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マリアビートル
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マリアビートルの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.22pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全376件 201~220 11/19ページ
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本を読み終わった感想としては、 まず何よりも人が死に過ぎっていう。 もう殺人が殺人を呼ぶ感じで。 もうノンストップ殺人。 でもそれが面白い。 ばれそうでなかなかバレない。 グラスホッパーの続編?であるこの作品だが、 前作以上にカオスな印象。 でもどちらもおもしろい。 中学生らしからぬ頭の持ち主で残酷な王子。 ついてなさすぎる七尾さん。 一家揃って殺し屋の木村家。 蜜柑と檸檬から最後のスーパーでの抽選の当選品が みかんとれもんという何とも粋な終わらせ方。 実に上手いなと感じさせる終わり方だった。 | ||||
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殺し屋がたくさん登場するグラスホッパーと同じ時系列の作品. それぞれがバラバラに依頼を受けた「業者」と元業者のアル中男, ソシオパスの中学生が新幹線の車内で交錯する. それぞれが個性的ユーモラスなキャラクターたちと 新幹線という閉鎖空間での密なやりとりとどんでん返しが描きたかったのだと思うが, 伊坂氏の作品にしては視点の切り替えや行動・背景の描写が伝わりにくく, ちょっとわかりにくくなってしまっている. いろんな意味でのリアリティのなさはエンターテイメント小説として目をつむるにしても, このわかりにくさはマイナスポイント. キャラクターの造形も過去の伊坂作品の自己模倣の印象は否めず, グラスホッパーの後継作としては物足りない. | ||||
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他者を操作すること(学校でのいじめや、マインドコントロール、アフリカで起きた虐殺事件の例)、殺人はなぜいけないかという疑問をテーマに物語が進む。小説の形式をとり筆者の論理が展開される、と読んだ。(伊坂幸太郎はここがけっこう伝わる。さり気ないテーマというより、テーマが先にあって小説がついてくるような・・・。) 王子という名前の中学生が操作者。 中学生に設定することで、やはりこの思想の特殊さを表している。普通に考えれば成立しないが、説得力もあり実際多く起きている。 起きると厄介。集団の中で価値を決めるポジションに立つこと、他人をコントロールする方法などかなり詳細に記載があり、根拠をもって語られていた。(巻末に参考図書が記載) 全体には前作グラスホッパーのとぼけた予備校教師、不幸な殺し屋、機関車トーマス好きな殺し屋など今回も筆者のユーモアのセンスを余すところなく発揮し非常に読みやすい。 主人公は特に個性的でシリーズ化できるほど愛されるキャラであると感じた。 病院から出てくるやつを始末する前に押し屋が見ていたテントウムシな何の比喩だったんだろう。。。 | ||||
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この作家の作品は数冊読んだが、どうしてもスカした感じや、複線上手にまとめました感、ほらポップでしょう押しが強く好きになれない。 一般的に人気のある作家なので、あと1冊読んでみようと思うけど、もしかしたら根元のところで彼の作品は僕にはダメなのかも。 | ||||
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やっぱり伊坂は面白い 木村のおじいちゃんおばあちゃんは すごかったな〜 伏線のはり方が面白いね | ||||
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彼の作品は相変わらずスタイリッシュで、読み進めるウチに「そんな伊坂作品を読んでいる自分自身も洒落乙な人間」と錯覚してしまうほど文体は格好良く、表現も機知に富んでいます。 本作もそんなセンスは絶好調で、各登場人物のネーミングやキャラクター設定も抜群です。 フィッシュストーリーの続編で、個性豊かな業者達の愉快で軽妙な絡みは、先の展開を読ませず、一気に読了へと導きます。 伊坂作品の中でもかなりの秀作です! | ||||
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KINDLEで割引があったので、何気なく買ったのですが、 紙の本と違って、本の厚さの見当がつかなかったのが 幸いしたのか、一気に読んでしまいました。 ただ、登場人物が結構多いので、紙の本だと いちいち確認できるけど、KINDLE初心者だと 前のページに戻るのが、不慣れだったので、 映画みたいに、巻き戻しできない状態で 読みましたが、それでも、一人ひとりの登場人物と 親しくなるような感じでした。 後日、本屋で実際の本の厚さを見てびっくり。 こんなに厚い本を2日で読み終えたのが自分でも驚きました。 | ||||
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伊坂作品ほぼ読んできましたがほんとに残念。 グラスホッパーの続編てことで楽しみにしてたんですが。。。 結末は中学生が痛い目を見るのはわかったけど 伊坂作品てこんなんだったっけ? なんかドキドキ感と、予測の上を行く どんでん返しの気持ちの良い裏切られた感が 全く無く正直何をとっても全てが薄っぺらい。 グラスホッパーのキャラクターの方が共感できたというか、 愛着が持てたし、ほんとに同じ人が書いたの?? 映画のパート2がほぼ失敗作てな感じ。 期待してただけに唯々残念。 ここ5〜6年迷走してっすねー なんか昔の伊坂作品が好きだわ。 | ||||
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移動する列車の中での出来事っていうのが新鮮に感じました。 しかも、列車の中だけでなく”駅のホーム”や”携帯電話”など、外部からの刺激が、物語の登場人物や物語に緊迫感と広がりを持たせ、読者には列車が本当に動いているという感覚を持たせているように感じました。 おそらく私も含めて、大半の人が2つの見方を感じながら読んでいたと思います。 一つは普通の小説を読むときと同じで、物語の行く末を気にしたり、オチを読みきった!と推理してみたり、文字から場面を想像しながら楽しむという読み方で、 あともう一つ、明らかに私の中にあったものは、 ”あの中学生”を懲らしめる正義の存在を心待ちにして読む視点です。 いやー、清々しいほど完全に”悪”でしたねー。自分の思春期などと照らし合わせて、自分も”あの中学生”みたいに、昔は恥ずかしいようなこと考えてたなー、なんて、思い返しながら読んでました。 伊坂幸太郎作品の文庫は全部持っているのですが、自作『PK』は2015年までおあずけですね。そろそろ単行本に手を出そうかなぁ。 | ||||
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ほんとうによかったですよ。一家に一つは必要ですね。自分だけが楽しめるばかりか家族全員楽しい思いができます。 | ||||
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東北新幹線内でのスピード感あふれる展開であるが故に、先読みがし易いと思いつつ、自分の読みが高確立で違う方向へ行ってしまった、という何とも読者を飽きさせないストーリーです。前半は背景や関連性をしっかり把握しておき、後半は一気に読み進めるのがベスト。 私事ですが、陰気な中学生(王子様)の今後をあれこれ想像することが読了後続いております。 | ||||
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新幹線の中という限られた空間で、様々な事情を抱えた殺し屋たちが交錯します。 娯楽小説だが、どうして人を殺してはいけないのか考えさせられます。 | ||||
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序盤から多くの予兆や伏線をバラ撒き,そこへ軽妙な言い回しを交えたやり取りなど, 550ページ超,しかも新幹線の車内という,変化に乏しくなりがちな舞台でありながら, 刻々と変わる様子や入り混じる思惑に,あっという間にその中へ引き込まれていきます. また,視点や場面を頻繁に切り替えつつも,早い時点でそれらが交わりを見せるため, それぞれの話が散漫にならず,その転換が長丁場でのいいアクセントになっている印象. さらには,登場人物の大半が裏社会の人間,そこへいくつかのヘビーな状況も語られる中, コミカルあり,アクションありと,魅力あふれる彼らの振る舞いが最後まで飽きさせません. そして終盤,まさかの人たちのまさかの行動,まさかの正体には驚きと興奮が収まらず, 次々に拾い上げられ絡む伏線,クスリとなる最後まで,見事なまでにエンタテインメント. かと思えば,読んでいて辛くなるばかりの『悪意』と,その持ち主の『末路』にはゾッと…. 主人公同様,降りたいのに降りられない,明と暗のメリハリが効いたスピード感ある一冊です. なお,『グラスホッパー』の続編とされ,確かにそちらから数名の登場はあるものの, 話や主要人物自体はそれぞれ別のため,こちらだけを読んでも戸惑うことはありません. 文庫版には短篇『ついていないから笑う』(『ダ・ヴィンチ』2010年03月号掲載)も収録, こちらは本篇の前日譚で,とある男のツキのなさとお人好しぶりに思わず苦笑いとなります. | ||||
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グラスホッパーの登場人物とどうつながるのか、気にしながら読み進めました。まだつながるのかなーとさがしてます。 | ||||
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何人もの登場人物のストーリーが、だんだんと重なって、一本につながっていく感じが面白い。 | ||||
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スピード感がほんとに見事。東野○○の買ってハズレるより伊坂買ったほうが絶対いい。ただ伊坂作品には高確率で絶対悪い奴が出てくるから悲しい結末はザラなんだよね…。 | ||||
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登場人物が個性的で、一気に読んでしまいました。 偶然が必然となり結果がもたらされ、展開のうまさに惹かれました。 最後はスッキリした気分にさせてくれます! | ||||
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痛快 難解さや気負いがなく、疲れていてもするする読めます ただ殺人シーンが受け入れられない、不快に思う方は読むべきでないです | ||||
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非常に爽快なエンターテインメント。「グラスホッパー」の続編であり、登場人物や背景の一部にそれが織り込まれているが、全く独立した作品として楽しめる。東京発盛岡行きの東北新幹線に乗り込んだ、各々の思惑を抱える、複数の殺し屋(の組)達の闘争をユーモアをふんだんに交えた軽快なタッチで描いている。新幹線という閉ざされた空間の中で、読む者に飽きを感じさせずに、殺し屋達の闘争を描くのは並ではないと思うが、様々なアイデアで読む者を惹き込む作者の物語構成力は卓越していると感じた。複数の群像を交錯させて"だまし絵"的効果を狙ったという点では「ラッシュライフ」に近く、物語に国家・社会論的要素も盛り込んだという点では「魔王」、「夜の国のクーパー」を想起させる。 「機関車トーマス」をこよなく愛する殺し屋など、登場人物達の造形にも工夫を凝らしているが、所謂"酒鬼薔薇"を連想させる"王子"という中学生が放つ<悪>の臭気が物語の1つの重要な構成要素となっている。殺し屋達の物語の中で、中学生の<悪>がひときわ異彩を放つというのも変な言い方だが、作者は"王子"を主体に社会における<悪>を考察すると共に、<悪>の存在を前提として、それでも人生を生きて行く上での希望を描きたかったのだと思う。特に、終盤それを感じた。こうしたテーマを盛り込みながらも、上述した通り、エンターテインメントとしても優れた本作は作者の近年の代表作と言って良いのではないか。 | ||||
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私的にはですが... とにかく最後の王子の成れの果てが見れた これに尽きるでしょう もしもこの王子を救済しようもんなら私はこの小説ベリベリに破いて捨ててました それほどこのマリアビートルにのめり込んでましたよ まあ1番人間臭かったのは誰であろうこの王子なんだと思うけどね 人間本能のままで生きてたらこんなもんかも ただ王子は誰よりも自己陶酔してただけなのかも... 蜜柑と檸檬が残念で仕方ないです 好きだったのに | ||||
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