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(短編集)
往復書簡
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往復書簡の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.61pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全110件 21~40 2/6ページ
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よく話題になっていたので告白から二冊目です。語り口調なのは告白と変わらずでした。 手紙をやりとりする先生と生徒、海外青年協力隊に行った恋人と彼女などの舞台設定。ウィキペディアでみたら作者の経験ばかりでした。展開は意表をつかれて面白いし、心理描写も複雑に絡み合ったりするところはよいけど、授業みたいな一方的な語り口が一緒で飽きてしまいました。以外といい話だったりするけど、基本的に「疑い」がベースなので、終わり良くても読後がももやっとするし、深みがないと感じます。ここまで話題なのがよくわからないです。ワイドショー好きなら良いのかもしれません。 未経験ジャンルのことなど取材されたら広がりがあり、面白いものが書けるのでは。違う語り口があったら読みたいです。 | ||||
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皆さん書いておられるように、「告白」の衝撃が忘れられず本書を読みました。 が、登場人物の独白のやりとり(この場合は手紙ですが)がまどろっこしく、パターン化してるようにも感じ、内容についても面白いと思えず途中で眠くなってしまいました。 #1については、オチも微妙。#2についてはまあまあ読めたけれど、さらっと読んで特に心に残らなそう。これから#3を読むか、読まなくてもいいか、とりあえず本を閉じました。 | ||||
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情報なしで読み始めたので、一番最初のストーリーが続くかと思っていました。 次の話でかみ合わないことに気付き、内容も少しずつお粗末な感じになり 残念な作品集と思いました。第一話を引き延ばして長編にしてほしかったと思いました。 | ||||
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手紙のやりとりで真相が明らかになっていく短編。学校や同級生を舞台にした女友達の心の闇を描かせたらこの作者の右に出る者はいない。この作品は手紙の文面だけで物語が展開するという異色の作風で、手紙のなかにでてくる登場人物を覚えるまで世界に入っていきにくいが、あっというまにのめりこめた。 このうちの1作は映画の「北のカナリア」の原作ということだが、重要な部分のストーリーが変えられてしまっていて、もはや原作とは別の作品のようにしあがっている。映画も面白かったが、小説を先に読むことを薦める。 | ||||
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ミステリー仕立てのロマン小説です。 湊作品では珍しいハッピーエンドです。 楽しめる6章です。 なお、本作品については、文庫本の方を読むべきです。 その答えは、本の中にあります。 | ||||
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オムニバス形式の話で、手紙のやり取りのみでの進行です。 手紙として読むと少し説明臭くなっているところが、自分としてはいまいち感情移入の邪魔になりました。 内容自体は湊かなえさんらしい人物描写で、最後まで楽しませていただきました。 | ||||
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購入前、参考にざっと評価を拝見したのですが、「告白」を先に読んだ方とまだの方でかなり評価が分かれるように感じました。「告白」は映画は見たのですが、まだ原作は読んでいません。また、湊かなえさんの小説については「少女」しか読んでいない”初心者”です。そのためか、この小説はかなり熱の入ったすぐれた作品だという印象を持ちました。手紙という形式についてですが、手紙を書く習慣があった頃の記憶が残っている40代以降の世代はすんなりと物語に入り込め、携帯やSNSで短いメッセージをやり取りする方が多い若い世代は、このような長文手紙を読むことに慣れていないのでは、という気がしました。 それから、裏表紙に連作集と書いてあったので、収録されている作品群はてっきり関連があると思ってしまいました。なので、共通の登場人物はいないか、このまったく違う話がどこで前の作品とつながるのだろう?とドキドキしながら読んだのですが、結局、3作目の最後にちらりと2作目の人物が登場するくらい。最後まで読み終わって、これが3つの独立した作品を集めた短編集だったと気がつきました。読む間中、3作品の関連に注意がいってしまったので、これは大きなマイナスです。短編集と書いてほしかったと思ってしまいました。 どれも幼い頃に起きた事件が、同級生たちの将来に尾を引く話です。最初の「十年後の卒業文集」では、交換される手紙の内容がどんどんと悪意に満ちたものになっていくのが気持ち悪くてぞくぞくしました。ずっと心の中に抱え込んでいた恨み、嫉妬、疑惑がどんどん表に出てくる。人間とはみんな自分の主観で、自分中心にしか考えられない生き物なんだな、と。それは人によく思われたいとか、みっともないことをしたくないとか、コンプレックスに基づいているものもあるし、自分より美しかったり恵まれていると思われる人への嫉妬、落ちてしまえばいいという意地悪な気持ちから出ていることもありますが、そんなものがむき出しになったお話だと思います。が、ラストはそれほど劇的なものではなく、ちょっと気が抜けてしまいました。 次は「二十年後の宿題」。児童が川でおぼれてそれを助けに行った教諭の夫が死亡するという事件がありました。数十年後、今は病床にある当時の教諭が児童たちを心配して、親しい自分の教え子に、当時の子たちが今どうしているのか、幸せでいるのか、調べて教えてくれないかとたのむことから始まります。彼は順番にみんなに会っていくのだけれど、たいしてダメージを受けていない子もいれば、事件が起こったのは自分のせいだといまだに自分を責め、ゆがんでしまった子もいました。そして最後、実は彼自身もその中のひとりに関係があったことがわかり・・・というオチです。 最後の「十五年後の補習」は、海外青年協力隊の青年とその恋人が文通する手紙の形式。2人は中学の同級生。やはり過去の事件が暗い影を落としています。仲が悪かった男子生徒2人。1人が一方的にいじめられているように見えるけれど、実はそちらが知能犯というべき意地の悪い子で、それが原因でいじめられるようになった、そしていつもケンカを止めていたのは主人公の女性。ある日、呼び出されていった倉庫に閉じ込められ、火事が発生、いじめっ子は焼死し、放火したと思われるいじめられっ子は学校の屋上から投身自殺するという陰惨な事件。これにはかなり裏があって、ショックでその部分の記憶を失っていた女性が出来事を思い出すにつれ、本当は何があったのかが明らかになっていきます。 最後の締めくくり「一年後の連絡網」で、ちらりと2作目の登場人物の消息がわかったりします。ミステリ仕立てでどれもかなり暗い話ですが、希望が持てる終わり方でラストは明るい、だから後味が悪くないのだと思います。それからこれは、吉原小百合主演の映画「北のカナリアたち」の原作なんだそうですね。知らなかったです。映画も見てみようかと思いました。 | ||||
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#1 余りにも「どうでもいいわ」って話で、この本を選んだことを後悔しかけた一篇。 手紙でまさかの(ある意味)叙述トリックが使われているような希ガスですが、 そうまでして知りたかったことなんでしょうか、この真相は。 10年も経っているのに、”その日”の服装のことを まるで昨日のことの様に思い出してる描写に違和感覚えました。 #2 これが一応、一番面白く読めた作品(相対的にですが)。 最後、依頼された男に密接に関係してくるんだろうなぁと思ったらこれか。 結局、先生の手のひらの上だったわけですね。 #3 結局この手法って、後からいくらでも「実はこうこうで」を積み重ねていける 狡い方法なんだなと思えてきました。 読者にはわからない”手がかり”も後から後から提示出来ますしね 伏線もなんもああったもんじゃない。 湊作品、もう一冊読もうと手元にありますが・・・ ”普通の小説”が恋しくなってきました。 | ||||
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1編目は「私信にしては、状況説明が過ぎる」感じがしないでもなかった。 「二十年後の宿題」の生田の手記がとてもピンポイントに好み的中。 楽しく一気に読ませて頂きました。 | ||||
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忘れたい秘密の重さにじわりと侵食される人間関係が、書簡を通じた異なる視点から徐々に浮彫りになる作品。 人が手紙を、心を書くときの葛藤が想像できるがゆえに、何が真実なのかわからなくなる。 けれど、行間に隠れたものを信じて動き出すなら、頑張れとエールを贈りたくなる。 | ||||
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誤解をかかえながら理解を深めていく人たちの物語。 誤解の仕方させ方、その動機と巧みにシチュエーションを 使い分け、程よい驚きを与えつつ読ませてくれる作品です。 嘘をつくことは正しくないと分かっていても、事実ありのまま を伝えると相手が傷つくことが明らかな場合、どのような選択が 残されているでしょう。 敦史の恩師は、相当悩んだことでしょう。 海外ボランティアに参加した彼は、衝動的な理由をみせて いますが、相当に辛抱強く思慮の深い人物だったと見ています。 本文の語りが、あくまで手紙の文面であるということも 面白さの一つです。文面は冷静でも、どんな想いで書き連ねたのか などと考えてみると、違った面白さをみつけられるかもしれません。 いろいろと想像が働きやすく、もう一度読み返したくなる作品でした。 | ||||
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商品は新品同様でとてもきれいな状態でした。 内容については、文庫版にしか載っていない物語の続きを目的として購入したのですが、その続きとしての文章がわずか2~3行だったので少しがっかりしました。もっと本編の2人についてのその後を知りたかったです。 | ||||
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北のカナリアの原作となった作品と聞いて、がぜん興味深々で読み進めていきました。全体が手紙のやりとりのような構成なんて、とても斬新!内容もおもしろく、あっという間に読みえ終えてしまいました。次は、映画、DVDで北のカナリアを借りてこようと思っています | ||||
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「北のカナリアたち」の原作が読みたくなり購入しました。映画とは設定が異なりますが、手紙のやりとりでストーリー(ミステリー)が展開していくという手法が面白く感じました。 | ||||
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映画北のカナリヤたちを見て感動したので、ぜひこの往復書簡を読もうと思いました。期待通り感動しました! | ||||
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読後感わるし。そしてがっかり。 今までたくさん本を読んできたけど、この想像力の貧困な私が、先の展開がわかってそれが見事に当たるという、初めての本。 まさかこうくる? まじかよー。まじだった。 たまたま職場の人が『告白』を貸してくれて、なんちゅう話だ…と幻滅して後味悪く、 『Story Seller3』に「楽園」があって、綺麗な舞台になんていう展開なんだ、と後味悪く、 たまたまBOOKOFFで見つけた本書を、次はいいかもしれない、と思ったら、これまたどろどろ。 人の気持ちはこんなに簡単じゃない。 人の気持ちはこんなに冷たくない。 そもそも軸となるきっかけとなる事件からして理解できない。 この著者の作品はもう読まない。 初めてそう思ったことが、すごく悲しい。 | ||||
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三作品納められていますが、ひとつ目の話はイマイチです。何故最初に持ってきたんだろう。でも、それぞれに救いがあって良いお話でした。面白かったと思います。 | ||||
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湊かなえさんの本は面白いですね。 これからも種類集めて買うと思います。 | ||||
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さらさら~、と読めます。 ライトノベルとして、エンターテイメント性のあるストーリーで 「先が気になるから一気読みをさせる」作家さんの短編集です。 純粋に面白かったです。 勘がいい人も、どれも結末が途中から予期できてしまうのですが この短編集の物語はどれも後味はそこまで苦くなく読みやすかったです。 わたしも昔の担任に手紙を書きたくなったり、 幼馴染に連絡を取ってみたくなったり、 日ごろ大事だけどメールで済ませている相手に真面目にメッセージを届けたいかもとおもわせた物語でした。 | ||||
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この小説は、全文が手紙形式。それでも、収録されている短編小説が3本とも面白い。 「十五年後の補習」には、湊さんらしい?『強い毒』があった。『中学生がここまでやるか?』という感じ。 「二十年後の宿題」は、吉永小百合主演の映画「北のカナリアたち」の原案になったものだが、殺人事件を中心に展開していく映画と違って、20年前の教え子たちの、当時の心裏を描き出すことに重点が置かれている。 「十年後の卒業文集」は、結末の意外性が面白かった。 | ||||
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