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マリアビートル
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マリアビートルの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.22pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全376件 221~240 12/19ページ
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読み始めて、道徳観のかけらもない王子という中学生が出てきて、もの凄い嫌悪感に襲われました。何かオーデュポンの祈りに出てきた警察官を思い出してしまいました。 その中学生は、大人達に「なぜ、人を殺してはいけないの?」と問いかけ、大人達を困らせ、その答えを見て、その大人達を評価する。人の命を何とも思わない中学生が、新幹線の中にいる殺し屋達と互角というより、優位に立って話を進めていく内容に、早くどうにかしてくれ!と思いつつ、ついつい読み進めてしまいました。 しかし、最後の方で塾講師と名乗る登場人物が、なぜ人を殺してはいけないのか、を論理だって、しかも人の感情も理由に挙げながら、王子に説明するシーンは、スカッとしました。 とにかく、王子に嫌悪感を抱きつつ、伊坂幸太郎独特のコミカルな感じも残しつつ、何か哲学的な気付きも得ながら、最初から最後まで楽しく読ませて頂きました。 私の中では、伊坂幸太郎の作品の中では1番面白かった気がします。 | ||||
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グラスホッパーのその後の話となるマリアビートル、色々な殺し屋たちが東京から仙台へ向かう東北新幹線の中で繰り広げるワンダーランド。 息子の復習に燃える元殺し屋の木村、獅子のような頭でトーマスが好きな檸檬と冷静な判断力と昔の人の話を引用して話す蜜柑、この檸檬と蜜柑の2人組の殺し屋、さらには瞬間的に状況を把握して瞬時に行動ができる気弱で不幸な凄腕の殺し屋の七尾、最強最悪に下衆な思考を持ち悪魔のような事をする中学生の王子、などなど、本当にそれぞれのキャラクターが個性豊かで魅力的です!!王子だけは本当に最低でしたが、個人的に檸檬と蜜柑の二人組みがけっこう好きでした檸檬のトーマスのくだりがよくて、ディーゼルは信用するな、ってところがかなり良かったです! まぁ、一言で言うとめちゃめちゃ面白いです!でてくる殺し屋たちのキャラにストーリー全体の疾走感、ラストのどんでん返し、どれをとっても伊坂幸太郎ファンにはたまらないものになっています!ラストは夜中に夢中で読んでいました(*^^*) | ||||
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いろんな登場人物が個性的でまた巧妙に絡み合うストーリー展開にどんどんページが進んでいきました 映画になったら中学生の役は神木隆之介君で | ||||
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ここ何作かは作風が変わって読みにくいところもありましたが、 久し振りの伊坂幸太郎らしい作品でした。 複数の語り手で物語が進んでいくところや登場人物たちのウィットな会話など 昔からの作品が好きな人にはたまらりません。 | ||||
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グラスホッパーの続編。始めのうちは、何が起こっているのかよくわからないが、後半、どんどん不明点が1本につながっていくのがとても面白い。最後は、一気に読めます。 | ||||
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高校生のとき(4年前ですが…)伊坂作品に出会い、その中でも特にグラスホッパーに衝撃を受けました。 そして今回のマリアビートル。文句無しです。 途中、ここからどう転んでも私が納得のいく結末にはならないんでは…と思いましたが、お見事です。 個人的に檸檬が凄く好きなので、また別の作品で登場しないかなぁ…なんて思っています。 大好きな作品になりました。伊坂作品の今後にも期待! | ||||
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たった2時間半の新幹線の車中での出来事を描いた600ページ近い本です。 主人公不在でたくさんの脇役が登場するという著者のいつものパターンで期待通りに話が進行していきます。はらはら、どきどきとしながらも見事などんでん返しで納得の傑作です。ラストのレモンとミカンのオチには大笑いしてしまいました。 でもたくさんの人が亡くなってしまうストーリーでもありますが。 | ||||
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かなり面白いです、読みだしたら止まりませんね。あっという間に読んでしまいまた。 | ||||
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登場人物が、檸檬、蜜柑、天道虫、ファンタジーかはたまたメルヘンか。 孫思いのおじいちゃんおばあちゃんと、たよりないけど必死で子供を守ろうとするお父さんと、これは本当に心温まる、ウィットの利いた井坂ワールドです。もうちょっと後日談ってのがあったらうれしかったな。 | ||||
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もう終わり、って終わり方。 面白かったけど、最後が、、、 ってこれがイサカスタイルだった。言いたい事は既に言ったのさ、終わり方はどっちでも良いよ、ってゆう。 とにかく王子にイライラさせられる。映画化するかも | ||||
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グラスホッパーの続編という内容です。 塾教師の「鈴木」、押し屋の「槿(あさがお)」 「スズメバチ」ポルノショップの「桃」など グラスホッパーでの人物が登場します。 文中人物の会話の中にも「蝉」や「鯨」 「寺原」などが出てきます。 特に「蝉」と「鯨」は名前が出てきただけで うれしいような懐かしいような気分にさせら れるのが不思議です。 前作グラスホッパーの殺し屋である「蝉」「鯨」 には“自分が今ここに存在することの意義”の ような人生感、真実の追究みたいなものがあって 登場人物としての濃さが十分堪能できましたけど 今作の殺し屋はより軽い感じがしました。 各殺し屋の死に方も結構あっけないです。 皆さんお書きの憎たらしい中学生「王子」に ついては、どういう末路が待っているかと楽しみ ながら読めました。 ちなみにジャック・クリスピンがいつ出てくるか 待ってたんですけどね。 そんな勝手気ままな想像しながら喜んで読めちゃう 作品でした。 | ||||
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グラスホッパーの存在を知らずにいきなりこのマリアビートルに食いついてしまいました。 本屋さんで面白そうな小説を物色していたところ、「伊坂幸太郎」の名前が目に入り、手にとって触りを読んだところ、これは面白そうだと思って購入に至りましたが、本当に面白くて、分厚い文庫本だったけどすぐに読み終わってしまいました。 登場する殺し屋のかっこよさと、キャラクター設定が絶品。 展開が面白いのはもちろんのこと、ミステリー小説で声を出して笑ってしまったのは初めてです。 あ〜、満足満足。 | ||||
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グラスホッパーの続編にあたるという情報は知っていましたが、そちらの方は未読です。 それを踏まえての感想ですが、何卒ご了承下さい。 物騒な人を載せた暴走列車というとどこかバッカーノを彷彿とさせますが、 私個人の印象として、この小説の一番の魅力はやはり伊坂氏によるキャラクター達だと思います。 いい意味でキャラだけで話が成り立っていると言っても良い。 ストーリで読み進める話と、キャラ達を追って読み進める話とありますがこの小説は間違いなく後者の要素が強いですね。 「キャラクタがしっかりと定まると、後は勝手に彼らがストーリを進めていく」 というのはよく小説家さんが口にする言葉ですがまさにそれを体現したのがこの物語だと感じます。 最後まで退屈せず読みましたが、ストーリーや個々のキャラ達の行動心理の整合性、そういうものは正直☆3つです。 皆様散々仰られてますがもう王子の憎たらしいこと憎たらしいこと。 でもそれは、伊坂氏が狙って書いたことでしょうから良いのです。 しかし、ここまで悪意の塊みたいなキャラを書いたわりには「狂気じみた天才」を決定づける描写が弱い気がしました。 設定上紛れも無く彼は狂気じみていて天才なのでしょうが、なんというか、なんでしょう、 どうも厨二をこじらせたしょっぱい悪役程度としか思えませんでした(実際中学生だからそんなものかもしれませんが) 作中何度も何度も繰り返される「相手の心理を逆手にとって追い込む重要さ」「無邪気な優等生的自分を演じる」の説明や描写には 正直食傷気味にすらなりました。言葉だけで繰り返されてもあまり説得力にかけるものです。 まだ七尾の不幸っぷり連発の方が読んでて笑いがある分だけマシです。 と散々言ってしまいましたが、全体で見れば魅力的なキャラの方が多いし、 個人的に終盤の「果物」二人のエピソードは前述した不満要素を全て吹き飛ばすくらい良く このためだけに本書を読んでも良いと思ってしまったほどなので、伊坂さん、お見事です。 散々人は死ぬ、道徳とはかけ離れている、だけど読後暗くはなりません。 そこは、安心して読んでも良いでしょう。 | ||||
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作者の持ち味である流れるようなスピード感あふれる展開が楽しめる 欲をいうならば最後の落ち着き方少し気になる ゴールデンスランバーのような爽快感は無い | ||||
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展開が読めず、話のスピード感もあり引き込められ、一気に読んでしまった。『グラスホッパー』と合わせて読むといいかも。 | ||||
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素直には感情を移入できない、そんなクセのあるクズたちが 盛岡へ向かう新幹線という閉ざされた空間の中で 請け負った仕事の完遂と自分の命をかけた宴を繰り広げます。 次々と繰り出される場面変換が息をもつかせないテンポを作り出しています。 読後感がいいとは言えないですがピカレスク小説としては面白いです。 それにしてもこの「王子」の人物造型はたまらんですね。 こういうガキがいるんではないかと思えるリアリティ。 思春期には自分もこの「王子」みたいなことを考えたこともあると感じさせるような 青臭い思考、どす黒い思考のリアリティが秀逸でした。 最後に登場するおじいさんとおばあさん。クールです。 | ||||
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本屋でも目だつところに置いてあるし、評判もいいようなので、買ってみましたが、後悔しています。最後まで読むのが苦痛でした。 | ||||
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伊坂作品の初読です。意表をつく人物の登場等、新鮮でしたが、このような人物造形がどこまで現実感があるのか、ふと考えてみると、著者の頭の中だけで作り上げたお話だという感想です。漫画の世界を小説化したという印象ですが、それなりに楽しめました。 | ||||
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前回のグラスホッパーの方が個人的には好きでした が、伊坂幸太郎さんはやっぱりおもしろいと思います もっと場面展開があればいいと思いました。 グラスホッパーはその分場面展開がありまいしたね | ||||
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関係ないけど脳内で檸檬は「街」の牛尾さんのイメージだった。(蜜柑は誰ということもなかった) いま単行本の表紙みてビックリ!絵がみょうに下手なのは置いといても果物は←の二人???双子に見える人いるのコレ、全然雰囲気似てないじゃん笑 木村って奥のいかついハゲ?アルコール臭いかよりこんな見ためのが怖目立つわー。そこらの中学生もオッサンなんて呼べないだろう。 -------- ホントこれは蜜柑・檸檬がいなかったら読めなかった。(ラストの素直じゃなかった二人のとことか、怒り蜜柑が小説を引用するとことかはすごく好き!)☆2はこの二人に。 ただ他の七尾も木村も蜂も微妙すぎた。 王子はキャラじゃなくて性格設定がストーリーに組み込まれてるので、好き嫌いを超越する存在なのでおいておきますが。 いいとこどりおじいちゃんおばあちゃんも体外だけど、七尾は存在がギャグ(なんかしつこすぎてすべったコントみたい)なのにやけに物騒だし・・・。謎の隙あらば首おったる感。読んでて●●が死んだことにビックリより、またかよ()ってなった。 木村はお前が首突っ込んだせいもあるんじゃね?と思い、普段の生活も合わせて特に同情もなく。 確かに王子が一番悪いけど、とりあえず息子は親父のとばっちりだった。 あとは困った時の蜂頼み。 グラスホッパーもむかーし読んで、蝉と鯨とオチの蜂しか覚えてなかったのもあるけど続編とするには弱いしどっちつかずにも思った。イサカ作品によくある人物リンクぐらいだよなぁーって感じ。 知ってたら楽しめるけど、知らなくってもお前よく出るなスズキで読めた。 合計値でいうと微妙だったなぁ〜、確かに猿よりよかったけど。 何だかつかれる本だなぁ〜という印象。 トランクも息子も皆どうでもよさげだったし。 王子とかボコボコボロクソゲソゲソに退治してほしいと思いながら読んだけど、 結局あれは川の主になったの?なんかさらっと流された・・・・。 でもオチが一番ダ寒いと思いました。なんかやけに児童文学っぽい。 綺麗にまとめました感はあるけど、そもそもコイツとアイツら別に因縁の対決でもなかったじゃん! なりゆき列車(トランクダブルブッキング、通りすがりの王子繋がり)程度の関係じゃん! イサカ読むのも終わりかなぁ〜としみじみ思った。 衝撃で読んだあとすぐもっかい読みなおすことはもうないだろうな。 | ||||
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