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ラインの虜囚



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ラインの虜囚の評価: 4.25/5点 レビュー 12件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.25pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(3pt)

大人の夢物語

エピローグで語られる恋情は、大人からすれば恋ではない。
彼女の感情は既に結びついた家族への想いで、いい年をした男3人が若い彼女に向ける感情の鏡映しだ。

だからこそ3人の“オジサン”は、彼女が
「わたしも女として注意したほうがいいみたいだ」
と言ったときに顔を見合わせて笑ってしまうのだ。

残念ながら、これから正午を迎える彼女には伝えきれない。
欠けるからこそ満ちる幸福があることなど、鮮やかに咲きゆく花は知らなくていい。

そんな想いが詰まったこの物語は、信じて欲しい大人の願望であり、信じて良いはずの少年へ向けたメッセージでもある。
未来は明るいと、僅かでも己の蔭りを知った俺たち「大人」は、そんなことを知らない真昼の君らに信じて欲しい。
明日は必ず今日を越えてゆくのだと、今日より明日が良い日になるのだと、俺たちは君に信じてもらえる“大人”でありたいのだ。

だからこの小説はジュブナイルではない。
“かつて子供だった大人”を救うための物語なのだろうと、そう思う。
ラインの虜囚 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:ラインの虜囚 (講談社ノベルス)より
4061828142
No.2:
(3pt)

辛口の書評をば

「史実と丹念に調べた時代背景に、毛色の変わったキャラクター(場合によっては実在の人物)を織り交ぜる」という書き方は、実は"バルト海の復讐""キング・コング"と同一である。著者がかつて描いていたSFというものからは遠ざかっている。

 歴史も過去の人物も、著者が自ら作り上げた物ではない。いうなれば、他人が造った資産に田中芳樹というブランドを乗っけただけだ。
ラインの虜囚 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:ラインの虜囚 (講談社ノベルス)より
4061828142
No.1:
(3pt)

辛口の書評をば

「史実と丹念に調べた時代背景に、毛色の変わったキャラクター(場合によっては実在の人物)を織り交ぜる」という書き方は、実は"バルト海の復讐""キング・コング"と同一である。著者がかつて描いていたSFというものからは遠ざかっている。
 歴史も過去の人物も、著者が自ら作り上げた物ではない。いうなれば、他人が造った資産に田中芳樹というブランドを乗っけただけだ。

ラインの虜囚 (ミステリーランド)Amazon書評・レビュー:ラインの虜囚 (ミステリーランド)より
4062705753

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