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(短編集)
不可能犯罪捜査課
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不可能犯罪捜査課の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.09pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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ロンドン警視庁の不可能犯罪捜査課長のマーチ大佐を探偵役とする連作を冒頭より5篇収録している。本当はもう1篇あるのだが、そちらは先に出た『世界短編傑作集5』に収録されたので、本書からは割愛されたとか。 驚いたことに(いや驚くことでもないかw)、マーチ大佐の風貌も基本的にギデオン・フェル博士やヘンリー・メルヴェール卿と同じである。 2010年4月に本書を読んでいるのだが、たまたま最初のほうをパラパラめくって記憶が呼び覚まされなかったので、エイヤっとフルに再読した。なんとも情けない事に、読了してなおまったく記憶が呼び覚まされなかったという……。 残念ながら、マーチ大佐の活躍を扱った前半は特につまらない――というか、トリックが酷い――ものが多い。 偶然からたまたま構築されたトリックではなく、そこに犯人の作為があるならば、――なにしろその後の人生を賭けるのだから――「100%確実に成功」させる必要があるが、犯人の皆さんは「実行が不可能とは言えないので成功することもあるだろう」作為をし過ぎである。その間には巨大な違いがあることに、もう少し注意を払ってもらいたい。【注1】 後半に置かれたシリーズ外の短篇にも感銘を受けるほどのものはなかったが、怪奇味が加わった雰囲気を楽しめる分よかったかな。 【注1】「新透明人間」は人生を賭けた犯罪ではないけれどw | ||||
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