■スポンサードリンク


ブラックランズ



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
ブラックランズ (小学館文庫)

ブラックランズの評価: 4.50/5点 レビュー 10件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.50pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

向き不向きがわかれるミステリ

書評その他では高評価が多かったミステリですので、かなり期待して読んだのですが、自分的には「うーん…」という内容でした。

スリリングな興奮、スピーディな展開を求める人(自分ですけど)には、むきません。
情報小説としてミステリを読む傾向のある人にも、むきません。

しかし、十代の方や、じっくり小説を読みたい方には大変おすすめだろうと想像します。
学校、地域、家の非常に狭い世界で生きている少年の歯を食いしばるような日常と、同じく拘置所の狭い世界にいる殺人犯の狭い人生が、細やかに丁寧に描写されてます。
学校のいじめっ子、分からず屋の親など、書かれているのはだれもが知っている嫌なことばかりです。
大変わかりやすく、これでもかと感情移入を促してきます。
ストーリーも一直線ですので、物語の筋を見失うことはありません。

要は合うか合わないか、という好みの問題です。
自分と好みの似たミステリ読みの参考になるのではないかと思って書きました。
ブラックランズ (小学館文庫)Amazon書評・レビュー:ブラックランズ (小学館文庫)より
4094085505
No.1:
(3pt)

「思わせぶり」にグッタリ

自分の手で過去に決着をつけ、『しあわせ』を手に入れようとあがく少年。
「ラスト・チャイルド」にも通じる、たとえ幼くても「僕が、やってやる!」という「男」の気概が泣かせます。
ラム家の病んだ家庭事情にどっぷりハマリ、幼稚でキケンきわまりない、少年と凶悪犯とのかけひきにハラハラどきどき!
感情移入させますねぇ〜。 なかなかの書き手です。
しかーし!!
「思わせぶり」の度が過ぎます。ちょっと悪趣味。
まったくよけい(としか思えない)なエピソードを入れ込んだり。
凶悪犯の悦に入った回想とか妄想とかがダラダラ続くあたりはたいへん不快でたまりませんでした。
(それが筆者のねらいならしかたありませんが)
ラストの、手のひら返したように別人になる人物の変わりようにも私はシラケました。

最後の一行を読み終えた瞬間に思わずうならせてくれるような次回作を期待しています。
ブラックランズ (小学館文庫)Amazon書評・レビュー:ブラックランズ (小学館文庫)より
4094085505

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!