■スポンサードリンク
ラインの虜囚
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
ラインの虜囚の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.25pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
エピローグで語られる恋情は、大人からすれば恋ではない。 彼女の感情は既に結びついた家族への想いで、いい年をした男3人が若い彼女に向ける感情の鏡映しだ。 だからこそ3人の“オジサン”は、彼女が 「わたしも女として注意したほうがいいみたいだ」 と言ったときに顔を見合わせて笑ってしまうのだ。 残念ながら、これから正午を迎える彼女には伝えきれない。 欠けるからこそ満ちる幸福があることなど、鮮やかに咲きゆく花は知らなくていい。 そんな想いが詰まったこの物語は、信じて欲しい大人の願望であり、信じて良いはずの少年へ向けたメッセージでもある。 未来は明るいと、僅かでも己の蔭りを知った俺たち「大人」は、そんなことを知らない真昼の君らに信じて欲しい。 明日は必ず今日を越えてゆくのだと、今日より明日が良い日になるのだと、俺たちは君に信じてもらえる“大人”でありたいのだ。 だからこの小説はジュブナイルではない。 “かつて子供だった大人”を救うための物語なのだろうと、そう思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「史実と丹念に調べた時代背景に、毛色の変わったキャラクター(場合によっては実在の人物)を織り交ぜる」という書き方は、実は"バルト海の復讐""キング・コング"と同一である。著者がかつて描いていたSFというものからは遠ざかっている。 歴史も過去の人物も、著者が自ら作り上げた物ではない。いうなれば、他人が造った資産に田中芳樹というブランドを乗っけただけだ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「史実と丹念に調べた時代背景に、毛色の変わったキャラクター(場合によっては実在の人物)を織り交ぜる」という書き方は、実は"バルト海の復讐""キング・コング"と同一である。著者がかつて描いていたSFというものからは遠ざかっている。 歴史も過去の人物も、著者が自ら作り上げた物ではない。いうなれば、他人が造った資産に田中芳樹というブランドを乗っけただけだ。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!