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(短編集)
往復書簡
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往復書簡の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.61pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全24件 1~20 1/2ページ
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映画を見て、原作を読んでみることにしました。よかったと思います。 | ||||
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皆さん書いておられるように、「告白」の衝撃が忘れられず本書を読みました。 が、登場人物の独白のやりとり(この場合は手紙ですが)がまどろっこしく、パターン化してるようにも感じ、内容についても面白いと思えず途中で眠くなってしまいました。 #1については、オチも微妙。#2についてはまあまあ読めたけれど、さらっと読んで特に心に残らなそう。これから#3を読むか、読まなくてもいいか、とりあえず本を閉じました。 | ||||
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オムニバス形式の話で、手紙のやり取りのみでの進行です。 手紙として読むと少し説明臭くなっているところが、自分としてはいまいち感情移入の邪魔になりました。 内容自体は湊かなえさんらしい人物描写で、最後まで楽しませていただきました。 | ||||
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1編目は「私信にしては、状況説明が過ぎる」感じがしないでもなかった。 「二十年後の宿題」の生田の手記がとてもピンポイントに好み的中。 楽しく一気に読ませて頂きました。 | ||||
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誤解をかかえながら理解を深めていく人たちの物語。 誤解の仕方させ方、その動機と巧みにシチュエーションを 使い分け、程よい驚きを与えつつ読ませてくれる作品です。 嘘をつくことは正しくないと分かっていても、事実ありのまま を伝えると相手が傷つくことが明らかな場合、どのような選択が 残されているでしょう。 敦史の恩師は、相当悩んだことでしょう。 海外ボランティアに参加した彼は、衝動的な理由をみせて いますが、相当に辛抱強く思慮の深い人物だったと見ています。 本文の語りが、あくまで手紙の文面であるということも 面白さの一つです。文面は冷静でも、どんな想いで書き連ねたのか などと考えてみると、違った面白さをみつけられるかもしれません。 いろいろと想像が働きやすく、もう一度読み返したくなる作品でした。 | ||||
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状態がよくいい本でした、特に若人が読んでみたらいいと思いました。 | ||||
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映画で「告白」をみて凄い天才作家と思いました。そこでこの作者に興味がわきました。「十年後の卒業文集」では放送部の部長浩一を巡っての副部長静香と千秋の三角関係にまつわる話。事故か事件だったのか?の悦子を通しての謎解き。次に吉永小百合の主演映画「北のカナリア」の原作ということで、手にしました。でも映画の方のシナリオが素晴らしい。原作「二十年後の宿題」は手紙の往復という形式です。最後に種明かしでなるほどという作者のパターンでした。全てが手紙のやりとりになってますが最初は登場人物同士の関係がつかめず、関係ない話が多くまどろっこしい事この上ない。やりとりする者同士の心理の変化が微妙で描写が上手い。そんな印象を新鮮に感じました。プロットもよく考えられたサスペンス調で読ませるし、どんでん返しの繰り返しで、最後にまいりましたという感じです。しまいには、関係ない話は飛ばしながら読んでしまいました。どれも青春時代の出来事を掘り起こし。事故か事件だったのか?の調査と謎解きで、教師・放送部などが登場します。 | ||||
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文章は滑らかで、とても読みやすく、頭に入ってくる。推理小説は、最後のどんでん返しを期待してしまうものだが、どの短編もあまり意外性のある結末ではなかった。 | ||||
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少ししおれていたのが残念でした。 おびまでついていてよかったです! | ||||
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告白の時には独白形式で書かれていたのであまり感じなかったのだが、この作品は最初の「十年後の卒業文集」が特に同じ学校の女子4人という似た境遇の話なので誰が誰なのか分らない。 プロの作家ならば普通にどういう人物なのか描写の中に描いていくはずなのだが、この著者に限らず、A,Bという記号のようにしか人物を捉えられない作品が多い。途中で何度もこれって誰のことだっけ?とページを戻って読み返した。 なぜこんな低レベルの奴ばかりデビューさせて、きちんと描写できる私の作品はなかったことにして、蚊帳の外におかれるのかといつも苛々する。創価やキリストなどどこかのカルト宗教に入って組織票+F票を得られなければ作家にもなれず、生きる権利すら得られないなど、法律にも憲法にもそんな決まりはないはずだが。 | ||||
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北のカナリアとは全然違うんだ。と読み始めて思いました。 全体的には、手紙のやりとりの展開が延々と続きますが、心の機微の現し方などさすがです。 特に最後の書簡は見事な展開&結末でした。 好きだなあ。 最後の一往復(一年後の・・・)は別になくてもいいと思ったけど、後で発表されたものらしいです。(文庫本より) | ||||
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他の方のレビューを見ると、ボロクソに言われているものが多い。 私も一本目の、『20年後の卒業文集』を読んだときはそんな感じを受けた。 イマイチ入り込みにくかったことがあっても、読み進めていくうちに段々とそうなっていくことが多いのだが、この作品に関してはそれがなかった。 オチも「なんだかなー」という感じで、読むのをやめてしまおうかとも思った。 でも、それ以外はそんなことはなく、面白かったと思う。 だから星は4個でもいいんだけれど、やっぱりつかみが大切ということで3つにする。 酷評が多いようだけど、多くの人に読んでほしい。 | ||||
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湊さん「告白」以来2作目です。「告白」が私には怖すぎて途中本を閉じてしまったりしてたものですから (苦笑)、こちらはだいぶソフトで読みやすかったです。 ですが皆さんもおっしゃっているように3作共似たような構成ですので、3作目はもうどうでもいいって感じもありましたが・・・。(終末だけは映画やドラマのおわりのようで良かったです。) しいて言うなら私は2作目が良かったかな。恩師がすべて分っていた、みたいな。温かいものを感じました。 ただ3作共、一人一通の手紙の量がハンパないので、ここまでってありえるのかな?と単純に思います。 | ||||
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映画化ということで読んでみた。3作品とも世界観は良く描かれていたが、手紙形式に表現しているため小説としては中途半端な感覚を受けた。 | ||||
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この小説は、約90ページずつの中短編3つで構成されている。 一つずつの作品には全く、関連はなく、ひとつずつ独立した物語だ。 ただ、1つずつの作品にすこし完成度にムラがあるかもしれない。もちろん、好みの問題だとは思うけれど、読後にあまりピンとこない作品も入っていて☆3つというところかなぁと思う。 「告白」のときのように一気に読み上げれるのは変わりなく、読み物としては手紙というのも、面白い気がするけれど、驚きとなどは少ない作品だと思う。 変わらないのは、ほかの作品と同じで、読後感はあまりよくないかもしれない。 | ||||
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3編からなっている。 物語の結論から書けば・・・たいした内容ではないのだが・・・ 手紙のやり取りから、読者はいろんなことを想像する。 読み手の想像力によって、面白さは変わってくるのではないのかと感じた。 今後も楽しみな作家さんです。 | ||||
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他の人も書いているが、収録作に差がある。 最初の「十年後の卒業文集」は、読んでる途中からオチが読めてしまったし、ストーリーも正直無理があるとしか言いようがなかった。読んでいる最中に思わずうたた寝してしまったほどだ。前作の「夜行観覧車」が、個人的には「告白」に次ぐ出来だと感じていただけに、読みながら残念に感じていた。 しかし、2つ目の「二十年後の宿題」は(ネタばれになるのであえて端折るが)ある伏線に気が付かなかったし、3つ目の「十五年後の補習」は非常に読みやすく、結末も好みのものだった。 とは言っても、これはあくまで自分の好みであり、人によって評価が分かれるだろうとは感じた。特に「告白」をどうしても意識してしまうだけに、内容を薄く感じてしまうのは否めないし、それを不満に感じてしまう気持ちも理解できる。 いつまでも「告白」と比較することは、作者にとっても読み手にとっても苦痛でしかないとは思う。しかし、それでも(「告白」と比較しなければ)充分面白い作品を書いてくれているし、いつかは「告白」を越えるものを書いてくれるに違いないと思っている。 評価は収録作に差があったということで星3つ。 | ||||
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第一話を読んで、どんな事故や事件なんだろうと初めのうちは、わくわく しながら読んでいましたが、結末を読んで、「え?それだけ?」と思ってし まいました。 第二話は、ふつうによかったのですけど、毒がない感じですね。 話がひっくり返るかな?と思ってたら、そうでもなかったです。 第三話が一番良かったですね。 後味が悪い話はなかったです。むしろすっきりしていました。 読み始めたら止まらないけれど、理想としては、もう一ひねりほしいかなと 思いました。 | ||||
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3つの作品が入っていますが、 2つ目の”二十年後の宿題”だけ好きです。 これだけは、「この人のこの状態なら、こういう事を仕掛けたかもしれない。」と思わせられました。 「あり得る、良い話だ。」と思いました。 しかし、他の2つは「あり得ない。偶然が重なりすぎ。それに、せこい。」と思えてしまい、楽しめませんでした。 | ||||
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タイトルどおり往復書簡という形式でストーリーを展開させる短編集。やや無理がある部分が散見されたが、全体的には上手くできていると思う。 著者の作品には女性心理の怖い部分が盛り込まれており、少しビビる(笑) 別のレビューに書かれていた井上ひさし氏の著作に興味を持った。 | ||||
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