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ファントム



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ファントムの評価: 4.00/5点 レビュー 20件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(3pt)

前半は面白いが。。

敵、Ancient Enemyの正体が明らかになるまでは面白い。
ただ、それ以降の後半が、B級映画のような展開で興味をそがれる。
ファントム〈上〉 (ハヤカワ文庫NV―モダンホラー・セレクション)Amazon書評・レビュー:ファントム〈上〉 (ハヤカワ文庫NV―モダンホラー・セレクション)より
4150405069
No.4:
(3pt)

一気に読めましたが。。。

やっぱり終盤のひねりが少し足りないですね。退治法やら正体やら結末やらが。。。まあ一気に読めたので良しとします。
ファントム〈下〉 (ハヤカワ文庫NV―モダンホラー・セレクション)Amazon書評・レビュー:ファントム〈下〉 (ハヤカワ文庫NV―モダンホラー・セレクション)より
4150405077
No.3:
(3pt)

にょろにょろ、ねばねば ( ̄~ ̄;)

久々に上下巻を読みました。

気持ち悪いにょろねば生命体にあっさりと仲間達が惨殺されていく。
いいや、とり込まれていくのかな( ̄~ ̄;)

遊星からの物体Xやミストに出てくるような人知を超えた未知の生命体は
本書では悪魔の親分の「ルシファー」でした。
悪魔の総大将ですから、そりゃ人間なんてかなう訳がありません。

とり込んだ人間に化け、動物に変異し、あるいは触手になったりと変幻自在に
姿を変えて一つの街の住人全てを惨殺した、ルシファーの目的は千年間に渡って
地球を支配し、人間を苦しめること。

あまりに酷い奴です(-_-;)

でもね、悪魔の総大将のルシファーなんだけど、終盤はバクテリアにやっつけられてしまいます。
まあ、人間の勝ちと言うことなんですね。そういう終わり方です。

20数年前に一度読んだ本作なので、場面を思い出しながら上下巻一気読みでした。
クーンツさんの独特な怖さと気持ち悪さの本領は十分に発揮できていますので、
手始めに読むにはお薦めですね。

されど、生命体との戦いにもう少々、捻りが欲しかった。
ファントム〈上〉 (ハヤカワ文庫NV―モダンホラー・セレクション)Amazon書評・レビュー:ファントム〈上〉 (ハヤカワ文庫NV―モダンホラー・セレクション)より
4150405069
No.2:
(3pt)

クーンツの最高傑作?!

クーンツ氏の小説を読んでいて、ずっと引っかかていることがあった。それを上手く言葉に表現出来ず、自分でも悩んでいたのだが、ある時ふと、その不満の正体に気づいた。氏の小説は技巧的には抜群に上手い。読んでいて思わず唸らされることが、本作中でもしばしばあった。だがそれにも関わらず何かが・・・何かが引っかかる。その正体とは、要するに作者の顔が見えない、ということだった。クーンツの小説には、顔がない。日本文学には、私小説の伝統がことのほか強い、ということもあるかも知れないので、一概には言えないのだが、ディーン・R・クーンツなる作家が、果たしてどういう人間であるのかを、やはり作品を通して私は知りたいのだ。これがキングになると、どの作品を読んでも、本人の私生活と思われるエピソードが連綿と綴られているので、キングの作品は、モダンホラー小説という側面だけではなく、キングの私小説という側面も併せ持っている(「シャイニング」などには、その色が濃厚だろう)。本の解説を読むと、クーンツ氏も、アル中の父親の暴力に脅かされたり、売れるようになるまでに、かなりの苦労を強いられていることが分かるのだが、そうした氏の半生を物語るようなエピソード、人物は、作品中には全くといっていいほど登場しない。大体が、昔は色々苦労もあったが、今は物書きとして成功している人物だとか、いわゆるアメリカン・ドリームを体現したような薄っぺらいキャラを主人公に据えたがる。作家なら作家らしく、自身の辛い過去についても、少しは語ったらどうかと思うのだが・・・。おまけに物語の骨子は、B級のホラー映画のようなちゃちなもの。最初は期待させておいて、最後にはな〜んだ、と肩透かしを食らわせてくれる。実際クーンツ氏の作品から、あの高度な文章力を取ってしまえば、殆ど見るものは残らないというのが、残念ながら真実ではないだろうか。ゆえに、氏の作品を映像化したものに、傑作と呼び得るようなものは一つもない。本作も一度映画化されたことがあるが、その出来栄えたるや、惨憺たるものであった。日本ではディーン・R・クーンツといえば、70年代以降のアメリカ発のモダンホラー・ブームの中で、大きな牽引車であったスティーブン・キングのフォロワー(もちろん氏には、そんなつもりはないだろうが)の一人として紹介された作家という側面が非常に強い。日本でキングの本を出版できたのは、ほんの一握りの出版社だけだし(殆どは新潮社か文藝春秋社)、他の出版社はモダンホラー・ブームの波に乗りたくても、その頭目であるキングの本が出せない以上、他の作家で間に合わせるしかなかったのだろう。そこで白羽の矢が立ったのが、クーンツ氏やロバート・マキャモン、クライブ・バーカーということになる。別に顔があろうがなかろうが、面白きゃいいんだ、という意見もあるだろうが、やはり作家としての自己主張は欲しい。人間というのは生きていれば、みっともないことだってやるし、人に言えない汚点の一つや二つ、持つだろうと思う。そうした体験が、個々の人間観や人生観を形作るのだろうし、ストーリーだってキャラクターだって、そうした人生観を抜きに果たして造詣できるのものだろうか、と疑問に思う。氏の作品の登場人物が語る台詞は、全て嘘くさい絵空事か、偽善的な文句ばかりである。読者に好感を抱いてほしい(と作者が思う)男性キャラは、常に女性や黒人の味方であり、建て前ばかりが先行したものになる。こんな程度のキャラクター造形なら、正直安手のハリウッド映画と五十歩百歩なのではないかと思う。アメリカン・スタンダードで人物や物語を安易にでっち上げるような姿勢に、猛烈な反発を覚える。クーンツ氏の作品を読んで、いつもそのことを痛感する。クーンツ、君は一体、誰なんだ?!
ファントム〈上〉 (ハヤカワ文庫NV―モダンホラー・セレクション)Amazon書評・レビュー:ファントム〈上〉 (ハヤカワ文庫NV―モダンホラー・セレクション)より
4150405069
No.1:
(3pt)

登場人物の整理が必要だが、なかなかのホラー小説ではある。

カリフォルニア州の小さなスキー・リゾート地Snowfieldが舞台。ここに医院を開くJenny Pageが妹を連れて戻ってくるところから物語は始まります。二人を待っているはずの町の人々は、ひとっこひとり残さず姿を消しているか、見るも無残な惨殺死体となり果てています。死体の中にはこれ以上はないと思われるほどの恐怖を目の当たりにして顔をゆがめているものあり、また死の間際に拳銃を放った形跡のあるものありですが、「大量殺人者」は傷を負った様子はありません。姿なき殺人鬼の魔の手はやがてPage姉妹や、この町に捜索にはいった警察当局にも忍び寄ってきて…。 この住民一斉消失事件は私たち読者に、ひたひたと迫る、背筋を凍らせるほどの恐怖物語とミステリー小説風の謎解き物語を提供してくれます。ページを繰る手を休めることが出来ません。一級のエンターテインメント・ホラーとして楽しめました。
 英語も平易なので、ペーパーバック初心者も臆することなく手にできる一冊です。 ただし難点が二つあります。 ひとつはこの謎を解く鍵を握るはずの英国人学者の扱いが思いのほか小さいという点です。彼はドラキュラ物でいえばヘルシング教授のような位置づけの人物ですが、この「Phantoms」で登場するページは全体の半分にも満たず、ロンドンからカリフォルニアまで遠路はるばる乗り込んでくるにもかかわらず、さほど目立った活躍を見せません。彼の描写がその最初の登場場面では大変細かくまたコミカルなのに、カリフォルニアに入った途端に平板になっているのもバランスを欠いている気がします。 さらにはKaleという脇役の人物の物語がいかにもとってつけたようなサイド・ストーリーに終始してしまった感があります。Kale は主役のDr. Pageとは一度も切り結ぶことがありません。この人物の登場が果たして必要であったのかという疑問が残りました。
ファントム〈上〉 (ハヤカワ文庫NV―モダンホラー・セレクション)Amazon書評・レビュー:ファントム〈上〉 (ハヤカワ文庫NV―モダンホラー・セレクション)より
4150405069

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