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リバース
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リバースの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.64pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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私には、とてもさわやかとはいえない読後感でした。死ぬべきでない人が死にすぎました。 ミステリとしては、「ヴィジョン」を使う時点で「これなしにどうにかできなかったのか?」と思ってしまうし、この「ヴィジョン」がまたストーリー展開に都合よく中途半端な情報量で、小説としてはまさに禁じ手を使ったという感想です。 謎解き部分まで読者を引っ張っていくだけの力はあるのですが(そして娯楽作なんだからそれで充分ともいえるのですが)、会話文もプロットもさらによくできそうな余地が多い作品でした。 | ||||
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展開が二転三転してどんどん深く読めました。 最後、爽やかに終わって良かったです。 | ||||
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まあ、以外な結末でした!でも、読者を騙すことを最優先したせいか、作者の都合で動いているキャラクターといった印象を受けましたね | ||||
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著者の「嘘」もよかっです。もっともっと評価されてもいい作家だと思います! | ||||
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後半にいって、何となく推測は出来てしまったけど、それでも面白かった!主人公は体調が戻ったら、探偵ばりの活躍を始めたのが、ちょっと唐突かな。それなら、もう少し、すみれちゃんを出しても良かったのでは…でも、面白かったです!! | ||||
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途中から急速にジェットコースターのように物語の展開が進み始める。ボラティリティーが高い、と表現したいストーリー構成。最後に、もう1人の主人公の告白に、恋人だった女性の出した早すぎる絶望への結論をとても痛ましく思いました。人生って、後半いや終わりに近づかないとその時の経験してきた全体像が見えません。若者の犯罪や自殺について毎回そう思います。苦しくても、耐えて生きていくと、その苦しみがやがて自分の糧となっている事も多いのが人生です。 | ||||
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北國浩二の作品を読むのは初めてです。 いやぁ良かった。 もろ僕の好みの本でした。 本格ミステリってわけでもないのですが、 ミステリとしてもなかなか楽しめました。 しいて言えば青春ミステリとでも言うのでしょうか・・・。 読みやすくてすぐに読めました。 内容が軽いわけでもないのですが、 展開が速いので一機に読めました。 主人公の気持ちと周囲の反応とが物凄く違っていて楽しめた。 主人公側から見たら、そりゃあそういう行動するわな。と思うし、 周囲の人達から見たら、主人公は頭がおかしいと思うし、 誰が正しくて誰が間違っているってわけじゃないんだけど、 なんか悪循環で、負の連鎖で、どんどん悪い方向に行ってしまう。。。 でも、主人公の強い気持ちが結果的に「真実」に到達する。 まあ、後悔することも多々あるのだけど、 僕はアッパレをあげたい。 -------------------------- 「 愛ってどういうことなのか、ほんとの意味でわかっていなかった。 でも、あるひとに出会って、少しはわかったような気がする。 うまく言えないけど、すごくつらいこともあったし、 後悔もいっぱいある。だから・・・ 」 「 だからきっと、もっと良い曲を作れると思う。 いや、ぜったい作らなきゃいけないんだ。 」 -------------------------- こういう発言ができるのは、 それまでの自分の想いと行動があってこそです。 こういう発言ができるような、 僕はそういう気持ちになりたいと感じた。 | ||||
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北國浩二の作品を読むのは初めてです。 いやぁ良かった。 もろ僕の好みの本でした。 本格ミステリってわけでもないのですが、 ミステリとしてもなかなか楽しめました。 しいて言えば青春ミステリとでも言うのでしょうか・・・。 読みやすくてすぐに読めました。 内容が軽いわけでもないのですが、 展開が速いので一機に読めました。 主人公の気持ちと周囲の反応とが物凄く違っていて楽しめた。 主人公側から見たら、そりゃあそういう行動するわな。と思うし、 周囲の人達から見たら、主人公は頭がおかしいと思うし、 誰が正しくて誰が間違っているってわけじゃないんだけど、 なんか悪循環で、負の連鎖で、どんどん悪い方向に行ってしまう。。。 でも、主人公の強い気持ちが結果的に「真実」に到達する。 まあ、後悔することも多々あるのだけど、 僕はアッパレをあげたい。 -------------------------- 「 愛ってどういうことなのか、ほんとの意味でわかっていなかった。 でも、あるひとに出会って、少しはわかったような気がする。 うまく言えないけど、すごくつらいこともあったし、 後悔もいっぱいある。だから・・・ 」 「 だからきっと、もっと良い曲を作れると思う。 いや、ぜったい作らなきゃいけないんだ。 」 -------------------------- こういう発言ができるのは、 それまでの自分の想いと行動があってこそです。 こういう発言ができるような、 僕はそういう気持ちになりたいと感じた。 | ||||
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前作『夏の魔法』を読んだとき、北國浩二氏は、端整な小説を書く作家だという印象を持った。饒舌になることのない淡々とした文体は、それでいて情報不足でもない。的確に物事の本質を押さえていく。幾重にも配置された「事実の層」が少しずつ重なり合う様が、そのまま人間関係や人間内面の複雑さに直結している――。本作『リバース』も、この特徴がはっきりと前面に出ていると感じた。 あらすじ紹介だけではわからないが、読み始めてすぐに、「登場人物全員が信頼できない語り手」であることが、読者には明確にわかる仕組みになっている。 「誰が嘘をついているのか?」 「どこに真実が隠されているのか?」 読み手は、自分で推察しながら読むことになる。 だから、ミステリの作法に忠実な、さまざまな伏線の張り方と、その回収に注目すれば、ジャンルミステリ的な読み方が可能になる 一方、その部分を重視せず、全体に流れている複雑な暗いトーンや、論理では制御できない部分、そこからの再生――という部分に注目すれば、これは青春小説、あるいは人間の一内面をとらえた小説として、やはり面白い。 謎解きの部分に注目してジャンルミステリとして読むか、青春小説として読むか。その視点の違いによって、読者には「違う姿の小説」に見えてくるような気がする。タイトルの〈リバース〉という言葉は、そういう意味でも非常に興味深い。 | ||||
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前作『夏の魔法』を読んだとき、北國浩二氏は、端整な小説を書く作家だという印象を持った。饒舌になることのない淡々とした文体は、それでいて情報不足でもない。的確に物事の本質を押さえていく。幾重にも配置された「事実の層」が少しずつ重なり合う様が、そのまま人間関係や人間内面の複雑さに直結している――。本作『リバース』も、この特徴がはっきりと前面に出ていると感じた。 あらすじ紹介だけではわからないが、読み始めてすぐに、「登場人物全員が信頼できない語り手」であることが、読者には明確にわかる仕組みになっている。 「誰が嘘をついているのか?」 「どこに真実が隠されているのか?」 読み手は、自分で推察しながら読むことになる。 だから、ミステリの作法に忠実な、さまざまな伏線の張り方と、その回収に注目すれば、ジャンルミステリ的な読み方が可能になる 一方、その部分を重視せず、全体に流れている複雑な暗いトーンや、論理では制御できない部分、そこからの再生――という部分に注目すれば、これは青春小説、あるいは人間の一内面をとらえた小説として、やはり面白い。 謎解きの部分に注目してジャンルミステリとして読むか、青春小説として読むか。その視点の違いによって、読者には「違う姿の小説」に見えてくるような気がする。タイトルの〈リバース〉という言葉は、そういう意味でも非常に興味深い。 | ||||
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