■スポンサードリンク
マリアビートル
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
マリアビートルの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.22pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全376件 241~260 13/19ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
登場人物は、それぞれキャラクターが立っている(しっかりしている)が、 中でも、すぐに大真面目に「機関車トーマス」の逸話を教訓にする殺し屋が好きです。 この二人の殺し屋のやり取りを読むだけでも、一読の価値あり。 新幹線のようなすごいスピード感でストーリーが展開していきます。 気が弱い主人公が実はすごく強いというアンバランスも最高。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
初めて読んだ著者の作品がこの前作にあたるグラスホッパーでしたが、当時はライトノベルの様な内容だという印象を抱きました。 今でもそう思っているところはあります。 ただストーリーはエンターテイニングなものを、詩的でリアリティーの薄い会話は時に伏線を張るためのツールとして、著者が確信犯としてあえて選択した結果なんでしょう。と最近は思います。 本作は思っていた以上にグラスホッパーとの関連はありませんでしたが、愛着の沸くキャラクターが惜しみなく死んでいくのは相変わらずです。 残念だったのは、残酷な中二病的思考にページが割かれすぎていて、また彼の暗躍が長すぎたことでしょうか。 業者側の視点でもう少し読みたかったです。ミステリー要素はほぼありませんでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
殺し屋達の技の数々に圧倒されながら一気に小説を読みました。 小説の内容は暗いですが、物語の最後には柑橘系のさわやかさが待っています。 「グラスホッパー」が好きな人にはお薦めです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
……期待しすぎていました。 グラスホッパーが好きだったので、わくわくしながら手に取ったのですが……。 グラスホッパーでは、メインの登場人物である蝉や鯨、そして鈴木が各々の因縁のために騒動に巻き込まれていく、あるいは飛び込んでいく点が面白かったのですが、今回は、魅力的なキャラクターである蜜柑、檸檬、七尾らのスタンスがあくまで仕事上のトラブルへの対処、という感じだったので、魅力が半減してしまっていると感じました。 また、ストーリーの一番の軸となっている人物が途中退場してしまったことで、感情移入の行き場がなくなってしまい、没頭できなかったですね。 面白い話だとは思いますが、グラスホッパーのテイストを期待していたのであまり楽しめませんでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
久しぶりに伊坂幸太郎に帰ってきました。 (最近は東直己さんのススキノ探偵シリーズにはまり読破してしまいました) 本作はある登場人物に不愉快・イライラします、尋常ではないくらいに。 さりげない伏線がいつものようにラストで怒涛の寄せを見せ、最後にはカタルシスすら感じました。 凄い作家です。比較する対象が見つからないなあ(あくまで私の狭い知識範囲ですけど…) 後半を3回も読み返しました、こんなのも初めての経験。 それくらいエンディングに爽快感(?ちょっと違うかなあ)を感じました。 ある登場人物に不快感を感じれば感じるほど最後に満足できます。 「ネタばれ」しない様に気を付けてコメントしました、是非楽しんでください! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一人一人が際立っていますし、その登場人物同士のからみがまた 面白い。殺し屋だらけでギリギリスレスレのひやっとする場面もあり 間抜けな場面もあり、性格も考え方も全然違う個性的な登場人物たち。 やはり注目キャラとなるのは「王子」でしょう。 「悪意」の塊をもった中学生に対して、 どう勧善懲悪をつけるのか見どころでした。 終盤は怒涛の展開で爽快感とスピード感、誰がどうなってしまうのか ハラハラしながら読めました。 バイオレンスな描写もありますが、何より王子の 性悪説的な心理描写も生々しく、一番悪辣さを感じました。 それぞれの人物が生き生きとしていて終始飽きずに読めました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
さすが伊坂幸太郎ですね。 伏線の回収が見事です。 個人的にはオーデュボンの祈りとか、チルドレン、ラッシュライフ、砂漠が好きだけど こっちもなかなかいい感じ。 一文一文がよく練られているなぁと感じるし、トーマスのくだりも面白かった。 また仙台を舞台にした小説を書いてもらいたいなぁ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
面白いです。 王子がほんとにひどいヤツで読んでてムカムカしちゃうんだけど、 伊坂作品だから最後はぜったいに懲らしめられるのがわかってるから、 ハラハラはしない。 安心だけど、わかってるのがちょっと損した気分でもある。 でもまあ、とにかくうまい。 テントウムシも蜜柑も檸檬も鈴木先生も、 登場人物が魅力的だし、伊坂作品お得意の、 いろんな伏線を最後で回収してつなげていく、 みたいなのも読んでてスカっとしました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
魅力的なキャラクター、疾走感のある展開、新幹線バイオレンスアクションという前人未到のジャンル。 こんな素敵な材料がたくさんあるんだから、小説だけじゃ絶対もったいないと思います。 是非、『重力ピエロ』や『ゴールデンスランバー』より先、伊坂幸太郎の殺し屋シリーズを映画化してほしい!R指定だけど(笑) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
『あるキング』『SOSの猿』の大不評を受けて、「以前のようなのを書いてください」と、 出版社から言われたのかどうか分からないが、以前のような作品を出してきた伊坂幸太郎。 というのは表向きで、やはり第1期の作品とは異なる第2期らしい作品だ。 前作となる『グラスホッパー』は人はたくさん死ぬけれど、全体的に軽い仕上がり作品だった が、今作『マリアビートル』は表面上は同じテイストだけれど、“王子”という見た目に反して 悪意の塊のような人物を一人入れることによって、『ゴールデンスランバー』以降に伊坂が 訴え続けていることを鮮明にしている。 全体的には軽妙・洒脱だが、“王子”が出てくる場面だけは何ともいえない怖さを感じる。 こんなことは『グラスホッパー』の時には無かったことだ。決して、以前と同じような作品 を書いてきたわけではない。伊坂幸太郎はなかなかの曲者だ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
前作グラスホッパーに続く殺し屋たちの狂想曲。 舞台は東北新幹線。 元殺し屋の木村 二人組の殺し屋檸檬と蜜柑 運の悪い殺し屋七尾 頭の切れる中学生王子 この限られた空間で彼らはどう動くのか。この駆け合いが面白い。彼らは自分の仕事を成し遂げるため様々な行動をとる。自分の考えを貫き、周りに流されない、強い。 この社会では彼らのような人間は批判されるだろう。しかし、見習うべきところもあると思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
なんてオモシロイ作品だろう!クライマックスまで一気に読まされる。 強烈なキャラクター達が新幹線「はやて」を舞台に、ハイテンションで疾走感のあるロックミュージックを奏でるかのようだ。 ユニークな登場人物達の行く末に目が離せない上に、彼らの織り成す会話の絶妙感、リズム感、ハーモニーが面白すぎて、どんどん引き込まれる。 会話の内容の意味の無さと意味の濃さに揺られながら、我々の思考もクライマックスを新幹線のように疾走する。 そして奇想天外なクライマックス。と、予想外の爽やかさ(笑) グラスホッパーを読んでなくても楽しめる傑作! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
伊坂さんの作品をあれこれ言えるほど判っているのか、いないのか。という感じなのです。 絶賛されているものが全部判るわけじゃないし。 この作品が「グラスホッパー」の続編なら、そっちも読んでみなくちゃ。 伊坂さんを読んでしまうのは、自分の心のどっかを掴まれて、時として、引きずりまわされたり、慰撫されたりするからなんです。 人はみんなせいいっぱいやっても、色々な所へ行きついちゃうし、でも最悪も最善もないんだよな、と改めて思いました。 わかんない文章だな。伊坂さんみたいにわからなくても「素敵」ならいいんだけど。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
個人的には「ゴールデンスランバー」の頃から「あれっ?」と思うようになり、「モダンタイムス」のときには「もしや?」、「あるキング」で「伊坂さんどうしちゃったの?」となったこともあり、今回伊坂作品を読んだのは2年振りくらい。 期待半分・不安半分で読んだが、読書後の感想は「伊坂幸太郎はやっぱすげぇ。。。」。 詳細は書くのが面倒なので書かないけど、昔と比べて。。。とか思っている人がいたらこの作品を読んでみ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
物騒な人たちが乗る物騒な新幹線のお話。 序盤から思いっきり読者に負荷をかけておいて、ラストで一気に消化する、と言う流れは、 『オーデュボンの祈り』に近いかなぁと思いました。 初めは『魔王』等に見られたような「人の心理を巧みに操る人間」と 「揺るぎない自分を持った人間」との対立がテーマだと思っていましたが、 終盤の流れとタイトルから察するに、『前者には報復が与えられるのだ』と言うのが、 どうも今回のテーマの模様。これはこれでスッキリ。 最後まで七尾のキャラがいまいち掴めなかったのですが、 他人の悲しみ、不幸をごっそり背負う人と考えると、キャラの薄さが妙にしっくり。 久々に血なまぐさいお話でしたが、エピローグの爽やかさは顕在で、安心しました。 すっきりとした読後感がとても気に入ったので、☆5つ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「グラスホッパー」の続きと言っていいのでしょうか。 たたみかけるように伏線を張りまくり、それぞれが次第にからみあい、一点に収束していく。筆者の得意パターンですね。 できとしては並くらいでしょうか(ただ、筆者の力量を考えればですが) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
伊坂幸太郎さんは好きな作家の一人です。 この本も読者を惹きつけるパワーがあります。 1番期待はずれだったのは、おぞましい中学生:王子が最終的にどんな風に打倒されるのか? それを期待して読んでいったのに、王子の顛末について詳細が省かれてしまっていたこと。 なんとなく、ごまかされてしまった感じがしました。 最後まで頑張って書いて欲しかった。 2番目に残念だったのは、魅力的なキャラが無残に殺されてしまったこと。 王子を成敗して欲しかった。 3番目に物足りなかったのは、メインのような?キャラがあまりにも頼りなく好きになれなかったこと。 伊坂さんの最高傑作とは言えません。 それでも、読む価値は十分あると思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
東京〜盛岡の新幹線の中での出来事だけで構成されています。 なんとこの新幹線、物騒な“殺し屋”たちが何人も乗っていて、それぞれの思惑のもとに任務を遂行しようとしている、と・・・。 いたるところに伏線が張られまくりで、気を抜いて読むなんてとてもできない! 1つ1つを過度に疑いながら読んでいかないとなりません。 小生意気なクソガキ・王子の自身が揺らいでいくあたりは読んでてスカッと気持ち良かったー。 木村のお父さん・お母さんが本当にかっこいいです。 七尾の運のなさがツボでした。この人好きだなぁ。いつかまた別の作品でお会いしたい・・・。 物騒な話ではあるけど、面白かった。 こんなめちゃくちゃなヤツラをきれいにまとめられるのはやっぱり伊坂幸太郎の技量。 絶妙でした!! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
複数の視点から、それぞれの背景や感情を持ってテンポよく進行していくため、手をとめられず最後まで一気に読んでしまいました。 王子の冷酷さや、木村の愚鈍さ、檸檬と蜜柑の自信溢れる態度など、登場人物たちが持っている強烈な個性は、しかし自分の中にも少ないながらも存在するところで、それぞれに共感するところがあり、引き込まれていきます。 伏線の張り方など、過去の伊坂作品の方が好みな部分もありますが、これはこれで楽しく読むことができました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
魅力的(コミカルな意味で)な登場人物が入り乱れ、走行する東北新幹線の中で取った・取られ、騙す・騙され、殺す・殺されとハイスピードで展開するピカレスクストーリーだ。 何かの教訓や知識を得ることは全くないが、そのかわりとても楽しく面白い。 各章ごとに主要登場人物の視点に切り替わってスト ーリーが続いていくところは、映像化をかなり意識しているよな気がする。 読了後、かなりの人が、家にあるはずの「機関車トーマス」絵本を探したり、ネットで「トーマス」を検索するのではないだろうか? 語られるトーマスキャラクターのエピソードや性格もしっかり伏線になっていて爽快。 主要登場人物は以下の通り。おもしろくないはずがない。 中学生の王子君。登場人物の中でダントツの嫌な奴。大嫌い。いてはいけない奴。 七尾。とことんツイていないしドジなんだけど、追いつめられると凄いことをする。特技は首を折る一撃の殺人。 木村。元殺し屋でアル中。王子によって、一人息子を意識不明の重体にされたため、復讐を誓う父親。 檸檬。機関車トーマスが大好きな殺し屋。トーマスシリーズのキャラクターの解説文を暗記している。 蜜柑。檸檬の相方の殺し屋。文学好き。 狼。登場したとたんに死んでしまう殺し屋。誰かを狙っていたようだ。 スズメバチ。男女のペアの殺し屋。毒使い。 峰岸。暗黒街の顔役。蜜柑と檸檬のコンビに身代金誘拐された息子の奪還を依頼するが、同時に七尾にも別の依頼をしたことから 、、、 木村の両親。その辺にいる老夫婦だが、実は、、、、 鈴木。前作「グラスホッパー」の主人公。復讐に立ち上がった元教員だが、現在は塾の講師。 槿(あさがお)。通称「押し屋」。駅のホームや交差点で、絶対の自分の後ろに立って欲しくない奴。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!