東京ナイトメア: 薬師寺涼子の怪奇事件簿



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初公開日(参考)1998年10月
分類

長編小説

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東京ナイトメア 薬師寺涼子の怪奇事件簿 (講談社文庫)

2002年04月16日 東京ナイトメア 薬師寺涼子の怪奇事件簿 (講談社文庫)

幸せ一杯の結婚式場に突然死体が降ってきた。空には巨大な翼と人間の顔をもつ異形の影が。奇怪な事件に大喜びで着手したのは、超美人にして性悪、乱暴、史上最強の公僕・薬師寺涼子警視である。国家機密も周囲の迷惑も一切無視、疑惑の渦中へズカズカ土足で踏み込んでいく。『魔天楼』に続くシリーズ第二弾。(「BOOK」データベースより)




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東京ナイトメア: 薬師寺涼子の怪奇事件簿の総合評価:8.60/10点レビュー 10件。Bランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(8pt)

設定が判ればかなり面白い。

田中作品の出来の良し悪しが何によって左右されるかが本書を読んで解った。それは主役のキャラクターの個性の強さである。
今にして思えば名作『銀河英雄伝説』然り『創竜伝』もまた然り(『アルスラーン戦記』は例外か。主人公のアルスラーンにどういう魅力があってあんなに優秀な部下が集まるのか未だに謎)。
前作『魔天楼』から2度目の登場となる無敵の美貌警視薬師寺涼子シリーズは本作にて傑作の予感がしてきた。1作目にはどこか薬師寺涼子の強烈なキャラクターぶりが空回りしていた感が強く、物語にノレなかったのだが、今回は物語に薬師寺涼子が実に溶け合っており、縦横無尽に動き回り物語を加速させていた。
前述したように主人公の個性の強さが作品の強みとして見事に呼応しているのだ。

前作は刑事物であるのにファンタジックな設定に面食らったせいもあったのもマイナスに働いたのだろうが、今回は予備知識があったせいか、寧ろどんな展開が待ち受けているのか愉しみであった。田中特有のアイロニックな文体・薀蓄も横溢しており十分堪能したが、いささかそこら辺がライトノベル系の軽さを匂わせるきらいもあり、その点だけが残念である。

以前に田中は復活しつつあると述べたように思うがそれは間違いである。田中は完全に復活した。次はどんな事件を見せてくれるか大いに期待したい。

Tetchy
WHOKS60S
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.9:
(2pt)

おちゃらけぶりには感心するぜ

最強、傍若無人の世界一美人の警察官の薬師寺涼子警視。対する敵は、有翼人、ゴルゴンといった伝説の怪物たちを操る人物。涼子お付きの泉田準一郎警部補の目を通して物語は進んでいくが、涼子のことをぼやきながらもナイスな補助をしていく。なんてね、やれやれくだらないと思いながら、全部読んでしまったじゃないか。田中芳樹って、初めて読むけど、こんなおちゃらけた小説を書く人?銀河英雄伝説が有名らしいけど。
東京ナイトメア 薬師寺涼子の怪奇事件簿 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:東京ナイトメア 薬師寺涼子の怪奇事件簿 (講談社ノベルス)より
4061820427
No.8:
(5pt)

若かりし日の素敵なお涼さま

今となってはそうと言うしかないのが残念ですが、1998年、お涼さんはこんなに素敵でした。 下僕の方は間違いなく公務員の鑑です。 若かりしころの姿をもう一度見てみましたが、様々な意味で素敵であります。 それから20年近く経過すると、加齢で、という奴なのでしょうか… 考えてみればもう二人とも40代、しょうがないのかもしれませんが。
東京ナイトメア 薬師寺涼子の怪奇事件簿 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:東京ナイトメア 薬師寺涼子の怪奇事件簿 (講談社ノベルス)より
4061820427
No.7:
(3pt)

オーホホホ

読後すっきり

容姿端麗・頭脳明晰・傍若無人な完全無欠の悪女、薬師寺涼子の部下である
泉田純一郎を視点に一人称で語られる痛快怪奇小説。
わがまま放題の上司に悩まされる部下の心理描写には思わず共感してしまいたくなる。
涼子とは正反対の性格でライバル関係にある室町由紀子や、その部下の岸本といった
脇役のキャラ配置もバランスがとれていて面白さに拍車をかけている。
堅苦しい考えは抜きに読める一冊。

ただし、文章の節々にオヤジ臭さを感じてしまうのは私だけでしょうか(汗)
東京ナイトメア 薬師寺涼子の怪奇事件簿 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:東京ナイトメア 薬師寺涼子の怪奇事件簿 (講談社ノベルス)より
4061820427
No.6:
(4pt)

痛快ではあるけども…

涼子からダメ役人達への喝のいれっぷりは痛快なんだけども、言外に「女は経済的、社会的に完璧に自立していなければ結局男と対等に渡り合えない」と言われている気もする。
あと薬師寺涼子は創竜伝の小早川奈津子女史がカンペキな美貌とスタイルを手に入れたような感じだと思った。…なので、創竜伝にぜひゲストで出演してもらって竜堂続と舌戦をくりひろげてほしい。
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4061820427
No.5:
(5pt)

疲れた心には最適

薬師寺涼子警視が更にパワーアップして戻ってきた。部下(従者?)の泉田警部補も心なしか逞しくなっている。まあ「ドラキュラもよけてとおる」お涼とずっと付きあっていると、逞しくなろうというものだが、それだけではない。彼は元々相当優秀であったのだという事が今回の作品では明かになる。
今回私はずいぶん楽しめた。その最大の要因は私の精神状態にある。ちょっと精神的に参っているときにこういう本を読むと、彼女がハイヒールで足蹴にする男たちの描写がなぜか心地いいのである。そしてもう一つ魅力を発見した。泉田クンの一人言がほとんど「ハードボイルド」タッチなのである。めちゃくちゃな彼女のキャラクターを冷静に観る目、そして彼女を取り囲む警察機構の真実をつき皮肉る数々の言葉たち。いろんな名言がちりばめられていてそれはそれでなかなか楽しかった。
またちょっと疲れたときは付き合って貰いましょう。幸い、続編もいくつか出ている事だし。
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4061820427



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