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(短編集)

往復書簡



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【この小説が収録されている参考書籍】
往復書簡

往復書簡の評価: 3.61/5点 レビュー 110件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.61pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全110件 1~20 1/6ページ
No.110:
(5pt)

短編嫌いですが面白かった

手紙のやりとりで展開していくのが斬新で面白かったです。特に3作目が好きでした。
普段短編はあまり読みませんがどれも浅すぎず重すぎず楽しめました。サクッと読みたい時にちょうど良い作品です。
往復書簡Amazon書評・レビュー:往復書簡より
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No.109:
(5pt)

面白い

文通を通して色々な事件の真相が発覚していく短編集。面白かった
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No.108:
(5pt)

良かった

十五年後の補修のカップルの手紙のやり取りが、自分が思っていたのもは違った、意外な展開となり、とても面白かったです(*^^*)感動しました。
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No.107:
(4pt)

真相が見えたと思ったら、まだ終わっていなかった。

手紙のやり取りだけで構成されたミステリー中編3作。各々文庫本で約100ページのボリュームである。

「十年後の卒業文集」:評価は「良い」
高校放送部の仲良し女性4人。山歩きで起こったケガがもとで1人が消息不明になった。メンバーの結婚式の後、1通の手紙が交わされたのが全ての始まりである。事故の真相は意外なものであった。
これと同じトリックは岩井俊二監督の「ラストレター」で見たことがある。これほどうまくことが運ぶとは思えないが、成功すれば完全に騙される。
真相が分かれば「なあんだ」という話である。笑い飛ばせるところがほほえましい。

「二十年後の宿題」:評価は「悪い」
小学校時代の担任から6人の元教え子に会ってほしいと頼まれた主人公。「いったい何のことやら」とインタビューを進めると、「二十年前のある事故」を知ることになる。
「あの事故」についての6人の証言が全て異なる。有名な「藪の中」の現代版である。ページをめくるスピードは3作の中で断然早かった。
今回のインタビューのもととなったことは、6人の中のある女性の恩師への依頼であった。本当に頼むか。またそれを引き受けるか。最大の問題点はプロポーズされて逃げ出したこと(いやだからではなく、どうしたらよいか咄嗟に分からなかったからだが)。「いくら何でもこれはない」が正直な心境である。

「十五年後の補習」「一年後の連絡網」:評価は「とても良い」
男性が国際ボランティアに応募したため二年間離れ離れになったあるカップル。二人の間の手紙のやりとりが、十五年前のあの忌まわしい事故を思い出させる。
体裁は「記憶喪失もの」である。事故の衝撃で女性は重要なことを忘れてしまった。男性はあえて教えない。ところが女性が男に乱暴されそうになったことで、失われた記憶がよみがえる。男性はしかたなくあえて言わなかったことを教える。女性は犯した罪の重さに耐えかね連絡を絶つ。
この小説が「巧い=狡い」のは、二人が手紙以外の手段では連絡が取れなくなってしまうところで終わること。二人は罰を受けたのだ。しかし、あの事故は不可抗力ではなかったか。たとえその後に女性が知らなかった隠ぺい工作等があったにしても。
「一年後の連絡網」は、第三者の目からその後二人が再会できたことを読者に知らせている。

トリは「十五年後の補習」であろう。これはドラマになった。総合的な評価は「良い」にしたい。
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No.106:
(3pt)

良書です

映画を見て、原作を読んでみることにしました。よかったと思います。
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No.105:
(2pt)

前半ワクワク後半ガッカリ。そんなアホな!の連続

手紙のやりとり形式が好きなので読みました。まどろっこしい言い回しや、気取った比喩などが無いので。
確かに読みやすいです。1、2話とも前半は面白かった!(3話は最初から最後までつまらなかった)
1話め。謎が謎を呼びワクワクしながらページをめくりましたが、ビックリ。そんなアホな!の後半。
まず相手が本人じゃ無いと思った時点で電話かけるだろう。そこから違和感。
結末がわかった上で読み直したら「ああ〜」となるかと思いきや逆。当人だったらそんな質問するわけないだろー。言動が意味不明すぎる。
2話め。1話目がそんなだったので、期待しないように読む。
「会って幸せかどうか見て欲しい」ってあまりにふんわりした依頼。
誰が決めるの幸せそうって。見た目?自己申告?
6人それぞれの個性がしっかりあり、目に浮かぶような描写は良かった。
でも最後がまた無理だった。そんなことを昔の先生に頼みます?
そして全話、無理やりのハッピーエンド。
風呂敷を広げすぎて収集つかず。最後がしょぼい小説家さんってたまにいます。
この方はいつもそうなのかな?
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No.104:
(5pt)

中1の娘に

中学校で登校後に10分間の読書時間が設けられていて直ぐに読みきるので間に合わず、娘は湊かなえさんが好きなのでこちらで購入しました。
湊かなえさんのお話は本当に面白いらしいです。東野圭吾さんが店舗の店頭に置いてあり、三冊ほど買い与えてみましたが、女子は女子の語りが好きなのでしょうか。湊かなえさんのほうが面白いらしいです。
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No.103:
(5pt)

真実がひとつひとつ明かされていく緊張感

手紙のやり取りを通じて過去の事件の真相が明らかになっていくという、書簡形式の連作ミステリです。

スマホでのメールや電話ではなく、あえてコミュニケーションに時間の掛かる手紙でのやり取りという、時代を感じさせるスタイルで展開されています。
互いにじっくり考える時間のある事から、読者も一緒に思考を巡らせる事が可能であり推理に遅れを取りません。

どの章も、登場人物のそれぞれの視点で事件の核心に迫っていきますが、どれも事実が明かされる過程は見事です。湊かなえ作品では珍しいのが、登場人物も癖が強くて「憎たらしい」人物がほとんどおらず、いずれの作品も読後感はすっきりとした気分になるのが心地よかったです。
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No.102:
(5pt)

湊かなえならではの手紙の独白の短編集

過去の事件を10数年後に振り返るという共通項の中で手紙がやり取りされる。短編集とは思えないほど一つ一つの話が濃厚。
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No.101:
(4pt)

『十年後の卒業文集』

『十年後の卒業文集』についてネタバレ解説をコメントに書きます。
ちゃんと、イヤミスです。
(異論があればコメントにどうぞ)
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No.100:
(4pt)

時間差+メタ視点

ある出来事から長い時間を経た後に、メタ視点でその真相が少しずつ明らかにされていく、
その舞台として往復書簡というスタイルが用いられています。
収録されている3編ともこのスタイルです。

時々ちょっとご都合主義過ぎないかと思うような展開もありますが、読後感は悪くないです。
湊さんには珍しい非イヤミス作品。
往復書簡という趣向も興味深く楽しめました。
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No.99:
(4pt)

作者らしい技巧的な作品で、印象の良さに進境が伺える

とりわけ女性の微妙な心理を描くのが得意な湊かなえらしい連作集。初期作品のような後味の悪さは影を潜め、作風の転換を感じさせる。やや時代がかった雰囲気のタイトルが内容に合っており、電話やメールでなく、時間の掛かる手紙でのやり取りでのコミュニケーションが、この作品のキモ。互いにじっくり考える時間のある事から、落ち着いた応酬で、人の死を巡る厳しい内容も柔らかい印象で、作品の印象も良くなっていると感じた。又、手紙のやり取りを生かしたトリックも仕掛けられ、小説作りの巧みさが光る。
 一方テクニカルな作品だけど、無理を感じさせる部分もあった。作者らしい技巧的な作品で、印象の良さに進境が伺えると評価したい。
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No.98:
(4pt)

同じ過去の事実でも、人によってはこんなにも捉え方が違う

「二十年後の宿題」が、「北のカナリア」が原作になっているとはしらなかった。こんな先生のような志で生きることができたらと思う。
「15年後の補修」は、自分の過去を振り返り、どうその事実を受け止めるか、という物語だった。
(当たり前だけれども)同じ事実でも、人によって受け止め方、理解の仕方がこれだけ違うのかという、新鮮な気持ちで物語を読むことができた。
誰にでも、こんな物語があるはず。それをどう理解して消化していくのか。
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No.97:
(4pt)

最後まで往復書簡だが、一話一話に言い知れぬ安堵感を覚えさせてくれる作品。

「告白」に似た形式だが、徹底した書簡には湊かなえの底力を改めて感じさせられた。手紙のやりとりから、ラストには真実が明らかにされる。文字にすると単なるミステリー作品と受け取られがちだが、物語の終わりに言い知れぬ静寂というか心の機微が漂い、読後感が半端ない。湊作品は読みやすく好きな作者の一人。ドラマ化や映画化されやすいのも良く分かる気がする。
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No.96:
(4pt)

見えないくらい小さかった穴が

ジリジリと焼け焦げてどんどん大きくなるような
読み進めていくうちに真実が明らかになる話でした。
手紙という形式ならではの背筋がゾッとする感覚は
なんとも賢いなと感服しました。
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No.95:
(4pt)

ん~って感じですね

ん~って感じです。
途中で飽きが来るような感じがした。
あんまおもしろくなかった。
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No.94:
(4pt)

2作目・3作目が面白かった

手紙のやり取りを通じて過去の事件の真相が明らかになっていくという、書簡形式の連作ミステリです。
収録されている4作品のうち最初の3作品はまったく別の話で、4作品目だけが3作品目の後日談としてのごく短い作品になっています。
1作目~3作目はどれも100ページくらいのページ数で、1~2回で読み切るのにちょうど良い分量でした。

「十年後の卒業文集」
元高校の放送部出身の仲間同士が、元部員同士の二人のカップルの結婚式をきっかけに手紙のやり取りをはじめ、高校時代に部員の女の子の一人が顔に大怪我をした事件の真相を明らかにしようとする話です。

この作品での手紙のやり取りが私はほかの作品に比べて、一番違和感を感じてしまいました。
たまたま結婚式で何年も会ってなかった人たちと再会したからといって、直後にこんなに根掘り葉掘り事情を聞きだそうとして同じ相手と何度も手紙のやり取りをするということがあり得るだろうかということです。
また後になってことの真相を知れば、最初に手紙を送った本人が一番事故の真相をよく知っていたという、「何それ?!」のパターンなのです。

「二十年後の宿題」
映画「北のカナリアたち」の原案となった作品であり、小学生時代に担任であった恩師の女性(入院中)が、教え子でずっと年賀状のやり取りをしている一人の男性に依頼して、その男性の担任を受け持つ前に赴任した学校での受け持ち生徒6人の消息の確認をしていく話です。
その6人とは20年前に女性が一緒に休日にハイキングに行ったときに川で事故があり、おぼれた子供は助かったものの助けた女性の夫が亡くなりました。

女性は6人の心の傷を心配してそういうことを依頼したということになっていますが、6人の元教え子たちと何の関係もない男性に調査を依頼するという設定自体にはやや無理を感じました。
しかし一人と面会するたびに新たな事実が出てきて真相が明らかになっていくとともに、最後に大どんでん返しが待っています。

「十五年後の補習」
「補習」というタイトルには読み終わってもあまりピンときませんがそれはともかく、国際ボランティア隊で海外に赴任中の男性が日本にいる恋人と手紙のやり取りを通じて、15年前の放火殺人および直後の加害者の男の自殺という事件について真相が明らかになっていくという話です。

事件の被害者・加害者等はすべて元クラスメイトで、女性はその事件の被害者の一人であり男性によって救出されたものの、精神的ショックからその事件のことを覚えていないという設定です。
女性が記憶を取り戻す過程に応じて、二人の関係も変わってしまうのか、目が離せない面白さがありました。
15年という年数もかつての殺人事件の時効と関係があり、男性が海外にいることを含めて微妙なタイミングとなっています(ややネタバレ)。
往復書簡Amazon書評・レビュー:往復書簡より
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No.93:
(4pt)

イヤミスではなく

告白を読んで次に湊かなえさんの本を読むには何が良いか散々迷ったあげく、購入した1冊がこの往復書簡でした。
この本にして正解でした。

ミステリーと言うほどミステリーではなく想像とは違いましたが、2話目と3話目のお話が切なく、でも優しくて…泣いてしまった。
イヤミスだけではなくこういう作品も書けるのは良いですね。相変わらず読みやすくて好きです。
往復書簡Amazon書評・レビュー:往復書簡より
4344018834
No.92:
(4pt)

過去の罪にとらわれた人々

所在不明となった友人の行方とその原因を探ろうとする「十年後の卒業文集」、恩師の依頼を受け、不幸な事故を経験した生徒たちのその後を尋ね歩く「二十年後の宿題」(映画化作品)、異国にいる恋人との文通を通じて封印された記憶が浮かび上がる「十五年後の補習」。

タイトル通り文通形式であらわされた三作品が収録された短編集。

全ての作品に通底するのは、過去の罪にとらわれた人々。消し去りたい出来事があからさまになっていく過程は残酷ではあるが、読んでいて厭な感じを受けない。というより、そこそこほっこり系だろうか。

「十年後~」は、女性同士の手紙文それぞれに個性がないのが難。映画化された「二十年後~」は文学作品の趣きが良い。ミステリとしては「十五年~」が重い内容ながらいちばん楽しめた。
往復書簡Amazon書評・レビュー:往復書簡より
4344018834
No.91:
(5pt)

イッキ読みー!!

湊かなえ氏らしく、刑事などのプロ探偵が登場はしない、学園もの本格ミステリー。残虐さ控え目なので、青少年にもオススメかも…。
往復書簡Amazon書評・レビュー:往復書簡より
4344018834

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