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魔境の女王陛下: 薬師寺涼子の怪奇事件簿
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魔境の女王陛下: 薬師寺涼子の怪奇事件簿の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.47pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全38件 1~20 1/2ページ
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このシリーズの売りはハチャメチャな怪奇をハチャメチャなお涼様がずんばらりんと解決することだった。今作の怪奇は地味で規模も小さい。この点だけなら星3ぐらい、次回に期待しようでおしまいである。 しかしながら他の人も言っているように政治批判の色が強すぎる。風刺というには余りにも直接的だ。もちろんこれまでもそういったものはあったがあくまでもおまけでブラックジョークだった。今作はもはや薬師寺涼子の原発事件簿と言わんばかりにそればかりで怪奇がおまけである。しかも壊れたレコードのように同じことをひたすらグチグチ言っているのである。左右の思想にとやかく言いたくないが、こんなものは求めていなかった。単純につまらなすぎる退屈な作品だった。 | ||||
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今回はシベリアに出張。お約束の怪物も悪人も出てくるのだが、どうにもパワー不足の上に、女王陛下の涼子も派手な動きが少ない。泉田準一郎がちょっと羽目を外したのがご愛敬かな。それにしても作者の田中芳樹は、よほど官僚や政治家が嫌いなようだ。 「官僚組織の目的は、自己保存にある。国策も税金も、すべては彼らの自己保存に奉仕する存在でしかない。大震災の復興を目的として編成された何十兆円もの予算は、ごく一部が被災地に配られただけで、あとは無数の基金の設立にまわされ、それらの基金の理事長には、ことごとく官僚OBが天下った」 という文章があったが、最近読んだ中山七里の「総理にされた男」でも同じことが書かれていた。ダイレクト出版の情報でも、新型コロナ対策の政府資金も同様の運命を辿ったというようなことが述べられていた。いったいどうなっているんだ! | ||||
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最低の一冊。政治批判が売りだったが、今回は少なめ。民主党政権時だったからかな。で今回は原発批判が大半。しかもテレビの受け売りレベル。調べてから書こうね。 加えて、プロットの段階で落第級のつまらなさ。このシリーズは怪物や悪党をぶっ飛ばす涼子の痛快さが売りだったのに、それが皆無。怪物もショボいし、悪党も口だけ。何をしたいか分からない。また怪物や悪党を追い詰める「捜査」の部分が全て抜け落ちてる。なぜか悪党のもとに向かってダラダラ暴れておしまい。流石にツマラナイ。 | ||||
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主人公薬師寺涼子は27歳の女盛りで頭脳明晰、おまけに絶世の美女かつ大金持ち。これ以上ない完璧なキャラ かと思いきや人を人とも思わぬ女王陛下である。ある哲学者の言葉だが「女は好きな男の前では奴隷でありた いと願い、その外の男には女王様でありたい・・・」という。相棒の泉田君との関係もしかり。傍若無人の女 王陛下ぶりのなかにも微かに他の奴隷とはちょっと違うものを抱いている様子。読者にオヤッと思わせる淡い 希望を感じさせるところは著者の憎いサービスである。 本書では凶悪犯を追って旧ソ連時代の秘密都市へ向かうストーリーだが、「私、失敗しないので・・・」の ごとく、安心して読み進めることが出来る。 | ||||
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左右については書き尽くされているので別のベクトルから… 涼子がどんどんダメな女になってきていますね。 才色兼備で傲岸不遜、決して男に媚びないけれど好きな人には不器用という さっぱりした涼子のキャラに魅かれてファンになった人も多いはず。 しかし最近の彼女は作者の自慰アイテムと化しているように見て取れます。 涼子はオフロ上がりの薄着をチラ見せし、間接キス等の安っぽいお色気を振り撒くようなキャラでしたか? 現実の女性と触れ合う機会の無い芳樹おじさんの妄想がだだ漏れで気持ちが悪いです。 初期の毅然とした凛々しいヒロインにはもう戻れないんでしょうね。吐き気がします。 | ||||
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やはりこのシリーズは面白い!作者が趣味で書いていると言うだけの事はあります。歳相応に忙しくなり、以前程本を読む時間がありませんが、娯楽小説を読むなら最もオススメできる本の一冊です。次回作の新書も同時に入手したので、同シリーズの最新刊が出版されるまで気長にまちます。 | ||||
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購入してよかった。また同じような物が出ればかいたい。よろしくおねがいします。 | ||||
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いつものように期待通りの内容でしたが、泉田くんのド鈍感ぷりの描写が少なかったことがやや残念か。 | ||||
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今月TVで騒がれている[おいしんぼ]もそうですが、ネタ切れの作家が泣いて飛び付くのが福島原発なのでしょうか。おいしんぼの記事内容のせいで旅館のキャンセル1館約10件のキャンセルが出たり、また風評被害がくりかえされている(ニュースではキャンセルの理由が[おいしんぼを見た]だった)。やっと風評被害が無くなって来た矢先、また有名作家の作品で風評被害が繰り返されるのは悔しくてしかたがない。楽しみにしていた作品だけにがっかりです。別作品の話ではありますが、私は鼻血や脱力感等の症状は全く出ていませんし周囲の人も見かけたことがありません。下の皆さんが書いてるように社会批判ばかり書かず、他の止まってる作品の続きをかいてほしい。私は、自転地球儀世界の4を楽しみに待ってるのですが。今後は、昔のSF感たっぷりの薬師寺作品に戻してほしい。 | ||||
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上記の言葉で腹が立つ方は絶対に手にとってはいけない。悪いことはいわないから。 むかついてレビューを荒らしたりしなきゃいけないだけだから。 多少やり過ぎ感もなくわないが、昨今の情勢を見れば作者がこれだけのことを書かないで居られない気持ちは痛いほどわかる。 その上でお涼様の存在も、泉田君もおまけにならないところが感嘆に値する。 あまり関心のなかったロシアそれも東端のあまり話題にならない土地が舞台。 魔境ならぬ秘境はまだこの世界に存在したのだ! 次も楽しみで仕方ない。 | ||||
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初期のころと比べてキャラが変わってきてる、それも悪い方向に。 お涼さんはずいぶん大人しくなった。 嫌味と毒舌はあいかわらずなんだが、行動は控えめ。 毒舌も「あたしならこうする」といった代案を示すのではなく、単に批判するだけなので嫌味なおばさんといった感じ。 設定での年齢は相変わらず27歳なんだが、ずいぶん老けたなという印象。 例えば装甲車両に積み込んだ軽機関銃は、結局一度も使うシーンがなかったが、今までなら必然性もなく射ちたいから射つ、いや射ちまくるといったシーンが当然あったのではないだろうか? 過去のお涼さんの性格からいって。 泉田クンも最後の取っ組み合いのシーン、なんでキレたのかさっぱり分からなかった。 前後の状況も記述してあるのだが、私にとってはポカーンとするばかりでまるで分からない。 おそらく作者にとっては正当な理由なのだろうが、泉田クンは当然キレるキャラじゃないと思うし。 話の進め方にもいいたいことはあるけど、長くなるので割愛します。 総じて、作者が主義主張を展開することにかまけてて、キャラ魅力やストーリー構成に難あり。 そんな印象です。 | ||||
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政治批判はブログでもやってそっちに書いてください。 私が読みたかったのは政治や世相を皮肉り傍若無人快刀乱麻の活躍をするお涼様です。 | ||||
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多くの人が残念と書かれています。 そして、私の中で田中芳樹は「終わった」感が大勢を占めています。 | ||||
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田中芳樹さんの薬師寺涼子シリーズいつも楽しみにしています。垣野内さんのイラストも好きです。 | ||||
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作者のファンなので購入しました。ネットで買えてラッキーです。 | ||||
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ハチャメチャさが少なかった。風刺が私の信条と合わないところがあり少し、イタイ。 | ||||
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ひょっとしてシリーズが終わってしまったのかと危惧していましたが、続いていたことがわかってそれが何よりうれしかったです。 シベリアが舞台ですがどこに行っても大騒ぎなのは相変わらずで、二人のメイドたちも健在です。 今回も官僚機構に対する手厳しさは健在で、税金を私物化してふんぞり返ってる様子を的確に表現しています。 定番の面白さは健在ですよ。 | ||||
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ぶっちゃけつまんね。 「シベリアに行きました着きました、 森があります、サーベルタイガーでました。」 で終わるような話。 自分で書いてそんなバカなと思うが、実際こんなもん。どうしたよ田中。 読んでて三回以上寢落ちした。 もっと痛烈に電力批判でもしているかと期待していたのだが、 これもイマイチ。大人しくしようと思って、極力抑えました、見たいな内容。 創竜伝のころは、大丈夫かよと思うぐらい政治屋をコケにしまくってたのに、 今じゃすっかりパワーダウンして、弄るのか弄らないのかどっちかにしろ程度の描写。 ぜんぜんつまんない。もっとはっちゃけて、全方位にケンカ売ってて、 ここまでやるかみたいなのを期待してたのに。 キャラも、恋愛描写も、最近のラノベ的風潮を追っかけたい意思は見えるものの、 完全にスベっている。そもそもアンタ恋愛物かけないんだから無理するなよ。 どうせお涼の結婚エンドとか考えられないだろ? やんなくていいんだよ。 仮想歴史で全員死亡が分かりきっているアルスラーンですらラスト決められないんだからさ。 アルスラーンでザラーヴァントが死んだときも思ったが、筆力落ちすぎワロタ。 もはや別人、ゴーストライターレベル。 田中の文体がマジで上手くて、しかも恋愛物かける人、もっと他にいるよね。 紹介してもいいよ。 シベリアってのも地味なテーマだったよね。あそこ木しかないじゃん。流刑地じゃん。 どうせ核関係でシベリアやるんならセヴェルスクのシベリア化学工場とかやれば よかったじゃん。シベリアの西のはじっこで太平洋とか全然見えないけど。 そんでお涼がJACESの防護服着てさ、「アタシを貫通できる放射線はない!」とか 言えばいいじゃん。そんで泉田が「安全神話ですね」とか言っとけばいいじゃん。 そんでお由紀ちゃんは「ガイガーカウンターが鳴りっぱなしじゃないの!」とか言って 泡でも吹いてりゃいいじゃん。じゃんじゃん。 なんで英仏独語マスターしてるお涼がロシア語出来ないんだよ冷戦時代のスタンダードだろ。 まさか、田中は田中でも田中豪だったんじゃないだろうな? | ||||
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まず、皆様が言うほどひどい作品ではないんでないかな、と思う。 社会批判や世間への風刺・手厳しい皮肉は田中芳樹の本では従来からもあったし、 刊行二ケタ台以降の創竜伝ほど耐え難いレベルには至っていない。 しかし、どうもキャラクター性や話の展開に違和感やチグハグさが拭えない。 キャラクター性においては主に泉田警部補のセリフ回しとか。今までのイメージでは 泉田警部補は普段は表面的にだけでも(よく考えると痛烈な皮肉を含んだ)礼儀正しい 応対で、敵役的な位置づけの相手や不遜・高飛車な相手に対しても決定的な破局に 至るまでは最低限の儀礼を守った言葉遣いをしてて、同格の相手や部下に対しても わりと対等な言葉遣いだったと思ったんだが、本作ではそのあたりにやや違和感。 例えるならドラマとかである主要人物を演じている役者が変わったかのような。 そしてストーリーのほう。これが最初の一気読みで「?」となるところがしばしば。 装甲車輌の外に人間を襲う猛獣が潜んでいるのを泉田警部補やお涼が気づく 描写があったのに続いて場面転換している様子もなく、平気で装甲車の外に出て のんびり雑談を交わしたり、あろうことか外で食事を始めたり。 敵のリーダーには名前を与えられた手下が3人いることはあらかじめ説明があったが、 一行がそのうちの1人と遭遇し、銃を突きつけられてリーダーのところへ連行され、 しばらくリーダーとの問答の描写が続いたあと、突然他の手下が口を挟んできて、 「あれ?こいつっていつからここに居たの?」と思わされたり。 今までの田中芳樹の作品ならこういうときには「入らされた部屋にはリーダーと 手下B、手下Cが顔を揃えていた」的にしっかり説明があって、そこで1人欠けて いたりすると後からの伏線で「ああそういやこいつあの時ここに居なかったな」的な 面白さが出てきてたはずなのに。 そして終盤の乱戦、敵も見方も関係なく襲うような猛獣が何頭もそこかしこに居るはずなのに ちょくちょくフリートークタイムになってたり、あまつさえ食事休憩を取ったり。 通常この段階(お涼付メイド参戦段階)にくれば大立ち回りと作戦会議がスピーディに 展開して小気味いいところなのだが、なんだか本作では妙な間延び感が。 薬師寺涼子シリーズだから、という点で読む分にはそう非難めいた評価にはならないが、 もしこれが田中芳樹の新シリーズ第1作目だったとしたら、以後の続巻を追うべきか ちょっと躊躇うかも。 | ||||
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このシリーズは最初から読んでるけど、だんだん面白くなくなってきた。ちょっとシリーズを重ねると、田中さんは「書きっ散らかす」病気が出てきてダメになる。創竜伝なんかどうした? 変なおばちゃんを出してコメディーみたいにしちゃった段階でアウト! マヴァール年代記は面白く読めたけどね、その程度の長さにしておかないとアイデアが続かんのだろ。このシリーズもなるべく早く涼子を結婚させる(喜劇的ハッピーエンディング)か、泉田の殉職(アンハッピーエンディング)ないし室町準一郎になる(??)とかで終わらせたらいかが。 | ||||
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