魔境の女王陛下: 薬師寺涼子の怪奇事件簿
- 薬師寺涼子の怪奇事件簿 (10)
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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薬師寺涼子シリーズも9作目。しかし8作目からのインターバルは長く、なんと5年ぶりの登場だ。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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このシリーズの売りはハチャメチャな怪奇をハチャメチャなお涼様がずんばらりんと解決することだった。今作の怪奇は地味で規模も小さい。この点だけなら星3ぐらい、次回に期待しようでおしまいである。 しかしながら他の人も言っているように政治批判の色が強すぎる。風刺というには余りにも直接的だ。もちろんこれまでもそういったものはあったがあくまでもおまけでブラックジョークだった。今作はもはや薬師寺涼子の原発事件簿と言わんばかりにそればかりで怪奇がおまけである。しかも壊れたレコードのように同じことをひたすらグチグチ言っているのである。左右の思想にとやかく言いたくないが、こんなものは求めていなかった。単純につまらなすぎる退屈な作品だった。 | ||||
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今回はシベリアに出張。お約束の怪物も悪人も出てくるのだが、どうにもパワー不足の上に、女王陛下の涼子も派手な動きが少ない。泉田準一郎がちょっと羽目を外したのがご愛敬かな。それにしても作者の田中芳樹は、よほど官僚や政治家が嫌いなようだ。 「官僚組織の目的は、自己保存にある。国策も税金も、すべては彼らの自己保存に奉仕する存在でしかない。大震災の復興を目的として編成された何十兆円もの予算は、ごく一部が被災地に配られただけで、あとは無数の基金の設立にまわされ、それらの基金の理事長には、ことごとく官僚OBが天下った」 という文章があったが、最近読んだ中山七里の「総理にされた男」でも同じことが書かれていた。ダイレクト出版の情報でも、新型コロナ対策の政府資金も同様の運命を辿ったというようなことが述べられていた。いったいどうなっているんだ! | ||||
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最低の一冊。政治批判が売りだったが、今回は少なめ。民主党政権時だったからかな。で今回は原発批判が大半。しかもテレビの受け売りレベル。調べてから書こうね。 加えて、プロットの段階で落第級のつまらなさ。このシリーズは怪物や悪党をぶっ飛ばす涼子の痛快さが売りだったのに、それが皆無。怪物もショボいし、悪党も口だけ。何をしたいか分からない。また怪物や悪党を追い詰める「捜査」の部分が全て抜け落ちてる。なぜか悪党のもとに向かってダラダラ暴れておしまい。流石にツマラナイ。 | ||||
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主人公薬師寺涼子は27歳の女盛りで頭脳明晰、おまけに絶世の美女かつ大金持ち。これ以上ない完璧なキャラ かと思いきや人を人とも思わぬ女王陛下である。ある哲学者の言葉だが「女は好きな男の前では奴隷でありた いと願い、その外の男には女王様でありたい・・・」という。相棒の泉田君との関係もしかり。傍若無人の女 王陛下ぶりのなかにも微かに他の奴隷とはちょっと違うものを抱いている様子。読者にオヤッと思わせる淡い 希望を感じさせるところは著者の憎いサービスである。 本書では凶悪犯を追って旧ソ連時代の秘密都市へ向かうストーリーだが、「私、失敗しないので・・・」の ごとく、安心して読み進めることが出来る。 | ||||
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左右については書き尽くされているので別のベクトルから… 涼子がどんどんダメな女になってきていますね。 才色兼備で傲岸不遜、決して男に媚びないけれど好きな人には不器用という さっぱりした涼子のキャラに魅かれてファンになった人も多いはず。 しかし最近の彼女は作者の自慰アイテムと化しているように見て取れます。 涼子はオフロ上がりの薄着をチラ見せし、間接キス等の安っぽいお色気を振り撒くようなキャラでしたか? 現実の女性と触れ合う機会の無い芳樹おじさんの妄想がだだ漏れで気持ちが悪いです。 初期の毅然とした凛々しいヒロインにはもう戻れないんでしょうね。吐き気がします。 | ||||
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