黒蜘蛛島: 薬師寺涼子の怪奇事件簿



※タグの編集はログイン後行えます

※以下のグループに登録されています。


【この小説が収録されている参考書籍】
オスダメ平均点

7.00pt (10max) / 1件

6.50pt (10max) / 2件

Amazon平均点

4.00pt ( 5max) / 15件

楽天平均点

4.17pt ( 5max) / 6件

みんなの オススメpt
  自由に投票してください!!
0pt
サイト内ランク []B
ミステリ成分 []
  この作品はミステリ?
  自由に投票してください!!

0.00pt

29.00pt

0.00pt

46.00pt

←非ミステリ

ミステリ→

↑現実的

↓幻想的

初公開日(参考)2003年11月
分類

長編小説

閲覧回数1,379回
お気に入りにされた回数0
読書済みに登録された回数2

■このページのURL

■報告関係
※気になる点がありましたらお知らせください。

黒蜘蛛島 薬師寺涼子の怪奇事件簿 (講談社文庫)

2007年11月15日 黒蜘蛛島 薬師寺涼子の怪奇事件簿 (講談社文庫)

豊かな自然に包まれたカナダの大都会バンクーバー。出張捜査でかの地を踏んだ薬師寺涼子警視は、高圧的な外交官僚を挨拶代わりにおシオキする。続いてハリウッドの超大物プロデューサーから女優としてスカウトされたお涼サマ。ウジャウジャ出てくる悪役相手に、演技ではないスーパー・アクションで戦闘開始。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

黒蜘蛛島: 薬師寺涼子の怪奇事件簿の総合評価:7.94/10点レビュー 16件。Bランク


■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(7pt)

なにゆえバンクーバー?

薬師寺涼子の怪奇事件簿シリーズ第5弾。第3作目の『巴里・妖都変』以来、もはや薬師寺涼子のパワーは日本では収まらないと見えて舞台を海外に設定する事になったが、本作ではカナダはバンクーバーが舞台となっている。
パリ、香港と来て、意外や意外、バンクーバーなのかというのが正直な感想。世界の主要都市といえば他にニューヨーク、ロンドン、シドニー、ベルリンなど他にもあるのに、なぜこの国?と思ってしまった。

ということで今回の敵は黒蜘蛛。もうハリウッドのB級ホラー映画なみの設定である。そしてそれは作者も自覚的で、グレゴリー・キャノン一世が往年のB級ホラー作プロデューサーでカルト的人気を誇る設定を用意し、なおかつ作中作で一本のホラー映画のシナリオを展開し、それが設定に大いに絡んでくるといった内容だ。
そして今回も薬師寺涼子の無敵ぶり、傍若無人ぶりは健在。というよりも以前にも増して拍車が掛かっている。ここまで来るともう涼子は単に運動神経抜群、才気に溢れ、更に超絶美人というありがちなキャラクターからさらに一歩抜きん出た存在となり、リアリティ云々を超越したキャラクターとなっている。

そして涼子の周囲を取り巻く連中も更にキャラクターに魅力を伴ってきた。涼子の天敵でメガネ美人の室町由紀子。その部下でオタクキャリアの岸本警部補。涼子の従者かつ戦闘員であるメイド、マリアンヌとリュシアンヌなど、オタクが萌える要素がどんどん投入され、ライトノベルの王道を闊歩していくようだ。実際、オタクたちにとってこのシリーズはどのような受け取られ方をしているのだろうか?
今回涼子が敵地に乗り込むのに扮したコスチュームはぴったりとした漆黒のボディスーツにマントとなんとアイマスク!これを読んで、私は『ヤッターマン』のドロンジョ様を思い浮かべてしまった。う~ん、どうしたんだろう、田中芳樹氏。
しかし、冒頭で話した今回の舞台バンクーバーならではという設定、ストーリーの妙味というのは無かった。今回ハリウッドの超大物プロデューサーを敵役に設定し、舞台を黒蜘蛛島という架空の島に設定した事から必然的に決まったような節がある。ここら辺が残念だ。

ともあれ、第5作もその破天荒ぶりは健在。ただシリーズも第5作を迎えると転機が欲しくなる。泉田がピンチになるとか、涼子のオーナー会社が乗っ取りに遭うとか、無敵のお涼の根幹を揺るがし、冷や汗をかかせるような話を用意してほしい。
でも田中氏はどうもこの作品でストレスを解消しているようなので、良くも悪くもマンネリできっとこのまま行くんだろうな。

Tetchy
WHOKS60S
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.15:
(4pt)

いつものお約束で面白い

今回はカナダの西海岸バンクーバーの隣のビクトリア市が舞台。風光明媚というか絶景らしい。行ってみたいものだ。女王陛下薬師寺涼子警視の敵は怪奇黑蜘蛛だ。話としても面白いし、涼子と泉田準一郎とのやり取りも笑える。アクションも満載で爽快さもいい。いつもの官僚、政治家へのこき下ろしも控え目でうるさくない。
黒蜘蛛島 薬師寺涼子の怪奇事件簿 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:黒蜘蛛島 薬師寺涼子の怪奇事件簿 (講談社文庫)より
4062758911
No.14:
(5pt)

大丈夫

大丈夫です
黒蜘蛛島 薬師寺涼子の怪奇事件簿 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:黒蜘蛛島 薬師寺涼子の怪奇事件簿 (講談社文庫)より
4062758911
No.13:
(3pt)

それでも気付かない

今回も会いも変わらずパターン化した進行具合です。
ですが、涼子が泉田に対しかなり告白めいた発言を致します。
それでも気がつかない泉田君は、知っててわざとなのか?
いい加減気づけと突っ込みを入れずにはいれません。
それはともかく、パリ編で加わった二人のメイドもちゃっかり固定メンバーとして扱われ、
由紀子と岸本もほぼ無理やり的に出てきます。
今回はその無理やり的を消したいのか由紀子に私怨を持つものが犯人グループの中に居ますが、はっきり入って無理やり的が隠しきれてるとは思えません。
無理に出演させなくても良いような気がするのですが・・・汗
黄金パターンなのでしょうか・・・?
黒蜘蛛島 薬師寺涼子の怪奇事件簿 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:黒蜘蛛島 薬師寺涼子の怪奇事件簿 (講談社文庫)より
4062758911
No.12:
(4pt)

プラマイして☆4つ

悪い点:
これ以降シリーズで酷くなる、政治家や官僚への嫌味な攻撃は、この作品でもやや鼻につく。
変態官僚をお涼が成敗するのを見ても、「田中先生、鬱憤たまってるんだなあ」と思うばかりで爽快感がありませんでした。

良い点:
お涼の泉田くんに対する発言が、ダイタンなのにいじらしくて、かわいかった。
くわしくはネタバレなので書きませんが、かなり直球。
ここまでストレートに愛されてても、泉田君の一人称がすっとぼけているのは、わざとか?と思えるくらい。
本当はお涼の気持ちに気づいて、あえてじらしているのかと邪推しちゃいます。
2人の様子をながめるお由紀の視線も意味深。
人間関係がますます楽しいです。

ということで、プラマイして良いところの方が目立つので☆4つ!
黒蜘蛛島 薬師寺涼子の怪奇事件簿 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:黒蜘蛛島 薬師寺涼子の怪奇事件簿 (講談社文庫)より
4062758911
No.11:
(4pt)

よい意味でマンガ的

03年にカッパノベルスにて刊行された作品の文庫化です.

『怪奇事件簿』のサブタイトルどおり,扱う事件は普通ではなく,
破天荒で完全無欠なヒロインも含め,よい意味でマンガのようです.

また,そのヒロインとまわりの人たちのやり取りもおもしろく,
ときどきチラつかせる,相棒へのカワイイ仕草には思わずニヤリ.
ただ強いだけでない,魅力的な人物に描かれているように感じます.

本題の事件が動き出すまでの遅さが,ちょっと気になりましたが,
たたみかけるような終盤の展開は,最後の最後まで飽きさせません.
テンポもよく読みやすいので,スカッと気軽に楽しめる作品でしょう.

ほかでは,表紙と挿絵はコミック版と同じ漫画家さんが担当されており,
擬音や動きのあるものなど,これまた『マンガっぽい』のが印象的でした.
黒蜘蛛島 薬師寺涼子の怪奇事件簿 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:黒蜘蛛島 薬師寺涼子の怪奇事件簿 (講談社文庫)より
4062758911



その他、Amazon書評・レビューが 15件あります。
Amazon書評・レビューを見る     


スポンサードリンク