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クレオパトラの葬送: 薬師寺涼子の怪奇事件簿
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クレオパトラの葬送: 薬師寺涼子の怪奇事件簿の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.70pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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今回の怪物は、ラ・ペノラノスタ。銀でできている軟体動物のような奴で、大きくなったり細長くなったりし、水道管の中を通ってきたりして、人を襲って鋭利に切り刻む。操るのは、南米の国ラ・パルマの元大統領ホセ・モリタ。まるで、あのペルーの…。相変わらず、オーッホホホと高笑いしながら、スカッと終わらせて、めでたしめでたし。表紙の絵がどうもチープだなと思っていたが、何冊も読んでいると慣れてきて、これでなくっちゃと思ってしまうから恐ろしい。 | ||||
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娯楽作品としての出来はけして悪くは無く、小難しいことを 考えずにパッと読めるフィクションとしては面白い作品です。 いわゆるクローズドサークルとして、豪華客船という舞台をつくり 内部描写で、読者を疑似的に豪華なクルージングの気分に させてくれるところは流石と思います。 しかし一方で、作者が老齢になってから、現代日本を舞台にしての 作品では、常に「自称愛国者」を卑劣な敵役として登場させ、 また「何かのマニアやオタク」も悪役として「一般人の代表」 を自称する語り手によって嘲笑する、という手法は 陳腐化し、興ざめ以上に、読んでいて苦痛を感じる場合があります。 ここらへんは「左派はインテリ」時代の人間特有の 作者の個人的な好みと言ってしまえばそれまでですが、 代案も無くひたすら不毛な反対だけしていれば議員給与がもらえる 泡沫野党やテロ行為を乱発していた某左派政党の情報を 知って育った世代の読者にはいささか、政治臭が 不要な意味できつすぎるように思えます。 若い頃の作者が批判していた「一方的な偏見」くささが 作者自身から感じられるのは非常に残念ですね。 娯楽作品として書くのであれば、作者の政治的好悪を 無理矢理劇中にねじ込むのは作品としての価値を削る 愚作です。読者は作者の政治的見解に付き合う義務は 全くないのですから。 主人公が「正確は悪いが富豪で有能無比」とする設定は 素晴らしいものですが、残念ながら、その設定が作者の 能力を超えてしまっている(有能さを表現し切れていない) と思える部分もチラホラ。 | ||||
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由紀子と岸本は無理やり出演してきます。 何処か設定に無理を感じつつ本当に涼子と由紀子は将来の警視総監有力候補なのか疑問を感じます。 はっきり言うと由紀子もそろそろ警視庁の厄介払いメンバーに属してきました。 今回は岸本のヘタレっぷりが思わぬ行動に出たりしますが、役にたたないという事実からは逃れられません。 いい加減岸本のヘタレっぷりはすさまじいいのですが、良く降格しないなと関心いたします。 その辺世の中の渡り方を心得ていると言う事でしょうか。 | ||||
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主人公の美貌・唯我独尊・傍若無人な大富豪にして最強の美女警視「薬師寺涼子」シリーズのひとつ。前作を読んでいなくても展開についていける書き方となっている。本作では薬師寺警視と部下の泉田刑事が乗船した豪華客船が災難に巻き込まれ、「チーム薬師寺」が活躍し、事件を解決する。アクション、怪物、そして薬師寺涼子と泉田氏の距離感が絶妙で、本作はシリーズ最高傑作といえる。 | ||||
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あっという間に読めてしまう。そんな感じがしました。 お涼サマもかなり好きです。相変わらずお金に物を言わせてるような感じも受けましたが。 室町警視も好きですよ。 あとは、だんだんお涼サマの下僕が増えてるような気がしますね。気のせい? | ||||
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読み始めれば一気、ラストまで止まりませんでした。 今作の舞台は、権力亡者と魑魅魍魎が跋扈する豪華客船。 とはいえ、どこに行ってもお涼はお涼。 地位と財力と権力を道具に(決して目的にならない、これ重要)、船上を戦場に颯爽と駆ける女王としもべ(笑)の活躍、スカッとします。 その他の登場人物も個性がすがすがしく突き抜けており、彼らとの軽快なやりとりも楽しい。 個人的にこの作品のポイントは、語り手が主人公お涼ではなく、下僕もとい部下の泉田クンだ、ということでしょう。 繰り返される描写から、随分お涼に心酔しているようなのに、肝心なところで鈍感なんだから! 鈍感クンの視点にもかかわらず、彼が読み取った性格・心情とは別の、他キャラの気持ちが透けて見える(深読みできる?)。特にお涼。 爽快アクションに加え、このちょっぴりもどかしい心情描写が、特に女性読者にはたまらないんじゃないでしょうか。私はいつもニヤニヤしちゃいます。 文章力に関しては文句なし。 氏のエンターテイメント小説は、舞台や背景(今回なら豪華客船や某国の歴史など)をしっかり調べて書かれるので、ファンタジー要素が多くても地に足ついた印象を与えます。 実がしっかりしているから、作りこまれた虚もまた映える。 しかも、数字データは、文系読者でもニヤリとできるレトリックに上手く組み込まれていて、物語の邪魔をしません。 ただ、読みはじめは、キャラ作りがやりすぎなくらい徹底しているのが鼻についたこと、タイトルが内容とあまり合ってないことを踏まえ、星1個減らしました。 ちょっときびしいかな…気持ちは4つ半くらい。おすすめです。 | ||||
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一寸出来すぎじゃないかというオチでしたけど、 敵を欺くには味方から・・ですか。 この巻はお涼の部下二人の個性が楽しかったです。 マリちゃん(男)の再登場を望みます。 豪華客船の描写も具体的で、乗ってみたくなりました。 お涼ってば泉田クンのプレゼントなら安物でも嬉しいんですね。 そういう所が可愛いです。(超お金持ちという設定抜きでも) | ||||
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なんと言っても、挿絵が魅力的。 ほとんど、この挿絵の魅力で読ませていると思う。 「ドラよけお涼」の美しさと、そのそばでとにかく忍の一字の彼女の下僕もとい部下の、なかなかハンサムな容姿で、本当はとんでもない残酷な事件がなんだかうまく丸め込まれて、大団円なのである。 でも、本来の田中芳樹ファンには物足りないでしょうね。で、☆一つ減りました。 | ||||
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はじめて田中芳樹さんの作品を読ませていただいたのですが、読んだ後は非常にすっきりします。 こんなに面白いなら、もっと早く読めばよかった…。 残りのシリーズも一気に買い込みました。 テンポよく書かれているので、あっという間に読めると思います。 | ||||
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息抜きでかいているのは理解できるが、もっと他の作品の続編へのリクエストが多いのだから、ちゃんと続きを書いて欲しいものだ・・・。 ↑と思ったファンも多いはずだ。 内容的には、いつもどおりハチャメチャで読者年齢が若ければ、 痛快だろう。 で、作中のラ・パルマという国があまりに某南米の国を露骨に皮肉っているのはどうかと思う。 | ||||
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