う。チック・リットにミステリーを混ぜておっさんを増やしたような感じ。 そっち方面ではイギリスの『ガール・オン・ザ・トレイン』の方が個人的には面白いと思った。(面白いことに、著者はレックバリと同じく経済方面でのキャリアがある) 重厚な北欧現代ミステリーを読みたいなら、アイスランドの『湿地』が断然おすすめ。 | ||||
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今回もたっぷりと妊産婦の経験談が盛り込まれ全体の嵩上げに貢献している。謎解きに「ムダ毛処理」の注釈が必要か?今回はでしゃばりのエリカが余り出てこないので出てくる度に妊産婦経験談とヒステリックな話と付き合うハメになる。慣れて来たので途中のエリカ話を飛ばして読む癖がついた。世界で1000万部売れてるそうだが明らかに勢いが鈍っている。そりゃ体重と美容にムダ毛処理のミステリーなんぞ世界の半数を占める我々男性は大抵読みたくもない。せっかくメインストーリーが面白いだけに邪魔くさくて残念だ。今回の謎解きも登場人物が多過ぎて反則気味ではあるが概ね納得できるモノだから残念至極だ。今回の最後にエリカの妹が旦那を殺した電話が掛かって来て次回作につながるという商売上手。アーンストは今回でついに懲戒解雇処分となった。次回から「イヌ」の名前に格下げとなる。メルバリ無能所長はアーンストの不始末で中央への復帰なんぞ有り得ない事をやっと少し理解したっぽい。 ミステリーとして推敲すれば充分に中身が有るだけに「エリカ」が邪魔だ。当分体重計の前で温和しくヒステリーを起こしてくれてりゃいいのに。 | ||||
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