クレオパトラの葬送: 薬師寺涼子の怪奇事件簿



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長編小説

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クレオパトラの葬送 薬師寺涼子の怪奇事件簿 (講談社文庫)

2005年06月15日 クレオパトラの葬送 薬師寺涼子の怪奇事件簿 (講談社文庫)

横浜から香港へ向かう豪華客船クレオパトラ八世号に乗り込んだ薬師寺涼子警視。一見優雅な要人警護の任務だが、対象者が複数の組織に命を狙われるいわくつきの人物では、災厄の女王・お涼が無事に航海を終えるはずがない。絶世の美貌と無謀を振りかざし、「ドラよけお涼」(ドラキュラもよけて通る)が紺碧の海を破壊と殺戮の紅に染める。(「BOOK」データベースより)




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クレオパトラの葬送: 薬師寺涼子の怪奇事件簿の総合評価:7.36/10点レビュー 11件。Cランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(7pt)

田中作品史上最強キャラ

田中芳樹氏のシリーズで現在最も筆が乗っているのは、『創竜伝』とこれ。会話の掛け合いの巧さ、作者独特のアイロニー、毒は健在。
今回の事件は日本に亡命した南米の元大統領―日系人と偽った日本人―の香港への航海の警護を薬師寺涼子とその部下泉田、それに2人の部下を加え、さらにライバル室町由紀子も加わった形で行うというもので、その豪華客船の中で残忍な殺人事件が起こるというもの。

怪奇事件簿だから例によって不可能興味を誘う趣向があるわけではなく、今まで登場してきた有翼人ら、怪物が犯人という装いはそのままである。
もうこれは単純にこの物語世界に浸るしかない。薬師寺涼子の無敵ぶりを純粋に楽しめた。

田中芳樹氏の作品で権力・財力を振りかざして悪に向かう主人公というのは非常に珍しく、悪が権力を私利私欲のために振りかざすのをそういう道理が通用しない主人公が腕力で打ちのめす図式が多いのだが、この薬師寺涼子は自身が世界をまたにかけるセキュリティ会社の大株主だということ、若きキャリア警視であること、またそれに輪をかけて格闘技にも精通していることということで、よく考えたら今までの田中作品のキャラクターでは最強ではないだろうか?

田中氏のページターナーぶりが健在だったことは素直に喜びたい。他のシリーズの刊行が待ち遠しい。

Tetchy
WHOKS60S
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No.10:
(3pt)

スカッとするけどね

今回の怪物は、ラ・ペノラノスタ。銀でできている軟体動物のような奴で、大きくなったり細長くなったりし、水道管の中を通ってきたりして、人を襲って鋭利に切り刻む。操るのは、南米の国ラ・パルマの元大統領ホセ・モリタ。まるで、あのペルーの…。相変わらず、オーッホホホと高笑いしながら、スカッと終わらせて、めでたしめでたし。表紙の絵がどうもチープだなと思っていたが、何冊も読んでいると慣れてきて、これでなくっちゃと思ってしまうから恐ろしい。
クレオパトラの葬送 薬師寺涼子の怪奇事件簿 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:クレオパトラの葬送 薬師寺涼子の怪奇事件簿 (講談社ノベルス)より
4061821970
No.9:
(2pt)

悪役は常に何かのマニアか自称愛国者?

娯楽作品としての出来はけして悪くは無く、小難しいことを
考えずにパッと読めるフィクションとしては面白い作品です。
いわゆるクローズドサークルとして、豪華客船という舞台をつくり
内部描写で、読者を疑似的に豪華なクルージングの気分に
させてくれるところは流石と思います。

しかし一方で、作者が老齢になってから、現代日本を舞台にしての
作品では、常に「自称愛国者」を卑劣な敵役として登場させ、
また「何かのマニアやオタク」も悪役として「一般人の代表」
を自称する語り手によって嘲笑する、という手法は
陳腐化し、興ざめ以上に、読んでいて苦痛を感じる場合があります。

ここらへんは「左派はインテリ」時代の人間特有の
作者の個人的な好みと言ってしまえばそれまでですが、
代案も無くひたすら不毛な反対だけしていれば議員給与がもらえる
泡沫野党やテロ行為を乱発していた某左派政党の情報を
知って育った世代の読者にはいささか、政治臭が
不要な意味できつすぎるように思えます。
若い頃の作者が批判していた「一方的な偏見」くささが
作者自身から感じられるのは非常に残念ですね。

娯楽作品として書くのであれば、作者の政治的好悪を
無理矢理劇中にねじ込むのは作品としての価値を削る
愚作です。読者は作者の政治的見解に付き合う義務は
全くないのですから。

主人公が「正確は悪いが富豪で有能無比」とする設定は
素晴らしいものですが、残念ながら、その設定が作者の
能力を超えてしまっている(有能さを表現し切れていない)
と思える部分もチラホラ。
クレオパトラの葬送 薬師寺涼子の怪奇事件簿 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:クレオパトラの葬送 薬師寺涼子の怪奇事件簿 (講談社ノベルス)より
4061821970
No.8:
(4pt)

相変わらず

由紀子と岸本は無理やり出演してきます。
何処か設定に無理を感じつつ本当に涼子と由紀子は将来の警視総監有力候補なのか疑問を感じます。
はっきり言うと由紀子もそろそろ警視庁の厄介払いメンバーに属してきました。
今回は岸本のヘタレっぷりが思わぬ行動に出たりしますが、役にたたないという事実からは逃れられません。
いい加減岸本のヘタレっぷりはすさまじいいのですが、良く降格しないなと関心いたします。
その辺世の中の渡り方を心得ていると言う事でしょうか。
クレオパトラの葬送 薬師寺涼子の怪奇事件簿 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:クレオパトラの葬送 薬師寺涼子の怪奇事件簿 (講談社ノベルス)より
4061821970
No.7:
(4pt)

シリーズ最高傑作!

主人公の美貌・唯我独尊・傍若無人な大富豪にして最強の美女警視「薬師寺涼子」シリーズのひとつ。前作を読んでいなくても展開についていける書き方となっている。本作では薬師寺警視と部下の泉田刑事が乗船した豪華客船が災難に巻き込まれ、「チーム薬師寺」が活躍し、事件を解決する。アクション、怪物、そして薬師寺涼子と泉田氏の距離感が絶妙で、本作はシリーズ最高傑作といえる。
クレオパトラの葬送 薬師寺涼子の怪奇事件簿 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:クレオパトラの葬送 薬師寺涼子の怪奇事件簿 (講談社ノベルス)より
4061821970
No.6:
(4pt)

テンポのよさ

あっという間に読めてしまう。そんな感じがしました。
お涼サマもかなり好きです。相変わらずお金に物を言わせてるような感じも受けましたが。
室町警視も好きですよ。
あとは、だんだんお涼サマの下僕が増えてるような気がしますね。気のせい?
クレオパトラの葬送 薬師寺涼子の怪奇事件簿 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:クレオパトラの葬送 薬師寺涼子の怪奇事件簿 (講談社ノベルス)より
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