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うなぎ鬼
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うなぎ鬼の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.72pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全19件 1~19 1/1ページ
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漫画が途中から有料になったので小説の方を読み放題で読むという、せこいにも程がある動機での読み始めでしたが、「この先どうなる?」という展開の連続で、最後まで一気読みしてしまいました。これ、メジャーになれば養鰻業界からクレーム必至のお話ですが、いかにもありそうで怖かったです。こうだろ、こうだろ、と思わせて肩透かしを食らわせる方法と、うわ~やっぱりと思わせる方法とあるかと思いますが、どちらにせよ一気読みさせた時点で作者の勝ちです。 | ||||
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過激な描写というよりは、粘っこく絡みつくような…裸足のままガムを踏んでしまって、なかなか取れないガムをヘラかナイフで踵の皮ごとこそげ落としてるような痛くて嫌ーな気分になる。けどすごく面白い。 グロいなぁ読むの少し休もうか、いやけどもうちょっとだけとスクロールしてるうちに読了。 続編とかあるのかな、あるなら是非とも読みたい。 | ||||
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人怖。幽霊なんかより、怖いのは生きてる人。 不器用で体が大きいだけの普通の人が巻き込まれる恐怖。 | ||||
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話はいいが、ドキドキはあまりないかな。 とても読みやすかった。 | ||||
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ホラーです。落ち着いた表現で読みやすいので途中まで一気に読めるます ただ前半の少し軽い感じが後半の気持ち悪さにつながっていきます | ||||
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余韻がすさまじい。 読み終わった翌日も気づけば仕事中に何度も思い出していた。 1回目は読解力不足なのかしっくりこなかった場面も、何度も読み直すうちに自分の人生になぞらえることができるようになり、とても深い作品だと思った。 | ||||
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ネット広告の漫画か誘導され、そのまま漫画を購入するのはシャクなので検索。怖いもの見たさで読んだのですが、テンポもよく引き込まれました。高田侑は、はじめて知りましたが凄くいい。少し陰鬱な世界観に抵抗のない人にはオススメです | ||||
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エグ過ぎて読まなきゃよかった...となる話みたいでしょ?でも逆だよ。人それぞれ感じ方は違うだろうけど自分はいい話だと思った。ラストはアレだけど、読後感はとてもよかった。 | ||||
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まだ赤ちゃんですけどね。 表紙も出だしもインパクトありすぎです。 借金で首がまわらなくなった主人公は、ヤクザの社長に見込まれて、60kg相当の箱を運べと命令される。 「中身は決して知りたがるな。 」 この時点で、誰しも思います。 箱の中身は人間ではないかと・・・。 もちろん主人公もそう思う。 はたして? 不気味さ漂って吐き気をもよおします。 実際、主人公吐いてますが(笑)。 なんでしょう、この作家さん。 サスペンス大賞なるものを受賞して、いつの間にかこんなキモチワルイものを書いてます。 面白かったです。 マンガにもなってるようですね。 意外にも人気あるようですね。 | ||||
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汚れた檻 を読んで、初めてこの作家を知りました。読み終わり、迷わずこの作品へ。 やはり本当に怖いのは、心霊的要素よりも生きた人間だとしみじみ・・・また、ホラー的要素を外しても、この作家の文体やプロットは、非常に読み易くて痛快です。 次は何を読むかが楽しみになりました。 | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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変な感想かもしれないけど、これはとってもいい話。 人間にはいろんな「哲学」があって然るべきで、何を良きものとするか、何を悪しきものとするか、 何を信じるか、何を疑うか、そういうのを色々考えさせられる話だった。 もちろんホラーとしてもよくできていて、途中でSFになるんじゃないかとちょっと不安になったが あの映画を彷彿とさせるステキなエンディングでございました。 | ||||
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ホラーって読んでいるときは面白いけれど 読み終わった後、なーんだ・・・なんて感じの 作品があると思う しかしこのうなぎ鬼は 最後の最後で読み終わった後も じんわり濃厚な なんとも言えない気分が続く 作品は最初は軽いタッチで入っていくが 読み進めるに従って世界がどんどん濃くなっている 娯楽作品にとどまらない 重厚な読後感がある でも一部の人には受け入れがたい ラストかもしれないので 読む人を選ぶと思う 最後にホラーじゃなくなってしまうから | ||||
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【ネタバレあり!?】 (3件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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借金で身を崩しそうになった巨漢で強面だが気が弱い主人公・勝・債権の取り立てとデリヘルの運転手をしている彼が遭遇する恐ろしい話を描いた作品。 勝が所属する(ブラック)企業・千脇エンタープライズは作者の前作『裂けた瞳』でもチラッと登場するらしい。ハローワークに決して乗らないような危ない企業、仕事さえすれば多くの金をくれるが常人なら3日で胃が壊れそうな恫喝社長、危険なニオイが蔓延している。 その一方、前述した通りの性格である主人公の何とも間の抜けたような、『こりゃどこの会社でも通用しないし、借金もするわな』と思わせるような失笑的な場面が散りばめられ序盤を読む限りホラー小説とは思えない。 しかし、この作品がその本性を現すのは東京近郊にある「黒牟」という町が登場してから。描写を読むかぎり、寂れた下町というイメージだが何か得体の知れない、黒い靄に包まれたようなこの町。うなぎの養殖以外に非合法的な何かが行われているのではないかという恐怖感を見事に与えている。また、そこで生活している人間もどこか時代錯誤、、というよりは真っ当な社会に身を置けないような存在であることから、より気味の悪さに拍車をかけている。後書きでも『三丁目の夕日のダークサイド版』と表現されていたがいい得て妙だなと感じた。絶対に夜は近寄りたくない町。 あそこでは非合法な死体処理が行われているんじゃないか、あの店では人肉が振舞われているんじゃないか、そんな昔からあるような都市伝説がすぐそこで息づいているような感覚に襲われる。 勝と、デリヘルに新規参加した女子高生ミキとの交流も描かれる。これがどう展開していくのかと気になって読み進めていくと、まぁ〜この女子高生の恐ろしいこと恐ろしいこと。男を利用するだけ利用しようという魔性の女極まれりと言った具合だが、本当に恐ろしいのはミキを衝動で殺してしまい、都市伝説と思っていた死体処理を利用する羽目になるということ。そしてさらにその上を行く恐怖は、死んで死体処理をされたはずのミキからのメールがいまだに届くということ。そこまでいくともうストーリーはクライマックスで、意外な人間関係による復讐が待ち受けている。そういった事も含めて「黒牟」という深淵が垣間見えた。 これは読み手の受け取り方にもよるかもしれないが、読了後、高級食材である「うなぎ」に対して一種の恐怖感・嫌悪感を抱くような仕組みがされている。人によって嫌いな食べ物はそれぞれ存在するだろうが、うなぎが嫌いな人はもっと嫌いになってしまうだろう。良くも悪くもうなぎの芳ばしい香りがすぐそこまで漂ってくるような、そんな特殊な一冊だった。 | ||||
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怖くなりました。 だってあの角を曲がると闇よりも黒い街、黒牟へと続いてるかもしれないんだから・・ そこから覗く絶望を知りすぎた目、目、目 超怖い本シリーズ好きな方、特にオススメです。 | ||||
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借金のかたに怪しい会社に雇われた主人公は、怪しく不気味な街の「うなぎ」養殖場からの配達の仕事を引き受ける。養殖場の怪しい人たち。そして、事件を起してしまった主人公は・・・。 奇妙な怖さです。他の本では、あまり読めない「怖さ」が楽しめると思います。この世のものでない、怖さはありません。 物語の雰囲気などから、自然と湧き出る怖さ、がありました。 謎や仕掛けは、なんとなく見えてくるのですが、それが、実現になっていくのが、また怖い。 主人公の運命も気になって、結局、一晩で一気に読みました。 読んだ後も、話の続きに恐怖を想像してしまうような怖さです。 | ||||
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私はこの作者が好きなのか嫌いなのか。タイトルもオビもイヤで、絶対読まないと思ってました。触れるのも嫌な気さえして。ただ、サワリくらいは目を通しても大丈夫だろうとタカをくくって三分の一までいってしまった。前作でも思ったけど、愛すべきココロが見え隠れするんです。グロい、気持ち悪い、なかに。もう、大丈夫。高田 侑、おもしろい。 | ||||
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前作「裂けた瞳」中盤でほんの一瞬、登場した千脇エンタープライズ。エンタープライズといっても債権回収やら援交(というか売春)斡旋をするあぶない企業なのだが、その3人を中心に物語は展開する。私のイメージでは、我執院達也と(安田大サーカスの)クロちゃんと八嶋智人みたいな3人だ。そして、「黒牟」という得体の知れない場所が第4の主人公として登場する。この「黒牟」の描写が秀逸である。寂寞感、鴉、打ち捨てられた雰囲気、まるでアッシャー家周辺のようだが、そこは無人の荒涼とした土地ではなく得体の知れない人々が蠢く町なのだ。その町中に「うなぎ」が飼われている。厭な感じだ。「うなぎ鬼」―――「うなぎ」の方は勘の良い人なら大方の想像は付くだろう。真相はじわりじわり、ひたひたと見えてくる。しかし、なぜ「鬼」なのか。それが本当にわかるのはこの本の最後から2行目だ。これは怖い。頭がジーンとした。正にヤバイ一冊だと思う。 | ||||
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