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大絵画展



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【この小説が収録されている参考書籍】
大絵画展
大絵画展 (光文社文庫)

大絵画展の評価: 3.30/5点 レビュー 20件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.30pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(3pt)

是非、映像化を!

本格推理小説を期待すると粗さが気になってしまうと思いますが、エンターテイメント作品としては文章も上手く、題材も面白かったです。序盤はテンポも良くワクワク読み進めました。
なので。。中心人物の魅力不足と後半の冗長さ(何度も同じような描写や説明が繰り返される)が悔やまれます。そこをカバーする映画やドラマにしたら、すごく面白いのでは!
大絵画展 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:大絵画展 (光文社文庫)より
4334765491
No.4:
(3pt)

文章にアラはあるがスケールはでかい

文章に粗があって、何を指すのか誰を指すのかが曖昧だったり、句読点の打ち方が変だったり、語尾が同じのが続くとか、もうちょっと編集者が直せなかったのかなと思う部分はありました。
でも賞をとるにはこれくらいのスケール感と絵画に対するマニアックさがないと無理なんだろうなと思います。たぶんほかの候補のレベルがこれに達しなかったんだろうと思います。
国際的な規模のコンゲームを絵画の知識を生かして書かれたものです。
展開は幾度か無理があるところもあったのですが、その辺はフィクションとして多目に見れば結構楽しめると思います。
美術に対する描写が細かいのと、たくさんの人が出てきてそれを繋ぎ合わせる緻密さもあったと思います。
ただ、その緻密さに美術に特段関心のない読者がついていけない懸念はあります。私も無駄な描写はとばしながら読んでしまいました。
あと、これだけの大事件を企てるにしては動機がしょぼいです。たぶんトリックのほうを先に思いついて、動機をあとから考え付いたものと思われます。男が十億単位の金のために事件を起こすのは単純に金目当てでいいと思います。
★★★.5
大絵画展 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:大絵画展 (光文社文庫)より
4334765491
No.3:
(3pt)

すっきり完成しなかったジグソーパズルのような気分

この小説は、ゴッホの『医師ガシェの肖像』が日本人によって
史上最高額で競り落とされる場面から始まります。
実際に、この絵は、日本人によって1990年に約124億円で競り落とされて有名になりました。

冒頭の「ポール・ニューマンとロバート・レッドフォードに捧ぐ」という言葉から推察されるように
映画『スティング』を思わせるコンゲーム小説です。

確かに、ストーリー的には、かなりおもしろいですし、
読者をもだますという展開も『スティング』を思わせます。

ただ、重要な役割を果たす壮介と茜が巻き込まれるまでの転落ぶりが多少長すぎて、
そして暗くて、少々気が滅入るのと
登場人物が多すぎて
目次裏に記載されている登場人物表を見ながらでもわかりにくい、と思いました。

ただ、一気に読める人はおもしろいかも。
少しずつしか読めない場合には、途中からわかりにくくなってしまって
話を追うのが精いっぱいという具合。

ジグソーのピースがぴたりと合った人にとっては
かなりおもしろいとは思いますが
そうじゃないと、全体の絵は完成したものの
いくつか違ったピースが残っちゃったぞ、という感じになっていささか消化不良になるかもしれません。

私は後者なので、星は3つ。
大絵画展 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:大絵画展 (光文社文庫)より
4334765491
No.2:
(3pt)

エンタメ小説としての魅力は十分

原田マハの「正統派美術小説」とは違って「エンタメ系小説」としての要素がふんだんにちりばめられており、久しぶりに読みながらワクワクとした躍動感を味わうことができました。結末を「そんなこと、ありえないだろう!」と思うか「なるほど!完全な勧善懲悪だ!」と感じるかは読み手次第。

「していいこととといけないことの間にはしっかりとした線引きがあるということだ。」「天性の嘘を嘘だと認識しない能力。」「美術品を購入するときは、それを所有するのではなく、ある時間について、その作品に対する保護の責任を果たすと、人類の歴史に公言すること。」などセリフにはしっかりと芯が通っており、さらに「バックシマスはガッツ石松に聞こえる。」などの小ネタも大いに堪能させてくれました。
大絵画展 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:大絵画展 (光文社文庫)より
4334765491
No.1:
(3pt)

ちょっと読みにくいギャラリーフェイク

最近、帯の文句に騙されることが多くて、大変なのですが。
この作品、初めてお目にかかる作者ですが、結構文章が達者。
しかも、内容豊富。本当か嘘かはよく分からないんですけど、
とりあえず、いい感じ。出だし好調って感じでページが進みました。

物語は、ついていない、どこまでいってもついていないお兄さんと、
場末のスナックの茜さん。そして若手の画家さん。絡まるのは、どこの
世界でもお見かけする、悪徳という言葉さえ甘い、悪いやつ。
とにかく、書き込みがたっぷり。思い入れがたっぷり。
事件が起こったのはもう半分くらい終わったあと。
さあ、これからだと勢いついたが、読みにくい。というより、
何を言っているのかわかりにくい。
とにかく壮介と茜さんの事件現場の描写が悪すぎ。全然意味不明。
素人の文章みたいで興ざめ。
はめられた悪役と、はめられた壮介さんと茜さん。見事と言いたいけど、
その後の説明が冗長。
最後の文章が、とても洒落てて、それが救い。

50点。出直してきなさい。
ギャラリーフェイクの方がずっと良好。
取材と発想はいいけど、自慢げな書き込みが、貴志祐介的で、オチが
貴志祐介にならないのが致命的。最後の文章がなければ30点。
大絵画展 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:大絵画展 (光文社文庫)より
4334765491

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